オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話 キッチンユニット下のフローリング床の飲み込み高さ調整 キッチンの床の貼り替え 床の後貼り 

2020-03-26 23:38:11 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンユニット周りにキッチンパネルを貼ったのが前回のお話

 

 

 

 

 

次はキッチンユニットを据え付け。

今回床はフローリングにしようと思っているのですが、犬がオシッコをしてしまってそれが継ぎ目に染み込んでしまったり、傷んでしまった時に

フローリングを交換したいと思っても、普通ならキッチンユニットがあって面倒になります。

なのでキッチンユニットがある部分の床とその他の部分の床で縁を切っておいて、あとからフローリングをやり替える際にキッチンユニットを分解せずに

交換できるようにしておくことにしました。

縁の切れ目は目立たないようにキッチンユニットの足元に少し飲み込む(差し込む)ように縁切りしたのですが、実際にフローリングを差し込んでみたら

悲しいかな狭くて入りませんでした。

 

 

 

 

 

12mm厚の合板とフローリングが同じ厚みだと思い込んでいたのですがフローリングは12.5mmほどあって、おまけに合板も実測11.5mmほどしか

ありません。

 

 

 

 

 

 

策としては敷板(スペーサー)を入れて浮かすか、差し込む部分を削ってしまうかなのですが、スペーサーを入れる面積よりも削る面積が少なく思え

手ごろそうだったので削ることにしました。

各ユニットは両側面の板で荷重を受けていて前面は化粧的なもの。なので前面側は一律に削っても問題ないですが側面部分は部分的に削らなければなりません。

 

側面部はトリマーで削ろうとしましたが、安定して保持できなくて綺麗に削れないと思ったのでフライス盤で削ることにしました。

 

 

 

 

 

 

大げさな作業のように見えますが、段取りや安定性、仕上がりを考えるとやっぱりフライス盤が適していました。

 

 

 

 

 

 

 

前面部は一律削ってもいいので、テーブルソーで切ってもいいのですが我が家のはテーブルが小さくガイドも短いので安定して押し出せず長いモノを

綺麗に切るのには向いておらず、試しにやってみましたがやっぱり蛇行した切断面になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

結局これもフライスで削りなおしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

削ってフローリングを飲み込ます隙間を確保しました。

 

 

 

 

 

 

削ってしまったのでまたニスを塗らなければなりません。

並べてそれっぽくなったキッチンユニットがまたバラバラ。

仕事から帰って来て一度目を塗って、風呂上りに二度目。晩御飯を食べ終わって三度目。娘を寝付かせたら四度目を塗って、寝る前に最後の五度目。

 

 

 

 

 

 

今日は右半分を組み立てて明日は左半分を組もう・・・

 

 

 

 

 

 

工作友達のkagayakiさんからは「3歩進んで2歩下がるで1歩進みましたね」って言われますが自分的には「1000歩進んで999歩下がる」の1歩のように思えます。

 

 

 

 

 

 

リフォームという規模の大きなことをしているのに、やっていることは細かな事ばかり。自分の性格を疎むこともありますがそれが自分なので仕方がないこと。

一つ一つ目の前の課題をこなすしかないと思いながら続ける日々。

 

差し込んだフローリングがスッと入った。

苦労が報わる一瞬。

 

 

 

 

 

 

 

幼なじみが遊びに来た時にキッチントップを運ぶのを手伝ってもらいました。

2.7×1.8mのL型キッチンなのでそれなりにデカいです。

隣の母屋の狭い廊下に置いてあって途中の開き戸の高さは低くて1.8mなく、そのままでは通りません。

L型なのでどうしようかと思ったのですが、さすがだと思ったのは私があれこれ指示する間もなく、色んなところに目をやって気遣いながら

「起こして通そうか」ってことになってV字に立てながらドアをクリアして難なく運ぶことができました。

これは現場でいろいろと経験しているからこそできるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

試しに乗せてみました。

リアル感が増してキッチンぽくなったように思えました。

 

 

 

 

 

それっぽくなったと言ってもまだ設置位置の確認や床の縁切り、それにユニットの固定があります。

キッチントップが乗っかったのでいろんなことが見えてきました。

分からなかったことがクリアになっただけでなく、課題もまた見えたりして・・・・

 

続きはまた今度。

ではまた。

 


台所のDIYリフォームのお話 キッチンパネルを貼ってみた 入手しにくかったアイカのプライマーJW-900N

2020-03-15 05:07:41 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンユニット周りの壁をキッチンパネルで仕上げるためカットを行ったのが前回までのお話

扱ったことのない材料なので切るのもヒヤヒヤ、緊張しながらの作業でした。

 

 

 

 

 

 

キッチンパネルの貼り付けですが、施工説明書に具体的に書かれていて、貼り付けは接着剤と両面テープを使って貼りなさいとなっていました。

両面テープは専用のもので接着剤が乾くまでの仮留めの役目をし、その貼り方も周囲30mmをあけて仮留めテープを貼り、中央には格子を描くように

貼るように指示され、使用量もキッチンパネル一枚で一巻となっていました。

 

接着剤も専用のものを用い塗布パターンも例として書かれていて、塗布量も高さが4mmで3×8サイズで一本を使えと具体的に書かれてあり、

接着剤のノズルのカットは一目盛目が目安となっていました。

ボンドに関してはシリコンシーラントでも貼れると聞いたことがあり、実際の現場では職人さんの経験でそういった材料で施工しているのも普通に

あるのかもしれません。

ネットで検索しても今の検索ランクの上位は殆どが広告で、その次が広告収入を狙ったハウツーサイト。これが曲者で個人がDIYでやってそうな

文章ですが写真はプロが用意したようなクオリティの高い写真が合間にさしこんであって、それでもって具体性のない内容やメーカーの説明書を

丸写ししたような内容ばかり。

昔のような実際の作業をした個人のHPも皆無に近く、素人のDIYブログもほんの少し。

そういった状況なのでこんな施工説明書は正しい作業をするうえでありがたい存在に思えます。

 

引用:М工法 セラール・アイカメタル不燃 施工ガイド+納まり図  http://www.aica.co.jp/pdf/products/guide/02Mkoho.pdf アイカ工業

 

 

 

 

 

施工説明書に従って両面テープ貼り。

両面テープの粘着性がどんなものかと試しに剥がしたら、すごくネチャっとてノリ残りが多く、これは一旦貼ったら剥がせないなあと感じました。

 

 

 

 

 

 

突きつけた方が見栄えもすっきりして良いかと思ったのですが施工説明書には突きつけ施工は出来なくて3mm以上の目地を取るようにと書かれてありました。

湿気を含みやすい素材らしく膨張したときの逃げを残しておくためなのかもしれません。

目地をきれいに付けるのに接着剤だけなら壁に貼ってから微調整も可能に思えましたが強力な両面テープがあるので一発必中な気がしました。

なので下側に貼った合板の他に窓側の壁に3mmのアクリル片を貼っおき、それに突き当てるように位置決めして目地を付けるようにしました。

 

その後、両面テープを貼って接着剤を塗布した状況での貼り付けを想像しましたが、接着剤や両面テープが壁に付かないようにするためには合板に乗せる際に

パネルを少し手前に傾けて裏側を浮かしておかなければなりません。

でも寝かしすぎると窓枠と干渉するためなかなか難しく、本番でまごつかないようにとら母(嫁)と貼る練習を何度もとやりました。

 

 

 

 

 

 

 

接着剤は他のメーカーからも出ていて製造元も辿れば同じなのかもしれませんが、値段もほんの少し割高なだけでしたので、メーカー指定のものを

使いました。

 

 

 

 

 

 

 

施工説明書には接着剤を塗布してから10分以内に貼るようになっていたのですが、接着剤が体に付着しない様に気を付けながら両面テープの剥離紙を

剥がしていたら思いのほか手間取ってしまい少し焦りました。

そのことがあってから両面テープを貼ったら角の部分の剥離紙を少し剥がしておくことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

両面テープ以外のところを押すとパネルがへこんで接着剤が浮いてしまう「泣き別れ」が起きるということで、とら母にでも分かるように表面に

マスキングテープで目印を貼っておきました。

 

かなり緊張しながらも何とか無事貼ることができ、二人してガッツポーズしました。

初めてのキッチンパネル貼りはこんな感じでの作業でした。

 

 

 

 

 

 

 

二枚目のキッチンパネルの貼り付けですが、切断はアクリルカッターや手引きノコでは面倒でミスりそうなのでチップソーでカットすることにしました。

 

電動のこぎりは回転方向の関係で裏側から切る(刃が表側から裏側に抜けることで表面に剥離割れ(貝殻割れ)を防ぐ)ため、表側でカット面をけがくと

裏表逆になるのでミスを誘発します。

幼なじみはそんな理由から表側から切ってるらしく、切り口は大丈夫と聞いても問題は特にないと言っていました。たぶん切れが悪い刃を使わない

ヤツだから大丈夫なんだと思います。

 

そういった当たり前のことをケアしない人が現場で作業すると切り口が汚いことになってしまうんだと思います。ジョイナーはそんな切り口の悪さも

隠してくれるので施主は気付くこともなくいれるんだと思います。

 

養生テープはノコを引いたときにの傷防止です。独特な臭いとけっこうな粉塵がたちましたが楽に切ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

まとめてカットしたかったので窓周りの細々したモノをまとめてカットしましたが、おかげで素材の感触も少し分かってきました。

 

 

 

 

 

 

キッチントップが窓の下端よりも高いため、新しく窓枠を作ってそこにキッチンパネルを貼ります。

ここでも位置合わせしやすいように下端に基準の合板を貼っておいてパネルの採寸、カットを行いました。

 

 

 

 

 

 

L字のキッチンユニットのコーナー部なので電子レンジや電気ケトルを置く予定なので複数のコンセントが付きます。

 

 

 

 

 

 

大きさもあまりないのでキッチンパネルを仮固定してから下地と同時に基準の穴を貫通させておいて、キッチンパネルだけを先に抜いておいて、

その後キッチンパネルを外してから合板と石膏ボードの二枚重ねの下地を抜きました。

キッチンパネルと下地との開口の不一致を気遣いしないでいいので精神的に楽です。

 

 

 

 

 

 

 

一枚目の貼り付けと同様、右端にアクリル板の目地スペーサを貼っておいてから壁に貼り付けました。

 

 

 

 

 

 

吊戸棚のある壁は下地が合板のため、施工説明書に従ってプライマーを塗布することにしました。

無くても大丈夫と言う話も聞いたのですが、「素人は下手に真似せず基本に従う」それが私の信条です。

でもこのプライマーが曲者。入手性が非常に悪いです。

大手のホームセンターでもキッチンパネルは売っていてもプライマーは扱っておらず取り寄せ商品扱い。価格は1500円ほどなのですが

荷姿が2缶入りで、2缶プラス取り寄せ送料が掛かります。

関東のネット材料屋さんなら1缶でも売ってくれるのですがメーカー直送で配送エリアが関東のみ。問い合わせると割高な送料が掛かるけど

配送は可能と返事がきました。

1缶で何枚もパネルが貼れるほどの量なにに普通の値段で1缶だけ買うの事が出来ません。

代用品が何かあるのかもしれませんが知識も情報もないため、プライマーよりも高い送料を払って関東の材料屋さんから入手しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウレタン樹脂系と書かれていますが、中身は不明。

刷毛塗するとすぐに粘性が上がり刷毛が固まるような感じになります。刷毛の手入れについて聞くとウレタンシンナーと言われましたが、固まった刷毛を

手入れできる状態ではなかったので使い捨てにしました。

独特な臭気で、しいていえばスプレー糊みたいな感じがしました。

乾燥後はタックもなくサラリとしています。

他のプライマーのように養生期間とか塗布完了までの時間指定もなく、シリコンシーラント用のプライマーみたいに一日で使い切れということも

書かれておらず今の気温なら4時間ほどの乾燥で大丈夫と言われ、埃などが付着するので翌日までに塗ってくださいとのことでした。

(合板の下端と左端、色が濃いくなっているところが塗布した面)

 

 

 

 

 

 

位置基準の合板の設置とレーザー墨出しを使ったコンセント開口位置のマーキングと、一連の作業も慣れてきました。

 

 

 

 

 

 

 

窓周りと両端がまだですが主だったキッチンパネルを貼ることができました。

 

 

 

 

キッチンパネルを貼る間、キッチンユニットや吊戸棚が邪魔になっていたので、取り付けられる吊戸棚から順次取り付けて作業スペースを確保しました。

何度この重い電動昇降吊戸棚を上げ下げしたことか。リフターがあったので一人でも出来ましたが、他人と作業したら絶対に嫌がれただろうと思います。

 

 

 

 

 

吊戸棚が付かないと下側のキッチンユニットの設置ができないという玉突き作業。

先に進めたいと思っても慣れない作業をこなさないと他に進めないのは精神的につらいです。でも逆に一つ解決すると次に進めるのでこんな瞬間は

少し気持ちも晴れてモチベーションが上がります。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンユニットの両サイドは床から天井まで一枚のキッチンパネルを貼らないとならず、大きいため扱うのも大変になります。

 

 

 

 

 

 

 

上側に貼ったキッチンパネルと下側に貼ったキッチンパネルに均等に目地を付けるためにレーザーできっちり墨出しして基準となる板を貼ります。

床側もフローリングの仕上がり面から5mmほど浮かせるようにアルミ板を敷板として置きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンパネルが長いとうねってしまい、下と上を基準に合わせて貼ると途中が浮いて貼られてしまいます。写真にはありませんが上と下を繋ぐように

合板を取り付けて下側から順に接着させていきました。

 

 

 

 

 

 

シリコンシーラントによる目地打ちですが素人でもできますが、上手い人との違いは手早さもありますが使用量も違うなと思ます。

上手い人は無駄なくコーキングガンで塗布しておいてサ~っと一発で仕上げます。

私のような素人がやるとムラになった所にコーキングを詰めなおしてまたヘラで均す。それの繰り返してなんとか見栄えのいい目地が打てます。

無駄駄になったコーキングがその差なんだと思いました。

 

他人の家にいったときなどにトイレや壁のクロスのコーキングの見るようにしているのですが、どれだけの人が自分の家のコーキングを気に

されているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

手間と時間が掛かりましたが何とか窓周り以外のキッチンパネルの貼り付けが終わり、邪魔だった吊戸棚を付けることができました。

玉突き作業の次は下側のキッチンユニットの設置になります。

 

 

 

 

 

続きはまたこんど。

ではまた


台所のDIYリフォームのお話 初めてのキッチンパネル。初めてのカット。 初めて扱う素材は気を遣います

2020-03-08 03:47:26 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンユニットの嵩上げ台座もそこそこ完成してきたので、壁にキッチンパネルを貼ることにしました。

 

 

 

 

 

電気工事屋をしている幼なじみからいろいろ教わりながら作業しているのですが、壁は汚れに強いキッチンパネルを貼るか材料屋さんに当てがあるならステンレス板でも

いいよと教えてくれました。

行きつけのステンレス屋さんは随分前に無くなってしまったし、ステンレスの壁って何かレストランとかの厨房みたいな感じがしたのでキッチンパネルを貼ることにしたのですが、

さて「キッチンパネル」って何?ってな感じでした。

聞いたことがあるようなないような。古い我が家の現台所はタイル貼り。それまで他人のキッチンなんて気にもしなかったので知識は皆無。

ホームセンターに行けば普通に売っていましたが、前情報の通りに結構な値段がします。普通の合板と同じ3×6サイズで7千円ほど。床から天井まで

貼ろうとすると3×8サイズとなり8千円ほどします。

 

3×8サイズとなると軽トラの荷台からはみ出るのですが、割れやすいと聞いたので合板を繋いで荷台を延長し3×6サイズを1枚、3×8サイズを3枚、専用の接着剤に

仮止め用の両面テープ買ってきました。

費用は4万円ほど。キッチンユニット以外で一番高い材料代になりました。

反りがでるので立てかけずに床に平置きしなければならず、置いておくのも邪魔なものでした。

 

 

 

 

 

 

キッチンパネルを貼る前のチェックで二枚重ねで貼ったボードに一ヶ所、コンセントの開口をし忘れていたことに気付きました。

記憶をたどっても図面を見てもそこにあるはずのコンセント。

まあコンセントは多いから一つくらい無くてもいいかと思ったのですが、天井裏を覗いて見えたPF管を見たら、やっぱり見つけたらんとアカンやんって思ってしまいました。

 

一枚目を貼ったときの記録写真を見るとちゃんと開口してあるのが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

吊戸棚の付く壁は重さに耐えるように合板を二枚重ねにしていますが、レンジ周りは消防法の制約でボードを二枚重ねにしてあります。

気付いた時には時すでに遅し。二枚目を剥がして場所を特定するにも吊戸棚を外さないといけないし、何十本も打ったネジを外すのも面倒。

なので作業中に撮った写真を参考に開口場所を探し出すことにしました。

目星をつけて大体であけて探してもいいですが、コンセントの開口も無駄がないようにあけてきたので、何か適当にあけてそこから探るようにボードをガリガリ切るのは

性に合わないので、一発必中でいけるるように写真に写ったけがいた線やネジの頭を頼りに位置を割り出しました。

 

 

 

 

 

 

 

有ると便利なコンセント開口治具。

中心位置に治具を置いて、二か所をホールソーで抜けば、あとは穴を繋ぐようにノコで切るだけなので開口がすっきり簡単にできます。

 

 

 

 

 

ホールソーを入れる瞬間。

面倒でも吊戸棚を下ろして二枚目のボードをめくるのが正解かと頭の中で錯綜しまくりです。

物理的には失敗してもその部分だけボードを貼りなおすことは容易ですし、上にキッチンパネルを貼るので何ら問題ないのですが、思っていた通りにできなかったという

「失敗」を許せない思考があって、「あかんかっても何とかなるさ」と思える性格がうらやましいしです。

これって一種の病気みたいなものなので直さないといけないといつも思ってはいるのですが・・・・。

 

 

 

 

 

 

けがいた線が残っていたのと写真があったおかげで無時開通。

良かったと思う反面、次こんなことがあっても「まあいいか」と思えない実績を積み上げただけだったようにも思えます。

 

 

 

 

 

 

さてここからが本題のキッチンパネル貼り。

キッチンパネルを貼る壁ですが、幼なじみからキッチンパネルを貼る際にキッチントップや吊戸棚に少し飲み込ます(入り込む)ようにしておくと、

キッチンパネルの切り口が汚くても影響しないと教えてもらったので、吊戸棚はスペーサーを入れて壁から浮かせて取り付けてあります。

こういうことを「パネル先付け納まり」と言い、設置してある吊戸棚やキッチンユニットに合わせてキッチンパネルを切って貼ることを「パネル後付け納まり」と

言うと施工説明書に書いてありました。

 

 

深く気にせず「パネル先付け納まり」にしたのですが、その名の通り先に貼らないといけなくて、そうなると今ついている吊戸棚を全部下さなければならず、

ちょっとテンション下がりました。

 

kagayakiさんから「もう下したらダメですよ」と言われたのを思い出しながら、泣きながら外しました。

 

 

 

 

 

 

キッチンパネルは「アイカ工業」というメーカー製で断トツのシェアだとどこかに書いてありました。

初めて扱う素材でしたがちゃんと施工説明書が同梱してあり助かりました。それによると角部はクラックが入りやすく複数枚で割付せよとあり、

窓周りなどでクロスが裂けないないようにプラスターボードを窓枠角で割り付けしないようにカットする工法と全く違うと知りました。

コンセントの開口なども6Rで丸みをつけろと具体的に指定してあったりと、粘りがない材料というのが伝わってきました。

 

 

 

 

 

キッチンパネルのカットですが左端は窓枠の一部となるため上下の角のカットが必要。吊戸棚より一段レンジフードが上がっているので段付きにすること。

後はコンセントの開口。

コンセントの開口位置について壁の端から何センチ、天井から何センチとしてもいいですが、たぶん間違うだろうと思ったのでレーザーで墨だしして

直接キッチンパネルに書き込むことにしました。

 

 

 

 

 

 

寸法出しや貼り付けがしやすいように、下端に合板を貼ってそこに乗せて作業するようにしました。

 

 

 

 

 

 

 

割れやすいと聞いたものの、どれくらいで割れるのかも分からないので、おっかなびっくり、恐る恐るの作業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試しに不要なところをホールソーで抜いてみたのですが切削時に独特の匂いがしたのが第一印象でした。

例えるなら電気のプリント基板(それも安い紙フェノール(ベーク)基板)が焼けるときの匂いに似ていました。自分で回路を組んで初めて通電させたときに

失敗してショートさせてしまった時の苦い思い出を彷彿させる匂いです。

 

 

 

 

 

 

表面は硬く、キーンという音がしながら切れて表面層を抜けるとガサガサと石膏を削るように粉を噴きながら切れていきます。裏面はまた違う素材で

表面ほどではないですが少し硬い材質で出来ています。

刃は表側から入れろと書いてあるのは硬くて脆いためで、裏側も当て板をしていないと突き抜けた際に切り口が少し欠ける傾向がありました。

 

 

 

 

 

DIYでキッチンパネルを貼った人のサイトを見るとカッターで簡単に切れるとあったので、アクリルカッターで切ってみましたが、言うほど簡単ではなく

何度も何度も切り込みを入れる作業はそう容易いと思えず、全然嘘やんと思ってしまいました。

 

 

 

 

 

窓枠の部分のカットは手引きのノコでやってみました。こっちの方が早いですがそれでも距離が長いと結構しんどいだろうと思います。

本来なら切り込みを入れずに分割するように割付しないといけないのかもしれませんが、合口は3mm以上隙間をあけて目地を付けてコーキングにするか

ジョイナーでつなげよとあり、あまり継ぎ目を付けたくなかったなかったのと、窓枠に入り込む面積が小さく下地の合板も一枚で仕上げてあるので

地震がきても大して応力も掛からないだろうと思ったので、分割割付にしませんでした。

角は念のためにΦ16のホールソーで抜いて大きめにR(8R)にしてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンセントの開口はキッチンパネルの外形のカットを先に済ませておいてそれを実際に壁に押し当てて、レーザーを当ててけがきました。

開口はホールソーの刃を表面からだけでなく念のために裏面からも入れました。

表面を切るときの黒板を爪で引っ掻くような甲高い音はあまり気持ちいいものではありません。

 

 

 

 

 

 

カットし終わったキッチンパネル。

「不慣れ&高価な材料」が相まって、カットするだけでかなり気を遣いました。

 

 

 

 

 

 

 

仮付けして様子見です。

 

 

 

 

 

 

窓枠の納まりもなんとかうまくできました。

 

 

 

 

 

 

このあと、これを貼るという作業があるのですがやったことがないだけに不安でいっぱいです。

続きはまた次回。

ではまた。