オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話 キッチンユニットの嵩上げ台座の製作 その2 台座部のコンセントの電線の仕込み作業

2020-02-27 00:19:03 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きです。

とら母(嫁)の身長に合わせて50mm嵩上げするための台座の製作しています。

 

 

 

嵩上げする台座を作るのに最初は先にキッチンユニットの形に合わせた一体モノの形にしようとしていましたが、あとで組み立てできないことが分かり、

各ユニット毎に台座部を作っていくことにしたので、案の定材料が足り無くなってしまいました。

わざわざ一本だけホワイトウッド材を買いに行くのも、どうせ寸法も微妙に違っているので乗る気ではありませんでした。なので残った木を継ぎ足して

使うことにしました。この時点でムッチャブルーです。

 

継ぎ足す方法のことを「継手」とか言って宮大工の方が柱を複雑な形状で継いだり、木工工作マニアの人が家具を作るのにトリマーなどを使って上手に

繋いでるのをよく見かけますが、あそこまで行けば継ぐのも抵抗がありませんが、材料が足りない失態の後のリカバリーの接合なので楽しくはありません。

単純に当て板をしてつないでも問題ないのですが、斜め切りしてつなごうかとか、あれやこれや考えて無用な時間がまた流れていきました。

 

とりあえず段違いにしてつなごうと考え、見た目だけでもきっちりしたくて、またフライス盤で削りました。

 

 

 

 

 

 

隙間とか、斜めってるとか反ってるとかがどうも我慢ならないので、現物合わせでミリミリ削ってやりました。

こうなったらもう何が目的なのか自分でも分かりません。

キッチンのリフォームという規模の大きな作業なのに、木を継ぐときの木と木の隙間が気になるって、これってどうなのよって思ってしまうのですが

そのときはそんな余裕もなく、ひたすらブルーな気持ちを晴らす最善策が何かを求め、迷走してしまっています。

 

 

 

 

 

 

材料が足りずにブルーになったのを何とか自分なりにごまかせました。

このへんのことも、「まっ、いいやん」と言える人がうらやましい。

 

 

 

 

 

 

シンクの裏側で見えないし構造的にも何ら問題ないところですが、気になる性格には気になるのです。

 

 

 

 

 

 

で、コンセントの話ですが、

古い家の台所よくある話で炊飯器でご飯炊いているときに電子レンジを遣ったらブレーカーが落ちたとか、ホットプレートで焼き肉してるときに

ポットでお湯を沸かしたら落ちたとか、キッチンって特に電気の食う器具を多く使うので単独のコンセントはあったに越したことはありません。

嵩上げした台座部にもコンセントを付けてやろうとしていて今回はその仕込みについてです。

 

 

ニスが乾いたので台座部の組み立です。

夜、会社から帰ってからの作業になるので大きい音のする丸ノコでの切断が出来なかったり、塗装の乾き待ちの間は作業が進まないので歯がゆくなります。

かと言って休みの日はのんびり寝ていたり、マッタリしているので、身勝手なものです。

 

 

 

 

 

 

コンセントを付けるためには配線を這わさなければなりませんが、キッチンユニットには底板が貼ってあるので設置前に入線しておくか、設置後に

入線できるようにしておかなければなりません。

最初に作ろうとした台座部は先に作るので電線も容易に仕込めますが、ユニットごとに台座を作る方法だとそれができません。

VVF線を地べたを這わして配線しているのを見ると結構ゲンナリするものです。

ましてキッチンユニットを設置しながら配線を這わすなんてしたら配線がクネクネしたりして見た目も作業自体も全然スマートじゃあないです。

なのでユニットを合体したあとで入線できるように各ユニットで電線管を仕込んでおくことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

次のコンセントへの渡り配線のための穴。

あまり急に曲げると電線が入っていかないので斜めにトンネルをあけてます。

たぶん通るはずですが、通らなかったら泣きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

30年位前に買ったワイヤーツイスター。通線したときにPF管が引っこ抜けないようにワイヤリングするのに使いました。

 

当時、(バイクの)レーサーのグリップとかブレーキのボルトとかはみんなこの工具を使ってワイヤリングしてあって、それがすごくレーシーに見えてむっちゃカッコいいものでした。

ステンレスのワイヤをペンチで挟んでクルクルまわしてもおんなじことですが、これで引っ張ってツイストさせるその作業が何か「ツー」っぽくてワクワクさせられました。

当時は中国製とかはなくて、たぶん台湾製だったと思います。当時乗っていたホンダのCB-Fのミーティングのイベントでタダみたいな安価で買った記憶があります。

たまに使いますが便利なツールです。

 

 

 

 

 

 

左端の食洗器のユニットの裏から出た電線がシンク下を通ってL字のユニットを抜けてレンジの下までPF管がつながるように仕込みました。

 

 

 

 

 

 

バラバラのまま作業してると気持ちが萎えるので、ちょっと並べてみました。

 

 

 

 

 

次は壁にキッチンパネルを貼る作業です。

扱ったことのない材料なので勝手が分からず、材料の調達と併せて作業の情報集めからです。

ではまた

 


台所のDIYリフォームのお話(25) キッチンユニットの嵩上げ台座の製作 その1 シンクトップ高さは身長/2+50mm

2020-02-25 01:33:59 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

床下の給排水と床の断熱材の仕込みが終わったのでキッチンユニットの設置に取り掛かろうかと言うところです。

 

 

 

 

 

 

貰ったカタログにキッチントップの高さについて記述がこう書かれていました。

キッチントップの高さ=身長/2+50mm

とら母(嫁)の身長は169cmなので89.5cm≒90cmとなります。

キッチントップが低いと腰に負担がかかったりするらしく、現状高さが85cmなので5cmほど嵩(かさ)上げしたほうがいいみたいです。

 

材料ですが厚さ20mmくらいの合板があれば50mm幅で短冊状に切ればコスト的にも強度的にも良かったのですが近所のホームセンターに

そんな材料がなく、他に無いかと探していたらホワイトウッドという材料で幅が60mmというのがありました。

見た目が綺麗で仕上げもニス仕上げでいけそうなので、反りの少なく節がごちゃついてないものを選んで買ってきました。

 

 

 

 

 

 

嵩上げですが、いざやろうと思うとどうやるのが一番いいのか悩みました。

キッチンユニットはいくつかのユニットで出来ているので、個々のユニットごとに嵩上げするやり方か、組みあがった形と同じ形の土台にするか。

 

経験がないので何がベストなのか分からず、こっちはこうで組みやすく、でもあっちの方が都合がいい・・・。 

経験が無いというのはこんなとき無用な迷いが生まれ、結果に結びつかない議論が頭の中で駆け巡ります。

 

 

あれこれ考えず着手する人と熟考する人。

私はどちらかと言えば後者。予期せぬことが生じないようにいろんなパターンを想定し、目途が付いたら着手するタイプ。

失敗は少ないけど経験値が足りないと歯抜けのパズルを組むみたいにいつまでたっても完成できないので先に進めない。

無用に時間ばかりかかるので思い付きでパッとやれる人がうらやましく思えたりします。

 

あれこれ悩んで結局組みあがった形の土台にしようと決めて材料をカットしました。

 

 

 

 

 

 

いくら頭で考えても材料を並べてみて現物を目の前にすると見えなかった不都合が見えてきます。

構造的に土台を組む方が合理的に思えたのですが、この土台と上に乗るユニットをどう固定させるかという問題があって悩みました。

底からでも上からでもねじ止めができればいいのですが、どちらも無理。ステーを使って側面を留めることはできますが、ユニット間は無理。

何とかなるかと思って材料を切ったものの、ここで無理と判断し個々のユニットで嵩上げする方法に方向転換することにしました。

これが「経験値の有無」なんだと思います。

 

土台として切り出した材料を各ユニットの嵩上げに変更しようとなると材料の長さが足りないところが出てきます。

少し余分に買ったものの上手くやりくりしなければ足りなくなります。

新たに買いに行くとロットが違うので微妙に幅が違ってカンナを掛けたりしなければならず面倒が増えるので無い頭を働かせて無駄のないように

新しい寸法で切り出しました。

 

 

各ユニットごとに嵩上げするとユニットを寝かせると裏側から土台とネジ固定ができます。

半面、こま切れなので一本モノよりも強度が落ちます。と言ってもキッチンユニットが乗るだけのなので影響はないのですが、年取ったせいか

素材に一番優しい組み方にこだわってしまう性格が、より強くなってしまっているなと思うことが良くあります。

 

「たかだかキッチンユニットの嵩上げなんやから」と分かっていてもカチカチに固まった頭。

昔の親父もそんなところがあってイラっとしたことがあったのですが、その当時親父に対して思った思いが今自分に降りかかってきているのが皮肉なところです。

 

 

 

 

 

 

キッチンユニットと固定するのに90mmくらいの長いコースレッドをインパクトでダイレクトにネジ止めしてもいけそうですが、キッチンユニットが

パーチクルボードで出来ていてもろいのと、斜めに入って側面から顔がでてくるのも嫌なのでここは丁寧に下穴をあけることにしました。

幅が60mmあるので下穴はボール盤で両側から貫通させました。

 

 

 

 

 

 

 

無駄に長いコースレッドを使わなくていいようにネジが入る方は40mmほど沈めました。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンにはコンセントが多い方が何かと便利なので嵩上げの土台部にもコンセントを付けることにしました。

コンセントは横向きの2個口タイプ。

 

 

 

 

 

 

くり抜きですが大工さんならノミで、木工マニアならトリマーなのかもしれませんが、私は堅実にフライス加工です。

 

 

 

 

 

 

 

柔らかい材質の木なので「むしれ」がでたりするので見た目が綺麗に仕上げるのは難しいです。

マキノのフライスで木工加工とは少しマキノに申し訳ない気もしますが、やっぱり確実です。

 

 

 

 

 

 

 

ホットプレートを使うときや、寒い冬にフットウォーマーを使うときに重宝するとおもいます。

 

 

 

 

 

L型キッチンの長尺方向側の部材を先ず用意しました。

 

 

 

 

 

結構面倒な作業でした。

並べるとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

ニス仕上げにするので和信ペイントの水性のウレタンニスを買ってきました。

油性か水性か不明なのですが乾いてもいつまでもペタペタ感が残るとどこかに書いてあったので試し塗りしました。

色はオールナット。落ち着いた感じの色で好きな色です。

1回塗りではオールナットとは程遠い薄い色です。

 

ペタペタ感の問題ですが乾いたらパリッとした塗膜になってくれました。

 

 

 

 

 

塗る部分は見える表面だけで良さそうでしたが、ユニットと合わされる面(上面)も塗っておいた方が良いかと思い表面に近い角部と、それと水回りなので

床にこぼした水が吸わないように底面も塗ることにしました。

 

 

 

 

 

 

乾燥時間をおいて重ね塗りして色を出す塗料なので、ご飯の後、風呂に入った後、寝る前、仕事に行く前・・・・。

5回塗りで仕上げました。

 

 

 

続きはまた次回。

ではまた