オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

ファーミネーターとライダー犬寅次郎用のバイク用キャリア製作記事をアップ

2011-05-31 01:28:40 | 日記
先日,いつものようにインターネットを見てたら「ファーミネーター」という犬用の
コーム(くし)が目に留まった.

写真ではすごく良く毛が取れている.

寅次郎も年に数回,季節の変わり目になると毛が生え変わる.その度に家中寅次郎の毛だらけ.

亀の子タワシのようなブラシや針金で出来たようなブラシを使うけどイマイチ.
まだゴム手袋でぬぐう方がまっしだったりします.

で,その「ファーミネーター」とやらをインターネットオークションで探してみた.

最新モデルは5000円ほどするけど,そうでない(旧モデル?)は1000円ほど.


どうしても試したくなったので買ってみました.




コームの先端はこんなクシ刃になっています.





早速寅次郎を呼んで試してみる.
神妙な寅次郎.




撫でるようにといてみると・・・




ショボショボになった毛が取れてます.

一度だけ「キャイン」と鳴いたのですが,どうやら皮膚にこすれて痛がったのではなく
引っ張られて痛かったようです.

使用者がYouYubeに動画を載せているのですが,皆さん割とラフにブラッシングされてジョリジョリと
音が聞こえたりします.
どうやらコームでとくのと同時に,刃ですいているようで,私には抵抗があります.


我が家の大切な看板犬なのでそっとブラッシングしてあげます.

今回の収穫です.




結構取れるもんですね.

さっぱりした寅次郎です.




追伸
ホームページにも少し記事を書かなければと思い,ZZ-R1100に寅次郎を乗せて旅するために
作ったバイク用キャリアの製作記事をアップしました.



お暇なときにでも見てください.

「ZZ-R1100D6のツーリング用キャリア製作のお話」


ではまた

続・タイヤチェンジャーのオーバーホール 錆と戦う やっぱり鉄は嫌い

2011-05-27 01:45:02 | タイヤチェンジャーのオーバーホール
もはや「ジジイの盆栽いじり的作業」になってしまっているタイヤチェンジャーのオーバーホール.

休みの日になると,地味ですが細々と作業をしています.

前回,ターンテーブルの軸が抜けてベアリングとOリングの交換が出来る状態になり,ベアリングは
手配済み.




あとは塗装と組み立て.
気軽に考えていたものの,塗装といえば下地作りが重要.

錆は塗装の大敵,グラインダーでギュ~ンって大部分は削り落とせたものの・・・・




こんな下地にめり込んだ錆がどうしても取れず,気になって仕方がありません.




ピカッと光った下地が見たいのに・・・.



「欲張り厳禁」「深追いはもっと厳禁」
そう自分に言い聞かせ取れる範囲で錆を落とします.

ターンテーブルの表側は作業面になるのでどうしても傷やヘコミがあって錆取りも厄介ですが
裏側は塗装を剥がしても旋盤の切削痕が残っているほどの状態で,上錆(うわさび)が少しある程度.

トイレ用洗剤で有名な「サンポール」でも十分に錆を落としてくれます.




全てがこんな感じなら良いのですが,表面は深い錆があるためそうはいきません.

ホームセンターで色々な錆取り剤を買って試したものの思うような仕上がりにならないので
昔,作ったサンドブラストで落すことにしました.




奥まった錆でもメディアが確実に削り落としていってくれます.
「あ~快感」



久しぶりに使ったサンドブラストですが,もっと大物が入るキャビネットと直圧式のブラストが
欲しくなりました.時間が出来たら作ってみようかと思っています.


きれいに錆が落ちるのを見ると他の部品もサンドブラストしたい欲求にかられます.
「欲張り厳禁」なので小物の部品だけをブラストすることにしました.





小さな部品もきれいになるように丹念にブラストをかけてあげます.
「ジジイの盆栽いじり的作業」は作業が進まないのに,時間だけがどんどん先に進んでいってしまいます.
週末の時間はあっという間です.


翌週末,作業再開.
ふと,先にブラストをかけたターンテーブルを見たら・・・・

ガビ~ン!!



当たり前ですが無塗装なので空気中の水分で錆ていました.
ブラストと塗装は連続作業が鉄則ですが,「ジジ盆作業」なのでこの始末.
こうなることは分かっていたものの現実を突きつけられると,錆がもっと嫌いになります.
錆を征服したい気分です

錆と格闘するために用意した錆取り達です.他にもあったのですが錆に負けて既にゴミ箱の中です.




思うような結果が得られず意気消沈.

世の中には「スチールアート」なる芸術があって,錆具合に味があるとか言いますが,私には
錆のどこがいいのか,さっぱりわかりません.

錆=鉄の酸化,腐った鉄,腐食.みすぼらしい.

な~んも良い事なんてありません.
あ~鉄なんて大嫌い!!


インターネットで検索して見つけた「RSR-2]という錆取り剤.

わらをもつかむ思いで買ってみました.




注意書きを見ると「強酸」という何とも頼もしい文字が.




で,使ってみました.
ターンテーブルのこんな錆が




RSR-2を塗ると
すぐに錆がなくなります.




強酸なので水で洗う必要があります.
水洗後,乾燥させると当然,水分で・・・



うっすら錆がでます.
だ・か・ら,鉄は嫌い~

そもそもブラストできれいに錆を落としたあとに出来た上錆なので,他の錆取り剤でも同様に
落せた気がします.


この「RSR-2」ですが,錆取りの能力は高いと思いますが,水洗が必要なのと防錆能力が
ないのが残念な点です.
それと強酸なので酸の蒸気で周辺のものが全て錆びてしまったりのには唖然としました.

こいつはもっと強烈な錆と戦わせてやります.



錆取り剤ですが,単に錆を取るだけの物と.錆取り後に防錆性のあるリン酸皮膜の出来る物があります.
オートバイのタンク内の錆取りで有名な「花咲かG」などがリン酸皮膜が出来るものです.

で,結局は最初にブラストで錆を落とした後にりん酸皮膜の出来る錆取り剤を塗ることにしました.




次の週末までこのリン酸皮膜が錆を防いでくれることを願います.




経験者やプロの方からすれば何てことない作業ですが,まじめに取り組んだ結果なので笑わないで
下さいね.


ではまた


フライス盤の下見 あこがれの牧野フライス

2011-05-22 01:45:33 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
高度な工作に欠かせないのが旋盤,フライス盤,溶接機.

工作する人にとっての「三種の神器」は人それぞれですが,最終的に行き着くところはこの
三種類の工作機械ではないかと私は思います.


旋盤やフライス盤が欲しいと思ったのが20代半ばのころ.

貯金を始め今の旋盤を手に入れたのが2001年,10年前のことでした.


(2001年6月9日 搬入風景)


折を見てはフライス盤を探しに東大阪の中古機械団地に行き,そこで牧野の汎用フライス盤の
存在を知りました.

高精度を長期間維持するために作り込まれた牧野のフライスは,他のフライスの追随を許さず
「世界のマキノ」と呼ばれたそうで,加工屋さんにマキノのフライスがあるだけで,良い仕事を
するんだろうと思われたそうです.

当時,新品が600万円,中古機はどんなに程度が悪くても150万円は無いと買えない存在で
値引きもほとんど期待できない時代でした.


今は中国経済の成長,製造業の海外流出,リーマンショックで国内の加工業は冷え切り,
中古機械相場も下落したのですが,同時に中古機械市場も縮小し程度の良いフライス盤が
出てこなくなってしまいました.


「いつかは,フライス盤」と思い,始めたフライス盤貯金も10年が経ち,状況は大きく変化して
しまいました.


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今はインターネットで中古機械情報が分かるようになり,一般の人でも情報が入手しやすく
なりました.

先日ちょっと気になるフライス盤が出ていたので見にいってきました.

一軒目に行ったのが八尾空港のすぐ近くの現場.

20年以上前に作られた機械ですが,テーブルがきれいだったりすると,大切に使われてきたと
いうことが分かったりします.





二軒目は東大阪の中古機械団地です.

団地内をぐるっと回ったのですが在庫台数が少なく,かなり以前に仕入れた機械がずっと売れずに
いるという状況が続いていました.





3月に入ったというマキノ.珍しくパリッとした機械です.




テストバーなどで計測するのがベストですが高価ゆえにダイヤルゲージを当ててテーブルの
垂れ具合を確認します.




ハンドルを回してテーブルを送ってみたときのバックラッシュや感触を確かめます.
いくら精度の良いマキノといえども回り方が全然違ったりします.




機械の傷も,あって良いところとそうでないところが有るように思えます.




とはいえ所詮素人の私の見立てですが.



久しぶりにコンディションのいいマキノと出会えました.

ただやっぱり値段は高いです.

こんなマキノと工作できれば幸せなんですが.


ではまた



スズキABS体験試乗会 バンディット1250の低速トルクは素敵です.

2011-05-20 02:20:48 | バンディット1250S
5月15日(日)阪神ライディングスクールで行われたスズキABS体験試乗会に行って来ました.

CB1300やZRX1200ほど人気がないと言われているバンディット1250ですが,試乗会は毎回
定員オーバー.
スズキも地味ながら,がんばっております.


最初にABSの説明が行われますが,さすがそこは二輪専門の教習所.スズキのライダーではなく
阪神ライディングスクールのインストラクターさんが説明してくれます.

こういったところのインストラクターさんって元気がよくて,みんなを引き込むのが上手です.




先ずは50~60km/hからの制動テスト.
2台とも同じバンディット1250ですが右はABSをキャンセルしているため制動距離が延びて
(意図的に延ばして)目の前をスリップしながら通過していってしまいました.




二回目は更に10km/hほどスピードを上げての制動テストですが,そこはインストラクターさん,
見せてくださいました.

MVI_4666.MOV



両車はどちらもバンディット1250.
通常ならABSをキャンセルするなどできません.
何か裏コマンドでもあるのかと気になったのでスズキのスタッフに聞いてみました.


「ナイショらしいです」といいながらも
「キルスイッチかキーをOFFにするそうです」と教えてくれました.

動画をよく見るとブレーキングの前に右手でキーをOFFしているのが確認できます.
(ライトも消えるので分かるかと思います.)


クッションパッドへの激突も想定していて,事前にパイロンなどをコースから退避させていました.

でも,二回目はちょっと勢い余ったみたいですが,さすがですね.

(左のバンディットは前後ブレーキをかけているのに対して,右のバンディットは後ブレーキだけ,
なんてツッコミはなしですよ)



久しぶりに乗ったバンディットですが,さすがにアイドリングからアクセルと連動するような
トルクはすごいです.




縦目二灯はGSX-R1000譲りのフェイスで世間のスズキファンではカッコいいとの評判らしいです.

純白の貴公子か




漆黒の貴公子か




個人的にはハーフカウルの方がタンクなどとのデザインがマッチしている気がして好みです.



ではまた.

中年ヴェクスター125と過ごす日々 (リムがパンク) 

2011-05-15 23:15:42 | ヴェクスター125

毎度何かしらトラブルが起きながらも走り続けてくれるヴェクスター125.

今回もまたそんなヴェクスターにまつわるトラブルを回想録風に書いてみました.
少し長いので暇ですることがない時に読んでください.

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・・・思い起こせば始まりはあの頃だったのかもしれない.

・・・・・

・・・・・・・

今年の2月の下旬.
アクセル全開で快調に走るヴェクスター125を突然の「バコッ」っという音と共に激しい
振動が襲った.

クーリングファンの破損だった.




何度もクーリングファンの破損を経験すると壊れる箇所が同じであることに気付く.
壊れる場所は
「取り付け用のネジ穴の外周側」である.(検索すると出てくる出てくる



これが昨年の11月の破損.
12時の方位に大きな破損があり,8時の方位にもフィン一枚が破損している.
どちらも取り付けネジの外周側である.




あれから3ヶ月,今年の2月の破損がこちら.
言うまでも無く破損箇所は同じである.




さすがによく割れるクーリングファンは現在,部品番号の違う対策品に変更されていて,
よく「割れてくれる」クーリングファンは欲しくても,もう入手することは出来ない.


さてスズキが行った対策であるが,その前に遠心力を導く公式を思い出してみる.

 F=mV2/r  (遠心力F 質量m 速度V 半径r)

教習所や免許更新の講習会で教えられる
「カーブで車が飛び出そうとする力は速度の二乗に比例し半径に反比例する」と教わったアレである.


話を戻して天下のスズキが行った対策であるが,遠心力で割れるその部分のフィンをカットして
質量を小さくしているだけのすばらしい対策である.



安易といってはいけない.
他社に見られるような外周をリングでつなげてしまうような方法は回転マスの増大につながるばかりか,
原材料の増加を伴い,CO2の排出量アップ,地球温暖化の加速につながる地球規模的な
環境破壊行為となる.

なのでこのスズキの取った対策はエコなのである.決して手抜きと言ってはならない.



新しいファンとカバーに交換し,程無く修理を終えたヴェクスター125は翌日もまた通勤の足として
活躍してくれている,と言いたいところだが,なぜかどこか振動が大きい気がする.

ハズレのファンを引いたのかと思ってあきらめることにした.


毎日片道20キロの通勤の旅.ヴェクスターはガソリンさえ入れると文句も言わずに,いや若干の
文句を言いながらも,けなげに走ってくれる.

しかし,350-10インチのリアタイヤはさすがによく減る.

このタイヤ交換のためにタイヤチェンジャーのオーバーホールを始めたのだったが,無情にもタイヤの
磨耗は待ってはくれず,また力技で交換しなければならない.
おまけにメンテナンス用のバイクリフトにはタイヤチェンジャーの部品が陣取っているため屋内で
整備はできない.

久しぶりの青空整備である.




バイクリフトで踏みつけてタイヤのビートを落とす.



タイヤのビートを落すためのタイヤチェンジャー.
今はそのタイヤチェンジャーの部品の重みでビートを落としている.

何事も自分の思うようは行かないものである.



タイヤとエアバルブを交換する.

タイヤ一つが新しくなっただけなのだが気分が良い.
きっと自身で整備をした事のある方なら分かっていただけると思う.

ただ,不快な振動は少し気分をブルーにしてくれる.



・・・・ある日,我が町で催されたイベントにベクスター125で出かける.

「チューリップアートin摂津」




青空に泳ぐこいのぼり.




小さな町の小さなイベント.
でも頑張っている.




小さな幸せの時間を過ごす.

ヴェクスターの活躍である.


帰りがけヴェクスターがオシッコをちびっているのに気付く.
ヴェクスターも寄る年波には勝てないのか.




幸い症状は軽く大手術に至ることなくオシッコタレは回復した.
尿漏れパッドのお世話になる年になったかと思った.




スクーターの10年は人間に例えると何歳だろうか.

私と同じで40~50才くらいなのかもしれない.
日々どこかがおかしい.悲しき中年である.


中年オヤジが乗る中年バイク.
チューリップアートに出掛けた翌日からエンジンの振動に加え,足回りからカタカタと異音が
聞こえるようになった.


中年バイクにとら母と寅次郎の三人乗りはちょっとハードだったのかもしれない.


しかしこの異音,気になる.
まるで伸びたチェーンがコマ飛びしているような音である.

翌日もだましながら会社へ通う.
あと数日でGW.なんとかもってもらいたい.


翌日もまただましながら会社へ通う.
こんどは異音の箇所を特定するために長い下り坂をエンジンを切って下っていく.

遠心クラッチが切れている状態でも異音がするのでドリブンギア以降のトラブルである.

ベアリングが逝ってしまったのか,ギアが磨耗したのか.
想像するがイマイチ,ピンとこない.
日本製のギアやベアリングはそんなヤワに作られていない.


バイクリフトの上に鎮座していたタイヤチェンジャーの部品を片付ける.
ようやくどこが悪いか調べられる状況になった.





プーリーカバーを開け,リアタイヤとクラッチを手でまわして感触を確かめてみる.




ガタツキや引っ掛かり,異常な点は感じ取れない.
明日も仕事なので残念ながらこのままプーリーカバーを閉じることにした.

あと数日,なんとかもって欲しい・・・・・.



翌日,出勤する前にリアタイヤのエアーが抜けているのに気付いた.

「おいおい,今度はパンクか?」

急いでエア漏れチェック液をかけてパンク箇所を探すが,いくら探しても見つからない.

止むを得ず空気圧をあげて会社に向かった.
エンジンの振動にカタカタ音,エア漏れの三重苦である.

真剣に買い替えを考える.


行きは会社までもったが帰りは途中でエアが抜けてしまいスタンドで補充した.
悪化しているようであった.



GWに入りヴェクスターの不具合箇所の点検を始める.楽しくない作業である.
プーリーカバーを開け,ギアボックスを分解する.



丈夫なギアに良く出来たベアリング.
回転もスムーズで当然問題点は見つからない.

良く出来たトランスミッションだが,不具合が見つからないのは困り者である.


トランスミッションに問題ないとすれば残るはリアホイールしかない・・・・.
ふとヴェクスターのホイールがリムとハブのツーピースの組み立て式であることを思い出した.

慌てて確認してみる.
やっぱりボルトが緩んでいる.
緩み防止付きのナットにもかかわらず緩んでいたのだった.

カタカタ音の原因が分かればあとはパンクだけ,すこし気分が楽になった.


パンク箇所を特定するためエアを入れる.
するとどこからかシューっとエア漏れの音がする.結構な音である.

耳を近づける.タイヤではない.
リムから聞こえる.
慌ててエア漏れチェック液をかける.

プクプクプクとリムから泡が出る.




エッ?.
ちょっと驚いた.
リムとハブをつなげるステイの溶接箇所からだった.

リムとハブを分解して再度エア漏れチェック液をかけてみる.




溶接で補修しようかとも考えたが,目視で分かるようなクラックやピンホールが見当たらないため
予備のリムと交換することにした.

修理を終え試乗してみる.
カタカタ音は消え,エンジンの振動も小さくなったように思える.
中年バイクだが少し元気になった気がした.



原因を振り返る.
今年の2月,クーリングファンを交換したあとのあの振動.
実はあの頃からホイールのボルトが緩み始めていたのかもしれない.

三人乗りでチューリップアートを見に行ったことで致命的な緩みを与え,走行時のカタカタと
異音をさせるまでに至った.
異音は打音であり,その衝撃によりリムにクラックを誘発させてしまったのかもしれない.


年をとると調子の悪い原因が分からないことが多くなる.
治りが悪くなるのは勿論のこと,いつもスッキリしない日が多くなる.

私もヴェクスターも寅次郎も中年である.

いつまでも元気でいたいし,いてほしい.そんなことを思わせる今日この頃でした.




おしまい





キャノンG11とスリックAF2100にレリーズボタンRS60-E3

2011-05-08 00:46:15 | 工作
9連休だった今年のGWは結局どこも行かずガレージでゴソゴソ.

さて何をしたのだろうか.

友人に譲った日立のコンプレッサーのメンテナンスに壊れたイクラ製(イラク製じゃあないよ)
溶接自動遮光面の修理.
走るとカタカタ異音がするヴェクスター125の修理に牧野のフライス盤の中古機の下見・・・・

タイヤチェンジャーは結局手付かずで,目覚しいガレージワークの進捗もなく,こまごまとした
ガレージ環境整備に終始したGWでした.


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工作や修理の記録としてたくさんの写真を写します.
ブログやHPの記事に使うこともあるので写真撮影も大切な作業の一つだと思っています.

フラッシュを使わない方が自然な写真になるのでいつもデジカメをドリー(三脚みたいなもの)に
固定して,2秒のセルフタイマーを使って撮影しています.
どうもこの「2秒の間」がしっくり来ません.

なのでリモートスイッチ(レリーズボタン)を買いました.(オークションで中古770円也)




このまま使っても良いのですがガレージワークの息抜きで,はぎれのアルミ板を見つけて・・・・




金バサミでチョキチョキ.ドリルで穴をあけてリモートスイッチの曲面に合わせてハンマーで
プチ板金.




金属磨きでコチョコチョ磨いて・・・・ 指先まっくろ




ボンドで接着




雲台にフックを貼り付けリモートスイッチをぶら下げて・・・・こんな工作も楽しかったりします.




ドリーにセットしたスリック製のガングリップタイプの雲台(AF2100)は操作性が高くて
お気に入りです.

キャノンのG11のバリアングル液晶画面もちょ~便利で一度使うと他は使えません.




手短な工作で気分をリフレッシュしながら日々工作にいそしんでおります.

では,また







売却御礼 日立エアーパンチPA1500S かっこいい刀とZZ-R1100のHPネタを一つ

2011-05-04 03:01:03 | 整備・作業
メンテナンスや工作に絶対に必要な圧縮空気,いわゆる「エアー」.
一般家庭の水や電気と同じような存在で,あって当たり前,無くなったら途端に困ります.

以前,転勤で熊本に住んでいたときにエアーが無くて困ったので「軽搬型」と呼ばれる大工さんが
現場で使うコンプレッサーを買って使っていました




これは日立製のエアーパンチPA1500Sというモデル.
100Vの1.5馬力で吐出量が120リッターと比較的大きいのが良いところ.

DIYガレージ向けにツールショップで売っているコンプレッサーと違うのは,大工さんが
早朝から夕方まで現場で作業するのに近所迷惑にならないようにと,やかましくないように
なっています.


そんなエアーパンチも大阪に帰ってきてからは大型のコンプレッサーがあるので使うことも無く
保管してたのですが,先日コンプレッサーが欲しいと尋ねてきた友人がこのコンプレッサーを見て,
今使っているコンプレッサーの騒音に嫌気がさしていたので買いたいと言ってくれました.


せっかく嫁いで行くのでお掃除を兼ねて一通り点検することにしました.

当時圧縮機からエア漏れがあったので圧縮機とタンクの間に逆流防止弁を追加する改造を
施していました.
そのため背面にはミストセパレーターや逆流防止弁があり,少し変わった仕様になっています.




圧縮性能は問題なく,元気にエアーを溜め込んでいってくれますが若干エアー漏れがるようなので
分解点検します.




圧縮機から出たエアーは高温のためファンの周りを一周回ってタンクに接続されます

逆流防止弁を付ける際,できるだけ温度を下げるため,パイプをファンの周りを1.5周させてから
機外に引き出し,更により冷却するようにとテフロンチューブで距離を稼がせ,ミストセパレータ,逆流防止弁とつないでからタンク接続しています.(詳しくはこちらで)




耳をすませるとミストセパレーター辺りからシュ~っと音が聞こえます.




エア漏れを点検する液をかけると泡が出てきます.




ミストセパレーターを分解したところ内部に腐食が見られ,その異物がドレイン弁と逆流防止弁に
付着しエアー漏れを起こさせていたようです.

逆流防止弁は内部を洗浄し,ミストセパレータは予備品と交換します.



温度の高いエアーが流れてくるための症状かと思われるので,嫁いだ先で不具合が出たら
取り外すか,もしくは何らかの対応をすることも考えておこうかと思います.


一応問題点をクリアしたので組み立てて気密テストを行います.

予備ポートに圧力計を取り付けてタンクにエアーを溜めて一晩放置します.



18時間で1.2Kgf/cm2の圧力低下なので.1時間当たり0.07kgf/cm2(≒0.007MPa)のリークレート.

二日ほど放置したら再起動する程度なのでそこそこな数値だと思います.



完成です.
気密テストに使用した圧力計はおまけで付けたままで引渡しです.




連絡したら早速引き取りに来てくれました.




満足していただけたようなので何よりです.


ただ今のバンディット貯金:846,333円になりました.
5月15日に阪神ライディングスクールでまたABS体験試乗会があるので行って来ます.
(行くと購入時に31500円分のクーポン券がもらえるんです)


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先日工作友達のモトショップズームさん(ブログはこちら)が愛車1100刀に乗って遊びに来て
くださいました.

つい先日ガラスコーティングしたばかりなのでピカピカの刀.



刀はカワサキ空冷Zにも負けないくらいの味のあるバイクだと私は思います.

刀はやっぱりカッコいいなぁ.


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去年まで乗っていて今は無きZZ-R1100.
ホームページに一度も出てこないまま手放してしまったので少しネタを書いてみました.
お暇なら見ていただけると幸いです.

カワサキZZ-R1100D6がやってきた編(今はもう無いけど)


では,また