オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

1歳になった友和子(とわね) ケーキに飾られた一本のローソク 「出産おめでとう,ぱるぷのオーナーさん」

2013-08-30 04:22:08 | 成長日記
先週の22日に1歳になった娘の友和子(とわね).

この年齢ならまだ特に何もしないで良いかと思っていた.

ただ今日は早く帰ってガレージ作業はしないで一緒に居る時間を少しだけ多めにしようと思っていた.







職場の同僚と休憩時間に話していたときのこと

「今日が娘の1歳の誕生日やねん」

そういうと同僚が

「ケーキを買って帰らんとあかんやん.プレゼントも」


・・・・そういえば前の日に大きな包み紙に入った物があり,よく見るとそれはとら母(嫁)が友和子にと用意していた
プレゼントだった.


そのことがふと思い出される.



『ケーキなんて買ってもまだ食べられへんし』・・・何て思っていたので,ちょっとハッとした.




会社の帰りがけにいつものケーキ屋さんに寄った.

お店の人に
「今日娘の1歳の誕生日なんです.名前って今からでも大丈夫ですか?」
 
そう尋ねている自分が少し嬉しそうなのが自分でも分かった.


「ええ,だいじょうぶですよ」



なじみのケーキ屋さん.
腰が低くてまじめそうなケーキ職人のご主人と,きっとその奥さんであろう物腰の柔らかそうな店員さん.

「この年になって生まれた娘なんで嬉しいんです」と,聞かれても無いのに自分から話し掛ける.


「お一人目ですか?」

そう奥さんに聞かれると,こえまたうれしそうに「ハイッ!」とこたえる私.




ケーキを一旦家に置いてヴェクスター125の足下に寅次郎を乗せ,二人(一人と一匹)で子供用品屋さんに走った.

1個700円ほどの安いおもちゃを2つ買った.


家に帰って友和子をお風呂に入れて食事の後,同居する姉と姪を交えて小さなケーキを囲んだ.

とら母も友和子用に味付けしたケーキを作っていた.







二つ並んだケーキ.

ローソクの数が1本というのを見て少し感慨深いものがあった.

我がの子にとって初めての誕生日.
友和子はまだローソクが何なのか,ケーキが何なのかも分かっていない.
きっと1歳の誕生日は親のためにあるのかもしれない.






ケーキを見て一番反応したのが寅次郎だった.






寅次郎には幼なじみが四国に行ったときに寅次郎のためにと買って来てくれた「犬用 さぬきうどん」をあげた.

チーズが入ったうどん.
寅次郎はチーズが大好き.
美味しそうにパクパク食べていた.





姉と姪と甥,そしてとら母の両親からもプレゼントをもらった.






いつもニコニコしている友和子.

その朗らかさは何ものにも代えがたい.





あどけない仕草





友和子1歳の誕生日の日記でした.






追伸
職場で仲良しのぱるぷのオーナーさん.




歳は私より一周り以上下ですが,子供2人を育てている子育ての先輩で,いろんなアドバイスをしてもらっている.

そのぱるぷのオーナーさんに先日三人目のお子さんが誕生した

おめでとう!!









続・ガレージ整理 面取機「C.フェイサー」の削りかす対策

2013-08-24 02:37:28 | ガレージツールの製作,改造,整備
フライス加工の度に行うバリ(面)取り.
なのでフライス盤の立ち作業と同じ姿勢で面取が出来るように面取機の設置台を作ったのは前回の話.




作業性は改善されたものの,周囲を見ると削りかすが付着していたり,床に落っこちているのが気になる.





私が居ない平日は寅次郎がくつろぐ場所.
削りかすの上で“まったり”では気の毒.
なので対策を打つことにしました.


面取機のプラテン(カバー)を開けると,ご覧の通り研磨パッドがむき出しで,削りかすに対しては考慮されていません.




削りかすが飛散しないようにするには研磨パッドを囲うしかないのですが,そんなものを取り付けるようには
作られていないので,どんな形状にするか現物を見ながらイメージします.

で,イメージできたら作れるかというと,そんな器用に出来る訳でも無く,プランと現実の加工性のジレンマの間を
行ったり来たりする時間が流れます.

これが非常にアンニュイな時間です.



今回使う材料は厚みが1mmのアルミ板.
強度の必要な物には使えないアルミ板ですが,金ノコでも切れるくらいの手軽さなので,こういったカバーや
ケース製作には丁度良い材料かと思います.

実際の切断は金ノコでは無く“押し切り”と呼ばれる,裁断機を使います.

この“押し切り”は実は私の親父が使っていた物です.
私がまだ小さい頃,それこそ物心ついたときにはすで見た記憶があるくらい古いもので,そう考えると
40年以上前の道具になります.

“押し切り”という名称も正しいかどうか分かりませんが親父がそう呼んでいたので私もそう呼んでいます.





なんとなくプランが固まってきたら今度は切れっ端を“切っては宛がい”を繰り返し,より具体的に形状に
具現化していきます.

単なる削りかす飛散防止カバーですが,作り始めるまで沢山の時間を要します.





どれほど切れ端を屑鉄(実際は屑アルミ)にしたか分かりませんが“何となく”な方向性と言うか,形状が見えてきます.


不要な部分は切り取り,縁を曲げて強度を持たせ・・・

面取機本体にも取り付け用のタップを立てたりして,少しずつですが作業の進む速度が上がってきます.




研磨パッドを囲うように形状と大きさを現物を見ながら製作します.





曲げ加工ですが,この世界では随分ポピュラーになったこの折り曲げ機を使っています.
一頃,一世を風靡した“エイシン”(今は倒産してありません)が世に広めたツールです.
元は中国製(たぶん)なので現在は他の輸入業者,数社が販売しています.
あれば便利なツールです.




接合は溶接でもいいのですが,薄物なのとフライス盤を搬入する際に溶接機の配線を“ばらした”ままで
使える状態では無いのでアルミのリベットを使います.





使い方は簡単.
叩いて潰すだけ.
ブラインドリベットは裏に出っ張りが出来るので今回はこれを使いました.




上側の部分のカバー.縁を折り曲げるさいに,折り曲げ機の制約で一部端っこが切り欠いた形状になっています.
本来なら弁当箱のフタみたいなモノにしたかったのですが,気持ちが持ちませんでした.






研磨パッド周りは一応出来た感じです.





次に削りかすが落ちる下側.





削りかすを受ける“受け皿”まで曲げ加工で作る気力が無くなってきたので,転がっていた「百均」のタッパーを流用します.






これを,こんな風に受け皿として使うために,どうすれば上手く固定できるか・・・・
また,アンニュイな時間が流れます.





“この部分が邪魔やな・・・”マジックで切り取る所に印を書きます.

一つ一つの作業は,ほんとちっぽけな事です.
モノ作りを愛する者は皆,こんな事の積み重ねを面倒だと思いながらも楽しんでいるんだと思います.
(そうですよね.Zoomの店長さん





不要な箇所を切り取り,削りかすが少しでも受け皿に集塵しやすいようにと(願って)曲げ加工を追加します.





受け皿の“受け台”です.
アルミ板の曲げモノをリベットで追加しました.





ようやく完成です.





単なる面取機だったのですが,使ううちに色々改善したい点が見えてきます.
そのために寄り道ばかりして,本来の製作物が出来ないですが,程度の良い機械やツールに出逢うと
ついつい寄り道がより遠回りになってしまいます.



工夫することが好きで,工夫している製品や一生懸命工夫してモノ作りする人には魅力を感じます.

この“工夫”という言葉,英語で何て言うのか翻訳サイトで調べてみました.


contrive 

think out

contrivance

use one's brains


日本語だと「工夫」の一言ですが英語の場合,色々あるみたいで,どれが適切なのか私には分かりませんが

“think out”ってのが語呂がよさそうな気がしました.


面取機“C.フェイサー”もこれでようやく一人前になったので,ガレージ整理の作業に戻ります.

とにかく,めんどくさかったです.






おまけ
親戚から梨を頂きました.
いつもありがとうございます.




もう一つ
十年以上前,北海道の釧路で出逢ったバイク乗りの夫婦の方が,今年も北海道ツーリングに出掛けられ,
富良野からメロンを送ってくれました.

うれしかった.




何としても北海道ライダーに復活したいです.




ではまた.









2013年夏 とら母親元にお出かけ 親元ジンギスカン,三女宅お好み焼き,次女宅BBQと初水遊び

2013-08-17 21:42:43 | 2013年夏 とら母両親宅にお出かけ
とら母の二番目と四番目の妹宅にお邪魔した翌日,千葉の四街道市に住む両親宅にお邪魔した.

とら母の両親もずっと前は小樽に住んでいた.
末っ子がまだ幼い頃、両親二人は仕事の都合で子供を残し千葉に移り住むようになった.
北海道の厳しい現実がそこにあった.

残された四人姉妹は小樽の団地に住み、さながらとら母は母親代わりだったのかもしれない.

やがて幼い下の二人は両親の元に引き取られ、とら母と川崎に住む次女だけ小樽の婆ちゃんち
で暮らし続けた.



とら母が結婚してから両親に会うのは何回目だろうか.

千葉の爺ちゃんが亡くなった時,
その爺ちゃんが乗っていた軽自動車をもらいに行った時、
お母さんが入院したとき,

そして・・・・喧嘩して飛び出した時くらいだろうか.

何年ぶりかの再会.
妹三人には子供がいて自分だけ子宝に恵まれていなかったこともあり、友和子(とわね)を連れて両親に会えるのは
さぞ嬉しかったと思う.




予想通り友和子は最初泣いた.
あまり泣いたら爺ちゃん、婆ちゃんに嫌われるよ,なんて変な心配をした私はよっぽど心配性なのかもしない.




両親の元に久しぶりに四姉妹が揃った.
子供の数は全部で6人.近くに住む母方の婆ちゃんも来て小さな家に14人が集まった.

その光景はさながら“無認可の託児所”のようであった.





夜はみんなでジンギスカンを食べた.

いつもならバイクで北海道に渡り小樽の婆ちゃん(とら母の父方のばあちゃん)が作るジンギスカンを食べている.

小樽の婆ちゃんも少しボケてきているので,気掛かりでならない.




両親と四女、そして友和子が8月生まれということでバースディケーキを用意してくれていた.

とら母家では誕生日には♪ハッピーバースデイ♪を歌わないといけないらしい.
三女の旦那が歌わなかったため、三女が泣いた話が未だに言われ続けている.
(無論私は一番大声で歌ったのは言うまでもない)


(シグマの単焦点レンズは今回よく働いてくれる)



小さな子供が騒ぐ中、一番つらいのは寅次郎だと思う.
元々おとなしく繊細な性格なので居場所が無く落ち着けない.

私の体に身を任すと安心するようで静かになると寄ってくる.
こいつも友和子と同じくらい可愛いやつである.






翌日、近くに住む三女夫妻の家にお邪魔した.
夜は三女特製お好み焼きと聞いていたが、なぜか焼くのが私になっていた.
20枚位焼いた.

出来は・・・・・毎度のセリフであるが「次は旨く焼けそうやねん・・・」
いわゆる「イマイチ」である.

ひっきりなしに焼いたので写真は撮れなかった.



とら母四姉妹の子供は皆男の子ばかりだった.
初の女系四世代の集合である.




みな、寅次郎を家に上げてくれた.
寂しがりやな寅次郎と夜一緒にいれてありがたかった.





翌朝,寅次郎の散歩にEos Kiss X6iを持って出た.

マンションの裏山.




寅次郎,11歳.
ガキンチョたちに追いかけられても吠えもせず,子供のいない場所にひっそりとたたずむ寅次郎を想うと
ちょっと切なくなる.





週末大阪に帰るので川崎に住む次女夫婦宅に移動する.


千葉といえば落花生が名産.
四街道の駅前にお土産屋さんがあるというので寄ってみる.






川崎の次女宅,オッサン同盟2号がバーベキューをしてくれた.




2号も道具にこだわるタイプ.なので同盟なのである.
炭火はやっぱり味がある.




先に食べた子どもたちは花火に興じる.

その間も焼き続けてくれたオッサン同盟2号.
ありがとう.





翌日,子供たちが水遊びをするというので,友和子も少しさせてもらった.
生まれて初めての水遊び.

最初はやっぱり泣いた.




ひとしきり泣いたら少し水にも慣れてきたみたいで、手でチャプチャプするようになった.




初めての水遊び,大きくなっても覚えているだろうか.





寅次郎も居場所がなくてウロウロ.






今夜,これから大阪に帰ります.

お世話になったとら母家のみなさん,ありがとう.
友和子のことよろしくお願いします.



何日も泊めてくれた次女夫婦,すみませんでした.

次女さん、大変やったね.ありがとう.




オッサン同盟2号、ありがとう.





では,また

2013年夏 とら母親元にお出かけ 次女四女泊 ネクサス7モバイル環境構築中

2013-08-16 13:15:48 | 2013年夏 とら母両親宅にお出かけ
11日の日曜日の深夜2時位に自宅を出て、とら母(嫁)次女夫妻の住む川崎に向かう.

朝になるとお盆渋滞が予想されるので余り余裕がない.
できればとら母にも運転してもらって一気に走れたらと淡い期待をしていた.

が甘かった.

「ブレーキってどっちだった?」

淡い期待は淡い期待で終わった.


とら母は結婚する前は小樽の北海道ワインに勤めていた.
会社は山の中腹にあってマニュアル車のパジェロに乗って、雪道なんてへっちゃらで毎日通勤していた・・・.

今は昔・・・

朝7時半、川崎に到着.


次女夫婦の旦那さんとは"オッサン同盟"の仲.

その"オッサン同盟2号"にトイラジコンのヘリコプターを持参した.





なにげないこういった姿って幼いながらに覚えてたりする.




夕食は手巻き寿司.




海産物をたくさん用意してくれたので"宇宙の胃袋"を持つとら母も満足.
楽しく頂きました.









翌日は千葉の船橋に住む四女宅にお邪魔する.

首都高は比較的空いていたほうだと思う.
1時間半ほどで到着.




四女宅にも子供が2人と"ぶんた"と言うパクがいる.




次女の子供も一緒なので大賑わい.




夜は四女の手作り餃子と唐揚.





羽根付き餃子.
美味しく頂きました.





四女宅の下の男の子は二歳.
もうすぐ一歳になる友和子(とわね)と近いだけあって仲良しさんに見えた.





ガラケー持ちの私.

今回、ブログ書き用にとら母のネクサス7を借りてきた.
PQIのwifi SDカードの他,ネクサス7のカバーになるキーボードとBluetoothのミニマウス,wifi SDカードリーダーを用意した.
(老眼鏡も)




急遽ハードウェアだけは揃えてきたものの,アプリの設定や画像編集ソフトの使い方に手こずり,今頃になってようやく序盤の日記をアップロードできた.

小さなキーボードは前情報通り小さ過ぎて打ちづらく,フリック入力で打っています.
ただ,ブログ編集画面との相性はあまり良く無い.

PQI AIR cardのアップロードは思わしくなく,wifi SDカードリーダーの方がスピード,安定性は良かった.




友和子が3歳になったら一緒にバイクの旅をはじめたいと思っています..

家に居るとなかなかこういった作業はできないのでこの機会に慣れておこうとおもいます.

ではまた


2013夏 とら母親元にお出かけ 純白の貴公子号で出発

2013-08-11 01:35:47 | 2013年夏 とら母両親宅にお出かけ
2013年夏
今年のお盆休みはとら母の両親の住む千葉へ遊びに行きます.

とら母は北海道の小樽で育ったので「帰省」と言う言葉が馴染まないので,「おでかけ」かな.

とら母両親に初めて友和子(とわね)を見てもらいます.

最初,友和子,泣きそうな気がします.

少しずつ馴染んでいくかな.

もちろん寅次郎も一緒です.





1週間ほどガレージを空けます.

しばらく工作から離れるのはちょっとさみしいですが,少し充電して「あんなことしよう,こんなことしよう・・・」なんて
夢を膨らませてきます.




ではそろそろ,出発します.

純白の貴公子号,いざ都へ!!


続・ガレージ整理 使うために作る.作るために作る 面取り機台 タップ立て治具

2013-08-10 16:30:57 | ガレージツールの製作,改造,整備

ガレージ整理の続きです.




前回お話ししたフライス加工後のバリ取りに使用する面取機“C.フェイサー”

簡単に綺麗に面が取れるので良いのですが設置台が無いため床置きしていて,面取りの度に屈む不便さ.




ガレージ整理の為の備品作りを中断して,先ずは面取り機の台を作ることにしました.


「出来るだけ手軽に,でもしっかりとしたもの」

そんなことを念頭にいれて材料調達.

何かのスクラップから外したアルミ板.板厚が12mmもあるのでかなり丈夫.
移動できるようにこれまた何かのスクラップから取り置きしていたキャスターを付けます.

青く塗っているのがケガキ用の青ニス.これを塗ることでけがいた線が分かりやすくなります.




新品じゃないんで,穴がこんなんなってました.




ワッシャー入れれば使えそうですが,生理的に受け付けません

ふ~~

適当なステンレスのパイプ材をバンドソーで輪切りにしてっ・・・と,




広がった穴に入れてあげました.




ステンレスのキャップスクリューボルト大好き




土台が出来ました.
キャスターも大好き.




支柱はアルミ押出し材の“アルミフレーム”を使います.

切断面が綺麗でないといけないので,音がうるさいですが比較的きれいに切れる高速カッターにチップソーを付けて切断します.

長さ通りに切断するために使った便利な定規“コンビネーションスクエア”




チップソー切断の難点は騒音の他,切り粉がアチコチに飛散すること.
寅次郎の『休憩処』でもあるガレージなので綺麗でないといけません.

なのでビニル袋の中で切断します.





アルミフレームはコスト削減と軽量化のために中心が空洞になっており,その穴径は組み立て時の利便性が考慮され
M8のタップを立てられるようにφ6.8mmになっています.




真っ直ぐにネジを切るために真っ直ぐタップを立てるのですが,上から見たら真っ直ぐでも横から見たら
斜めってたりします.
なので実際の作業は何度も何度も向きを変えて真っ直ぐにタップが立てられているか確認しながら作業していきます.





何度も何度も確認しながら・・・タップ立ての基本ですが・・・
1~2箇所ならまだしも,3箇所以上になると効率を考えたくなります.

また少し脱線してこのアルミフレームに手軽に真っ直ぐタップを立てられる治具を作ることにしました.


6面をフライス加工したアルミブロック.




フライスで切削しても良いですが,切り粉が大量にでるので出来る所はコンターマシンで外形(概形)を整えます.




使うのは右のL字の方.
残材はまた何かに使われることが多いので残しておきます.
プライベーターの貧乏工作と笑われそうですが,これもまた性分です.






バイスにセットした切削物(ワークと言います)は単にバイスに挟んだだけなので私もフライス盤自身もワークが
どこにあるのか分かっていません.
なのでバイスにセットしたら先ず“原点出し”を行います.

そこで使うツールの一つがこの「ポイントマスター」と呼ばれる芯出し治具です.

先端のボールがワークに当たると緑色のLEDが点灯します.ボールの直径が4mmなので
半径の2mmを引いた位置がその面の座標となります.




今,最初の側面に当たった位置を“0”とリセットして,反対側の側面を同様に測定したら41.890mmとでました.




ワークの両端を測定した値が“41.890mm”なのでその中心は半分の“20.945mm”となります.

その位置までフライス盤のテーブルを移動させるとワークの中心になる訳です.





原点出しを行った座標を“0”として図面通りにテーブルを移動させフライス加工を行っていきます.




フライス加工を終えたワーク
30mm角のアルミフレームが入るように30.2mmで溝加工しています.




次に穴をあけるためにケガキます.
“ハイトゲージ”と呼ばれるツールで基準面から30mm角のアルフフレームの半分の値(15mm)の高さでケガキます.
これもテーブル面が基準面ではないため,切削した面を基準に“0”リセットしてそこから15mmでけがいています.
デジタル表示になって本当に作業性が良くなりました.




タップが通る穴をボール盤であけます.




できあがりはこんな感じ




さて,タップ立て治具が出来たので本来の面取り機の台の製作の戻ります.

支柱となるアルミフレームの中心にM8のタップを立てます.
治具をセットして3山ほどタップ(プリタップ)を立てます.




プリタップが真っ直ぐに立っているので後は治具なしでも真っ直ぐにタップが立てれます.




誰がやっても真っ直ぐにタップが立てられるお陰で気分もルンルン.




使うために作る.
作るために作る.





アルミフレームを支柱に用いた面取り機の台.
クールでソリッドな感じが好きです.




『アルミ押出し材のアルミフレーム』
これまで装置の筐体と言えば鉄のアングル材を切断し溶接で組立て,塗装していました.
このアルミフレームの出現により,図面を引けばメーカーがその寸法通りに切断してくれるため,
あとは組み立てるだけ.大量生産なので価格も安く,アルマイト処理が施されているので塗装が不要.
その辺が売れている理由です.


アルミ商社に勤める友人が不良在庫だからと安価で譲ってもらったので今はこれをよく使います.


作業位置がフライス盤のテーブルと一致したため作業性が随分よくなりました.




さて,本来のガレージ整理の什器部品の製作の取りかかろうとしたところ・・・
またまた改善点を発見.

“削りかす”です.




削りかすに対してカバーなどなく全く対策がなされていないので粉々が飛散します.
気になるのでまた作業を中断して切りかすカバーを作ることにしました.


こうやった,どんどんガレージ整理が遅れていく訳です.

毎夜こんな事をしております.


追伸
今夜8/10の深夜から“純白の貴公子号(プリウスα)”で千葉に住むとら母実家に出掛けます.
いきなり千葉は遠いので先ずは川崎の次女宅まで走ります.

出勤の時に荷物を満載したバイクを見かけました.
子供が生まれるまではとら母と寅次郎とで夏になると北海道や東北に旅に出掛けていたのが思い出されます.
少し羨ましく思いました.
友和子が3歳くらいになったらまた旅に出ようと思います.
もちろんバイクで!


帰省中はとら母のネクサス7を借りてネタがあればブログを書こうと思います.


ではまた後ほど