「ヘアドネーション」と言う言葉があります。
「小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。」
ウキペディアより
何で知ったか忘れてしまいましたが、この活動を知りいつしか娘も誰かのためにと髪を伸ばしてきました。
前に髪を切ったのがいつだったのかと写真を紐解いてみたら、ガレージで散髪している写真が見つかりました。

日付を見ると2017年10月15日とありました。
丁度3年前になるので5歳、幼稚園の頃の写真になります。
親バカなことを書いてしまいますが、ショートヘヤが好きな私は今見ても可愛いなあと思ってしまいす。

ヘアドネーションをするには決まりがあります。
それは長さが31センチ以上であること。

長い髪が煩わしそうにしているときもありました。
でも幼いながらにその趣旨を理解していたのでずっと我慢していました。

ここは地元の友達のおふくろさんが経営していた美容院。
5年前におふくろさんも亡くなり今はその友達のお姉さんが跡を継いでいます。
この美容院はヘアドネーションの賛同店でした。
ひょっとしてここでヘアドネーションのことを知ったのかもしれません。
輪ゴムで縛っているのは切った髪がばらけないためのもの。
ばらけると仕分けするのが大変で使えなくなるそうです。

どんな髪型にしようかと家を出るに少し話をしました。
「どれくらい切る?」って聞いてみたら「このくらい」と言って肩を指していたのですが、たぶんよく分かっていないんだと思います。
ただサッパリできるというのが嬉しそうでした。
三年間伸ばした髪。

だまっている娘を見て、今どんな気持ちなんだろう、何を考えているんだろうと思いながら見ていました。
私の考えすぎで本人は別に何も考えていないのかもしれません。
でも大きくなってこの写真を見て、その時何を考えていたのか覚えていたらお父さんに教えてください。

髪が短くなって少し幼くなって、3年前の幼稚園の頃に戻ったようでした。
やっぱりショートヘアが可愛いなあと、繰り返し親バカなことを書いてしまいますが、そう思いました。

誰かの役に立ちますように。

帰りにご飯を食べることにしました。
何が食べたいと聞くと「カレー」と言うので駅前のレストランまで自転車を走らせました。
途中通り抜けたこの商店街は私が幼いころには「市場」と呼ばれそれは賑わっていました。
それが今ではお店が減り、空き店舗が増え、マンションになった所もあって嘘のように活気が無い通りになってしまいました。

よくしゃべって、いろんな表情をして私たちを楽しませてくれます。
親が子供に色々してあげているようで、実は子供からいろんなものを与えてもらっているんじゃないかと思うことがよくあります。

親バカな日記になってしまいました。
すみません
ではまた