オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

溶接用作業定盤の電動油圧リフトテーブルの整備

2012-02-28 02:34:54 | ガレージツールの製作,改造,整備
溶接の際にテーブル高さが自在に変えられると安定した姿勢が溶接ができ,それが美しい溶接に
つながります.
「美しい溶接=高品位な溶接」 

私のようなヘタッピな素人溶接技術を少しでもカバーするために
電動油圧テーブルをガレージに持ち込んでいると先日お話していましたがその続きです.




一旦重い作業定盤を載せてしまうと天板はメンテナンスができなくなるので,すこし手入れをしておきます.
先ずは錆が少し出ていたので錆取りから.

宣伝文句ほど錆が落ちる商品に巡り合えないですが,知人宅の整理の際にもらった古い錆取り剤は
そこそこな感じでした.



・・・が,今は取り扱いされて無いとかで入手不可能でした.残念.


昔は今ほど規制が厳しくなかったのでそれなりに強力な薬品が出回っていましたが,最近は短時間で
速効性のあるものが少なくなりました.

錆が出ている箇所に錆取り剤を塗布しますが,やはり塗装(塗膜)があると周辺に錆が
残ってしまいます.

錆びている所の塗装をはがし,部分,部分で補修していくのですが,綺麗になるとそれまで気に
ならなかった箇所が気になるようになってしまいます.
そこを補修すると,またまたそれまで気にならなかった箇所が気になりだします.

あ~,こういうの精神衛生上よろしくありません.


潔く天板の塗装を全部剥がすことにしました.
サンダーを使って機械的に削り取ろうとしたのですが塗膜が厚いため効率が悪く,剥離剤を使おうと
思ったものの,面積が大いゆえに量(コスト)が気になりしばし悩みます.
嗚呼,貧乏性・・・.

試しにヘラで「こそぐ」とペラペラと剥がれてくれたので,全部こそぎ落としてやりました.
嗚呼,快感・・・.




やっているときは気持ちよく剥がれてくれるので楽しいですが,やり掛けの作業を抱えていることを
思い出すとまた深入りしてしまったと反省.


天板は鉄板を長手方向に縁を折り曲げ,短辺は中央のみを部分的に土台に溶接して固定していますが
隙間が出来て非常にクオリティが低いです.




どう考えてもメーカーの仕上げでは無く,前の持ち主が何かをしたとしか思えない状態.




とりあえず浮いたままでは塗装もへったくれも無いので,万力で密着させたうえで点付けの数を
増やしてやります.




少しはまっしになった気もしますが・・・.




こなんのを見るとイラっとしてしまいます.
一旦塗装段階まで進むと下地がこれでは必ずやり直したい衝動に駆られます.




溶接で肉盛してやります.




点付けを増やした方も,全長を溶接して仕上げることにしました.




長手方向の縁を曲げた箇所にも何故かこんなサンダーで削ったような後がアチコチにあります.




こっちも




え~いっと溶接で埋めてやります.




そうなると,こんなプチ深めな傷が気になります.




溶接で肉盛してからグラインダーやサンダーを使って整形してあげます.

さっきのプチ深い傷も目立たなくなります.




浮いていた所を全長で溶接した箇所も美しくなるように,腰を入れて真っ直ぐにかつ滑らかな
アールがつくようにサンディングします.

ここは天板が美しくなることだけを考えてワーク(天板)とコンタクトを取ります.
美しく仕上げる・・・気持ちと集中あるのみです.




市販のリン酸系の防錆剤を塗ってリン酸皮膜を形成させて錆の抑制と上塗りとの密着性を改善させておきます.




リフトの下側は後々暇が出来たら手入れをする予定なのでひどい錆だけを落としておきます.




久しぶりに通電させて昇降させましたが,バイクリフトに見られる空圧リフトと違って電動は
静かに上昇してくれて,心地よいです.



では,また

プリウスα 「延長カプラーオン ドアミラー自動格納」ユニットを付けてみた

2012-02-24 03:58:38 | プリウスα
プリウスαが来てから20日ほどが経ちます.

久しく現行車に乗ってなかったので,今では当たり前の装備でも新鮮に感じたりします.

例えばルームランプの残光を見たとら母が「ランプ消えないよ?」と勘違いしたり,私もキーをOFF
(実際にはキーがないのですが)した時にルームランプが点いたのを見て,「へ~」と
感動してしまいました.
飽食の時代にこんなことで喜びを感じるのはある意味幸せな事なのかもしれません.


ある学者さんのブログを見て共感したのがありました.

『人生を幸福に生きるためには、節約が一番だ。贅沢な生活で幸福になることはない』


その言葉の意味は・・・

『人という生物は「今の状態で満足できれば幸福」という性質を持っています。
たとえば今から1000年ほど前の平安時代には、水洗トイレはない、瞬間湯沸かし器もないのですから、
汚い便所に座ったり、あかぎれの切れた手をさすりながら冷たい水で洗濯をしたものです。

それに比べると現在はウオッシュレットつきの水洗トイレや蛇口をひねるだけでお湯が出てくる
生活ですから、平安時代は悲惨な生活のように思います。でも、その時代、数年ぶりに豊作になって
稲穂が頭を垂れている田んぼの横で、草むらに仰向けになってそよ風に吹かれている彼は
「ああ、俺はなんて幸福なんだろう!」と思ったことでしょう。

また、今から1000年後の人たちは私たちの生活を歴史の時間に学んで、「なんてひどい生活を
していたのだ!これでは奴隷のようじゃないか!」と驚くことは間違いありません。

人間は、生まれてからの平均、ここ1ヶ月の平均が「平均」になり、それ以上なら満足、それ以下なら
不幸と思うものです。』

(引用 中部大学 武田邦彦教授)

「贅沢は敵だ」とまでは思いませんが,不自由さが新しい発想を生み,困難が克服する創造力を
養う,そう思う自分には
「我慢も大切.財に物言わすことなかれ」そんな風に思っています.


会社で車の話をしていたら後輩が新しいBMWの5シリーズに買い換えたと話してくれました.
新古車で600万円ちょっと掛かったといい,持つ喜び,乗る喜びに浸っていて本当に
うれしそうでした.

その半値以下で買えるプリウスα.
ステータスやラグジュアリー感など持ち合わせていない車ですが,低燃費を実現させるために
モーターとエンジンがしきりに切り替わる様をみると,かっこいいなあとさえ思ってしまいます.
燃料計があまり下がらないその車は,でしゃばることなく暮らしの一つのアイテムとして立派に
馴染んでくれています.


そんなプリウスαにキーをロックしたら自動的にドアミラーが格納してくれるユニットを
付けてみました.




メーカーオプションでもあるのですが,純正品の動作シーケンスがドアを開錠したらミラーが開き,
ロックすると閉じるというもの.
荷物の出し入れのためにドアを開錠しただけでミラーが開いてしまうのに対して,これは,
「POWER」ボタンを押して初めてミラーが開く「勝手」のよいものです.


ネットオークションで送料込みで3480円と安価なのに,作りはなかなかしっかりしています.

さて取り付けですが説明では取り付け時間が20分とあります.
車イジリが苦手な私.
見えにくいところにネジ止めやクリップで固定されている内装は嫌いです.


運転席の足元のこの内装をはぐってカプラーにかませれば終わりなのですが・・・




説明書はプラスチックのネジを外して引っ張れば外せると書いてあるのですが,どうもそれだけでは
なさそう・・・

シート寄りのモールまでつながっています.
素人の私には大切な新車を思い切ってバキッと嵌め込み外す勇気がありません.
ソロリソロリと慎重にはぐっていきます.





「宇宙の胃袋」を持つとら母に対し「ノミの心臓」を持つ私には全く不向きな作業です.

このカプラーを抜いてユニットのカプラーを噛ませるのですが・・・カタイ.
固くて抜けません.




繊細で小心者の私に新車の香りのする車で,力任せの作業をさせるなんてイジメのようです.

護身術で習った丹田を意識して伸筋を使ってようやく抜けました.
(やってて良かった「国際護身武術連盟『剣』」っと宣伝しておこっと.)




なんか分かりませんが白いテープがちぎれています.これって何?
しばらく観察しましたがよく分かりません.ハーネスに巻いてあったような感じなのですが・・・.


カプラーをかませて動作確認します.



基板は収縮チューブで絶縁処理がしてありるので,このまま内装を取り付けてもいいのですが
車は振動するものなので一応養生しておきます.

以前,護身術の稽古に使う棒に巻いたポリエチレン製のスポンジを巻いてあげます.




基板とコネクター,配線をスポンジを巻いてタイラップで固定してあげました.
丁寧な作業は無用なトラブルを回避させてくれます.




さてあとは内装を取り付けるだけなのですが上手くはまってくれません.

この青いのはカークリップ?というのでしょうか,内装を固定しているプラスチックの部品.
多分これは内装を外す時に本来一緒に外れてくるものだと思うのですが・・・.
勝手が分からないにので車イジリは嫌いです.




なんぼやってもはまらないので,潔くディーラー(トヨタカローラ新大阪正雀店)に聞きに行くことにしました.
ディーラーまで車で5分,近所で買ってよかった.



親切に対応してくれる営業マン.
整備士上がりなので固定位置も全部把握していました.さすが.




青いカークリップは本来内装と一緒に外れるらしいのですが,車側に残ることが多いと教えて
くれました.




こんなツールで外すんですよと教えてくれた.バイクいじりにはあまり出番がない内張りはがし.




無事内装が付いて一件落着.




自動でミラーが開閉してくれて,おまけにドアを施錠しているかミラーを見たら分かるので超便利です.


あ~あ,車いじりは嫌いです.
ではまた.



バンディット1250Sでぶらっとそこまで 笠置,木津川,ちょっとおっかなびっくり海住山寺

2012-02-18 22:03:09 | バンディット1250S
先週の日曜日(19日)の午後,少し時間が出来たのでバンディット1250Sでぶらっと
出かけることにしました.

世間は寒波や大雪と騒がれていますが,大阪(北部)は全く雪が降りません.
暖かいというわけではないですが,空っ風が吹いてつらいということも無く,普通の冬です.
少しくらい雪も積もってくれたらなと思ってしまいます.


先日走ったときあまりに手先が寒くて痛くなるので,出発前に以前頂いていたハンドルカバーを
取り付けて準備万端.




このハンドルカバーは北海道バイク仲間の「ラッセンマイヤー男爵」さんから以前頂いたモノ.

男爵さんはインターネットでバイク用品を扱われている「ALFA PARTS」という会社を経営されています.

北海道フリークでもあって毎年北海道に行かれ,ライダーのバイブル「ツーリングマップル」
北海道版の旅人のページにここ数年毎年載っておられ,なんと今年も!!
(しょくぱんさんとジャイアン兄ちゃんも!! 北海道版のカメラマンのKumaさんとお友達というかなりの通です)


バイク乗りなだけに商品開発も熱心でとっても親切な方です.
是非どうぞ.
ちなみに「ラッセンマイヤー男爵」という名前ですが至って日本人です.



さて,行くあても無いのでバイクを国道163号線を東に走らせ清滝峠を越え大阪と奈良と京都の境目にある
笠置(かさぎ)の小さなドライブインに行ってみました.

木津川の川沿いにある小さなドライブイン.

気温7度.
暖かい飲み物を飲んでも寒いです.




途中で見た「国宝 五重塔」の看板が気になったの寄ってみる事にしました.

看板を頼りにバイクを走らせると道は山の方へ.
案内看板が小さくて見落としてしまいそう.
山間の集落の路地みたいな道をドンドン上って行く.

機敏にアクセルに反応するバンディット1250Sの心臓.
低速トルクが太くリニアな特性をもつエンジンはこんな道ほど楽しくさせてくれます.




お寺の山門脇にバイクを止める.




石段を数段上り山門をくぐると外に?出てしまった.
そう,山門があるだけなのです.




脇に小道が見えたので行ってみることにした.
両脇は墓地.獣道のような山道を登って行く.

少し不気味に思えたけど,きっとこの先に五重塔があるものだと信じて山道を登って行く.

夕刻,うっそうとした山道は上れど上れど墓地ばかり.
ふと横を見ると墓石が倒され地面には卒塔婆(薄く細長い木で出来た墓標)が散らかっている.

こんなに荒れた墓地は見たことがない.
本来,墓地はご先祖様や親兄弟が眠る聖地,恐いと思ったことなど一度も無かった.

でもそのときは背筋がぞっとして危険な感じさえした.
何かを連れて来そうで「南無阿弥陀仏」と何度も唱えながら逃げてきました.


バイクを少し走らせると「海住山寺(かいじゅうせんじ)」がありました.

ふ~


時代を感じさせる本堂






鎌倉時代の五重塔




「やる気地蔵」

これからの人生で「やる気」は大切.
心を込めて拝ませていただきました.




ちょっとおっかなびっくりなお寺めぐりでしたが綺麗な景色を見たら立ち寄ってよかったと
思いました.




帰り際にふもとの集落にいたおばちゃんにお墓のことを聞いたら「サルの仕業」と教えてくれた.

私のように間違えてお墓に行っておっかなくなる人がたまにいると言っていた.


走行距離:90Km

油圧リフトの移動と搬入 シャコタン(車高短)返しに泣かされてます

2012-02-17 01:47:14 | ガレージツールの製作,改造,整備
溶接用の作業定盤を電動油圧リフトに載せるために,先週から引き続いてガレージの整理を
しています.

溶接機を足踏み式リフトに載せたので,お次は電動油圧リフトを自宅裏からガレージに移動
させてきます.




電動油圧リフトの重量はおよそ200Kg.
重いのでハンドリフターで担ぐのですが道中には「シャコタン返し」が立ちはだかっています.




不用意に車が出入りできないようにと駐車場の管理人さんが昔に設けたこの盛り上がりが,
なかなかの曲者.
10センチほどしかないけど重量物には天敵.(この駐車場は我が家のモノではないですよ)

仕方が無いので台車に載せて遠回りして迂回させます.
丈夫な台車でよかった.




腰を痛めないようにゆっくりゆっくり.




最後の難関,ガレージへのスロープ.




登っては押し返され,登っては押し返され・・・.

通行人の冷たい視線に耐えながら,勢い付けてゴールイン.




屋外に保管していたので少し錆が出てのでちょっと磨いてあげています.




ガレージに入れてみたら予想以上にでかかった.
来週は錆止め塗れるかな.

ふぅ~


ガレージ整理 ダイヘンインバータエレコン300Pをリフトテーブルに移動 ネスカフェ「バリスタ」当たったよ

2012-02-11 05:39:29 | ガレージツールの製作,改造,整備
昨年末から取りかかっていた,とあるところからの依頼品が完成し先日納品.
現物を手にしてもらってアルミ本来の軽さを実感してもらい,喜んでもらえたのでホッと
しました.

金属同士が擦りあう所は樹脂を被せて磨耗を防ぐようにしています.




このカバーはテフロン(PTFE)チューブをスリ割りしたモノ.
テフロンといえばフライパンが焦げ付かないようにコーティングしているアレ.
バイクや車のサスペンションの摺動部にもコーティングされていています.
樹脂の中でも耐熱温度が高く連続使用で260℃といわれています.

溶接のビート部で盛り上がっている所を切除しているのですが,これがなかなか綺麗に
切り取れず,時間が掛かってしまいました.




作品作りがひと段落したのでガレージ内の整理です.

足踏み式の手動リフトテーブルに載せている作業定盤が私が一番作業するところ.
左横にはダイヘンのTIG溶接機を置いています.




作業定盤を載せている手動リフトテーブルを電動に換えて,空いた手動リフトテーブルに
TIG溶接機を載せて,溶接条件の調節ツマミも目線の高さになるようにしようと思っています.

溶接機がテーブルから落っこちないようにツーバイフォー材で簡単に土台を作ります.



日立のコードタイプのインパクトドライバーを使っていますが,高価なバッテリーの劣化で
使えなくなる心配が無いので良いですが,やはりコードがわずらわしいです.


溶接機はインバータ式のためサイリスタ式より随分軽いですが,それでも55Kgあります.
(サイリスタ式は100~150Kgあります)

人力でやろうとしましたが無理だったためガレージに張り巡らしてある単管にレバーブロックを
掛けて吊り上げました.
(最初からそうしておけばよかったと反省)




左上に見えているのがおなじみのチェーンブロック.
昔の車マニアといったらチェーンブロック.
エンジンを積み降ろすために納屋の梁には必ずこれが掛かっていました.

レバーブロックはウインチみたいなもの.チェーンブロックみたいに1トンとか2トンは
吊れないですが軽いので扱いが楽チン.

(ちょっとしたものを吊るのには便利なのでご家庭にお一つどうぞ.)




お陰で腰をいためず載せれました.
明日は電動リフトをガレージに持ち込んで台車に載せる作業です.
バンディット1250Sに乗れるかなあ.




追伸
とら母がやっている懸賞生活.
久しぶりに形ある商品(いや,形として残る商品と言ったほうが正解かも)が当たりました.

ネスカフェの「バリスタ」です.



コーヒー好きで日に何杯も飲むので私の方がうれしいです.

たまに懸賞アップしているので,HPの「懸賞の部屋」も見てやってください.
懸賞の部屋 http://okutec.onasake.com/kensyou_top.html


お悔やみ
先日の日曜の昼時,近所で火事がありました.
ご主人が一階でバイクを修理していて,ガソリンが漏れて石油ストーブに引火したというもので
5棟が燃え,奥さんと娘さんの二人が亡くなるという痛ましい火事でした.
現場はいつも私が走るジョギングコースで先日も通りましたが,原因はどうであれご主人の
やりきれない思いを考えると,切なくてたまりません.
ご冥福をお祈りいたします.


カローラのエンブレムを買ったら付いて来たプリウスαは純白の貴公子号 

2012-02-05 06:54:47 | プリウスα
以前からプリウスのバンタイプであるプリウスαに興味があったのですが,エコカーブームで
5人乗り(ニッケル水素電池搭載)は4~5ヶ月の待ち.7人乗りに至っては搭載する
リチウムイオン電池の生産が追いつかず半年以上の待ち.
3月末までのエコカー減税に間に合わないこともあって,買いたい気持ちが失せてしまって
いました.




年末,近所のトヨタにバンディット1250Sに貼るカローラのエンブレムを買いに行った際に
ちょっと状況を聞いたところ,2月完成予定のディーラーの見込み発注車があるということを
聞かされ,平成23年度第4次補正予算案に盛り込まれる10万円の補助金(予定)の
財源枠のことも考えて1月11日に契約をし,昨日納車となりました.




我が家の車は親父が残して行った軽トラックと,とら母のじいちゃんが残していった軽ワゴン.
どちらも15年落ちの古い車.
いつ壊れるか分からないため遠出も出来ず,それでも文句も言わないとら母が不憫で
ならなかったので思い切って買うことにしました.




数あるハイブリッド車の中でプリウスは本当に燃費を最優先に作った「燃費スペシャル車」.
一見特殊な車に見えて実はバッテリーとモーターとインバーターを載せたカローラクラスの
大衆車ではないかと私は思っています.

ただ違うのがその制御.
これまでのハイブリッドは充電した電気を少しずつ使っていたのに対し,現行のプリウスは
「一気に充電して一気に使う」方式となっています.
この難しい「一気に充電する」ことを実現させているのがトヨタの「協調ブレーキ」.

足で踏むブレーキを違和感が出ない範囲で可能な限り回生ブレーキで補うこのシステムは
トヨタの技術の塊.





私にとって車は生活の一部.
ガソリン代がかかるのはボディブローのように効いてきます.
高級車や速い車に興味はないですが,車中泊を考えるとミニバンは魅力的.
だたあの大きな車体はどうしても重くなってしまい,ハイブリッドといえど少し無理があります.

プリウスのラゲッジスペースを広げたプリウスαの重量差は100Kg.
その100Kgの差で燃費が30.4Km/Lから26.2Km/L(JC08モード)に落ちてしまうほどシビアなため,
現状ではこれが限界なのだろうと思います.

現実的な中で限りなく燃費を向上させているこのプリウスのインテリジェンスな技術は
とってもステキです.

「ハイレベルな大衆車」
そんなプリウス(α)が本当の意味でカッコいいのではないかと思います.



カローラ好きの私に営業マンがカローラのエンブレムをプレゼントしてくれました.
さすがにトヨタの営業マンはよく出来てます.





ぶらっと走った後,とら母の「宇宙の胃袋」がたこ焼きを食べたいと言ったのでいつもの
たこ焼き屋に寄ってみました.




新車の香りが一瞬でソースの匂いに支配されたのは言うまでもありません.
嗚呼,短い新車の香り・・・.



さよなら,とら母じいちゃんのAZワゴン.





ようこそ「プリウスα」改め,純白の貴公子「カローラα」号
「お泊りセット」を積んでいろんなところにとら母と寅次郎で行きたいです.




ではまた