今日、コロナワクチンの一回目の接種日でした。
ワクチンを打って待合室で待っていると一通のショートメールが来ていることに気付きました。
誰からかと思って名前を見たら・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が初めて大型バイク、当時でいうナナハンを手にしたのが20歳の時でした。
母親が鹿児島出身ということもあってか九州が好きで、九州一周を二回して、まだ北海道は自分の中にありませんでした。
1993年の夏、一つ下の従兄弟にそそのかされて初めて北海道に渡りました。
その頃のフェリーはまだ高速船ではなかったので舞鶴-小樽は31時間くらい掛かったと思います。
バイクブームで毎便百台以上のバイクを載せて北海道に送り出していました。
早朝4時。
小樽に降り立つとフェリーターミナルでカワサキのZ1ーRに乗る一人のライダーに声を掛けられました。
その人は道内の人で、とあるテレビ番組の制作関係者の方でした。
当時札幌にも大勢のライダーが訪れていたのですが札幌にはキャンプ場などがなくて、途方にくれたライダーが
河原でキャンプをしたり札幌駅前のベンチで寝たりしていて、そういった札幌の旅人の実情を番組の一コーナーで取り上げるというものでした。
確かに当時はライダーだけでなくチャリダーも大勢いて、夜になると駅の軒下やベンチに大勢の旅人が野宿していました。
朝になり通勤通学の人が通るのですがその人たちが、そんな旅人がいることを気にもせず足早に通り過ぎて行ってるのを見て
さすが北海道って思ってしまいました。
この出会いのあと撮影があってその数日後、朝の情報番組に出ることになりました。
今から28年前の出来事でした。
その後二回ほどお会いしましたが、それ以降は旅の思い出としてずっと連絡も取っていませんでした。
ショートメールの送り主はその方からでした。
病院の待合室で送信者の名前を見てハッとしました。
名前をみてすぐに誰かわかりました。
自分にとって初めての北海道で、そしてめったにできない出来事だったので私にも印象深いものだったからでした。
連絡してくださったきっかけは私のホームページでした。
たまたま見つけて懐かしくなり、電話帳に残っていた電話番号を頼りにショートメールを送ったと教えてくれました。
うれしかったです。
私にとっては旅で出会った人や出来事は宝物。
でも相手にしたら私は単なる旅人でそこであったことは通り過ぎた一瞬の出来事みたいなもの。
そんな風に自分は思っています。
なので覚えてもらえることは幸栄なことですし、わざわざ連絡してくださることはこの上ない事。
この気持ちをぜひ書き残したくなりました。
当時乗っていたZ1ーRは今も健在で写真を送ってくださいました。
乗り始めて33年だそうです。
少し仕様が変わったと言ってられていましたが、私には昔の思い出のままのZ1-R。
今、カワサキZって大人気で数百万します。
流行ではなく昔から乗っているZってとこがカッコいいです。
丸タンクのZ1(Z2)風な現行車のZ900RSが出ていますが、私にとってカッコいいZと言えば角いZ。
そのカッコ良さに気づかされた源流がこのZ1ーRでした。
一台のバイクを乗り続けるって意外と難しいです。
Z1ーR
乗り続けて絵になるバイクの数少ない一台な気がします。
もう一台、47歳だそうです。
コロナが収まったらまた訪ねていきます。
連絡くださってありがとうございました。
OKUTEC店長
すごいですね!
忙しい中、ブログやHPを作りづ付けたかいがありましたね。
一台のバイクに乗り続けることも難しい・・・。
もっと言うと、バイクに乗り続けること・・・、
難しいですが、こういうことがあるのもバイクの魅力な気がしますね。
休憩の時なんかに、普段見ず知らずの人には話しかけないのに、なんか話かけてしまいますし、心底楽しんでいるのか、思い出が色褪せないんですよね。
僕も、また、乗りたいです!
Start・Rさん
こんにちは
長く乗り続けると飽きてきますし、浮気心もでてきます。
それなりにパワーが無いとつまらないですし、費用もかかります。そこに費やすだけの思い入れとか値打ちがあればいいのですが、
やっぱり難しいです。
でもZ1-Rは流行に流されないバイク乗りならその値打ちが分かるかと思います。
ブログやHPは私にとって日常で外界と繋がる唯一のチャネル。
こうやってStart・Rさんともつながっていられるのもこれのおかげなので頑張って更新していきたと思います。
Start・Rさんさんも是非、バイクにまた乗れるようにがんばって下さい。
TMRとCP4484が特にイイです!
カスタムして行くとどうしてもゴテゴテしちゃうので
チョイスが難しいです。
おっしゃるようにカスタムしていくと、ついごちゃごちゃしてしまいますね。
カラーリングを変えたり、足回りを倒立いれたり、アルマイト部品で着飾るとイジった感は増しますが
シンプルなカッコ良さからかけ離れてしまうと思います。
特にZやカタナはその傾向が強い気がします。
適度に向こう側が透けて見えるってのが大事でしょうか。
このZ1-Rはエンジンも結構手が入っていて当時一緒に走ったのですがむっちゃ早かったです。
シブいZ1-Rです。
実は自分用に1100カタナが欲しくて部品を集めています。エンジンは油冷を積んで、できたらこのZ1-Rのようなシンプルな仕様にしたいと思っています。
それ、僕も欲しいです!!
が、そんなカスタムの時間、力も予算も、今はないです。
良いですね!!
実は、僕も前回の失敗を生かして、
まずはいじる場所の整理から入ってます!!
場所の整理、始められてるんですね。
若いころのように買ってきて乗ってっていう訳に行かない年齢。
それぞれに背負うものがあって、よっぽどのお金に余裕がないと簡単にいかないように思えます。
いや、お金に余裕があって即買いする人よりも、頑張ってお金と時間と体に鞭打ってバイクに乗る人の方が私は好きです。
私も負けないように頑張ります。
朝の情報番組の動画どこかに残ってないんですか?
面白そうなので見たいです(笑)
最近この手のバイクってムッチャ値上がりしてて300万円くらい平気でします。
目をつけられたら大変。
当時の映像ですが我が家にはビデオもなくて録画もしてなかったので私もどんな風に映ってたのか知らないんです。
テレビに出たから旅先でモテるかと思ったのですが変化はありませんでした。
それにともなって良い面と悪い面が出てきています。良い面では、Z系の市場が確立されたことで、昔は欠品になっていた部品も今ではリプレイス品が数多く存在し、修理やメンテが楽に。一方、悪い面ではkagayakiさんがおっしゃるように盗難の危険性が高くなり、日常の足としては使いにくくなっています。以前は、用があったりすると路上や駐輪場所に置いたりしていましたが、最近は極力バイクから離れないよう「乗る」目的以外には使わないようにしています。また、車庫にバイクを出し入れする際も、人に見られないようにスピーディに行ったりしています。それなのに、高速走っていて止められて・・・って怖いですね。しかもスピードが出ていたりすると盗難以前に大事故になってしまいそうです。北海道で良かったです。
ちなみに当時の番組ですが、私の手元には残っておりません。すいません。
コメントありがとうございます。
繰り返しになりますが、連絡していただきありがとうございました。うれしかったです。
Z1-Rですが変に倒立サスとか入れず、シンプルなステップ。ゴテゴテと彩られてない。
なにより適度にスカスカ感があってすっきりまっているところが何とも言えなくカッコいいです。
盗難ですがそちらでも乗り方(停め方)に気を使ってられるんですね。
昔は高いといっても手が出ない値段ではなかったのに希少価値でしょうか、足元を見てどんどん値が上がって
一部の人しか買えないバイクになってしったのが残念です。
これからも大切に乗っていってください。
また暇なときに覗いてもらえればうれしいです。
これからもよろしくお願いいたします。