オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

BMW R 1200 GS ADVENTURE いけてるバイクといけてない“じじい” さすがオタフク 一歳からのお好みソース

2015-04-25 04:43:07 | 日記

誇らしげにさえ見える“BMW”の文字.






ブレーキにもおごられたその名前.






独特なフロントフェイス.
他のメーカーも行き着く先はこのフェイスなのか.






大容量ガソリンタンクと大型のガードが“ADVENTURE”の証.







大型アルミ製ボックス.
積み込むのは荷物だけじゃない.
夢とロマンをすべて積み込んでくれる






BMW R1200GS ADVENTURE





空冷最終モデル

あえて水冷ではなく空冷を選んだのが大人のこだわり.

本物の男.そして本当の“ADVENTURE乗り”






ザ・じじい






ということで,愛知県から“じじい”が遊びに来てくれました.







“じじい”と北海道で出会ってから20年あまり.

それから細く長くの付き合いになります.







じじいは体調が悪いおふくろさんと二人暮らし.
あまり家を空けることができないので北海道はずいぶんご無沙汰してます.

今日は弟さんが家に帰ってきてくれて代わりに面倒を見てくれているので大阪に来れたと言っていました.






何年かに一度こうやって来てくれます.

友和子が生まれる前,そして生まれてから,そして今.

遠い友達ですが身近な友達よりもよく会っている気がします.







友和子を見るたびにいつも同じギャグをいいます.

『おとうさん.じじいさんが来たらいっつも私の下着がなくなるの~』とか









『おとうさん.じじいさんが来たら,私の下着がなんか臭うの~』


今年は
『おとうさん.じじいさんが来たら,私の下着がなんか伸びてるの~』と言っていました.









まさに,おやじギャグです.








でも,乗っているバイクやウエアはいっつもかっこいいものばかりでした.

Z750FX-Ⅰに始まり,ZZR-1100D.ZRX-1200.Dトラッカーなんてのもありました.







その割に,でっかいサイドボックスに積んできたのはデイパック一つ.

おまけにサイドボックスのフタの閉め方が分からない“じじい”










今どき珍しく男くささがあって硬派なヤツなんですが,少しいけてないところがあったりします.








そんなじじいに沢山遊んでもらってうれしそうな友和子.








大きくなったら下着を一つあげてやりなさい.










夜は遅くまで昔の写真を見ながらおしゃべりしました.

楽しかったです.


うちで出きることと言えば焼き肉とお好み焼き程度.
毎回同じでごめんなさい.









友和子はまだ赤ん坊のままの味付けをしていて薄味です.

そんな友和子に,とら母(嫁)がこんなソースを見つけてきました.

『1歳からのお好みソース』

オタフクさん,さすがです.












楽しい時間はあっと言う間.







次会える日を楽しみにしています.

また友和子と遊んでやってください.

いつかまた北海道を旅しよう.







ではまた











ヴェクスター レギュレートレクチファイヤ カプラ焼損 その後

2015-04-19 11:37:20 | ヴェクスター125

先日,ヴェクスターがまた不調になったと書いた件の続きを書こうと思います.






当時の状況を改めて言うと,

会社帰り,ヘッドライトが暗くなってホーンの音もか細くしか鳴らなくなった.
以前,バッテリー端子が酸化して接触不良を起こした時の症状に似ていたため端子まわりをチェックしましたが
異常は見当たらない.
バッテリーの電圧を測ってみるとキーがOFFだと12V以上あるけどエンジンを掛かっていると(掛けるときではなく)
9V位までドロップする.






推測される不具合箇所はコネクター(カプラー)を含む配線(ワイヤーハーネス)の接触不良,エンジン内にある
ステーターコイルの断線かショート.
それにレギュレートレクチファイヤそのものの故障など.





いろいろと原因を考えながら,一番怪しそうでチェックもしやすいレギュレートレクチファイヤを見てみようと
フロントカバーを開けたところ,レギュレートレクチファイヤのカプラー(コネクター)の焼損を見つけたというのが
前回までのお話しでした.

ここからが本題.
何が悪いのか,故障箇所の特定と修理です.

先ずは焼損したカプラーをまじまじと見てみると,カプラーが溶けて穴があいていてジェネレーターから来ている
3本線が熱で硬化し,うち2本が切断していました.






レギュレートレクチファイヤ側には断線はなく,カプラーを外すとご覧の通りジェネレータ(ステーターコイル)側の方が
ひどい状態でした.






電気に強い人ならジェネレータ側に損傷が大きかった理由をすぐに思いつかれたと思います.
劣化(酸化)したカプラーが接触不良(抵抗になる)を起こしジュール熱によって発熱.その熱で更に酸化して
益々抵抗が大きくなり,やがて焼損につながったと思われます.

レギュレートレクチファイヤ側には電力が行かないので,当然のことながら損傷も少なかったというわけです(たぶん.きっと).
当たり前の事だと言われればそれまでですが,現物を見ると正に理屈通りだということに感心させられます.




故障の原因がカプラーの接触不良の問題だけだったと願いつつ,他に異常が無いかをチェックしていく事にしました.

サービスマニュアルの充電装置の概略図です.
左側のフライホイールマグネトと書かれているのがジェネレータ(発電機)で,“逆Yの字”(スター結線)をしたのが
ステーターコイルになります.
そこから3本のケーブルでレギュレートレクチファイヤにつながっています.






ステーターコイルはコイル状に電線が巻かれているだけなので3本の線がそれぞれ導通があれば断線はしていない事になります.

切れたケーブルにテスターのリード棒を当ててコイルの導通を含めて測定してみましたが,ずれも0.02~0.05Ω程度の
抵抗値でテスターのリード線同士を接触させたときと同じような値なので数値上は普通に導通しているようでした.





ここでもし導通が無ければステーターコイルの断線の可能性が高くなるのですが,もし交換となった場合,エンジンを開けて
クランクからローターを抜く必要があり,一気に面倒くさいことになります.
幸い3本とも導通があったのでひとまず安心しました.

とはいえ焼けて短絡などしている可能性はまだ残っているので今度はジェネレーターの発生電圧を直接測ってみる事にしました.

エンジンから出ている3本の線がジェネレーターからの電線になります.






三相交流発電機なので出力電圧も交流になるためテスターもACモードで測定します.

各相で20数Vが出ていました.
マニュアルには発生電圧など書かれていなかったので正しく合否判定は出来ませんが,似たような電圧だったので恐らく
大丈夫だろうと判断しました.






次にレギュレートレクチファイヤの点検です.

先ずは溶けて破損したカプラーの修理からです.
圧着端子は信頼性をあげるために圧着してから半田付けしますが,絶縁被覆をかしめて半田付けすると熱で被覆が溶けて
かしめが甘くなってしまうため,電線だけかしめて半田付けを行い最後に被覆をかしめるようにしています.






レギュレートレクチファイヤのチェック方法はテスターで抵抗値を測るというのもです.
マニュアルに書かれている“ON”の意味が分からず,かなり困りました.




マニュアルの数値はあくまで純正指定のテスターを使っての値なので,テスターの指定レンジを“×1Ω”に合わせても
そのように測れず,前述の“充電装置の概略図”に載っていたレギュレートレクチファイヤの回路図を見て,
ダイオードの測定モードを使い,予備に持っていたレギュレートレクチファイヤ2個との相対比較で判断することにしました.

3個とも壊れていて似たような値になった可能性もありますが,いずれも有意な差が無かったという事から壊れていないと
判断しました.





ステーターコイルの断線もなさそうなのとレギュレートレクチファイヤも大丈夫そうなのでワイヤーハーネスを
修復する事にしました.


先ずは改めて両端の導通を測ってみました.





熱で硬化した部分を切除して電線を継ぎ足すためにはワイヤーハーネスを引っ張り出す必要があります.





カバーの中を通しているスクーターはこういったときに不便です.
時間はこのとき既に夜の11時.
疲れてきました.





ハンドルを切った際に擦れる部分にカバーが巻かれていたのでここでジョイントすることは避けて,もう少し先でつなぐことにしました.






電線同士をつなぐ際に信頼性を上げるため“スプライス”という圧着端子を使いますが,あいにく手持ちに無かったので
他の圧着端子の一部を使って代用しました.(一番下がそれ)






同じ位置で3本継いでしまうと嵩張ってしまうのと,万が一被覆が破れたときにショートしてしまうので,
少しずつ位置を変えてつなぎます.
電線同士をねじって“疑似スプライス”でかしめています.








そのあと半田付け.






絶縁処理はシリコンガラスチューブ(白色)を通してから熱収縮チューブ(黒色)を被せ二重にしています.





出来上がり.
(ケーブルはノーマルが直径1.0mmだったためAVS1.25mmを電線を使用)







エンジンを掛けて電圧を測ったところ14V以上出ていました.
以前,発電量が少ない気がすると書いた事がありますが,そのときは13V程度しか出ておらず,それと比較しても
適正値に戻ったように思えます.






焼損したカプラーの残骸.
いろいろあるお年頃.






結局この日,組み上がったのは空が白み始めた朝6時前.
なんとか出勤には間に合いました.

ふ~





後記

その後3週間ほど経ちますが,快調に走ってくれています.
ということで不具合箇所はカプラーの端子部の接触不良ということになります.
劣化して導通不良がもたらした不具合.

コメントにも原因を推測した書き込みを頂きましたがキャブレターのダイヤフラムを交換しエンジンの吹け上がりもよくなって,
それに伴い発電量も上がって,接触不良だった所に一気に負担が掛かり発生したものだと思います.

古い機械モノにありがちなトラブルでした.


手持ちに無かったスプライスですが次のために購入しておきました.
(フジックス PT141)





ではまた.
























伏見稲荷大社 千本鳥居 稲荷山を歩いてみた.

2015-04-14 04:52:52 | ツーリング・旅・散歩
伏見稲荷大社に行ってみたいととら母(嫁)が話してきた。

食べたいものの話はよくするけど,小忙しくしている私の事を察してか,何処そこに行きたいとかはあまり口にしません.
なのでちょっと調べてみました.

先ず一番最初に気になるのが犬が一緒に行けるかということ.
ネットで調べてみたら,事前に確認して了承が得られたので連れて行ったというブログを見つけました.
どこの家でも犬を飼っている人にとって切実な問題です.




場所は京都駅の少し南に位置して、最寄駅はJR稲荷駅.
駅舎も神社の雰囲気に合わせた造りになっていました。






神社内に駐車場があります.この日は平日だったため止めることができましたが,休みの日や参拝シーズンは
全然無理らしいです.






稲荷駅は小さい駅で、駅前のさほど広くない道を挟んで伏見稲荷大社があります.
改札を出て外に出たらすぐに目の前に大鳥居があるくらい近い.(右手が駐車場)





伏見稲荷大社と言えば『千本鳥居』が有名(と言うことを調べて初めて知りました)





案内看板には本殿の裏に参道が続き,鳥居のトンネルをくぐりながらぐるっと一周するような感じで書いてありますが,
実際にはもっと奥まであって,裏山の稲荷山山頂まで沢山の院があり,山全体が神域になってそこにも沢山の鳥居が繋がっています.






案内看板のルートを回るなら一時間ほどで行けるらしいのですが,奥の稲荷山の山頂までお参りするには大人で約一時間程,
往復(一周)するには二・三時間が必要とのこと.

寅次郎は全然心配は要らないけど、幼い娘は未だ石ころに興味があって進みそうもありません.







とりあえず案内看板に載っているコースでお参りすることにしました.



流行りなんでしょうか,なぜか着物を着た人が多くいました。
それも年頃の娘さんとかではなく高校生か大学生くらいの年齢で,これまた家族連れとかカップルでは無く
女の子同士の二人連れとがほとんど.






本殿の裏を進むと朱色をした鳥居が見えてきました.
案内看板から読み取るとここは“祭場”みたいです.






ずっと先まで続く鳥居。ちょっとワクワクします.








少し進むと鳥居が二手に分かれいるところに出くわしました.
ここが(ここからが)千本鳥居です.

どっちがどうなんて書かれておらず,どちらに進んでも同じ場所に出るのですが,ついどちらに進むべきかと
考えてしまいます.





最近観光地に行くと中国からの観光客が多いですが,この日は白人の外国人観光客を多く見受けられました.

写真に写り込んでいる(“写した”のではなく)脚がすらっと伸びた女性も白人の女の子でした.
何やらここに立ち止まって熱心に写真を撮っていましたた.(ちなみに,すごくかわいい人でした)




延々と続く鳥居のトンネル.





同じような風景でも,これだけ鳥居が続くとついシャッターを切りたくなります.





隙間から見た二手に分かれた反対側の参道.
鳥居がびっしりとならんでいるるが分かります.










奥社奉拝所







ここらから少し上り坂になってきます.







更に鳥居のトンネルを進みます.







途中途中にこのような神様をお祀りしているところが沢山あります.








さほど高い山では無いと思っていましたがこの辺りは結構きつい登りです.







少し開けた所に出ました.
“四つ辻”と呼ばれる所です.






コンビニのおにぎりですが,少し疲れて小腹が空いたときには何とも言えない気持ちにさせてくれます.





こういった所で犬連れは珍しいのか何人かの外国人に声を掛けられました.






更に登りが続きます.






結局,本殿付近だけお詣りして帰るのが悔しいので山頂まで進む事にしました.






なかなか進まず







なかなか進まず2







立ち往生







やむなく









まだ登ります.
寅次郎は元気.








山頂
標高233m








“御劔社(みつるぎしゃ)”








ここは技術・ものつくりの神様とあったのでお詣りさせていただきました.
















ふと,とら母の目に留まった一本の鳥居.
私の親父方の親戚が建立した鳥居でした.
一万基有ると言われている鳥居の中から偶然にも見つけたとら母には霊感があるのかもしれません・・・・
いやないな,あるのは食欲だけです.





昼1時からお詣りし始め本殿に帰ってきたのが夕方5時.
4時間の散歩でした.





旅先や出先でなにか思い出になるようなものを集めようと以前から思っていました.
ペナントが一番欲しいのですが今は余りおいているお店も少なく,提灯にしようかと思ったもののこれが結構高価だったので
通行手形にしてみました.
訪れた先で売っていたら買っていこうかと思っています.




ではまた