長期放置でクラッチが張り付いたバンディット1250Sを修理している話の続き、「その7」になります。(「その6」はコチラ)
フューエルポンプを組みたててガソリンタンクに取り付け、ガソリンも買ってきて次はポンプの動作チェック。
修理も(たぶん)終盤に来てますが任意保険の中断証明の期限も間近。
期限を過ぎると上限(20等級)まで上がった等級(安くなった保険料)が元に戻ってしまい、保険代が高すぎてバイクに乗る気持ちも失せるかもしれません。
それはまずい。
で、頑張って直してますがインジェクション車をイジるの初めてなので、修理の先があまり読めません。
バンディット1250S一本で行くのも不安があるので、何か二番手を用意しときたいところ。
不動車の中で最も復活させやすそうなのがとら母(嫁)が乗っていた1100刀。
これもガソリンが腐って面倒なキャブレターの掃除をしないとダメな気がしますが、一応引っ張り出しておくことにしました。
カタナは裏口の狭い土間の予備のバイクリフトの上に載せてあって、さらに入り口には塞ぐように他のバイク。
引き出すのも気合を入れないとできないのでついでの時にやりました。
年齢と上手く付き合うのは難しいです。
気付かれた人もいたかもしれませんがバンディットの隣にあったCB-750Fが1100刀になってました。
フューエルポンプのチェック項目を見ると圧力と吐出量がありました。
手持ちの圧力計にバルブと配管を繋いで急遽作りました。
ガソリンを入れて漏れがないか確認。
亡くなった親戚の叔父さんがくれたこの携行缶はマッキンリーというメーカーのもの。
古くて圧抜きのパッキンが死んでたんで替えを探しましたが見つからず"みんカラ"の記事で「矢澤産業」のものが合うと書かれていたので
ヨドバシで注文。バッチリあいました。みんカラ主さんサンクス。
吐出量は166ml以上/10秒間
レギュレータプレッシャー設定圧力は約300kPa
測りやすいようにプッシュ式のスイッチボタンも付けて準備万端。
安定化電源から電源を供給しスイッチ"ON"
シ〜〜ん。
本来ならモーターが回る音がするのに動作音が何もしません。
もう一度、スイッチ"ON"
・・・・シ~ん。
安定化電源の電流値を見たら振り切ってました。
ポンプのモーターってそんな消費電流大きかったかな?
そんなことを考えながら今度はバイクに乗せてバッテリーから電力を供給することにしました。
キーを"ON"にすると通常なら「ウィーん」って音がして数秒間ポンプが動くのですがやっぱりうんともすんとも言いません。
冷や汗がでてきました。
原因を探るべくすぐにガソリンを抜いてフューエルポンプを分解しました。
ポンプの吸い込み口から僅かに見える羽(フィン)。
デリケートそうなんでピンセットや精密ドライバーは使わず竹串で回るか見てみました。
が、全く回りません。
やっぱりここも固着してきたということです。
まあ、当然といえば当然です。
ただ内部構造が分からなかままキャブレタークリーナーを使うのはリスクがあるのでできませんでした。
竹串の先がもげたみたいだったので異物が残らないように掃除をしようとしたんですが、竹串の先端は折れてなくて健全。
あれ~ってよく見たらフィンが欠けてしまっていました。
もろ~い(脆い)。
はい、終わりました。
ポンプを壊してしまいました。
サヨナラ👋。
後学のため分解しました。
フューエルポンプはアッセンブリーで4万円と前にも書きましたが、いろいろと検索すると、どこ製か分かりませんか海外から輸入でポンプ単体が売られていました。
それにちょうど今ヤフオクで長期保管の新品が出ているのも見つけました。ただこれは現状で3万5千円。微妙な値段。
チャレンジでポンプを買ってみるか、潔く新品を注文するか。
夏が終わったら考えます。
ということでバンディット1250Sの再生はペンディングとなりました。
二番手の出番。
ただこれはもっと長期に乗っていないのでどんなことが待っているか分かりません。
さてどうなるか。
と言うことで第一章の終わりでした。
ではまた。