今月初旬に各地で猛威を振るった台風8号.
幸い私の住む地域では被害が出なかったのですが一時はどうなるかと心配しました.
そんな台風で思い出すのが昨年の台風18号.
あのときは横殴りの雨がガレージに染み出して夜通し汲みだしをしました.

応急処置として壁に雨水が染み込んだ場合でも外側に排出されるようにと家の基礎コンクリートに下り勾配の穴を開けて急場をしのぎました.

その後幸いにも強い台風が来ず一年が過ぎました.
根本対策は外壁塗装ですが,見積もりまで取ったものの施工するには家の周りの片付けが必要ということで結局手が回らず未実施.
そして今回の台風8号の上陸・・・.
相当強い台風だということで,できるだけ雨水が入り込まないようにと,上陸を翌日に控え出勤前にハンマードリルで排水穴を増やしました.

屋外から見ると排水用の穴がよく分ります.
通常こんな穴を開けることはないので,ちょっと知識のある人なら耐震用の補強材を注入するとか何とか,勝手に想像しそうな気がします.
この基礎の外側のモルタルの仕上げですが,ALCの面(つら)よりも少し出ています.
これでは壁を伝って落ちてきた雨水はこの出っ張りで流れが悪くなってより一層,家の中に雨漏りしやすくなってしまっています.
おまけに室内側のモルタルの仕上げ高さが低いため一旦染み込むと室内に全部流れ出してしまいます.
こういったところはALCの壁と基礎が面一(つらいち)にしておくべきでは無いかと思ったりします.

そこで室内側の基礎の部分を外側のモルタル高さよりも高くなるようにモルタルで“かさ上げ”してやろうと考えて・・・・
て,結局忙しくて手が回らずじまい.
せっかく貼ったOSBボードも剥がしたままの放置状態でした.

これから台風のシーズンに突入するので先週の三連休中にやってしまうことにしました.
で,どうやるか.
モルタルを塗るなんて簡単に言ってもそこは左官仕事.
素人がやっても上手く行かないのは想像ができます.
経験といえば学生の頃,親父の電気工事の手伝いでちょっとやったのと,あとはオッサンになってから屋上の陸屋根の仕上げモルタルを
やったくらい.

デコボコしないできちんと真っ直ぐな壁の面にするには型枠を作ってモルタルを流し込むのが良さそうですが,鬆(す)が入ってしまい
見た目が悪くなることが予想されます.
腕さえ良ければ左官コテで塗るのが一番ですが,その腕がないのでがやっぱり無理.
やっぱり腕がないので型枠を作ってモルタルを流す手法をとることに・・・と決めてからも悩みます.
先日工作友達のkagayakiさんが来たときもその話になり『出来ますよ』って言われて,内心揺らめいていました.
とにかく先ずは型枠の準備から.
丁度コンパネがあったのでそれを使いました.
型枠と言っても“型”なんて構造でもなくコンパネ切って置くだけの単純なもの.
連休前の平日の夕方に丸ノコでギュイ~ンとカット.

屋外で作業するときいつもガレージ前に駐めている軽トラの荷台で作業することが多いです.
とくにこんな大きな板を切るときは重宝します.
荷台の扉の高さに合わせてこんなの作ってみました.
単純で簡単なものですが,荷台がとっても使いやすくなりました.

三連休に入り,さて作業をしようとしましたが,久しぶりの左官仕事.
段取りが悪くなかなか進みません.
家にいると友和子が遊んで欲しそうにするので,散歩に出掛けたりなかなかすすみません.

最近友和子は蟻さんとかに興味があるようです.

見かけては立ち止まり観察.

テクテク歩いて分かれ道になると『アッチ』っと言って行きたい方向を指し示します.
帰ろうとするとグズルので,延々と歩き続けます.
この日も暑い中一時間ほどお散歩.日焼けしました.

さて,ようやく準備をして三連休最終日,ようやく作業に取りかかりました.
下準備として既設のモルタルに接着増強剤のハイモル(エマルジョンM)を塗ります.

近所の左官屋さんをしていたおじさんからモルタルの塗り方を教えてもらったことがあります.
2006年なので8年まえになります.
屋上の陸屋根の仕上げモルタルを打つのに色々と教えてもらいました.
面の出し方もこのとき知りました.

デコボコだった面に成らないようにするためにはこうしないといけないのかと学びました.

サササッとコテで慣らしていくのを間近で見たときには鳥肌ものでした.

このときおじさんから「モルタル塗るからといって水をまくのはいかんよ.ちゃんとハイモル塗らんとあかんよ」と教えられました.
家の横の駐車場にそのおじさんが付けた車止めがあります.
コンクリートの地面の上にブロックを載せて周囲をモルタルで仕上げてあります.
コンクリートボンドなど接着剤を使わずハイモル塗ってその上にモルタルを敷きブロックを載せただけ.
強度を保たすために周囲を囲うように施工してあります.
周りは地面は欠けたりしていて都度修繕屋が補修してきましたが,やっぱりひび割れたり剥がれたりしています.
でもこの車止めだけは20年以上経っていますがタイヤが当たろうが当時のまま.

いつも目に付くところなのでそのおじさんの言葉にも重みが増し,守らないといけないんだという意識になります.

今回は雨水の侵入を防ぐ意味もあるのでモルタルに防水剤を配合しました.
完全防水とありますが,あまり信用はしておらず気休め程度にいれています.

通常モルタルはセメント「1」に砂「3」ですが,おじさん曰く「1:1」くらいがいいよと言われたのでその配合にしています.

型枠を作ってやろうと思ってたのですが,『出来ますよ』って誰かさんの囁きに惑わされ,結局コテで塗ることにしました.
やり始めて分ったのはこれを型枠でやるとなると,流し込むモルタルの量がかなり必要だったと言うことに気付きました.
コテで塗るのが正解でしたが,塗る人が未熟なのが間違いでした.
端っこからモルタルを塗っていきますが,全くもって上手くいきません.
立ち上がりがあるので『水分は少なめ』にと言われていたので,もたもたしていたらどんどん水分が抜けてモルタルが固くなって
融通が利かなくなってきてします.
こちょちょことアレやコレやら思いながらコテをさばきますが,ひどくなる一方.

旋盤の裏の狭いところで悪戦苦闘していると,どこからか人の声がして人影が見えました.
『おおっ,やっとるん?』
そう,近所の左官屋をしていたおじさんでした.
外に置いていたモルタルの船を見て様子を見に来てくれたのです.
半べそ状態だった私には救世主に思えました.
『全然,あきませんわ』と言うと
『ちょっと硬すぎるね』と言って水加減をし直してくれました.

『残りをやってあげるわ』そう言って“面出し用の木の棒”を使い,墨を見ながら私の塗ったモルタルをで削っ調整していきました.

この木の棒もこのおじさんからもらった物.私も使ったのですが,こうはいきませんでした.

上手くいかなかった原因はモルタルの固さだけでなく,厚さも言われました.
モルタルを4センチほど高くしようとしていたのですが,厚すぎると垂れ下がってしまうのでそんな時は回数を分けて塗らないと
ダメだと言われました.
特に上っ面が水平にする場合は余計にで,全体に1センチ残しで粗方塗っておいて翌日に残りの1センチを仕上げるという手順で
するそうです.
で,今日一日でやってしまうとすると,上っ面が肩下がりの勾配なら出来るというのでその方法にすることにしました.
手際よく次々とモルタルを載せて粗方の面を出して行きます.

早い早い.あっというまにそれっぽくなっていきます.

端っこもサササっと.

柱の周りは転がっていたコンパネの切れ端を利用して宛がいながら仕上げていました.

結局,私が最初にやったところもやり直してくれて全部やってもらいました.
77才になるおじさん.
本職は“下地屋”と呼ばれる仕事だったそうで,マンションのコンクリートの壁にクロスを貼る前の下地造りとかしたと言っていました.
モルタルを練る姿を見ていたら私なんかよりもよりも腰が強そうでした.

救世主が現れなかったら絶対に上手くいかなかった作業でした.
帰り際におじさんから柄の部分が折れた包丁を溶接して欲しいと頼まれました.
高かったらしくて何とかしてあげたいですが炭素鋼の包丁は溶接しても割れるので溶接は不向きな材料.
とりあえず付けてみて言われたのですが,さてどうしようか.
23日のランニング.
今シーズン一番の暑さに思えました.
むっちゃ暑くて熱い空気の中を走ってるみたい.
汗だくになったTシャツ,3回絞れました.
10.55キロ 69分02秒 平均速度9.17キロ ペース6分32秒/km
【Run&Walk】2014/07/23 20:35, 10.55km, Time 69:02, 696kcal [web]

土日(正確にはもう過ぎてしまいましたが)近所の公園で盆踊りがあります.
友和子と一緒に行ってみようと思っています.

ではまた
幸い私の住む地域では被害が出なかったのですが一時はどうなるかと心配しました.
そんな台風で思い出すのが昨年の台風18号.
あのときは横殴りの雨がガレージに染み出して夜通し汲みだしをしました.

応急処置として壁に雨水が染み込んだ場合でも外側に排出されるようにと家の基礎コンクリートに下り勾配の穴を開けて急場をしのぎました.

その後幸いにも強い台風が来ず一年が過ぎました.
根本対策は外壁塗装ですが,見積もりまで取ったものの施工するには家の周りの片付けが必要ということで結局手が回らず未実施.
そして今回の台風8号の上陸・・・.
相当強い台風だということで,できるだけ雨水が入り込まないようにと,上陸を翌日に控え出勤前にハンマードリルで排水穴を増やしました.

屋外から見ると排水用の穴がよく分ります.
通常こんな穴を開けることはないので,ちょっと知識のある人なら耐震用の補強材を注入するとか何とか,勝手に想像しそうな気がします.
この基礎の外側のモルタルの仕上げですが,ALCの面(つら)よりも少し出ています.
これでは壁を伝って落ちてきた雨水はこの出っ張りで流れが悪くなってより一層,家の中に雨漏りしやすくなってしまっています.
おまけに室内側のモルタルの仕上げ高さが低いため一旦染み込むと室内に全部流れ出してしまいます.
こういったところはALCの壁と基礎が面一(つらいち)にしておくべきでは無いかと思ったりします.

そこで室内側の基礎の部分を外側のモルタル高さよりも高くなるようにモルタルで“かさ上げ”してやろうと考えて・・・・
て,結局忙しくて手が回らずじまい.
せっかく貼ったOSBボードも剥がしたままの放置状態でした.

これから台風のシーズンに突入するので先週の三連休中にやってしまうことにしました.
で,どうやるか.
モルタルを塗るなんて簡単に言ってもそこは左官仕事.
素人がやっても上手く行かないのは想像ができます.
経験といえば学生の頃,親父の電気工事の手伝いでちょっとやったのと,あとはオッサンになってから屋上の陸屋根の仕上げモルタルを
やったくらい.

デコボコしないできちんと真っ直ぐな壁の面にするには型枠を作ってモルタルを流し込むのが良さそうですが,鬆(す)が入ってしまい
見た目が悪くなることが予想されます.
腕さえ良ければ左官コテで塗るのが一番ですが,その腕がないのでがやっぱり無理.
やっぱり腕がないので型枠を作ってモルタルを流す手法をとることに・・・と決めてからも悩みます.
先日工作友達のkagayakiさんが来たときもその話になり『出来ますよ』って言われて,内心揺らめいていました.
とにかく先ずは型枠の準備から.
丁度コンパネがあったのでそれを使いました.
型枠と言っても“型”なんて構造でもなくコンパネ切って置くだけの単純なもの.
連休前の平日の夕方に丸ノコでギュイ~ンとカット.

屋外で作業するときいつもガレージ前に駐めている軽トラの荷台で作業することが多いです.
とくにこんな大きな板を切るときは重宝します.
荷台の扉の高さに合わせてこんなの作ってみました.
単純で簡単なものですが,荷台がとっても使いやすくなりました.

三連休に入り,さて作業をしようとしましたが,久しぶりの左官仕事.
段取りが悪くなかなか進みません.
家にいると友和子が遊んで欲しそうにするので,散歩に出掛けたりなかなかすすみません.

最近友和子は蟻さんとかに興味があるようです.

見かけては立ち止まり観察.

テクテク歩いて分かれ道になると『アッチ』っと言って行きたい方向を指し示します.
帰ろうとするとグズルので,延々と歩き続けます.
この日も暑い中一時間ほどお散歩.日焼けしました.

さて,ようやく準備をして三連休最終日,ようやく作業に取りかかりました.
下準備として既設のモルタルに接着増強剤のハイモル(エマルジョンM)を塗ります.

近所の左官屋さんをしていたおじさんからモルタルの塗り方を教えてもらったことがあります.
2006年なので8年まえになります.
屋上の陸屋根の仕上げモルタルを打つのに色々と教えてもらいました.
面の出し方もこのとき知りました.

デコボコだった面に成らないようにするためにはこうしないといけないのかと学びました.

サササッとコテで慣らしていくのを間近で見たときには鳥肌ものでした.

このときおじさんから「モルタル塗るからといって水をまくのはいかんよ.ちゃんとハイモル塗らんとあかんよ」と教えられました.
家の横の駐車場にそのおじさんが付けた車止めがあります.
コンクリートの地面の上にブロックを載せて周囲をモルタルで仕上げてあります.
コンクリートボンドなど接着剤を使わずハイモル塗ってその上にモルタルを敷きブロックを載せただけ.
強度を保たすために周囲を囲うように施工してあります.
周りは地面は欠けたりしていて都度修繕屋が補修してきましたが,やっぱりひび割れたり剥がれたりしています.
でもこの車止めだけは20年以上経っていますがタイヤが当たろうが当時のまま.

いつも目に付くところなのでそのおじさんの言葉にも重みが増し,守らないといけないんだという意識になります.

今回は雨水の侵入を防ぐ意味もあるのでモルタルに防水剤を配合しました.
完全防水とありますが,あまり信用はしておらず気休め程度にいれています.

通常モルタルはセメント「1」に砂「3」ですが,おじさん曰く「1:1」くらいがいいよと言われたのでその配合にしています.

型枠を作ってやろうと思ってたのですが,『出来ますよ』って誰かさんの囁きに惑わされ,結局コテで塗ることにしました.
やり始めて分ったのはこれを型枠でやるとなると,流し込むモルタルの量がかなり必要だったと言うことに気付きました.
コテで塗るのが正解でしたが,塗る人が未熟なのが間違いでした.
端っこからモルタルを塗っていきますが,全くもって上手くいきません.
立ち上がりがあるので『水分は少なめ』にと言われていたので,もたもたしていたらどんどん水分が抜けてモルタルが固くなって
融通が利かなくなってきてします.
こちょちょことアレやコレやら思いながらコテをさばきますが,ひどくなる一方.

旋盤の裏の狭いところで悪戦苦闘していると,どこからか人の声がして人影が見えました.
『おおっ,やっとるん?』
そう,近所の左官屋をしていたおじさんでした.
外に置いていたモルタルの船を見て様子を見に来てくれたのです.
半べそ状態だった私には救世主に思えました.
『全然,あきませんわ』と言うと
『ちょっと硬すぎるね』と言って水加減をし直してくれました.

『残りをやってあげるわ』そう言って“面出し用の木の棒”を使い,墨を見ながら私の塗ったモルタルをで削っ調整していきました.

この木の棒もこのおじさんからもらった物.私も使ったのですが,こうはいきませんでした.

上手くいかなかった原因はモルタルの固さだけでなく,厚さも言われました.
モルタルを4センチほど高くしようとしていたのですが,厚すぎると垂れ下がってしまうのでそんな時は回数を分けて塗らないと
ダメだと言われました.
特に上っ面が水平にする場合は余計にで,全体に1センチ残しで粗方塗っておいて翌日に残りの1センチを仕上げるという手順で
するそうです.
で,今日一日でやってしまうとすると,上っ面が肩下がりの勾配なら出来るというのでその方法にすることにしました.
手際よく次々とモルタルを載せて粗方の面を出して行きます.

早い早い.あっというまにそれっぽくなっていきます.

端っこもサササっと.

柱の周りは転がっていたコンパネの切れ端を利用して宛がいながら仕上げていました.

結局,私が最初にやったところもやり直してくれて全部やってもらいました.
77才になるおじさん.
本職は“下地屋”と呼ばれる仕事だったそうで,マンションのコンクリートの壁にクロスを貼る前の下地造りとかしたと言っていました.
モルタルを練る姿を見ていたら私なんかよりもよりも腰が強そうでした.

救世主が現れなかったら絶対に上手くいかなかった作業でした.
帰り際におじさんから柄の部分が折れた包丁を溶接して欲しいと頼まれました.
高かったらしくて何とかしてあげたいですが炭素鋼の包丁は溶接しても割れるので溶接は不向きな材料.
とりあえず付けてみて言われたのですが,さてどうしようか.
23日のランニング.
今シーズン一番の暑さに思えました.
むっちゃ暑くて熱い空気の中を走ってるみたい.
汗だくになったTシャツ,3回絞れました.
10.55キロ 69分02秒 平均速度9.17キロ ペース6分32秒/km
【Run&Walk】2014/07/23 20:35, 10.55km, Time 69:02, 696kcal [web]

土日(正確にはもう過ぎてしまいましたが)近所の公園で盆踊りがあります.
友和子と一緒に行ってみようと思っています.

ではまた