オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

ろうそくファンタジー2010@摂津市

2010-09-30 23:05:22 | 日記
地元の広報誌に「ろうそくファンタジー」というイベントがあるのをトラ母が見つけた.


今や情報の入手といえばインターネット.

広報誌など見ないでポイッと捨てられそうですが,たまに良い情報が載ってたりします.

以前「譲りますコーナー」で頂いてきた「工業用ミシン」もそう.

インターネットの情報スピードに慣らされているため,もうすでに人手に渡ってるかもとダメ元で

問い合わせしたら「まだ誰からも問い合わせはないですよ」と,ちょっと拍子抜けしてしまった.





さて「ろうそくファンタジー」.

場所は大正川という小さな川の河川敷.

ここは5月になれば両岸にワイヤーロープを張って,沢山の鯉のぼりを吊るしたり,クリスマス前に

なると沢山のイルミネーションで飾り付けれるスポット.




散歩がてら寅次郎を連れて行ってみる.

スタートは6時半から.

15分ほど早く着いたため日も暮れきってなくて,見物人もまばら.

河川敷にグループで作品を製作しているようで幾つもの作品が並んでいて,点火の準備を
している.

遊歩道の両側にもろうそくが仕込まれたペットボトルがずらっと並んでいる.

この日用意されたペットボトルの数は6千個.




6時半,順番にろうそくに火がともされていく.

派手な演出や点火の儀もなく,なんとなく火が点されていく光景は地域イベントならでは.





見物人もかなり増えてきた.(それなりにあの広報誌って読まれているんでしょうかね.)





細かく凝った作品は,暗闇で点灯したら返って何が何だか分からない作品に見える.

こんなのの方が見やすいかな.





人気があったのがこれ.

スタンドで支えられてあって,やじろべえのようにフラフラしているのが良い感じ.






メイン会場がここ,歌や楽器による演奏もやっていた.

「ローソクファンタジー」の文字もローソクの灯りによるもの.

無造作に並ぶ沢山のろうそくの灯り.遠くで見ると何なのか分からないですが・・・・・.





近くで見るとそれなりに良かったりします.





右奥に見えるのはさっきの「トンボ」.スタンドを使って空間で飾るのは良いアイデア. 





灯篭流しもありました.





これは牛乳パックの再利用.





子供達がそれぞれに願いを書いていました.





派手さは無いものの,手作り感たっぷりなイベントは風情があって良いですね.




旅先でもこんなローカルなお祭りに出くわすとちょっと得した気持ちになったりします.


また見知らぬ土地を旅したくなりました.




さよなら伯父さん,バンディットABS試乗会とライディングスクール用マシン

2010-09-23 03:34:52 | バンディット1250S
先週末,伯父が亡くなりその通夜と告別式に出席してきました.

享年84歳.


別れはさみしいものですが,親戚が一堂に会する機会を与えてくれて,時折笑いを交えて

話ができたのは,いろんな意味その死が私達が受け入れられるものだったからだと思います.



事故や早い死ではなく,天寿を全うした人との別れは,さみしいけれど悲しいことでは

無いと思っています.

いや,そうであるべきだと思い続けています.



頑張って最期まで生きてくれたのに,別れを悲しむのはおかしいと,母が死んだ時そう思いました.

悲しい涙ではなく,さみしい涙であった伯父さんに感謝です.



お世話になった伯父さんに「またあとで会おうな」と言って来ました.






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話はまったく変わって

三連休の最終日,スズキのABS体験試乗会が兵庫県の阪神ライディングスクールであったので
友人を誘っていってきました.(ゼファー1100は幼なじみのK田くん)






行きたそうな寅次郎ですが,残念ながら今日はお留守番.








会場となる阪神ライディングスクール.
初めて来たのですが,パッと見た印象は「狭い」の一言.


折りしもライディングスクールが催されていて,狭いコースをバイクが数十台,練習走行を
しているシーンは圧巻で,まだペーパーライダーのミクター社長はちょっとドキドキ.






今回の目的はABSの体験よりも「バンディット1250」は乗りやすいバイクなのか

昨今のリッターバイクと「さほど変わらない」乗り味なのかの確認です.



簡単な説明を受けて,いざ試乗






バイクに乗るのは一年前の教習所以来のミクター社長も,頑張ってバンディット1250をチョイス.







閑散とするかと思った試乗会も予想外に参加者が多くて,11時の枠はあっという間にいっぱい.
台数が少ないので順番交代で乗ります.



最初は普通にコースを一周.

でも狭いからあっという間.









ゼファー1100に乗ってるだけあって余裕のK田君.



身長とバイクの大きさがちょうどいい感じ.

「ザ・リッターバイク」





最初の緊張もほぐれてきたミクター社長.



乗り易いナナハンの教習車両とは一回り車格が違い,少し大きく感じるかもしれないですが,

「ザ・オーバー1000cc」を実感できるのは良いのではと思います.





最後は私.



バイクが小さく見えると笑うトラ母.

言っていることが分からない私.



さてみんなのインプレッションを聞いてみたけれど,狭いコースで短時間だったせいもあり

「腰高」「大きい」・・・といった言葉しか聞けず,

「乗りやすいバイクなのか昨今のバイク並みなのか」の答えは,持ち越しとなってしまいました.










バンディット400と笑うトラ母.

言っていることが分からない私.
そんなに小さく見えるのでしょうか・・・・





ちなみに,バイクに対して内向的&消極的なトラ母も勇気を出して一度だけ試乗してくれました.


感想は「す~っと走る」と.

元来エンジンの吹け上がり重い刀.ちょっと違いを感じれたようでした.



追伸
今週末,近所のSBS店でバンディットの試乗会があると言うのでまた行ってきます.





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またまた話は変わって
東北ツーリングで出会ったZZR1400に乗るKikkoさん.

ミニモトにも出たり,ライディングスクールにも目ざとく通う頑張り屋さん.

マシンはそれ専用にとゼファー750を所有している.




練習会では毎回ミラーを外すため,先日ついにクラッチ側のミラーのネジ穴がバカになったと
いうことで修理のご相談がありました.



ねじ山の補修といえばスプリュー(ヘリサート).

ただこのネジ,「M10」ですがピッチが特殊.



ホームセンターで買ってきたネジがはまらなかった経験をお持ちの方も多いはず.

国産の車やバイクのM10以上のネジは全てピッチが細かい「細目」だからです.




残念ながらM10の細目のスプリューは出番が限られているので持っていません.

今後のために「M10-P1.25」の専用タップとスプリューコイルを買おうかとも思ったのですが,
「クラッチレバーホルダー」の値段を調べたら2000円ほど.



手間が掛かかるのとすぐに修理が出来ないのでどうしようか「考える」.



そういえば・・・
手持ちにそれらしいのがあったような記憶が・・・・.


在庫を見ると新品のクラッチレバーのアッセンブリーがありました.






自分でメンテナンスが出来るようになりたいというので,レクチャーしながら一緒に作業を行う.




クラッチホルダの交換だけの筈だったが,クラッチのスイッチも作動が渋く分解掃除しても
改善しないため念のため交換.

ついでなんでクラッチケーブルにも給油する.


給油に使うワイヤーインジェクターツールもライディングスクールで聞いたことがあるそうで,
「コレも買っておいたほうが良いですか」と聞かれたのにはびっくり.



工具も色々揃えて行きたいと言う気合の入れ方.

その辺のバイク乗りの男の子よりも「本気度」が高い.



輸入工具で有名な「ストレート」や「アストロブロダクツ」のことも知っていて話題にも
なったのですが,私の基本的な考えは「工具は国産」.


工具箱にずらりと並ぶ工具セットや誰しも憧れるキラリと輝くスナップオンの工具は,
私には何の興味もわかない.



KTCやベッセルなど地味かも知れないけどその高い品質は世界一だと思います.

機械や工具の基本は「質実剛健」



先ずは必要な工具が何かを考え,そしてその用途に適した工具メーカーを選択して揃えていくのが
私は良いと思います.


まあこんな考え方って地味なつまらないかも知れませんね.








Kikkoさんから頂いたスイーツのお土産

ロイズのマンゴーの生チョコレート





ロイズと言えば北海道

でもこれは「石垣島」



ちょっとビックリ,

でも甘くて美味しい.

トラ母と美味しくいただきました.



ひとりごと
人と出会うことはすばらしく,人の別れは少しさみしく,人と付き合うことは難しい.
そうふと思うことがあります.





寅次郎のブログ旅 2010年夏 北海道,東北の旅 秋田 田代スポーツ公園で遊ぶひととき

2010-09-15 00:50:19 | 2010年夏 北海道・東北の旅
寅次郎のブログ旅 2010年夏 北海道,東北の旅

旅先で寅次郎と遊んだ,思い出のひとときのことを少し書いてみます.



8月19日 ツーリング9日目 天気は快晴.

秋田県の田代スポーツ公園オートピクニック広場でキャンプをする.

時期外れのキャンプ場は2~3数組が利用するだけで夜も静か.


サイト使用料が無料のオートキャンプ場とあって,昼間は商用車が車を停めて昼寝してたりする.

格好のおさぼりポイントみたい.




キャンプサイトのすぐ裏に小高い丘?,山?がある.

その名も「アドベンチャー広場」






ブログ旅でも書きましたが,このキャンプ場で一番の目玉と思しき滑り台.

見るからに凄そうな雰囲気ですが,予想に反し全く滑らないこの滑り台.

期待に胸躍った私でしたが見事に裏切られました.







きっとシーズン中だったなら,こんな滑らない滑り台,いや「滑らない台」でも,きっと朝早くから

夜遅くまで子供達でにぎわっていたに違い有りません.







どうです,この偉そうな立ち振る舞い.






誰しも「リュージュ」か「ボブスレー」じゃあ無いかと勝手に想像してしまいます.






この動画,滑らない滑り台(あ~ややこしい)なので降りるまで3分以上掛かってます.

内容的な物はほとんどなく,ほんとつまらないので

「どれほど滑らなかったのか」を知りたい人だけ見てください.


興味の無い人は絶対にパスして下さい.

(最後のトンネルで頭をぶつけました.)












ぶら下がって滑車で走る遊具.

なんて言うんでしょうか?


一瞬で走りきってしまうのですが爽快なので大好きです.




不思議ですが,寅次郎が反応していました.



題して
「戦う寅次郎」




お粗末さまです.





今年の夏は本当に暑かったです.

毛皮を着ている犬は大変.

寅次郎もいつもぐったり.



それでも土の感触を感じ取ると元気が出るみたい.

鬼ごっこをするとおっさんながら,走り回ります.





走ったあとは,やっぱり

おっさんに戻ります.




では

プロペラを飾るステーを作ってみる

2010-09-14 01:54:11 | 工作
東北ツーリングで出会ったKOOLさんから頂いた船のプロペラ.


そのまま壁に飾ってもいいと思ったのですが,どうせなら気の利いたステー(吊り台)で壁に

飾りたいと思いました.



直径60センチのプロペラは重さが十数キロ有ります.

しっかりとしたステーにしないと落ちたら大変.


どんなステーにするか考えますが,いかんせん芸術的センスも絵心も無い私.

まったく発想が湧いてきません.



う~ん,う~んと悩むこと数日.

ふと一つイメージが沸いたので先週末作り始めました.






ステーに使う素材は飾るものが海で使うプロペラなのでやっぱりステンレス.

シルバーに輝く素材の美しさはステンレスならではのもの.


手持ちに40mmの角パイプがあったのでそれを使います.





40センチほどに切断した角パイプが3本.

コレを溶接してある形にします.

ちなみに端部の加工は終えています.





さてどんな形になるか.

宜しければ想像してみてくださいね.


「な~んだ」と笑われそうで不安ですが頑張って作ってみます.

では今日は手短にこの辺で.





今日の寅次郎

いつもは孤独が好きな寅次郎ですが,トラ母までガレージに来てしまうと寂しいのか

寅次郎もやって来ます.



またに顔をくっ付ける寅次郎






オッサンになっても甘えた顔は可愛いと思ってしまいます.





追伸
来週の日曜日はスズキのABS体験試乗会.

尼崎の阪神ライディングスクールで開催されます.

先日初めてバンディット1250に乗ったときは「なんて乗りやすいバイクなんだと」思ったのですが,
回りは皆,口をそろえて「最近のバイクはみんなそんな感じやで」と言います.

私が世間知らずなのかバンデェットが乗りやすいのかを友人達にも試してもらおうかと
誘って行きます.

興味があれば皆さんも是非どうぞ.見かけたらやさしく声を掛けてくださいね.

ではまた

東北ツーリングで出会ったZZ-R1400に乗る「Kikko」さんご来店

2010-09-11 03:28:47 | 整備・作業
こんにちは

日曜日に東北ツーリングの帰りのフェリーで出会ったZZ-R1400乗りのライダーさん
遊びに来られました.


家は意外と近くナビでルート検索を掛けると5キロしかなかったとか.

世の中,広いようで狭いですね.



2010年モデルのバリバリ新しいZZ-R1400に乗るのは何と身長155センチの女性.

お名前は「Kikko」さん.




最近のライダーを見てると元気なのは60歳を過ぎた団塊世代のオヤジさんと女性ばっかり.





こんなお土産を持ってきてくださいました.




とろとろふわふわ美山の牛乳プリン

甘くて美味しい!!


宇宙の胃袋を持つトラ母も大満足です.

私も甘いもの好きなので美味しゅう頂きました.(お酒は逆にダメなんです)






甘いものに吊られた私の今日の作業はカーナビの配線のお手伝い.


久しぶりに我が家のガレージにやって来た最新のリッターバイク.

ボリューム感満点のボディです.





バイクリフトに載せてメインスタンドを持ち上げようとしたら

腰がグキッ!!


乗りやすくするために車高を落としてあったので,メインスタンドを上げるには,落とした車高分を余計に

持ち上げないいけません.


そんなこともつゆ知らず,普段どおり一気に持ち上げた私.


重い重い.いや重いというより固いと言った方が良いくらい.


結果,バイクはピクリとも動かず,私の腰椎が見事にズレ動いてしまいました.








配線をするきっかけとなった東北ツーリングの帰りのフェリーでの会話.



「カーナビは持ってきているけど配線がしてないので内蔵バッテリーで使ってます.

バッテリーがなくなるのでナビを見たいときだけバイクを止めて電源を入れ,見終わったら

電源をOFFにしてます」・・・・と.



・・・・・・・・・・




「どんなナビですか」と聞くと,無造作にウエストバックからナビを取り出す.




内心,そんなとこから出てくるナビなのでショボイと思った私.



出てきたカーナビはサンヨーの「ミニゴリラ」.

それも,歩きでも使える画面が縦横切り替えれる新しいやつ.




・・・・・・・・・・・

 まあ,何ともったいない使い方・・・・・・.




こんな経緯があって配線することになった訳です.





さて配線.

バッテリー直で電源を取るか,イグニッション連動にするか.



①バッテリー直はシガーソケットの配線を端子にネジ止めするだけ.実に簡単.

②イグニッション連動はキーと連動する配線に割り込ませないとダメなので面倒.




お手軽な①も最近のバイクはバッテリーがタンクの下.


「お尻の下まである!」でっかいタンクを外すのは大変なので×.

で,イグニッション連動に決定.





シートを外すと


う~ん,実に整理された電装系.

ワイヤーハーネスもきっちりテープが巻かれてます.


こんな時はキッチリは作業がしにくいです.






サービスマニュアルも何も無いので,「雰囲気」で配線をさがします.




昔のバイクはテールランプとウインカー線が細々とあるだけなので一目瞭然だったのに.



意地悪・・・・





テールランプから頂こうと思ったもののハーネスの長さがきっちり過ぎて取り出せません.




探して探して,考えて.


よくよく見るとナンバープレート灯が有りました.






以外にてまどり時計を見たら夜の7時.


気を利かせてくれた「Kikko」さんが自転車で近所のスーパーへ買出しへ.


お寿司をたくさん買ってきてくださり豪華な夕食タイム.





バイクの話や旅の話で楽しいひと時.


この人,週末になるとバイクに乗るそうで,ライディングスクールにも一人で通ったり,レースにも出るとか.

元気でアクティブな人です.







さて,作業再開








長いシガーソケット配線は邪魔で不細工なので全部除去.

改めてヒューズを咬ませてAVSケーブルで短く直結に.



お後,コルゲートチューブを被せて出来上がったのが深夜12前.


来店初日からお疲れ様でした.楽しいひと時でした.





次の日,腰痛と寝不足で仕事に行った私でした.

また遊びにきてくださいね~.







寅次郎のブログ旅 2010年夏 北海道,東北の旅 ペラ屋のKOOLさんからの贈り物

2010-09-08 03:07:22 | 2010年夏 北海道・東北の旅
2010年の夏 北海道,東北の旅


旅に出て7日目,青森の小川原湖の道の駅で船のスクリューの修理をされているライダーさんと

出会った.





旅の途中,ブログでも紹介した八戸の「KOOL」さん



普段見ることも無いスクリュー,その修理っていったいどんな作業なのか.


見学させてもらえると聞いてから,想像するだけでワクワクする.




明日の行き先はスクリューの修理工房.

行き先を変えた先が観光名所やグルメではない.

世間でいう「旅」のスタイルとは違うのかもしれないが,返ってそんな旅に喜びを感じた.





「スクリュー」と「プロペラ」

それまで船の羽は「スクリュー」,飛行機は「プロペラ」と言うイメージを持っていたが,

自宅に帰り少し調べてみたところ正しくは「スクリュープロペラ」と言うらしい.





船のそれは一見すると扇風機の羽に似た形状をしているが,構造的には飛行機の羽と同じで

揚力を発生させるため複雑な形状となっている.


製作する時は恐らくマシニングセンターなどのコンピューター制御の機械により作り出されて

いるのだと思う.



工作機械が発達した今,大半のモノ作りは「製作」の困難さから開放され,重要なのは「設計力」に

移行している気がする.







だがその反面,破損した製品を修理・再生することは高性能な工作機械をもってしても敵わず,

人の手にのみなせる業ではないかと思う.


新幹線の先頭車両やスペースシャトルの流線型した先端が,未だ日本の職人の手作業でしか作ることが

できないのがその証に思える.










素材の癖を知り,素材と対話しながら熱を入れ,力を加えていく.

熱が少ないと曲げる際に破断してしまい,熱を入れすぎると解け落ちてしまう.



適度な熱は硬い金属も柔らかくさせ,その形を変えることができるようになる.






曲がってしまった板を,再び元の真っ直ぐな板に戻すことは困難極まりない.

でも元に戻す必要があるとき「技」が求められる.



曲がったところを逆に曲げても決して元には戻らない.

「どこに熱を入れるか.」

「どこに,どれだけ力を加えていくか.」







それは一様ではなく,答えはいくつも存在する.


経験と感,そしてセンスがないと出来ないことなのかもしれない.









「なじむように叩く」

その表現が正しいか分からないが形状をイメージして叩いていっているように思える.



単に叩くこともあれば,叩く瞬間に形状に沿わして流しながら叩くこともある.


そんなハンマリングで微妙に修正されていく.







歪の無い形状,元の形状に近づけながら,変形した際に生じた残留応力を解き放ち,本来の

姿に戻していく.








「車のタイヤがパンクして立ち往生するのと違い,修理したプロペラが海で破損したら

乗組員の生死にかかわってくる.」


そう話してくれた.


だからこそ,その作業は真剣であり繊細になる.









プロペラの形状に対して研磨材の「当たり具合」を考えながらグラインダーを運んでいく.


溶接やハンマリングの痕はグラインダーのリズミカルな動きと安定したコンタクトにより

美しい研磨痕となり,見る者を魅了する.










どんな作業にも妥協がつきまとう.

その妥協点をどこまで引き上げれるかが仕上りを左右する.


修理の公差は新品の公称公差よりも小さい.


それがポリシーであり,この仕事へのこだわりのように私は感じ取れた.









「モノ作りの日本」と言われきたが今の製造現場にはその手で工作した事の無い設計者が

製品を設計し,マシニングセンターやCNCマシンを操るオペレーターがいるだけ.



円筒形の切削でも安価で手っ取り早い旋盤を使わず,マシニングを使いたがる.


機械の稼働率を上げたいという理由もあるが,汎用機を使える職人がいなくなってきている

と言うのが本当のところである.







粘り強い精神と,良いものを作りたいと言う信念を忘れてはならないと思った旅のひと時でした.




先日,そんなKOOLさんから荷物が届いた.





あのとき興味を示す私に「ペラ,送ってあげましょうか」と言ってくださった.


その約束のプロペラが送られてきたのだった.




どうな風に飾るのがいいのか,そんなことをいま考えています.




KOOLさん,ありがとうございました.








ラーメン一作のこってりラーメン

2010-09-04 20:54:39 | 日記
週末なんで近所のホームセンターでお買い物。


帰りにトラ母がラーメンが食べたいと言うのでラーメン屋さんに来ています。


トラックターミナル横の
「らーめん一作」


こってりスープが特徴






今日はこってりとあっさりの中間の「あわせ」を注文。







ネギやしょうが、、からしニンニクとからし味噌で好みの味に味付け。






ニンニクが好きなので「からしニンニク」をたっぷり入れる。






スープがうっすら「からし色」になる.





美味しいラーメン屋さん。

ガレージに遊びに来られた時にご一緒しましょう。

寅次郎のブログ旅 2010年夏 北海道,東北の旅  奥入瀬渓流を歩く 雲井の滝 

2010-09-04 02:20:38 | 2010年夏 北海道・東北の旅
先日ブログに初めて動画を載せたのですが,それで思ったこと.

「写真」と違って「動画」は直接的すぎてホームビデオ的な内容では当事者しか
楽しくないのではないのかと感じました.


つまらなく感じさせてしまった方,ごめんなさい.



寅次郎との旅の思い出としてブログにアップします.お許しください.






8月18日 奥入瀬渓流


ゆっくり走っていると滝の音が聞こえてくる.

バイクを停めて滝を見に行く.



渓流には滝がいくつかありこれは「雲井の滝」と呼ばれるもの.



滝が二段になっていて落差は30mほど.


倒木があったりと自然いっぱい






寅次郎と歩いてみました.





つまらない内容でごめんなさい.

とらじろうのブログ旅 北海道と東北の旅 動画にチャレンジ バイクで流す奥入瀬渓流

2010-09-02 00:12:49 | 2010年夏 北海道・東北の旅
一度旅先で動画を撮ってみたかったのでデジカメで撮影しました.

動画機能に不慣れで,変な設定ボタンを押したようで色合いが変ですがご容赦ください.


ブログへの動画掲載も初めてなので,少しずつアップしていきますね.







8月18日 国道102号 奥入瀬渓流にやってきた.

渓流の音が聞こえ木々の間から奥入瀬渓流が見え隠れしてきた.








渓流に沿って道が続く

美しい景色は何ともいえない.









トラ母が刀に乗り出して8年ほど.

いまだハンドルから片手を離すのが苦手のようです.

頑張って出したピースサイン.

「一瞬です」








とらじろうのブログ旅 北海道と東北の旅 旅の終わりは始まりの始まり

2010-09-01 03:38:59 | 2010年夏 北海道・東北の旅
8月23日 15日目


朝4時半、船内のアナウンスで目が覚める



この船内のアナウンス,以前はBGMにポールモーリアの曲が流れていた.




北海道に行く度に,何度と無く聞いたポールモーリアの曲と船内アナウンス.



港に着岸し下船するまで流れていたその曲は,いつからかそれは私にとって旅を演出する

大切な存在になっていた。



高速船になったころからそれは無くなり今の無機質なアナウンスになってしまった.

願わくばまた復活して欲しいものです.






デッキに出てみると敦賀湾をゆっくりと航行している.





ムッとする暑さで一気に現実に引き戻されるかと思ったが意外と涼しい.




寅次郎を抱きかかえ車両甲板に降りる.

お盆から一週間ずれているせいか,車もバイクも少ない.





下船準備の慌しさが苦手な寅次郎.

きっとおしっこチビリそうになってるに違いない.





タラップが降りバイクの下船が始まる.

皆,足早に走り去っていく中,バイクを止め寅次郎を放してやる.



土の感触を確かめ,そこがおしっこしていい場所か確かめる寅次郎.






自宅までは約170キロ.

北陸道に乗り,ひたすら大阪を目指す.

自分では飛ばしているつもりだったがスピードメーターを見ると80km/hしか出ていない.


なんと無駄なZZ-R1100である.


少しアクセルを開け速度を上げる.






通勤通学でにぎわう地元をこの格好で走るのが一番恥ずかしい.



午前8時前,無事自宅に帰りつく.





今日はこのまま出勤.

あわててバイクをガレージになおす.



楽しかった今年の夏の旅が終わった.

雨に泣かされた旅だったが,それでもいろんな人と出会え再会し,たくさんの人と

お話ができた.



走る距離や行き先が旅の優劣や面白さを決めない,私はそう思う.


旅を楽しくさせてくれた皆さんに感謝です.





さほど内容のないブログ旅にお付き合い下さりありがとうございました.

また機会があればトラ母と寅次郎を連れて旅に出ます.

そのときはまたお付き合いください.


ありがとうございました.



 1日目 8/ 8(日)自宅~舞鶴港       143Km やっぱりあわただしい出発
 2日目 8/ 9(月)小樽港~ばあちゃんち    8Km フェリーは快適やめられません
 3日目 8/10(火)ばあちゃんち          0Km ばあちゃん,おじさんありがとう
 4日目 8/11(水)小樽~函館港       237Km 一気に函館さよなら北海道
 5日目 8/12(木)函館~大間崎        12Km 知らなかった本州最北端大間崎
 6日目 8/13(金)大間崎~むつ市      174Km 怖くなかった念願の恐山
 7日目 8/14(土)むつ市~道の駅よこはま 173Km 立ちゴケとどこにあるの仏が浦
 8日目 8/15(日)道の駅よこはま      122Km いまいちですよ原燃PRセンター
 9日目 8/16(月)道の駅よこはま~八戸  117Km KOOLさんと郷土料理に舌鼓
10日目 8/17(火)八戸~六戸温泉       63Km 「ペラ屋」のKOOLさん技拝見
11日目 8/18(水)六戸~大館田代温泉   130Km 奥入瀬渓流,十和田湖最高!
12日目 8/19(木)大館田代温泉        50Km 比内地鶏と再会さびきまるさん
13日目 8/20(金)大館市~田沢湖      153Km 田沢湖の夕日とスワンちゃん
14日目 8/21(土)田沢湖~天王       156Km お願いします唐松神社となべっこ広場
15日目 8/22(日)天王~秋田港        19Km さよなら東北 また今度
16日目 8/23(月)敦賀港~自宅       173Km 東北,そして皆さんありがとう

総走行距離 1730Km