オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

新型ノアの発表と型落ちとなる我が家のノア

2021-12-25 05:38:37 | 80系 ノア ハイブリッド

今年の10月のこと。

ノアの法定点検ということでディーラーに行ってきました。

 

 

 

ノアは2016年の4月にうちに来た車で、もう5年半になります。

車中泊での旅に娘が加わってそれまで乗っていたプリウスαの室内の狭さを解消するため選んだ車でした。

トヨタのハイブリッドのエンジンとモーターの協調運転は大変優れたもので、そのインテリジェンスな制御に惹かれノアもハイブリッドを選びました。

 

 

 

5年で走行距離は1万4千キロほど。その大半が車中泊でのものでした。

半年前に車検を受けてその後も走っていないので法定点検といっても特に気になることもなく、娘が店の一角の小さなキッズスペースが好きで

まあディーラーにお茶を飲みに行くそんな感じで出向きました。

 

 

 

 

 

店内には見慣れない新車が展示してありました。

割と幅があって大きく見えましたがエンブレムはカローラの文字が。

庶民の車だったカローラが3ナンバー(幅)サイズになってしまっていました。

 

 

 

営業マンが来て点検の後、査定をしてもいいかと言ってきました。

なにやらノアも新型が出るらしく、そうなると今のノアが型落ちになって査定も下がるとのことで、時間に余裕があったので査定してもらうことにしました。

 

点検と査定の間、営業マンとしばし雑談。

初めはノアの話や査定額の話だったのがやがて次の車の話になってきました。

普段、セールスをしてこない営業マンだったのでちょっと意外でしたが、5年落ちで時期としては買い替えのことも考えないといけないタイミング。

プリウスαから乗り換える際にノアの他にハイエースも考えましたが、当時ディーゼルの排気ガス浄化装置(DPF)の作動の評判が思わしくなく

「ハイブリッドが出たら買います」と言ってノアにしました。

 

乗り換える車の事など全く考えてなかったので営業マンの話もまだ心に響かずただただ話を聞く程度な感じ。

ハイエースがハイブリッドになるのはいつですか?

そんな質問を投げかけましたが答えは「分からない」でした。

 

以前トヨタは2025年を目処に全車種に電動モデルを設定との発表があり、言ったからにはハイエースも何らかの電動化になると思っているのですが

なかなか現実問題、難しい気がします。

ボンネットのないボディも2004年の現行型から変わっていなくて、衝突時の安全性から変更されていくべきところですが"荷室の大きさ命"のハイエースには

難しい問題。

 

 

 

テーブルに置いてあったハイエースのカタログ。

トヨタの販売チャネルの変更に伴いここトヨタカローラでもハイエースが買えるようになりました。

 

 

 

あらかじめ用意された見積りには500万円超えの金額。

「さすがにないわ」

よく見ると車種設定がおかしくてオプション費用が余分に計上されていました。

それでも450万円くらいして商用バンのくせに高級車並みの値段。

なかなか簡単に買えない車なのがよくわかりました。

 

ハイエースの販売実績が無いので端末での選択に誤りがあってベテランの営業マンも汗汗。

突然だったので後日、また話を聞きに行くことになりこの日は終了。

 

あと2年ノアに乗ればハイエースの状況も少しは変っている気もします。

世間は電気自動車で押し進んでいるようですが、バッテリーの課題からためらう人も多い気がして、個人的には水素エンジンの方が妥当な気がします。

水素ステーションの課題はタクシーもLPガスで走っていますので、航続距離の優位性からとりあえずLPガススタンドの倍のスタンド数があれば

ユーザーも我慢してくれそうな気がします。

 

 

後日、またディーラーで商談の続き。

意外と時間が必要なので娘は塗り絵を持参。

絵を描くのが好きで暇があったら鬼滅の刃とか書いてます。

 

 

ハイエースのハイブリッドはまだ先になりそう。

ハイエースのフルモデルチェンジを待つためならノアであと2年待つという選択肢も有り。

ただそうなるとノアの下取り値は随分さがりそう。そうなると次の車を買うときの追い金が増えてしまう。

アッチを立てるとコッチがたたない。

難しい問題。

 

 

で、先日新型ノアの発売が発表されました。

実物の発表はまだですがそれでも商談は進んでるみたいで、現物見ないでサインする人もいるとか。

話が進んだらまた書きたいと思います。

 

 


ブリヂストン ダイヤモンドキャンピング DC-545という自転車 憧れの古きキャンピング車を買った 

2021-12-23 04:35:16 | ブリヂストン ダイヤモンド キャンピング DC-545

小学校の高学年になった頃から自転車に興味が湧き初め、毎月のように雑誌サイクルスポーツを買ってはどんな自転車にしようかとを眺めたり、

旅日記を読んで自分もいつか旅に出ることを夢見たりしていました。

 

 

新しい自転車は中学に入ってから、そう言われ何とかドロップハンドルにならないかとママチャリのハンドルをずらしたりして小学生を過ごしました。

中学一年生になって親の許しが出て買ったのが、丸石サイクルのエンペラーランドナーDXというランドナー車でした。

"ランドナー"というのは「日帰りから一、二泊程度の小旅行車」というジャンルの自転車で、タイヤが細くスピードが出るスポルティーフ(今のロードかな?)とは違って

タイヤはちょっと太めですが、そこそこスピードが出せて、キャリアとか付ければ荷物も積めて、それでもって車輪は工具無しで外せて、

フォークのステムベアリングはリテーナー付きなので外しても球がバラバラにならず、「輪行袋」って袋に入れれば電車に

だって乗せられて気軽に遠くの土地を旅ができる自転車で、当時結構人気のある車種でした。

 

ちなみに今の自転車乗りの子にランドナーって言ってもあまりピンとこないみたい。

それどころかヤフオクで当時の自転車を見たら「ビンテージ」とか「クラシック」と言われていて、なんか過去の存在みたいで悲しい。

 

本格的に長距離の旅をする自転車に"キャンピング車"がありました。

着替えの他にキャンプ道具をなんかも積めるように前後にキャリアが付いていて荷物も満載可能。

時に悪路も走らないといけないのでタイヤも太く、フレームの形状も少し違っていました。

憧れでしたが装備から値段も高く、私には遠く手の届かない別世界の自転車でした。

これも余談ですが今「自転車 キャンピング車」とググっても自動車のキャンピング車の背面に自転車を積んだやつしか検索に引っかかりません。ああ悲し。

 

高校生になってバイクに興味が湧き、大学生になってバイク旅に目覚め社会人になって北海道ツーリングに夢中になりました。

北海道ってバイク乗りなら誰しも行ってみたいところでしたが、そうは言ってもフェリーで片道二日かかる遠く離れた土地。社会人にとって

気軽に行ける場所ではなく、実際に北海道を旅するライダーはどこか吹っ切れた人か、行動力がある人ばかりでした。

昔感じたのが北海道を走るライダーはみな旅の主人公になれて、それぞれの旅の主役を演じているように私には映りました。

 

アクセルをひねるだけで好きなところに行けるバイク。どこを走っても素晴らしい北海道の土地。そこを縦横無尽に走るライダー達。

ライダーにとって北海道は最高の土地で、北海道を走るなら間違いなくバイクだと思いました。

そんなふうに思いながら何度も北海道を旅していたのですが、いつの頃からか本当に北海道を走るっていうのは、自分の足で走ることじゃないかと

思うようになりました。

そう思うといつか自分も自転車で北海道を走らないといけないんじゃと思うようになりました。

 

 

そうは言っても今は子供もいて旅と言えば車中泊。

子供を置いて一人そんな旅に出れるわけでもないですが、できないと分かっていても自転車で旅することを想像すると何か楽しい気持ちになったりします。

小さいころ旅を夢見て地図を見ていたあの頃と同じ感覚のように思えました。

 

歳食って、年齢的にも厳しくなる一方。

実現できない夢を見る歳でもないかもしれないですが、言っても残り少なくなった健康寿命。

面白おかしく生きることもこの先残された人生にとって大切なんじゃないかと思うようになったのも歳食ったせいでしょうか。

何かしたからと言って実現できるとは限らないですが、何もしなければ何も始まらない。

いつか自転車で旅が出来たら、そう思って少し前から"自分の中の自転車"を探してきました。

 

ネットを検索すると数は少ないですが70年代、80年代のランドナーやキャンピング車を愛する人がいることを知りました。

ほとんどがその時代にその自転車に乗って旅をされた人たちで、きれいに整備された自転車は尊敬に値するものばかりでした。

 

で、妄想の世界に戻り、自分はどんな自転車にするか、そんなことを考えました。

世間では今も自転車ブーム。

いつの頃からか自転車のことを"ロードバイク"とか言うようになって「バイクはオートバイだけやろ」と思いながら

剛性を上げるために小さくなったフレームを見ても「何かちゃうやろ」となじめず。

やっぱり気になるのは昔の"サイクリング車"。

ちなみに昔のサイクリング車のフレームを「ホリゾンタルフレーム」と呼ぶそうです。

初めて知ったわ。

 

トーエイやズノウ、ケルビムといった当時有名だったフレームビルダーが作った自転車やアルプス、ペガサスといった今も知った人なら欲しくなる

マニアが好む高級なランドナー車も見ましたが、いつしかそれよりも当時の自転車メーカーが作ったキャンピング車に惹かれていきました。

高級でなくていい、でも当時本格的に旅をするためにメーカーが作った自転車にしようと決めました。

 

色んなメーカーからキャンピング車は出ていましたがその当時から"これは"と思うのはブリヂストンと片倉でした。

色々調べていくうちにブリヂストンはダイヤモンド・キャンピングにアトランティス・キャンピング(後のトラベルゾーン・キャンピングは

新しめなので範ちゅう外)、片倉はシルクキャンピングがあって、この辺りの名前を聞いたら心がグッときました。

 

 

 

 

入手する方法としてはオークションしかなく、暇を見つけては眺めること幾星霜(いくせいそう)。

この手の自転車は地味にマニアがいて、それも世代が上なのでそれなりに資金も豊富。売りて市場なので開始価格も強気が多いです。

 

決断しきれず流れていく古き時代の自転車たち。

ある日、ブリヂストンのキャンピング車が出品されているのが目に留まりました。

予算は10万円と決め終了まで眺めることにしました。

そして落札から二日後、予算ギリギリで終わった自転車が届きました。

 

 

 

どんなふうに送られてくるかと思ったのですがPPバンドの角当てを見てもわかるように厳重にそして丁寧に梱包されていました。

送料が高くつく自転車の配送。今回ありがたかったのが送料無料だったことでした。

 

 

 

色んな表示が貼ってありました。

その中で一番気の利いた表示がコレでした。

出品者の意図は分かりませんがウイットに富んだ表示だと思いました。

 

 

 

 

開梱の方法も表示されていました。

「三箇所のテープを剥がし」とありましたが実際は幾重にもテープが貼られていて、ほどくのに時間がかかりました。

 

 

 

複雑に重なり合っていますが、それぞれに緩衝材が挟まれていました。

梱包するのも大変だっんじゃないかと思います。

 

 

 

 

やっとフレームが見えてきました。

 

 

 

フォークの先端やリアのハブの部分にはビニルパイプが詰められていて変形しないようにしてありました。

当時、あるメーカーの輪行袋には輸送時に変形しないようにと同様なサポートが入っていて、それを見て、なるほどと思ったものでしたが

それを今ここで見れるとは思っても見ませんでした。

分かった人しかできない処置だと思います。

 

 

 

 

 

"自転車キット"と書いてあるだけに本当にばらしてありました。

ここまで開封するのに20分かかりました。

 

 

 

ヘッドチューブとシートチューブに貼られてたロゴ。

擦れてしまっていますがでカッコいいだけにきれば復元したいところです。

特徴的な2枚肩のフォーククラウン。

 

 

 

 

 

キャリアはいろいろあるのですが、このU字パイプが有るか無いかで印象が随分違います。

 

 

 

 

そしてキャンピング車をキャンピング車と呼べる唯一の証がこのクロスしたフレーム形状。

「クロスドシートステイ」です。

 

 

 

 

この自転車の型式であるDC-545はダイヤモンドキャンピングの頭文字とフレームサイズ545mmからきているそうです。

時代と共にキャンピング車のニーズは減り、やがて消滅する運命をたどりました。

 

 

 

出品者さんと少しメールのやり取りをさせてもらったのですが、この自転車は1978年に高1の時にお年玉を貯めた貯金で新車を購入され

3年程乗られその後車庫に保存。2017年に乗ろうとしてタイヤを交換したそうです。

 

置き場もこまるので、ざっと仮組しただけで乗るにはまだこれから。

43年の月日でキャリアが随分錆てしまっていて、これを再メッキに出そうか。はたまた新たに作ろうか。

塗装も剥がすとロゴのシールも無くなってしまうので、どうしようか。

そんなことを考えながら眺めています。

 

中学生の頃に思い描いた旅への思い。

実際に旅に出れないかもしれませんが、当時の思いを胸にコツコツと楽しんで行こうかと思います。

 

新しいおもちゃの仲間入りです。

ではまた

 

 


娘の新しい自転車 コケてできた傷を一緒に直す

2021-12-16 02:19:02 | 日記(家族)

今年の夏になりますが、娘の自転車を買い替えました。

 

それまで乗っていた自転車は5年前の4歳の誕生日に私の姉からプレゼントしてもらったものでした。

当時の写真を紐解くと初めての自転車に本当に嬉しそうにしているのが写っていました。

(撮影’16/9/17)

 

 

 

初めての自転車。今は亡き寅次郎も一緒でした。

 

 

 

 

それから1年半余りが過ぎ、コマを外すことにしました。

 

 

 

自分の時はフラフラしてちょっと走ってはコケかけて立ち止まり、またフラフラしてちょっと走るって感じだったのが、娘は意外とすんなり乗れて

ちょっと拍子抜けしました。

 

 

まっすぐ走るのはできるけどカーブは怖がってたので、カーブばかり練習させました。

 

 

 

 

写真を見て寅次郎(犬)いないのに気付きました。

サヨナラしたのがこの年の前の年末の事でした。

いつもそこにいた存在が居ないとなんか物足りなくて、いまでも愛おしく思い出します。

撮影’18/5/26

 

 

コマ無し 二日目

少し乗りこなせるようになって嬉しそう・・・・、

 

 

 

 

調子に乗ってたらこけました。

撮影’18/5/26

 

 

 

 

5年の月日で身長も随分伸びました。

いま小学校三年生。

このくらいの子の自転車の乗り換えって微妙な感じがします。

自転車はちょっと小さい気もするけど、さほど傷みもなくて乗れなくもない。数年もすれば中学生になって買い替えないといけない。

中古で"こまし"なヤツがないかとオークションを見たけど、発送不可ばかり。そういってる間にズルズル時間が過ぎてしまいます。

 

わけのわからないメーカーは避けたいけど、ブリヂストンやパナソニックなんかの大手メーカーはこのくらいの子向けの自転車って

あまり力をいれてなくて種類もありません。

かえってあさひやイオンなんかの小さなメーカーやプライベートブランドの方が種類が多くありました。

 

 

 

 

身長が130~140センチくらいだと適応サイズは24インチですが、店員に聞くと26インチもあると言われました。

26インチと聞いてエッと思いましたが、乗ってみたけらやっぱり大きいです。

シートチューブを短くして足つき性は良くはなってるけど所詮大人が乗るタイヤサイズなので不自然な自転車に見えました。

ひょっとして中学になっても乗り続けられるようにと気を利かせたモデルなのかもしれません。

 

 

 

 

 

24インチがやっぱり適当。4年後に換え替えが必要になるかもしれませんが、体に合っていると思ったので24インチにしました。

 

 

 

2021年7月10日

新しい自転車を取りに行く日。

車で取りに行くこともできたけど自転車で取りに行くことにしました。

娘は自転車に乗って帰ってこないといけないので歩きになります。

車でブ~んて行けば早いし楽ですが、その手軽さと引き換えにいろんなことを置いてきぼりにしてしまいそうな気がして

地味ですが歩いて行ったり自転車に乗っていって、その時々のちっぽけなことも刻んでいかせたいと私は思っています。

 

 

 

真新しい自転車。

車の少ない道を選んで帰ってきました。

 

 

 

 

自転車を選ぶ際に「変速付き」「ハブダイナモ」、これが私の条件でした。

この先一緒にサイクリングに行けたらいいなと思っています。それには変速機ぐらいないとかわいそうです。

ハブダイナモは"自転車の大きな技術的進歩"とくらいに思っています。

昔からあるリムドライブのダイナモのゴ~ゴ~とうなる効率悪そうな発電は私の中ではもう"無い"です。

 

紫色は娘のお気に入り。結局アサヒの自転車になりました。

 

 

 

 

翌日、友達と一緒にプールに行くのに嬉しそうに乗っていきました。

「骨は折ってもいいけど前歯は折るなよ」そう言って見送りました。

 

 

 

プールから帰ってきた娘。

「壁にぶつかってこけた」そういってべそかいてました。

幸い前歯は折ってませんでした。

自転車を見ましたがカゴが少し変形し傷が入っていましたがその他は無傷でした。

事情を聞いてもうまく説明できない娘。

こけたことよりもキチンとその時あったことを話せるようになることが大切だと伝えました。

どうやら前から来た自転車をよけようとして歩道の植え込みに突っ込んで倒れたみたいで、壁ではなく植え込みだったのが幸いでした。

「ちゃんと直してあげるから」そういうと、また泣いてしまいました。

可愛いなと思う私は親ばかでしょうか。

 

新しい自転車を買ってもらって満面の笑みを浮かべられる。傷をつけてしまって心が痛む。それを直してもらえるとおもって感情が高ぶる。

大人になると忘れてしまう純真無垢な気持ちは貴重だと、歳食うとしみじみと感じます。

その気持ちは大切にしなければとまた思います。

 

 

 

 

それからしばらくしてふと自転車の荷台に傷がついているのに気付きました。

娘に聞いても思い当たることはないみたいで、傷の状態から自転車を置いているときに誰かがぶつけたようでした。

鉄の下地が見えていたのでそのままでは錆びるのでオモチャ屋で売っていたプラモデル用の紫色の塗料を夜にこそっと塗ってあげました。

紫色でしたが全く色が合ってなくて、ごまかす意味もあって傷の横にハートマークなんて書いてごまかしました。

 

 

 

そして先月のこと。

とら母(嫁)と習い事に行く途中、またこけました。

習い事から帰ってきた娘に「傷はちゃんとなおしてあげるから」

そう言うと私に抱き着いて、こみ上げるように泣いてました。

 

自転車はまたカゴが少し変形し傷が付いていました。

一緒に直そうな。そう言って週末直すことにしました。

変形したカゴを何とか直そうとする娘。ですが娘の力では直せませんでした。

 

 

 

 

傷を見る娘。

こけたときもこけたことよりもまた傷つけちゃったことを心配していたそうです。

 

 

 

 

遊び心も大切かと思って今回は元のシルバー色ではなく紫色をアクセント代わりに塗ることにしました。

 

 

 

 

荷台の傷隠しに塗った色のあっていない紫色のところも、塗ることにしました。

 

 

 

 

絵を描いたり色を塗ったりするのが好きな娘。

色合わせのために買ってきた白色の塗料を混ぜながら、「色が合わないね」なんて言いながら一緒に塗るのは楽しいものです。

 

 

 

 

筆で塗っているので刷毛目が出てしまい、私的にはガンでムラなく塗った仕上がりとは違っているだけに「これでいいかい?」と心配になりましたが

娘は「うん。これでOK」そう言って、これで十分のようでした。

 

 

 

 

ちっぽけなことを一緒に刻んでいく。

娘のためというよりも、私がそうやって大きくなっていく娘との思い出を刻みたいだけなのかもしれません。

 

 

 

翌日、遊び心でまたハートマークを書くことにしました。

 

 

 

 

自分だけの自転車。

 

 

 

 

何時の日か、こんなことをしたと思い出すことがあればいいなと、お父さんは思っています。

 

 

とら母はアシスト自転車があって、娘はこの自転車

次はチラッと写っている私の自転車の話を書きたいと思います。

ではまた

 


回りの悪い扇風機と戯れる その3 禁断のベアリング化 「おーたマン」さんによる扇風機のベアリング化紹介

2021-12-02 05:59:23 | 修理一般

季節外れネタになりますが随分前に書いた"回りの悪くなった扇風機の修理ネタ"でコメントを頂いていた方から写真を送っていただいていたので

紹介したいと思います。

元の日記「回りが悪い扇風機と戯れる その1 イマイチな私」はコチラです。

2012年8月に書いたので、あれからもう9年が経ったことになります。

 

夏になるとこの記事とその続編(回りの悪い扇風機と戯れる その2 重いグリスから軽いオイルへ)が良く検索されます。

逆検索を掛けると皆さん油切れを起こして「弱でも回らず、中で弱の風量・・・」ってことで修理する術を求めて彷徨われています。

その1で書いたように長期潤滑は油よりもグリスじゃないかということで、軸にグリス溝を切って潤滑油からグリスに変更しました。

 

 

誰しも考えるグリス化ですが、機械的セオリーに従ってグリス溝まで切って人より少し秀でた修理をしたと意気揚々と組んだものの

グリスの粘度が災いして回転が重くてあえなく撃沈したという話でした。

その2はグリスを除去して潤滑油に戻したという落ちで終わった話ですが、その1の日記に「ベアリング化」したという方からコメントがありました。

 

そう、油切れを起こした人が誰しも考える「ベアリング化」です。

機械に詳しくない人でもネットの知恵袋でよくこの話題になっていますが、実際にやられた人は私も見たことがありません。

まあ世の中、壊れたら買い替える。修理できるスキルを持った人が減った。そんなだからなのかもしれません。

半面ベアリングにできないのかって知識だけが蔓延っている気もします。

 

ここからは実際にやられた「おーたマン」さんから頂いた写真になります。

ベアリングはモノタロウで購入した608-2RZ。非接触のゴムシールが付いたボールベアリングです。

写真上段の右がメタルベアリングです。ダルマ形状になっていてこれで軸に自由度が生まれ、うまい具合に芯ずれを修正してくれます。

 

 

 

 

頂いたコメントをそのまま転載すると

「ケース軸受のメタルと中のスポンジと止めてるバネは全て撤去しました。
ケースの内側のグリス飛び散り防止の耳のような物?を半分までカットして、さらに上下左右4箇所を5mm幅で付け根まで切り込みを入れて、元々スポンジがあった方に折り曲げてペアリングホルダーにしました。
後はペアリングを打ち込めば完成です!
ローターの前と後ろに樹脂製の細いワッシャーがあると思いますが、後ろ側だけ撤去して組んだら丁度良かったです(^^)」

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モーターのケースは前後共通のようで、写真左側のモーターケースが施工前で右側が施工後、ベアリングを打ち込んだものだと思います。

実物を拝見していなくて文章からだけなので詳しくは分かりませんが、「おーたマン」さんは元々打ち込まれたメタル(ベアリング)を撤去して

収まってあった部分の端部を切開して"開花"しそこにボールベアリングを入れておらていて、この収まり具合が一番気になるところです。

芯が出ているか、ボールベアリングの保持性がどうか・・・・それが重要なポイントで、これを実践するにはそれを見極める技量が求められます。

 

 

 

組みあがったモーターの前側。

 

 

 

気になるベアリング化した後の羽の回り方ですが

コメントによると

「風量弱では唸ってるだけで回らなかったものが凄く滑らかになりました! 風量強はもはや爆風です笑」

動画もいただいていたのですが、「強」は確かに爆風でした。

 

頂いたメールには

「安物のベアリングを使用したので弱で音がちょっと出てしまいます(^^;;

ベアリングを打ち変えれるようにしてあるので今後対策する予定です。」
 
とあり、動画でも音が出ているのが分かりました。
個人的な感想ですが、もともとあった調芯機構が無くなったのと
「ローターの前と後ろに樹脂製の細いワッシャーがあると思いますが、後ろ側だけ撤去」と書かれていた、樹脂のブッシュを取ったことによる
スラスト方向のクリアランスのガタによるものではないかと思ったりします。
これは現物を見てみない私の無責任な想像ですのですみません。
 
 

最後に、この記事を見て真似しようと思われている方が居るかもしれませんので書いておきますが、この記事を参考に真似されるのは結構ですが、

これによるあらゆるトラブルに関し「おーたマン」さんを初め私もなんら責任を負いませんので、ご承知おきください。

自分でいろんなことをする楽しさは大切なことですが、何事もそれは自分でリスクを負うということを忘れないでください。

「おーたマン」さん、なかなかマニアですな。

情報提供ありがとうございました。掲載が遅くなりすみませんでした。

「おーたマン」さんのブログのリンクです。http://supraijiri.blog42.fc2.com/

 

 

 

全く関係ないですがこうやって古いブログを見返る機会があるのですが、同時に当時の事を振り返るきっかけにもなります。2012年8月は私の一人娘が生まれた時でもありました。

生まれてきたものの肺に穴が開いていてそのまま救急車で大きな病院に運ばれてNICUに入院。

 

 

あれから9年。

小学校三年生になり、元気でおしゃべりで家の中を賑やかにしてくれています。

ではまた