オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話 レンジフードのジャバラダクト禁止で亜鉛鋼板のスパイラル管をハンダで切った貼った

2018-12-28 03:26:18 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォームの続きです。

レンジフードの排気ダクトを工事しようとしたらちょうど柱に当たって壁を貫通できないと書いたのが前回のお話し








消防法の規定でジャバラダクトの使用が禁止されていると言うことで必然的に亜鉛メッキされたスパイラル管での施工になります。

90度の曲げを二つ繋ないで柱と間柱の間を抜くのですが、そのまま繋ぐと長すぎてダメなので両方の曲げ管を切って短くしておいて合体させなければなりません。


そもそもが天井高が足りなくて、そのままでは天井に当たってしまうのでツバの部分をカットするところから始めました。











これで6センチほど短縮。










高さ関係はクリアできそうです。











一旦左に振ってから壁に向かって抜けるので90度管を90度に振って合体させなければなりません。

輪切りにした管の突き合わせって難しいんです。
上の90度管の上側と下の90度管の上側が重なって、上の90度管の下側と下の90度管の下側が重なるわけで、文章に書いても読む側にしたら
何を言っているのか分かりにくいですが、やる方は合い口を想像しながらやってるのでもっと分かってないです。











少し余裕を見てカットしたのがこちら。









付き合わせても隙間だらけ。
これを上手い具合にカットしていって出来るだけ隙間無く合わせていきたいわけなのですが、今回は溶接するのではなく半田付けするのでホントの突き合わせよりか
少し差し込むような感じにしたいのです。










ひたすら削ったり、切ったりして合口の微調整。










カットする場所によって周長が違うので両者が都合良くピッタリと合ってくれないです。

それが幸いしてダクトの下流側に上流側の90度管が少し差し込むようになってくれました。
これが逆の場合だったらつなぎ目にゴミが溜まってしまいそうな気がします。










取り付けて具合のチェック。
形状的には大丈夫そう。









親父が使っていた大きな半田コテ。
300Wって書いてありました。でかいです。
電気工事屋をしている幼馴染みがこれを見て「何これ?」って聞いたくらいです。

たぶん40年以上前のものだと思います。
コードがボロボロで切断されていてコテだけだったので適当に電線を付けて、これまた25年くらい前に買ったフラックスを使って試し付けしてみました。

パワーがすごいです。












余りにも古いフラックスだったので新しく板金用半田と一緒に買ってきました。










5mmほど差し込んであります。











まずは1箇所半田付け。










付いているように見えて、実は隙間だらけで一部分しか付いてないです。

こんな感じでも2箇所ほど仮付けしておくと、外れたりしなくなくなるので先ずは点付けです。











半田は柔らかいのでハンマーで叩くと潰れていってくれます。









隙間が無くなるように馴染ませてやって半田付け。









板金ハンマーです。
裏からドリー(鉄の塊)を当ててやって表から叩いてます。
25年くらい前に買った板金セット。一回くらいしか使って無い工具です。












仮止めしたので後は各部の調整です。
こんな隙間を












叩いてやって隙間が詰まったら半田付け。












あっちを叩いて付けたら、今度はこっち・・・みたいな。











端から順番にではなく、対角で隙間があるところを見つけては叩いてといった感じで・・・









容量がでかいので母材の加熱も早いです。













薄いブリキの板なので変形しやすくて助かりました。











レンジフードに差し込む部分は2mのスパイラル管からカットしました。
20センチもあれば足りるのすがこれしか無かったのでヴェクスターで買って帰りました。









6センチほど輪切り。










これも同じように差し込んで










全周半田付けして一応できました。









仮付けしたところ問題無さそう。










ただ今更ながらに半田付けで良かったのだろうかと思ってしまいました。

もし燃えたら半田なんて溶けてしまうかもしれません。そうなったらつなぎ目が外れてダクト内の炎が漏れてって・・・・・。

あ~怖い。


そもそも半田付けすること自体がナンセンスだったりして。

どなたか専門家の意見をお聞かせ願えたらとおもいます。



ではまた



あれから一年 寅次郎

2018-12-26 23:59:44 | 寅次郎
寅次郎が亡くなって今日で一年が過ぎました。



生後二ヶ月くらいの頃に愛護センターからもらってきた寅次郎。

ちっちゃくてホントにかわいかった。


それから16年余り。

共に暮らし、共に旅し、人生の一時期を一緒に過ごした。
今でも写真を見ては思い出す寅さん。


おっきな存在だった。

思い出にウチに来て二週間くらいの時の写真を残します。








寅次郎って名前を付けるまでに考えたのが「ソボック」だった。

素朴な顔だったのが理由。

とっても良い犬だった。






寅次郎を偲んで


2018年12月26日 OKUTEC店長




台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け その3 消防法のレンジフードのジャバラダクト禁止

2018-12-24 02:10:04 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きの話。

消防法によりレンジからレンジフードまでの間隔が80センチ以上必要という規制があることが分かり、レンジフードの高さを上げようとしたところコンセントボックスや壁の不燃材の問題が
出てきて中断したのが前回までのお話。









レンジ周りの壁は不燃材でなければならず、レンジフードを上方へ移動したことで露出した合板を石膏ボードに替えなければならなくなりました。

レンジフードの高さを考えながら石膏ボードに切り替えるラインの確認。











合板の貼り替えに石膏ボードの貼り替え。
進んでいた作業がまた逆戻り。
テンションがた落ちで、心が一時漂流状態。

とりあえず合板剥がして一晩寝て、日を変えて合板切り出して・・・と一つずつ階段を上るように心のウオーミングアップ。

ふ~











近所のコーナンプロで買ってきた合板。
コンセントボックスの穴をあけたら出てきた鬆(す。空洞ってことです)。
合板なのでベニヤ材を積層しているわけですが、裏返したらパッチを当てたようなつぎはぎだらけだったり、切断したら紐が出てきたりと品質に疑問を感じることが
多いです。

違う系列のホームセンターに行ったものの同じような普通合板がなく、やむを得ず良さそうなのを選んで買ってきましたがコレなんでつまらんです。
輸入品らしいですが少し高価になっても良いので高品質なのもラインナップしてほしいです。











コンセントボックスを上方へ移動させて、石膏ボードはレンジフードの位置を多少上げても露出しないように上方へ多めに取っておきました。

石膏ボードは継ぎ足してもよかったのですが、気にくわないので新しく切り出しました。












壁にビチビチに寄せていた吊り戸棚を引っこ抜いたので、スンナリ入るんだろうかと気をもみながらの作業。
つくづくモノ作りに向かない性格だと思います。













レンジフードを取り付けてみました。
本来なら吊戸棚の下端と面一(つらいち)のレンジフードが10センチほど上がっています。













重たい電動昇降吊り戸棚の取付が気がかりで、レンジフードの排気のことなんか全く考えていなかったのですが、ここに来てまた消防法の規制が出てきました。

排気ダクトの施工についてネットで検索していたら、施工しやすくて多用されているジャバラ(フレキ)ダクトはそのジャバラの凹凸に油が溜まって火災の原因になるということで
東京消防庁では使用を禁止しているとありました。

といってもネットで調べると業者さんも平然とフレキで施工しているのを紹介してたりしていますし、反対にリフォーム中の家主さんがそれを心配してブログに書いている人も見かけました。
電気工事屋の幼馴染みにその話をしたら新築現場でもジャバラ使ってるよって話していたので、建築業界では理屈と現実の差がかなりあるのかもしれません。


これについては東京であろうが大阪であろうが火災の原因は同じなので地元の役所に問い合わせはしませんでした。

とりあえずスパイラル管の90°管 を買ってきて確認してみることにしました。











悲しいことに、そのままエルボーで壁を貫通させようとすると柱が干渉して抜けず、一旦横に逃げてから貫通しようとすると間柱に干渉。
(コンセントボックスの右隣に間柱があります)

何より天井に当たってしまうので、スパイラル管を単純に繋いでいけばと言う施工では無理と言うことが分かりました。

フレキならグニャグニャと曲げれば何とかなるかも知れませんが、それでもタイトな状況。





エルボーを切った貼ったするしかないようです。
と言うことで、続きはまた今度。







台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け その2 消防法のレンジフード高さ規制

2018-12-16 15:17:42 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
キッチンリフォームの続きになります。


せっかく取り付けた電動昇降吊り戸棚。裏にスペーサーを貼り忘れたので下してやりなおしたのが前回のこと。










電動昇降吊り戸棚の取付も2回目となると少し余裕が出てきた感があります。
隣の吊り戸棚も順番に取り付けていきます。

「三歩進んで二歩下がる」的な作業な日々。











最近使い始めたレーザー墨出器。
むっちゃ便利ですが、この墨にピッタリと合わせようとつい追いかけ過ぎてしまっている自分がいます。









隣の吊り戸棚とピチピチのツラいちに並べたくてサポートリフターを使って微調整。

「木を見て森を見ず」と分かっていても止めらられない。











キッチンパネルの厚みは3mm。
スペーサーの厚みは同じく3mm。

吊戸棚の取付ビスが締まっていなかったら少しくらい浮いてくれるかと思いきや、甘くなかった。
3mmの板を差し込んだら入らなかった。

またビチビチに追い込み過ぎて墓穴を掘りました。
公差を狭い目に取る癖が仇となることが多いです。


残念ながらまた電動昇降吊り戸棚を降ろしました。

(電動昇降吊り戸棚に電動昇降機をつければなんて言っちゃだめよkagayakiさん)。












スペーサーを二枚重ねにして、吊り戸棚の取り付け直し。





















最後はレンジフードの取り付け。
昭和の時代の家に住んでいるとレンジフードって呼び名にピンとこない。
換気扇のことです。








ここに来て、レンジフードの取り付け高さの規定のことが頭をよぎりました。
何故よぎったかは分かりませんが、どこかで何かを見ていたのかもしれません。

ネットで検索すると東京都の消防法の条例にレンジから80センチ以上離すこととありました。
そこで地元の役所に問い合わすと同じ規制があると教えてくれました。

摂津市火災予防条例 別表第3より









これはIHでもガスでも規制値は同じ。
IHクッキングヒーターを取り付ける予定ですが、将来的にはガスにするかも知れない。
ガス器具にはバーナーやゴトクといっった突起があって、それを含めると否かで取付位置も微妙に変わってくる。それについても聞いてみましたが、条例にはそこま
で詳しく書かれていないと言われました。

レンジメーカーの取扱説明書の図ではトップ面となっているのしか見つかりませんでした。


キッチントップが床から90センチ、キッチンユニットの図面ではこのトップ面から80センチのところにフードレンジとなっています。
でもビルトインなのでキッチントップからレンジユニットのトップ面は2センチほど飛び出すため、既にこの時点で80センチを満たさないことになります。
業界全体がこんな感じなのかもしれませんが、数値があるのでこれに従い数センチ多めの高さにすることにしました。

ここでまた問題が。
天井高さが低い我が家。吊り戸棚を天井ギリギリに取り付けてその並びでレンジフードが付くように壁の下地やコンセントを付けて来ましたが、レンジフードの高さを上げると
先ずコンセントに干渉することが分かりました。







その他にもレンジ周りは不燃材とするのが決まりで、レンジフードが上方に移動したことにより合板が露出したため、この部分を石膏ボードに換えなければなりません。

「三歩進んで四歩下がる」です。

ではまた








台所のDIYリフォームのお話 電動昇降吊り戸棚の取り付け

2018-12-09 01:05:40 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
久しぶりのキッチンリフォームのお話しです。


キッチンユニットを取り付ける面の壁の補強とボード貼りが終わったので吊り戸棚の取り付けをしています。

メインの吊り戸棚は電動昇降タイプなのでそこそこ重量があります。
本職なら相方がいたり、現場に来ている職人さんに手伝ってもらって取り付け出来るかも知れませんが、DIYなので手伝いは嫁さんくらい。
友達に頼めば手伝ってくれると思うのですが、取付に手間取ったりすると気を遣ってしまって満足行く作業ができなくなってしまうので一人でやるのが気楽でいいです。


取っ手が下側になるので天地逆に置いてあります。
裏に2箇所引っ掛ける金具があって、壁に付けた金具に引っ掛けてることで取り付け易くしています。









引っ掛け部分








+ネジが正面側と底面側にあります。
ショールーム展示品で、取付の時にラフに締め付けたのかネジのプラスが鈍ってて上手く回らず、ネジを回し過ぎてポロっと外れて大事になるのも嫌なのでばらしてみることにしました。









プラスネジを回すことにより高さと壁への引き付けを微調整することが出来るようで、調整範囲も分かりました。









上部に昇降機構があってベルトを巻き上げて昇降させています。

たまたま買ったキッチンユニットが電動昇降だったというだけで、こんなのはお金持ちのぜいたく品かカッコつけ品。
本来は何もない吊戸棚がシンプルで物もいっぱい入って良いいように思います。










壁に取り付ける取付金具が付属していないように思ったので2mm厚のステンレス板を曲げて作ったんですが、開梱して中を見たら入っていました。

付属の金具はM5ビスが2本留め。
私はというと、取り付けるのに手間取ってこの金具に引っ掛けておく時間も長くなりそうだったので単独でも十分持つように・・・なんて思ってまた過剰に丈夫に作ってしまいM6ビスが8留め。











天井が低いため吊り戸棚は出来るだけ高い位置に取り付けたいと思っているのですが、電動昇降吊戸棚が金具に引っ掛けて取る付けるタイプなのでどうしても天井に密着させることができません。
ギリギリを狙い過ぎて上手く引っ掛っかからなかったら悲しいし、余裕をみたらお間抜けさんですし。

高さの他に、隣に連なる二つの吊り戸棚が隙間無く取り付けなければなりません。

高さは電動昇降吊り戸棚で決まるのですが、横方向はコーナー部の吊り戸棚ともう一つ幅の狭い吊り戸棚が付いて、その隙間が無いように位置出しをしなければなりません。
そんなことで頭がいっぱいになりながら隅出ししました。











これで良いんだろうかと思いながら天井との隙間を1センチほど残した位置に引っ掛け金具を取り付けました。
眠りにつくとき上手く引っかからなかったらどうしよう・・・なんて思いが襲ってきました。メンタルが弱いです。











取付は手間取っても良いようにリフターで行いました。
単純に載せて揚げるには問題無いですが壁に密着させようと前方にせり出させると前転するなんて、素人がやりそうなポカミスの予感がしたので止めました。












単管をクランプしてウエイトにしたりしましたが・・・・










我が家の一番の「ウエイト」を載せることで安心感が増しました。










壁の金具に引っかけないといけないのですが、壁に近づくにつれ見えにくくなるので最後は感覚。











リフターがあったので余裕でやり直しも出来ましたが、これが友達2~3人でやったとしたら、力尽きて最後は強引にガチャガチャとやってしまったのではと思います。










横位置を決めるために隅っこの吊り戸棚の取り付けです。こちらもリフターを使って楽ちん。










ここに来て忘れていたことに気付きました。

壁にはキッチンパネルを貼るのですが、吊り戸棚の下端に少し飲み込ませる(差し込む)ためにその厚み分を浮かせておく必要があって、スペーサーの調整板を入れておかなければならず
そのことをすっかり忘れていました。

ちゃんとした名前はしりませんが60mm幅で厚さは3mmほどあるベニヤです。電気工事屋の幼馴染が現場からもらってきてくれました。サンクスです。











付けれるところから墨出しして留めました。










せっかく取り付けた電動昇降吊戸棚も一旦外して調整板を取り付けました。
ふ~って感じです。





このあと何度も降ろす羽目に・・・
ということで続きはまた今度。
ではでは