先日整備したヴェクスター125.
以前は紙の整備記録を残していましたが,今はそういった細かなことが面倒に思えてできません.
ハードディスクにジャンルと日付で分けたフォルダを作っているので不自由はしないのですが,何かに付け面倒に思えるのが
悲しいところです.
なので記録のためにも整備した内容について書いておこうかと思います.
もともと始動性の悪さに定評?のあるヴェクスター.
昔から二日乗らないと結構セルを回さないとエンジンが掛からないのでバッテリー上がりが心配でなりませんでした.
私も付けていますがヴェクスター150のオプションでキックがあります.
コレを付けるまでは月曜の朝のは結構不安なものでした.
部品代で14000円ほどですが必需品です.
10万キロを越え,最近いっそうエンジンの掛かりが悪くなり,バッテリーが上がるくらい回しても掛からないようになり,
足下にはガソリンの染みとガソリン臭さが漂っています.
ベルトも交換後何万キロ走ったか分からず,いつ切れてもおかしくない状態.
プラグなんてもう数万キロ換えていません.
そんな状態なのですこし駆動系とキャブを開けてみることにしました.
用意した部品はエアクリーナーとプラグ,燃料ホースとキャブレターのフロートバルブとガスケット.
それと中古の駆動ベルト.
いつから換えていないのかわからないエアクリーナー.掃除もした記憶がないです.
オイルはいつものモチュール7100.
3000キロを目安に交換しようと思ってもつい面倒で実際は3500キロとか4000キロになってしまいます.
今回は無精したので5000キロで交換.
粘度が10W40なので重いです.
フィルターは前回交換したので今回はなし.
オイルを抜く間にプーリーを分解してました.
内部はベルトの“かす”も少なく比較的きれいな状態.
ベルトの幅は17.62mm.
メーカー規定値が18.0mmなのでずいぶん交換時期を過ぎてしまっています.
外観.
ベルトの“谷”の部分に細かなひび割れがありますが新品を久しく見ていないのでこれが致命的なのかは分かりませんが
もっと劣化していると思っていたのでなんとなくまだいけそうな風に見えます.
さすが国産純正のベルトって気がします.
山の高さは8.38mm
今回取り付けるベルトは予備においていた中古品.
幅が18.3mm.
山の高さは8.66mm
プーリーは2012年11月28日,約89000Km時にKN企画のハイスピードプーリーを取り付けていました.
最外周までもう少しせり上がって欲しいです.
1万5千キロほど使用しましたが磨耗も少なくまだいけそうな気まします.
ウエイトは出だし重視だったので6g×6個を使ってきましたが,予備がKN企画に付いて来た8gしかなかったので
それを組み付け.
お次はプラグ.
えらくちびってました.
前回交換は紙の記録に2011年7月25日. 76607.2kmとありました.
今が105369.2Kmなので約29000キロ使用.
ギャップは0.98mmまで広がっていました.
規定値は0.7~0.8mm.
これでは始動性が悪くなっても仕方が無いです.
やっぱり記録は紙で残した方が分かりやすいです.
お次はキャブレター.
地面にガソリン染みとガソリン臭いので燃料ホースとフロートバルブの交換と思ったら,燃料ホースは間違えてエアーベントホースを
注文していました.
在庫の中に燃料ホースが有ったのでそれを寸法切りして交換.
キャブレターもずいぶん油汚れしています.
オーバーフローだけの問題ではなさそうな感じです.
キャブとエアクリーナーボックスをつなぐ“アウトレットチューブ”は内部まで到達していませんが大きな亀裂が入っていました.
ブローバイガス還元用のホース.
乳化したオイルで詰まっているように見えましたが・・・
その奥にワンウエイバルブがあってそう見えただけでした.
お掃除して動作確認.
キャブレターは中を開ける前にとりあえずお掃除.
フロート室は比較的きれい.
問題のフロートバルブは段つき磨耗はないものの,当り面に筋が見えます.
フロートバルブを交換する前に気になっていたダイヤフラムを見てみることにしました.
ネットで検索すると古いヴェクスターは皆,ダイヤフラムが硬化し穴が開いているとありました.
ただこのダイヤフラムという部品.薄くて柔らかいゴムで出来ていて結構値段が高い部品です.
嫌な感じでカバーを開けてみました.
ダイヤフラムを伸ばしてみたら,残念ながら癖が付いていた所は全部穴があいていました.
この時点でキャブレターへの愛情が薄れていきました.
一万円近くするダイヤフラム.
エンジン自体も私の手元に来てから既に6万キロ近く走っています.
予備のエンジンもあってどうせ注力するならそちらの方が良いのではと,そんな気持ちがよぎったら小さいくせに数千円する
フロートバルブも交換する気が無くなってしまいました.
とりあえずキャブレターの掃除をしてフロートバルブは交換せずに“そっと”元通りに組みたてました.
その他,アクセルワイヤーも“ほつれ”が出始めていました.
何かもう,やるせない気になってしまいました.
・・・・と,そのときは落ち込みましたがその後いろいろ調べるとお隣の中国に中国スズキというのがあって,ヴェクスターもあり,
その部品を日本で扱っている奇特な人がいるというのを知って試しに注文してみました.
既に部品は手元にあるので次回また交換して報告したいと思います.
ではまた
以前は紙の整備記録を残していましたが,今はそういった細かなことが面倒に思えてできません.
ハードディスクにジャンルと日付で分けたフォルダを作っているので不自由はしないのですが,何かに付け面倒に思えるのが
悲しいところです.
なので記録のためにも整備した内容について書いておこうかと思います.
もともと始動性の悪さに定評?のあるヴェクスター.
昔から二日乗らないと結構セルを回さないとエンジンが掛からないのでバッテリー上がりが心配でなりませんでした.
私も付けていますがヴェクスター150のオプションでキックがあります.
コレを付けるまでは月曜の朝のは結構不安なものでした.
部品代で14000円ほどですが必需品です.
10万キロを越え,最近いっそうエンジンの掛かりが悪くなり,バッテリーが上がるくらい回しても掛からないようになり,
足下にはガソリンの染みとガソリン臭さが漂っています.
ベルトも交換後何万キロ走ったか分からず,いつ切れてもおかしくない状態.
プラグなんてもう数万キロ換えていません.
そんな状態なのですこし駆動系とキャブを開けてみることにしました.
用意した部品はエアクリーナーとプラグ,燃料ホースとキャブレターのフロートバルブとガスケット.
それと中古の駆動ベルト.
いつから換えていないのかわからないエアクリーナー.掃除もした記憶がないです.
オイルはいつものモチュール7100.
3000キロを目安に交換しようと思ってもつい面倒で実際は3500キロとか4000キロになってしまいます.
今回は無精したので5000キロで交換.
粘度が10W40なので重いです.
フィルターは前回交換したので今回はなし.
オイルを抜く間にプーリーを分解してました.
内部はベルトの“かす”も少なく比較的きれいな状態.
ベルトの幅は17.62mm.
メーカー規定値が18.0mmなのでずいぶん交換時期を過ぎてしまっています.
外観.
ベルトの“谷”の部分に細かなひび割れがありますが新品を久しく見ていないのでこれが致命的なのかは分かりませんが
もっと劣化していると思っていたのでなんとなくまだいけそうな風に見えます.
さすが国産純正のベルトって気がします.
山の高さは8.38mm
今回取り付けるベルトは予備においていた中古品.
幅が18.3mm.
山の高さは8.66mm
プーリーは2012年11月28日,約89000Km時にKN企画のハイスピードプーリーを取り付けていました.
最外周までもう少しせり上がって欲しいです.
1万5千キロほど使用しましたが磨耗も少なくまだいけそうな気まします.
ウエイトは出だし重視だったので6g×6個を使ってきましたが,予備がKN企画に付いて来た8gしかなかったので
それを組み付け.
お次はプラグ.
えらくちびってました.
前回交換は紙の記録に2011年7月25日. 76607.2kmとありました.
今が105369.2Kmなので約29000キロ使用.
ギャップは0.98mmまで広がっていました.
規定値は0.7~0.8mm.
これでは始動性が悪くなっても仕方が無いです.
やっぱり記録は紙で残した方が分かりやすいです.
お次はキャブレター.
地面にガソリン染みとガソリン臭いので燃料ホースとフロートバルブの交換と思ったら,燃料ホースは間違えてエアーベントホースを
注文していました.
在庫の中に燃料ホースが有ったのでそれを寸法切りして交換.
キャブレターもずいぶん油汚れしています.
オーバーフローだけの問題ではなさそうな感じです.
キャブとエアクリーナーボックスをつなぐ“アウトレットチューブ”は内部まで到達していませんが大きな亀裂が入っていました.
ブローバイガス還元用のホース.
乳化したオイルで詰まっているように見えましたが・・・
その奥にワンウエイバルブがあってそう見えただけでした.
お掃除して動作確認.
キャブレターは中を開ける前にとりあえずお掃除.
フロート室は比較的きれい.
問題のフロートバルブは段つき磨耗はないものの,当り面に筋が見えます.
フロートバルブを交換する前に気になっていたダイヤフラムを見てみることにしました.
ネットで検索すると古いヴェクスターは皆,ダイヤフラムが硬化し穴が開いているとありました.
ただこのダイヤフラムという部品.薄くて柔らかいゴムで出来ていて結構値段が高い部品です.
嫌な感じでカバーを開けてみました.
ダイヤフラムを伸ばしてみたら,残念ながら癖が付いていた所は全部穴があいていました.
この時点でキャブレターへの愛情が薄れていきました.
一万円近くするダイヤフラム.
エンジン自体も私の手元に来てから既に6万キロ近く走っています.
予備のエンジンもあってどうせ注力するならそちらの方が良いのではと,そんな気持ちがよぎったら小さいくせに数千円する
フロートバルブも交換する気が無くなってしまいました.
とりあえずキャブレターの掃除をしてフロートバルブは交換せずに“そっと”元通りに組みたてました.
その他,アクセルワイヤーも“ほつれ”が出始めていました.
何かもう,やるせない気になってしまいました.
・・・・と,そのときは落ち込みましたがその後いろいろ調べるとお隣の中国に中国スズキというのがあって,ヴェクスターもあり,
その部品を日本で扱っている奇特な人がいるというのを知って試しに注文してみました.
既に部品は手元にあるので次回また交換して報告したいと思います.
ではまた