オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台風6号の余波と大阪北部地震で断念したナガシマスパーランド 我が家の状況報告 南北方向の物がよく倒れていた

2018-06-23 04:03:30 | 大阪北部地震
今年の4月に枚方の遊園地「ひらパー」(ひらかたパーク)に行った。
平日だったけど春休みだったため結構混雑していて次は本当の平日に行こうと娘と約束していた。

先日の日曜が参観日。
月曜が振替休日という事で遊園地に行くことにした。

昔は沢山あった遊園地も残っているのは数えるほど。
日帰りで行けるところはアトラクションが寂しいので三重県桑名市にある「ナガシマスパーランド」に行くことにした。





日帰りはきついし面白みもない。
三重県には母方の親戚がいてゴールデンウイークの車中泊の時に泊めてもらったときにお風呂のシャワー栓の調子が悪いと言っていたので、それも直してあげたくて泊めてもらうことにした。










親戚の家は三重県のいなべ市にある。
四日市市の北に位置し、今まで近畿自動車道、西名阪自動車道、名阪国道、東名阪自動車道と乗り継いで大阪の南部から奈良をグルッと回っていくルートで行っていた。
距離にして約160km。


前から滋賀県から三重県に抜ける国道のトンネルが整備されたと聞いていて気になっていたので、今回はそのルートで行くことにした。











亡き親父は滋賀県の八日市(現 東近江市)の生まれで、私も半分滋賀県の血が流れている。

盆や正月、仕事の時、小さい頃から名神にのって田舎に帰った。


「近江富士」と親父に教えて貰ったのもこの景色を見ながらだった。(三上山(みかみやま)標高432m)



ここを通り、この景色を見る度に幼かった頃に戻ったような気持ちになる。

良かったことや悪かったことが漠然と思い出され、なんか切ない気持ちになる。











名神八日市ICを下りて国道421号線(八風街道)を東に進む。

この道はあまりに険しい道から酷道421号線と呼ばれ、2トン以上通行禁止で幅2m以上の車が通れないように2m幅のコンクリートブロックのゲートが設けられていた。
昔一度だけ通ったことがあったけど、コンクリートブロックはバックミラーがかするか、かすらないかってくらいぎりぎりでハラハラしたのを覚えている。




田舎の家の近所に愛知(えち)川という鮎が住んでいるくらいの水のきれいな川があった。

その上流にある永源寺ダム。










酷道も長さ4kmのトンネルが開通したことで随分走りやすくなって1時間半ほどで三重県の親戚宅に到着。
今までから40kmの短縮。うそのように身近になった気がした。



着いて早速お風呂のシャワー栓の修理。
修理と行っても新しいシャワー栓と交換するだけ。

この家は周囲より低くて民家もなく水圧がかなり高く、シャワーの水が刺さるくらいの勢いで出てくる。そのせいかピタッと止まらない不具合だった。
あまりに高い水圧は水栓には負担が大きいように思える。できれば減圧弁を付けてあげた方が良いと話しておいた。











サーモ付きのシャワー水栓も買えば結構な値段がする。
これは水廻りを扱うメーカーに務める幼なじみが用立ててくれた物。たぶん見てないと思うけどありがとうね。










夕食。
ゴールデンウイークにも来たので、つい先日来たような気がしてならない。

脂っこい物を控えているので食事を気を遣わせてしまう。
今回もお刺身を用意して貰ったりと申し訳なくてならない。 おじさん、おばさん、すみませんです。










娘も随分慣れたようで、よくしゃべって家中走りまくっていた。
自分も小さいころ、よその家に行ったときはこんなんだったと思いだした。




















18日(月)の朝。
台風6号の余波で天気が思わしくなかった。

来る前から天気予報を見ていたけど降水確率が40%から60%と日に日に上がっていく。
ついには80%になった。

ナガシマスパーランドは諦めて他がないか探すことにした。
水族館も月曜は休館日。

どうしようかと悩んでいたらスマホの防災警報がなったと同時にグラッと大きく揺れた。地震だった。

大きかった。

ニュースを見たら震源地が大阪北部とあった。











テレビは地震のことばかり流れていた。
ブロック塀が倒れたり、火事の映像が流れる度にだんだんと自分の家がどうなのか心配になってきた。

電気屋をしていたときの看板がまだ残っていて、錆ていてるので落ちたりしていないかとか、フライス盤が倒れたりしていないかとか心配になりだした。
すぐに分からないだけに不安が募る。


近所の人に電話して見て貰って大事には至っていないことが分かったけど、取りあえず家に帰ることにした。
といっても高速道路が全て通行止めで簡単には帰れそうになかった。









昼前になって親戚の家を出ることにした。

田んぼに囲まれた家。
帰り支度している間におばさん達とザリガニを探す娘。













まだ高速は通行止めのままだった。

帰りたいけどすんなりと帰れないだけに、焦るようで焦ってもどうしようもない時間が流れた。











近畿自動車道は通行止めだけど西名阪自動車道は走れるので、遠回りするルートで帰ろうかとも考えたけど、来たときのことが頭に残っていて今更遠回りする気になれず、来たルートを戻ることにした。

石榑トンネル(2011年3月26日開通 4157m)
このトンネルの恩恵は本当に大きい。











八風街道沿いにはコンビニもなく、昼ご飯のために道の駅に立ち寄った。

道の駅 「奥永源寺渓流の里」

見た目が学校に見えたと思ったら平成15年に閉校した旧 政所(まんどころ)中学校の校舎を再利用したとあった。





















愛知川の源流に棲む岩魚やヤマメなどの渓流魚や、琵琶湖に棲むフナやモロコなどが展示してある。




















近江牛ポテトスティック、540円也。
高いけどこういうところだとつい買ってしまうのは皆同じ。











飛び出し注意の看板「とびだしとび太くん」の実物の60%サイズのレプリカ、4800円也。
さすがにこういう所でも買わなかった。
ちなみに実物大サイズは6400円也。










ふなずし。
小さい頃、親父が食べているのを見て臭くて嫌だったけど、半分滋賀県人なのでいつしか美味しいと思うようになった。

見ていたらツバがでてたまらなかった。










子持ちが旨いんです。
ハイミーをパラパラッと入れて熱々のお湯を注ぐと、あ~たまりません。
要冷蔵なのでいつ帰れるか分からないので買うのを断念。

嗚呼残念。










魚が頂けるというので「岩魚の塩焼き定食」を注文。
塩がきいていてとても美味しかったです。

とら母は岩魚天丼。ボリューム満点。
娘はあいかわらずそば。











今や全国にある飛び出し注意のこの看板はここ八日市(東近江市)が発祥。










昼ご飯を食べている頃に高速道路の通行止めが解除され、八日市ICから名神に乗った。
特に渋滞もなく流れはスムース。










茨木ICに近づくと上りも下りも出口渋滞。
吹田ICが心配だったけど、こちらは車も少なめだった。











家の近所で買い物をしようとスーパーに寄ったら、すぐ食べれそうな総菜や弁当、パン類に水は売り切れ状態。










近所の神社の鳥居の前に消防団の人が立っていた。











どうやら鳥居が崩れそうなため警戒しているようだった。
翌日この道を通ったときには通行止めになっていた。










瓦が落ちている家や壁が落ちている家が目に留まった。

取りあえず家についた。

外見は普段と変わらない様子で少しホッとした。

家に入ると立てかけてあった物が倒れていた。

「あ~っ」ととら母の声が台所から聞こえてきた。

テレビ台が半分倒れかけていて乗っていたものが落ちていた。

食器棚から茶碗やカップが落ちて少し割れていたけど、さほど酷いものでは無かった。












心配だったガレージを見に行こうと物置を通るとここも立てかけてあった物が倒れていた。
もともとがごちゃついている家なので、写真を見ても何が地震の影響なのか分からない絵になってしまった。

以前娘の友達がトイレを借りに来たことがあって、その子が「ゴミ屋敷かお化け屋敷だ」っていったらしい。
もっともっと片付けていかないと。










ガレージに行くとフライス盤は倒れていなかった。
ホッとした。

幼なじみがリフォームに使ってと現場から貰ってきてくれた扉は倒れていなかった。











よく見ると旋盤とフライス盤が少し移動していた。












距離にして10センチほど移動している。












私の身長に合うように機械の下に敷板を敷いて10センチほど嵩上げしていたのだが、これがずれて外れかけていた。
敷板の上を滑ったようで、これは怖かった。














二階も同じように立てかけてあった物が倒れてあった。
ずっと見て回っていくうちに倒れていた物がほとんど南北に立てかけてあった物ばかりだった。

仏壇が少し動いて物が落ちていたけど姿見の鏡は倒れずに鏡だけ横にずれていた。









トイレと風呂のタイルが少しヒビが入っていた。









総じて被害は少なかった。

急いで片付けをして、余震でフライス盤が倒れないように場所が少しずれたままだったけどそのまま敷板を敷き直し、旋盤は元の位置からさらにスペースを広く取れるように壁寄りに位置をずらした。










阪神淡路大震災の時も出張で家におらず大きい地震は体験したことがない。
大変になると言うことは分かっていても地震対策は取ってこなかった。

食器棚やレンジ棚が倒れたらと思うと今はぞっとする。
南海トラフ大地震が来ると言われている今、リフォームやらないといけないけど、地震対策もしていかないといけないと思った。


心配して頂いた皆さま。我が家はまだこの程度ですみました。ありがとうございました。




2018年GW 富山県高岡おとぎの森公園 ドラえもんの空き地 金沢の回転ずし「すし食いねぇ!」

2018-06-17 23:43:58 | 2018年GW 車中泊の旅 行き先は南知多おもちゃ王国経由 黒部ダム辺り
2018年 ゴールデンウイーク車中泊の旅・・・の続きになります。

長々と引っぱってしまって申し訳ございません。
今回で終わりなので今しばらくお付き合い下さい。







5月6日
富山県高岡市の公園の駐車場の朝。


夕べは夜中にここに到着してトイレの場所とかを散策していたら丁度パトカーが来て、懐中電灯を照らしながら公園から車に戻ってきたときに遭遇。
ちょっと怪しそうだったのか「はい、こんばんは~。どちらからですか~」と軽く職質。

職質に嫌悪感を抱く人もいますが、こんな地味な巡回があるから治安がが保たれるのであって、ありがたいことです。












とりあえず近所のコンビニを検索して朝ご飯の調達。

お花に囲まれたコンビニがちょっと異彩。










娘はご飯よりもオモチャにトラップ。











最近、チキンサラダが流行っていて腸を大事にしている私には好都合。
魚系はいつもながらの鯖の味噌煮。

牛肉に豚肉、トンカツに唐揚げ、ラーメンに餃子、カレーにスパゲッティー、ピザに菓子パン、もう半年食べてません。
この前健康診断でメタボ健診でウエスト測って貰ったら70cmでした。

食べ物の影響って大きいんだとつくづく感じております。
難病な腸ですが、それ以外は至ってオッサン化が進んだ普通なオッサンです。












「高岡おとぎの森公園」と言う名の公園。

ここ高岡市は漫画家「藤子・F・不二雄」先生の出身地。











で、公園に「ドラえもんの空き地」が再現されてあって、それを見せてやりたくてここまできた。












親としてはこれは喜ぶかとかなり期待し、目をつぶらせて連れて来たのですが・・・。













意気込んで写真を撮るのは親の方だけ・・・・。











娘は周りを見渡して公園にどんな遊具があるのか気になって仕方がない。












公園には遊具の他に水遊び出来るようになっていて、










そっちの方に夢中。













大きな公園に遊具も立派。











ドラえもんそっちのけで、早速知らない子供と遊んでる。
私も嫁も子供の頃ってそんな社交的でなかったのに、誰に似たんだろかと思ってしまう。











私はと言うと人が写り込んでいないドラえもんを撮りたい気持ちにかられてしまってた。

途切れることなくやって来る親子連れ。
どこの親も同じで子供以上に親が張り切ってスマホのシャッターを切っている。

一眼レフを持っているのは私と孫を連れた爺さんと、若いカップルだけだった。

爺さんは家族と共に早々に消えて行った。


ずっといるのは私と若いカップルだけだった。

巷で問題になっている自分勝手な撮り鉄みたいにならないように端っこでひたすら待つ。

若いカップルは二人とも一眼レフを持っていた。
純粋にカメラ好きカップルかと最初思った、ちょっと違った。
最初はドラえもんばかり撮っていたカップルも、場に慣れたのか意を決したのかドラえもんと女の子の撮影会になった。

いかがわしさとかは全く無くて、普通の撮影なのに、カメラ男子とカメラ女子のカップルってああなんだと思った。







































ドラミちゃんみたいな妹がいたらいいなと年甲斐もなく思うのは私だけではないはず。








しずかちゃん、よくできててかわいい。(オタクじゃないからフィギアとか集める趣味はありません。)











ひとしきり(知らない子と)遊んでもらって帰りがけにドラえもんと写真撮影。

子供の方が飽きてしまってて、こういうのって親のエゴだなと思うのがよくあります。















いつまでも遊び終わらないのでアイスで釣って帰り支度。
休みは今日まで明日から仕事。ここはまだ富山。









帰らないとと思いつつも、最後にせっかくなのでまた回転寿司。
とら母に調べてもらって来たのが回転寿司「寿司くいねぇ」。










イクラ大好き。
イクラばっかり食べてます。








注文するとリニアモーターカーが運んでくるシステム。









一皿100円ではないお店。









ネタは沢山あって美味しいですが、最初に行った一皿100円のお店も美味しかってので、甲乙つけがたい感じでした。









車中泊なので宿代がかからないので、ちゃっと贅沢させてもらいました。










午後3時過ぎに北陸道に乗って、そこから一気に帰ってきました。




総走行距離1382km
寅次郎がいないのは寂しかったですが、楽しい旅ができました。
お付き合い下さりありがとうございました。




2018年GW 長野 松本城へ

2018-06-07 03:24:46 | 2018年GW 車中泊の旅 行き先は南知多おもちゃ王国経由 黒部ダム辺り
2018年 ゴールデンウイーク車中泊の旅の続きになります。



5月5日

アルプスあずみの公園を出たのが午後3時を過ぎていた。


とら母(嫁)が行きたいと言っていた松本城までは約30Kmちょっと。
ただ外から見るのではなく天守閣に上がりたいと言った。

天守閣に上がるのに待ち時間が90分らしい。

何時までやっているのか気になりながら車を走らせる。


16時過ぎ、1時間ほど走って松本城近くの駐車場に着いた。








松本城は私はこれで2回目。
と言っても天守閣に上がったことはない。
今から30年くらい前、まだ大学生だった頃。
幼なじみと信州ツーリングに来たときにここのベンチで野宿した。
バイクを買って全く初めてのキャンプツーリングで不安と期待とでいっぱいだった。

朝目覚めたときベンチを囲んで、おじいさんやおばあさんが体操をしていて、恥ずかしくてそのまま寝たふりをしてごまかしたのを覚えている。










松本城が見えてきた。








黒いお城が良いらしいと、とら母が話してくれた。

コントラストが効いた壁面は白漆喰と黒漆塗りによるもの。











待ち時間90分とあったけど、ちゃんと座るところも用意されていて、グループ毎にスムーズに送り出されてそれほど待たされることはなかった。








待っている人が退屈しないようにとお城にちなんだクイズとかやってくれて、対応もよかった。









城の低階層には沢山の展示物があった。ゆっくり見たかったけど天守閣に登るために足早に見て回った。










当時のままの五重の天守を有する白は姫路城とここ松本城だけとあった。

木の柱に急な階段もそのときのまま。








400年前の人の息づかいを感じるられるものは感慨深い。












上に行くにしたがって階段も急になる。
攻め込まれたときのことを考えてとか昔聞いたことがある。



大天守(天守閣)
外観は五重、内部は六階。























遠くに中央アルプスが見える。









上るより下りる方が怖い。










斜度61度。

この城一番の急階段。












天守四階の「御座所」











柱が少なく天井が高い。

有事の際の城主の座所とあった。











































埋橋(うずみばし)












午後6時。



























松本城を後にして国道158号線を西に20kmほど走る。

今日のお風呂は竜島温泉「せせらぎの湯」















2年前のゴールデンウイークの車中泊の時もここに来た。









冷水機の水がリンゴ風味で美味しかった。
ちょっとうれしくて何杯ものんだ。











あの時も風呂上がりに花火をした。











ブログを読み返すといつも寅次郎がいる。

女々しいかも知れないけど、寅次郎の写真を見ると寂しくなる。










晩ご飯はコンビニ弁当で唯一食べれる親子丼弁当。
おかずは塩さば。









明日がこの旅の最終日。
もう一つ、娘を連れて行きたい所があったので明日のため晩ご飯を食べたあと富山県まで130Kmほどまた北上する。

公園の駐車場で車中泊。







ではまた