キッチンリフォームの続きになります。
前回は階段周りの間仕切りの下地作りで、今回はフローリングを貼る前の各部の準備というか仕舞いの話になります。
少しでも工程を進めていきたいと思っていたので、先ずは元々敷いていたフローリングを並べてみることにしました。
前に床を貼ったときは知識もなく端から順番に貼っていったのですが、今はyoutubeを見るとフローリングの貼り方をレクチャーしてくれている動画が
沢山あって、まずは「割り付け」のことを言われています。
「割り付け」とは何も考えずに端から貼っていったら最後が幅が狭いくて幅狭なフローリング材を貼らないといけないってことが無いようにするためのものです。
と言うことで、元々貼ってあったフローリングを並べてみることにしました。
キッチンユニットの手前側を起点として順番に並べてみたのですが、反対側の間仕切り壁(土間からの出入り口側)の軽天材の壁下地に微妙に足りず、
下地に石膏ボードを貼ってもまだギリギリ足りない、でも巾木を貼ると隠れる、そんな感じでした。
巾木で隠れるのでOKと言われればそうなのですが、気持ち的には端の実(さね)もカットしてピッタリと貼ってやりたいという思いになります。
気持ちを押し殺してこの割り付けで行こうかとも思ったのですが、階段周りの間仕切りで割り付けが悪くなり、フローリングを「コの字」に切り欠いて
差し込むか、分割して貼るかしないといけない状態でした。
さて、どう割付するか。
本職はこういった場合、どういう風に割り付けするんでしょうか。
あーだ、こーだ。フローリング材を並べて考えました。
悩む私と対照的に床板が敷き並べられたのを見てはしゃぐ娘。
狭い思いをさせているので、グタグタ悩んでなくて、ちゃっちゃと進めていきたいのですが、決めるまでが時間が掛かり過ぎるのが私のいけないところ。
あーだこーだ考えて階段の間仕切り基準で割り付けすることにしたのですが、貼る前にまだしなければならないことがありました。
隣の部屋(現台所)とのつながりの部分です。
現台所の床も老朽化がすすみ、キッチンが終わればやり替える予定なのですが、その際にできれば敷居がなくて、二部屋が一枚のつながった床に
できないかと考えました。
そのためには今リフォームしている床の下地を次の床にも使えるように残しておかなければなりません。
言葉では分かりにくいですが、一本の根太の半分を残しておいて、現台所の床を貼る際にその残った半分の根太に捨て板を貼って共用するというものです。
ただこのままではサッシ戸との間に隙間が残って歩きにくく見た目も悪いので次の施工まで仮の捨て板を敷いておいて、その上に敷居を乗せておこうかと
考えました。
サッシには段差があるので高さが合うように細長く切った合板を入れ、その上に幅の狭い合板を捨て貼りの代わりに留めてそこに敷居を敷きます。
敷居になるものを探しにスーパービバホームに行って檜の仕上げ材と言うのを見つけて買ってきました。
こういったものは近所のコーナンプロより揃っているように思います。
敷居で縁切りしてフローリングを貼るのですが、その敷居を貼る前にまたしないといけないことが見つかりました。
リフォームしている部屋の基礎の立ち上がりの部分の仕舞です。
基礎の立ち上がりが高くフローリングの床よりも高く、縁よりもへこんでいます。
このままでは間仕切り枠も付けれないので面一(つらいち)に仕上げておかなくてはなりません。
反対側は基礎よりも土台の木が飛び出しています。
厚めの集成材を面一(つらいち)になるように削ってやろうと思ったのですが、左官職人が手作業で仕上げたので奥と手前の出(で)が微妙に
違っていて、フライスで単純に削っただけでは面一(つらいち)になりそうにありません。
ピッタリ合うように様子を見ながら削るのに良いツールはないかと考えて出してきたのは、親父が残した電気カンナでした。
何十年かぶりに動かしたのですが、普通に動いてくれてました。
これで削っては宛がって、また削ってを繰り返して現物合わせしてみました。
右よりも左側が若干薄くなっています。
この上に集成材の板を取り付けて間仕切り枠とするので、ほとんど隠れる部分ですが、隙間なく枠が付くと工業的に優しく思えてゆっくりと眠れます。
反対側は将来ボードを貼るかもしれないので面から少し出して仕上げました。
間仕切り枠が付けれるようになったので、檜の敷居を置いてみました。
キッチンのフローリングはこの敷居まで貼ってやって、次に現台所の床を貼るときはこの敷居を取っ払うことで続けて貼ることが出来るはずです。
多分・・・・。
なんだか書いていても、伝わらん内容やろなと思っています。
まあ、なんだかんだ悩みながらやっているということが分かってもらえれば、これ幸いです。
いつもながらに細かな内容で申し訳ありません。
ではまた。