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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

9ヶ月の友和子(とわね) 座ることとずり這いと好き嫌いの感情 親バカが見た子供の成長

2013-05-28 01:38:00 | 成長日記

娘の友和子も先日で9ヶ月になりました.
病気もせず,毎日笑顔を振りまいてくれています.

少しさかのぼってGWの序盤に我が町の新生児の誕生を祝う植樹祭が催されたので行ってきました.

折しもこの日は北海道好きのライダーが姫路のキャンプ場で年に一度集うキャンプファイヤーの日だったのですが,
今年は少し我慢することにしました.(昨年の様子はこちら



植樹祭の会場は歩いて10分ほどの公園.
そこに行くには細くて狭いJRのガードをくぐら無いと行けません.

車道も狭いですが,歩道も狭くて天井が低い,いわゆる“面倒くさい道路”です.




年に二回行われる植樹祭.
植えるのは桜の木.

あまり来ない公園ですが,いつか物心が付いたときに「この木がお前の生まれた時に植えたきだよ」と
話してやろうと思います.




日差しも強く,少し暑いくらいの天気.
記念品にと鉢植えの花をくれたはいいが,鉢がでかい.

それならそうと言ってくれればと皆口々に言っている.

車で来たら良かった・・・・


大きな鉢植えと友和子を担ぎ,寅次郎を引き連れて家路を急ぎます.
途中,とら母の宇宙の胃袋を満たすためにマクドナルドに寄り道.


上機嫌な,とら母に対して悲鳴を上げる私の腰.

嗚呼,無情


帰りもあの“面倒くさいガード”が行く手を阻みます.







友和子もこの頃,腰もしっかりしだして座れる様になってきました.




昼間テレビを見せているそうで,興味を示しているみたいです.




どんな風に思っているのでしょうか.





離乳食も一日二回.

気に入っているみたいで催促します.
食欲はとら母似.





旅先で出逢ったバイク乗りの子が“山崎”のサントリーで買ってきてくれた樽で作った積み木.





積んであげると喜んで,崩したらまた喜んで・・・・





9ヶ月になって“ずり這い”できるようになりました.
隣の部屋でパソコンを叩いている私のことが見えると,にっこり笑ってズリズリ這ってきます.




バリケードのために置いた毛布を何とか乗り越えてこっちに来ようとする姿は親としてたまらなく嬉しいものです.





足もよく動くようになってきました.





赤ちゃん用のおやつを初めてあげました.
嬉しそうなのは,とら母似.




マキノのフライス盤の作りの良さも少し分かってきたみたいです.
これは私似.


(うそです)



成長するに従って自分にとって嫌なことは嫌と主張するようにもなってきました.

最近お風呂に入って顔を洗われるのと,鼻くそを吸い出す吸引がどうもいやみたいで,
“キャ~キャ~”泣き叫びます.


反面,好きなものに対してもどんどん迫っていきます.
寅次郎にも興味が沸いてきたみたいで,見かけると突進していきます.




怖いという感情がないみたい.




寅次郎は必死で我慢してくれているみたいです.




気付けば寅次郎も友和子の側で寝ているので,まんま嫌いではないみたい.




千葉のとら母のお父さん,お母さん.妹ファミリー.
いまこんな感じです.
夏にはがんばって遊びに行きますね.




見て下さっている皆様
親バカなブログ内容になってしまいごめんなさい.

ではまた

続コンビネーションスクエア 直尺付スコヤ その2 新たに見つけた国産品

2013-05-18 14:16:32 | 工具・工作機械・アイテム
先日,YouTubeを見て気になって購入した「コンビネーションスクエア」という直角定規





さて手に入れたものの必要に迫られて手に入れたツールではないだけに,気付けばいつもの直尺を使っている.

当初はどんなときに使えば重宝なのかがイマイチ分からず“浮いた存在”になっていました.


今,フライス盤用の工具を載せるツールワゴン(工具を乗せるキャスター付の台)を作っていて,その加工で
等間隔で穴をあける際のケガキに便利なのが分かり,それを発端に何となく存在感が出てきました.

こういった端面から同じ位置にケガクのには手間が掛からなくて便利です.






便利なのはいいのですが,なんか定規の精度が悪いような.
こんなふうに“30mm”に合わせてみて・・・



(写真で見ると“最初の1mm目”が長いのが分かります)



ノギスのデプスで測ってみると




“30.4mm”

0.4mm長いやん.




直尺の精度と仕上げがイマイチ.


購入前に違いを聞いていたのですが,そのときの回答は

「目盛の細かさの違いで価格差があるようです」

とのことだったのですが,“目盛りの細かさ”と聞いて「最小目盛りが1mmではないということ? 
2mm刻みとか10mm刻みの目盛りなんてありえないし・・・」なんて思っていたのですが,どうも“目盛りの細かさ”と
いうのは“目盛りの精度”のことだったようです.



とりあえず直尺の端部の仕上げが悪いのでフライス盤で規定値に削りました.




十倍以上値段が違う,もう一つの“コンビネーションスクエア”
どうも気になってその後もネットで調べていたのですが,いくつかのキーワードを使ってオークションで毎日チェック
していくうちに程なくしてそれと思しき商品が出品されました.


出品者さんに質問してみました.

「本体は鉄製(磁石に付く)でしょうか,亜鉛ダイキャスト合金(磁石につきません)でしょうか?」

返ってきた答えは「磁石に付きます」



数日後手元に届いたのがこれ.

お目当ての“コンビネーションスクエア”の他,角度出しが出来るモノと二股に枝分かれした形状のモノ,そして直尺の4点セット.

使用感も少ない中古品.
恐らく日本製だと思います.
シャキッとした直尺は目盛りも墨がうってあって見やすいです.
こいつは共用なので都度それぞれの本体にセットして使用します.

錆びる鉄は嫌いですがこういったモノは別.
研磨された鉄はキラリと鈍く輝く光沢を放ち,独特な美しささえ感じさせます




出品元はこういった新旧の機械工具を扱うお店で,元はどこかの加工屋さんから出てきたモノ.

昨今,生産現場は海外に移り,国内でこんな測定器を使って生産しているようでは採算があわず,きっと使われずに
キャビネットに仕舞われていたんだと思います.




角度出しが出来るものは通称“プロトラクタ”と呼ばれ一般的にはこんなのが多いです.




コンビネーションスクエアの名前の由来はスクエア(日本では通称「スコヤ」)と直尺が組み合わされたからなのかも
しれません.

なのでプロトラクターも直尺と組み合わされて,角度出しに加え長さも測れるようになっています.




とはいえ,角度を出して長さを測るシチュエーションなどそれほどないと思います.



二股に枝分かれした形状のモノと直尺を組み合わすとこんな形になります.




丸いモノにあてがって何ヶ所かに線を引きくと・・・




交わった点が円の中心になる訳で“センターファインダー”とも呼ばれる中心を割り出すための測定器です.

簡単にそれなりのセンター出しができる便利モノ.




しかしこれも,これにわざわざ直尺を組み合わせる必要は無いと思います.

気が向いたら直尺と同じ幅の平板を作って専用化しようかと思います.



その後コンビネーションスクエアを使う機会があって,両者を使い比べてみて分かったのが

先に購入した安価な方は素材が軽量な亜鉛ダイキャストだけあって振り回しも楽で,木工加工のような
ワークが大きいモノのケガキには便利です.


対して後から買った方は材質が鉄のため重いですが精度も良いため,1/10程度の精度でケガク必要のある作業に使うと
良いかと感じました.


そんなコンビネーションスクエアのお話でした.
これで少しYoutubeに出てきた“クラフトマン”達に少しは近づけたかな.




もう一つYouTubeで見つけた便利グッズがあったのですが,たまたまこのブログを書くのにネットで検索していると
日本でも売っている事が分かったので先ほど注文しました.

また機会があれば紹介したいと思います.


ではまた

コンビネーションスクエア 直尺付スコヤ その1

2013-05-11 06:02:47 | 工具・工作機械・アイテム
動画といえばYoutube

機械加工や工作,ツールにまつわる動画もYouTubeに数多くアップされています.

日本よりも海外,特にアメリカ人だと思われる人の動画が多く,機械加工だけでなく,自作のツールなどを
紹介されています.

最近よく見る動画がこちら(「Keith Fenner」さん)

船舶関係のプロの修理屋さんのようですが,惜しみなく加工風景を紹介してくれていて私のようなプライベーターには
非常に有意義な情報源になってくれています.


(画像元はYouTubeの動画をサイトスクリーンショットしたもの)


こちらの「Morgan Demers」さんはプライベーターのようですが,




アルミを溶解して鋳造し自作旋盤を製作されています.




ちなみに日本人でもっと以前にアルミを鋳造し旋盤を自作された方がおられます.

「工員A」さんという方で,工作マニア界では知らない人がいないくらい偉業を成し遂げたかたです.
(サイト:http://mini-senban.com/mini-senban/  現在はSEC_SUZUKI様のサイトで管理されておられます 感謝)




アメリカは広大な国土のため農機具をはじめちょっとした修理は自分でしないといけないゆえにDIYも進んでいて
日本よりも多くの便利ツールが販売されています.


動画を見ていてふと「これは」と言うものがありました.

コレです.


(「Keith Fenner」さんの動画より)


スコヤに直尺が付いたような定規です.




同じく「Morgan Demers」さんの動画でもありました.





「スコヤ」というのは精度のいる直角を求められるときに用いるツールの事をいいます.


(亡き親父から受け継いだもの)



下が2級,木箱に入っているのが1級で1級の方が精度が高いです.


(職場の廃棄処分品)



興味が沸いたので何とか入手出来ないものかとしたのですが,まず名称が分かりません.

ネットで検索するには何らかのキーワードを入れないとだめな訳ですが,先ずこれに困りました.

『直角」「ケガキ」

「スコヤ」「直尺」

「スコヤ」「メジャー」

日本語よりも英語かと思い

「square」「measure」なんか入れてみましたがヒットせず.


アメリカの工具を扱うサイトを探してみることにしました.
英語はダメなのでそれらしいカテゴリーを見つけるのも大変.




必死で探したら見つかりました.
むっちゃ嬉しかったです.




「Swanson」というメーカー製で「Combination Square」という名称であると言うこととが分かりました.
値段は何と1000円もしません.

ハワイにいる友人に頼んで買ってきて貰おうと早速メールを書き始めたのですが,日本で入手出来ないかと
調べたら,いつもの「モノタロウ」でも扱っていることが分かりました.

値段は1000円ほど




ふと気付いたのが直尺が150mmと短いだけの違いなのに,値段が10倍以上値段が高いのがあります.





気になりつつも,こんなものに1万数千円を出せる訳もないので先ずは安い方を注文.

程なくして届いた念願の「コンビネーションスクエア」.

直尺はステンレスかと思ったのですが鉄でした.
目盛りが彫刻してあるだけで墨が入っていなので見にくいです.
インチとミリの併用なので,これもちょっと使いにくいです.
さすがアメリカ製?




日本では「エスコ」が取り扱っているようです.




意外と軽く本体はアルミ製かとおもったのですが材質表記が「Die-cast zinc body」とあるので
亜鉛ダイキャストです.




値段が違うもう一つのコンビネーションスクエアが気になって頭から離れません.

自分の中でブームになると,しつこいのが悪いところ.

続きがまだありますがちょっと長くなったのでまた次回に.


ではまた


マニアのこだわり「黒染めの鉄のマイナスネジ」 

2013-05-04 04:28:11 | 工作
4月に入ってから,ある方から依頼を受けた加工をGW前半まで掛かって行っていました.

友人から紹介されたその方は,あるジャンルの“超”が付くくらいのマニアの方.

作業内容は既製品のユニットの載せ替えのための追加工と小物部品の製作.
高価なユニットへの追加工は失敗すると目も当てられないのであまり好きではありません.




小さなスリーブをアルミ棒材から製作.




さほど難易度は高くないですが,小さい部品は肉薄だけあって加工時に潰れてしまわないかと,神経をつかいます.





私はこれまでがバイクの改造が趣味だったせいもあり,扱う素材はアルミが多く,次いでステンレスになります.

アルミが優れているのはその軽さ.
金属の中でも比較的柔らかい素材なため,溶接が出来る設備がある人なら塗装なしでも鉄のように赤さびに
まみれる事も無いため,この上ない素材です.


汎用材でサビに強いといえばステンレス.
ボルトなどはバイク用だけでなく屋外で使用する製作品にはステンレス製を積極的に利用するようにしています.

なので重くてサビやすい“鉄”のネジや素材は我が家にはほとんど置いていません.



しかし今回の部品の組み付けに,いつものようにステンレス製のネジで取り付けたところ依頼者から「待った」が
掛かりました.

ステンレスは「黒染め」が出来ないのでだめとのこと.
素材は「鉄」で,できるならばネジの頭は“マイナス”にして欲しいと言われました.

「マイナスネジ」ってドライバーの先端が滑って締めにくく,今では滅多にお目に掛かれません.


その世界のこだわりというか,マニア度合いがプンプンします.


ハーレー乗りがアルミ部品を嫌うのに近い感覚でしょうか.
彼らは“クロム”と称して鉄にクロムメッキを施したパーツを好む傾向にあるようで,「鉄は重いよ」と言っても
「ハーレーはアイアン(鉄)ホースだからアルミは似合わない」と言います.



必要なのは低頭でかつ,マイナス頭のM4ネジ.
元になる鉄製のネジなど在庫が無いので買ってきました.

我が家の旋盤の三爪チャックでは掴めない大きさなので,姑息な手段ですが小さなチャックの二段つかみです.
プロが見たら笑われます.

棒材を治具にしてM4ボルトをセットして切削します.




六角のM4ボルトの頭を丸くそして薄く削ります.




「マイナスネジ頭」はコンターマシンで切り目を入れることで加工します.
切れ目の位置も切り込み深さを目分量なので慎重に加工です.




こんな感じです.




GW前半でようやく完成し無事納品.
どのジャンルもそうですが,マニアックな人と話すのは,何かワクワクして楽しいです.




昨今世間では安さを第一に言われますがマニアの方はこだわって仕事をすれば,よろこんでもらえるので,
やっていて楽しいです.


ではまた