オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

ヴェクスター125 マフラーのエンジン側取付部(ボス)が割れてた 溶接肉盛り修理

2017-06-12 02:38:36 | ヴェクスター125
ゴールデンウィーの最終日、明日からの出勤に向けヴェクスター125のメンテをしたと書いたのがコチラ


駆動ベルトやオイルを変え気持ち的にもスッキリし、ウエイトローラーの動きも良くなって加速も高回転で引っ張ってくれて
8万キロを超えたエンジンとは思えないくらい、おっさんバイクにしてはムッチャ普通に速い。


でもエンジンの振動の原因はつかめきれてなくて、どこかにまだ原因が残っていて、こちらはスッキリしない。

おまけに排気漏れによる変な音も出勤の度に度に大きくなっていってて、スッキリしない点は点はまだまだ。



ゴールデンウィーク明けの週末の金曜日の朝。会社に着く頃にはさすがに恥ずかしくなるくらいの音になっていた。

とにかく通勤車両なので、あまり手間を掛けたくないというのが本音なヴェクスター。

なのでお手軽に耐熱パテでも使ってマフラーに空いた穴を塞ごうかなんて考えながら会社の駐輪場でマフラーを見てみたら・・・・

「穴」では無く割れてました。
トホホ・・・です。








見た目も何か変で、マフラーが内寄りに寄っている。

おまけに触るとグラグラして、タイヤの側面を見たら擦れた痕が残っていた。

よく見たらマフラーを固定するエンジン側の取り付け部(ボス?)が割れてる。

ダメだこりゃ


お手軽に治そうといういう目論見が一瞬で消え去った。

嗚呼、悲し。






仕事中、どうやって帰ろうか悩んだ。
さすがにタイヤの側面に擦りながら走るのはまずい。

悩んでだあげくの応急処置がこれ。
アルミの端材をホースバンド縛って添え木風にしてみた。
とりあえず、グラツキはおさまった。








何とか帰り着き添え木を外してみたら、更に破断箇所が増えていた。
溶接で繋ごうかと思っていたけど、錆びは予想以上に進んでいて腐ってそれどころではない。









エンジン側の固定箇所は二箇所。
腐って割れたエキパイが千切れないか見たら中に細いパイプがあって、完全に分離していなかった。







マフラーを外すと割れた片割れが付いてきた。
この前の転倒がマフラー側だったので、それが仇となったのかもしれないがエキパイが朽ちてなかったら割れるまでは行かなかったのかもしれない。
排気漏れしていないからと放っておいたら“あきません”的なトラブル。









そう言えばアドレスV125も途中から、ここの部分が強化されてボルトも太くなっていた。
初期のバカっ速いエンジンとパワーダウンした後継車両との見分けがここだとバイク屋の店長が言っていた。








修理方法は二つ。
溶接で直すか予備のエンジンに積み換えるか。

溶接は単純作業ではないけどその反面、溶接ができたらエンジンは復活する。

一方、積み換えは単純作業だけど年式で電気系統も少し違っていてそれらの確認やひょっとしてハーネスも換える必要があるかも知れない。
そもそも長期間保管してきたエンジンがすんなり掛かるかも分からない。


・・・と言うことで溶接で直すことにした。










金曜日に割れが発覚。
土曜日にガレージを整理して日曜は午後まで阪急レールウェイフェスティバルに行っていて、実際に作業できるのは日曜の夕方から。

明日からまた通勤で使わなければならないので、限られた時間で修理しなければならない。

ということで、普通ならネジ山の部分も肉盛りしてやり直しますが、それをするとネジ穴の位置出しや、垂直に穴あけやらが伴って時間が掛かるので
今回は割れたピースをそのまま使って修理することにしました。

とりあえず剥離剤で塗装を剥がして脱脂。












破断は弾性域を越えてのことなので、伸びた分だけピースはぴっちり合わず、これもネジ山が僅かにずれてます。
幸いボルトは抵抗なく入ってくれています。









溶接のトーチが4mで今まではバイクリフトまではちょっと短かくて、かといってリフトの横に置いておくのも邪魔。
ということで移動できるように溶接機のラックを作ったわけで、今回ラックを作って初めての使用。
トーチだけでなくリモコンも近くまで引っ張ってこれて、作業性が改善されて良かったです。










ネジ山を生かしておくためにイモネジを挿入してネジ山が溶け落ちるのを防ぎました。









外形の成型も一切なし。
取り付け面の面だしだけの超割り切り。


マーカーペンで印を付けてベルトグラインダーで仕上げるだけ。
いつもなら嫌になる手抜きも、通勤号という免罪符のおかげで魂を込めずに妙に気楽な気持ちでやれました。









一応完成。
ボルトを締めてみたら、さすがに柔い。







ヘリサートを入れるためにタップの下穴も垂直にあけなければならないけど、こういった修理は機械加工も困難。
手作業になるので誤差が乗ってそれなりにしか出来ずに楽しくない。
一応3回くらいに分けて徐々に広げていったけど、それでもドリルが食いつく瞬間は振られるので、絶対的な精度は期待出来ない。
慎重に作業しても悔いが残る作業なのに今回は特別なにも感じない。











ヘリサートが効いて締め付けのトルク感が得られたのでOK・・・みたいな感じ。








予備のマフラーを取り付けておしまい。

夕方5時くらいから初めて終わったのが8時くらい。
溶接で余計な熱を加えたので“おまじない”的にオイルをもう一度交換してあげた。








ヴェクスター125。

12万1700キロ。
色々あります。











不快な振動も消えたのでこの割れが原因だったようです。





ではまた






15歳と5ヶ月の寅次郎  犬の15歳は人間の91歳 

2017-06-08 05:16:28 | 寅次郎
一月ほど前、予防接種とフィラリアの薬をもらいにかかりつけの動物病院に行ってきた。









昔から診察台に載せると不安がっていたのが、年々増している気がする。

そんな姿を見ると、治療のメリットと不安のデメリットの損益分岐点というかクロスポイントを意識するようになってしまいました。








心臓に雑音が混じっているのと血液検査から腎臓の数値が前回同様高めで若干貧血状態との結果でした。
若い頃の検診とか回復期の診察と違って、いい話はないけれど、高齢故の年相応と言った感じはまだ救いなのかもしれません。

一時期服用していた貧血の薬を念のためと、新たに心臓の薬を処方してもらった。

ワクチンは7種混合はきついのでネズミが媒介するのは止めて5種混合にしてもらった。

狂犬病の予防接種はキツイと聞いたのでもう止めようかと相談してみた。
先生はそんなにキツイものでは無いと言っていたけど、微妙なバランスで暮らしている今、余計なことは体調不良のもとなのでやっぱりしない方が
良いかと思っている。



年齢の話をしたら今15歳なので91歳ですね。といって換算表をくれた。
今15歳と5ヶ月なので少し歳をとって93歳くらいかな。








1年前の今頃、体調を崩して一気に歩く速度が遅くなって半分になった。
歩幅が半分になってコチョコチョ歩くような感じだったのが、あれから1年。

成長まっただ中な娘と正反対。









今は後ろ足で蹴る力がなくなり、支えとしかなっていないようで前足で頑張って歩いている。
なので歩く速度も1/3くらいに減った。










散歩の距離も短くなった。

朝夕のメインの散歩と昼間にチョコッと、そして私が帰宅してからのチョコッとの4回の散歩。
夜はホントに家の周りを回ってオシッコとウンチをさせるくらい。
私が帰ってきても顔を向けるだけの日もあれば、玄関まで出て来てくれる時もある。











起きてこない時は抱きかかえて外まで連れ出して、それから散歩。

歩き止めると座り込んでしまう。









人間も犬も同じで歳をとると下がゆるくなる。

力んだ拍子にウンチが出ることはもう珍しくない。

女性の尿漏れは割と知られていて尿取りパットとか薬があるように、犬の粗相で腹を立ててはいけない。
自分だってあと20年もすれば嫁か娘か介護の人に迷惑を掛けるのだから。

でも、実生活では粗相は粗相。
無いに越したことないので、散歩をまめにしてお尻をマッサージして粗相の元を絶つことにしている。

先日もお尻を揉んでいたら通りかかった自転車にのる小学生くらいの子が「うんち・うんち~」って言って走り去っていった。

良いも悪いも分からん年頃なので何とも思わなかったけど、アレが中学生や高校生くらいだあったら「何ですか!!」ってなって、
それがヤンキーやったら「何じゃ」って切れるかもしれない。









線路を越したところにある公園に連れて行ってあげようと思った。
少し前なら、よたよたでも歩いて行けたのが、先日はヴェクスターに載せて行った。

歩いてる間に疲れて公園で散歩どころではないと思った。








何年か前におふくろが病気になってほんの少しだけど自宅で介護した。

癌だったおふくろは良くなることはなく、残りの人生を自宅で一緒に過ごしたかった。

介護は意思疎通と下の世話が一番の問題だった。








幸い寅次郎は耳は聞こえないけど目は見えてボケはでていない。
散歩の時でも、呼ぶ素振りをするとそれを感じ取りヨタヨタとしながらでも歩み寄って来てくれる。









最近よくオシッコを漏らします。
力むとオシッコがチョロって出てしまうのを分かってか、土間でそっと寝ています。
飼い主が言うのもあれですが、寅次郎は頭の良い犬だと思います。







飼い犬を看取った事のある人が皆言うのが「最後はかわいそうで見てられない」という言葉。
「かわいそう」というのは病気で苦しむ姿のことかと思っていたけど、本当はこういった老いていく姿のことなのかのかなと思う。


おふくろの時にある人に教えられた話で
「今のの姿は残された人の心の準備のため。 もし突然何の前触れもなくいなくなったら残された人は耐えられなくなくなるから」と。


人が老いていく過程と赤ん坊が生まれて4~5歳くらいまでの成長が本当によく似ていると感じる。

残りの時間とそのときに起きること。おふくろの時と寅次郎の今。



人の最期のときのことをストレートに歌った歌があります。
綺麗な言葉で着飾るのではなく本当の所をうたった歌でです。
普通の人には湿っぽい歌にしか聞こえないかもしれませんが、介護をしている人は是非聞いてもらいたいのと、介護を終えた人には何か身にしみるものが
あるかと思います。


樋口了一/手紙~親愛なる子供たちへ~
樋口了一:水曜どうでしょう(リターンズ)のエンディングテーマを歌っている人でもあります。








寅次郎の最近のことを少し書きました。

ではまた










春の阪急レールウェイフェスティバル2017 SPRING 娘は電車イベントよりもフワフワ遊具と戦隊ヒーローものがお好き

2017-06-01 04:09:03 | 日記(家族)
先日、阪急電車のレールウェイフェスティバルがあったので行ってきた。


場所は阪急電車の正雀(しょうじゃく)工場。
「正雀」って地名は難読地名というのを地元情報サイトで紹介されているのを見て知りました。

会場までは家から丁度1Kmの距離で歩いて10分ほど。









会場の中を覗くと既に大勢の人。

「◯◯さん〜」

誰かに呼ばれたみたいと嫁さんが言われるも、検討が付かない。








自分もそうだったけど、このイベント風景を誰でも入れると思う人が意外と多い。
実際は往復はがきで事前に申しが必要で、抽選に外れる人もいる。自分達も以前外れたことがあった。
なので近所だからといって知り合いが大勢来ている訳でもなく、声をかけてくれた人が誰か見当もつかなかった。










後日、職場の人から「見たよ」って言われ誰だか分かった。

何時から来たか聞いたら「朝イチから」と言っていた。 それなりのイベントみたい。



先ずは物品販売のブースへ直行。









いつもは長蛇の列なのに今日は空いてると思ったら、既にピークが過ぎしまっていて、商品もほとんど残ってなかった。
友達に頼まれていたドアの取っ手は目の前で中学生くらいの男の子が買ってしまって売り切れになった。

あなた一体それどうするの?って聞きたくなった。



興味はなくても、雰囲気な流されてこんなモノでも買ってしまいそうになるのが恐ろしい。








会場は大勢の家族連れでいっぱい。

催し物によっては申し込み時にそれも申し込んでおかないといけないみたいで、それによっても入場チケットな当選確率が変わるんじゃないかと
嫁さんが言ってた。









申し込むと当たらないかもと言うことで我が家は何も申し込んでなかってので、その場でいけるものを探してウロウロ。

それでも楽しそうなのは整理券が必要で、それがすでに受付終了というのが多かった。
本気で楽しむには朝イチから来ないと難しいです。










その場で列んだら乗れるのがあった。
ミニ阪急電車









ちゃんと切符をくれて、改札を通ります。








電車に乗りたい?
そう聞くと「乗りたい!」と言うのですが表情を見ると、どことなくそんなに乗りたいわけでもないように思ったりします。

親は必死になって楽しませようとしていますが、子供はもっと淡泊で単に何でも試してみたい、やってみたい、そんな風にしか思ってなんじゃないかと
思うことがあります。









電車内で古いヘッドマークが展示されていました。
こんなモノ見て子供は楽しい訳もなく、楽しんでるのはマニアな大人ばかり。

マニアがビビッと来てたのが確かこれだったような。
阪急ブレーブスの頃のやつでしょうか。








自分的には小学生の頃に遠足で行った嵐山。なのでこっちの方が懐かしくて良かったです。









古い電車。
マニアではないので詳しくは分かりません。









珍しくズームレンズを持って来てたのでよって撮って見ました。

後で調べたら「往年の名車」らしくその試乗会があったそうです。
逸話はココとかココに書かれてます。まにあ~
公式サイトはコチラ








古い車両の展示コーナー








最近こんなインダストリアルな照明とかが気になる年頃になりました。








網棚のステーもオシャレだったり。









昔の取っ手。
今のステンレス製も良いですが、こっちも味があっていいです。









カットモデルは構造とかが見れて好きです。







娘にせがまれて入ってみましたが「何のこっちゃ」だと思います。









子供は皆同じでレバーをガチャガチャ。ハンドルをクルクル。









それを親がスマホでカシャ、カシャと。
必死に撮るのは大抵お母さんの方。








戦隊ヒーローもののショー

「マナーアップ戦隊マナブンジャーショー」








放置自転車を促す悪いやつと、それをやっつけるヒーローのお話し。

「マナブンジャ―が頑張って戦っている時は、よい子のみんなは応援してね」そう事前にお約束がありましたが
娘もいつしか必死で応援してました。

自分的にはあまり面白くないんじゃないかと思ってましたが、娘は意外と夢中になっていました。










ふわふわコーナー

エアで膨らませた遊具。









何だかんだいってさっきのマナブンジャ―とこれが一番楽しそうでした。














鉄道模型の運転体験もありましたがこちらも整理券が必要。
横の模型を眺めるだけ。

行く先々で遊べないことばかり。
人気故になんですが、子供向けなのに子供が遊べないのはちょっとね、といった気がしました。








マニアの臭いがただよう建物の一角。
超マニアがここに集結といった感じ。
電車部品でもレアものは入札方式でここで落札者の発表があります。

自分達は足を踏み入れることができない鉄ちゃん達の聖域といっても過言ではないです。










最後はクイズラリーの景品のトートバックを人数分もらっておしまい。









家に帰り着いたのが午後3時。
これから壊れたヴェクスター125の修理。
その話は次回。





長々とお付き合いくださりありがとうございました。