今年の夏になりますが、娘の自転車を買い替えました。
それまで乗っていた自転車は5年前の4歳の誕生日に私の姉からプレゼントしてもらったものでした。
当時の写真を紐解くと初めての自転車に本当に嬉しそうにしているのが写っていました。
(撮影’16/9/17)
初めての自転車。今は亡き寅次郎も一緒でした。
それから1年半余りが過ぎ、コマを外すことにしました。
自分の時はフラフラしてちょっと走ってはコケかけて立ち止まり、またフラフラしてちょっと走るって感じだったのが、娘は意外とすんなり乗れて
ちょっと拍子抜けしました。
まっすぐ走るのはできるけどカーブは怖がってたので、カーブばかり練習させました。
写真を見て寅次郎(犬)いないのに気付きました。
サヨナラしたのがこの年の前の年末の事でした。
いつもそこにいた存在が居ないとなんか物足りなくて、いまでも愛おしく思い出します。
撮影’18/5/26
コマ無し 二日目
少し乗りこなせるようになって嬉しそう・・・・、
調子に乗ってたらこけました。
撮影’18/5/26
5年の月日で身長も随分伸びました。
いま小学校三年生。
このくらいの子の自転車の乗り換えって微妙な感じがします。
自転車はちょっと小さい気もするけど、さほど傷みもなくて乗れなくもない。数年もすれば中学生になって買い替えないといけない。
中古で"こまし"なヤツがないかとオークションを見たけど、発送不可ばかり。そういってる間にズルズル時間が過ぎてしまいます。
わけのわからないメーカーは避けたいけど、ブリヂストンやパナソニックなんかの大手メーカーはこのくらいの子向けの自転車って
あまり力をいれてなくて種類もありません。
かえってあさひやイオンなんかの小さなメーカーやプライベートブランドの方が種類が多くありました。
身長が130~140センチくらいだと適応サイズは24インチですが、店員に聞くと26インチもあると言われました。
26インチと聞いてエッと思いましたが、乗ってみたけらやっぱり大きいです。
シートチューブを短くして足つき性は良くはなってるけど所詮大人が乗るタイヤサイズなので不自然な自転車に見えました。
ひょっとして中学になっても乗り続けられるようにと気を利かせたモデルなのかもしれません。
24インチがやっぱり適当。4年後に換え替えが必要になるかもしれませんが、体に合っていると思ったので24インチにしました。
2021年7月10日
新しい自転車を取りに行く日。
車で取りに行くこともできたけど自転車で取りに行くことにしました。
娘は自転車に乗って帰ってこないといけないので歩きになります。
車でブ~んて行けば早いし楽ですが、その手軽さと引き換えにいろんなことを置いてきぼりにしてしまいそうな気がして
地味ですが歩いて行ったり自転車に乗っていって、その時々のちっぽけなことも刻んでいかせたいと私は思っています。
真新しい自転車。
車の少ない道を選んで帰ってきました。
自転車を選ぶ際に「変速付き」「ハブダイナモ」、これが私の条件でした。
この先一緒にサイクリングに行けたらいいなと思っています。それには変速機ぐらいないとかわいそうです。
ハブダイナモは"自転車の大きな技術的進歩"とくらいに思っています。
昔からあるリムドライブのダイナモのゴ~ゴ~とうなる効率悪そうな発電は私の中ではもう"無い"です。
紫色は娘のお気に入り。結局アサヒの自転車になりました。
翌日、友達と一緒にプールに行くのに嬉しそうに乗っていきました。
「骨は折ってもいいけど前歯は折るなよ」そう言って見送りました。
プールから帰ってきた娘。
「壁にぶつかってこけた」そういってべそかいてました。
幸い前歯は折ってませんでした。
自転車を見ましたがカゴが少し変形し傷が入っていましたがその他は無傷でした。
事情を聞いてもうまく説明できない娘。
こけたことよりもキチンとその時あったことを話せるようになることが大切だと伝えました。
どうやら前から来た自転車をよけようとして歩道の植え込みに突っ込んで倒れたみたいで、壁ではなく植え込みだったのが幸いでした。
「ちゃんと直してあげるから」そういうと、また泣いてしまいました。
可愛いなと思う私は親ばかでしょうか。
新しい自転車を買ってもらって満面の笑みを浮かべられる。傷をつけてしまって心が痛む。それを直してもらえるとおもって感情が高ぶる。
大人になると忘れてしまう純真無垢な気持ちは貴重だと、歳食うとしみじみと感じます。
その気持ちは大切にしなければとまた思います。
それからしばらくしてふと自転車の荷台に傷がついているのに気付きました。
娘に聞いても思い当たることはないみたいで、傷の状態から自転車を置いているときに誰かがぶつけたようでした。
鉄の下地が見えていたのでそのままでは錆びるのでオモチャ屋で売っていたプラモデル用の紫色の塗料を夜にこそっと塗ってあげました。
紫色でしたが全く色が合ってなくて、ごまかす意味もあって傷の横にハートマークなんて書いてごまかしました。
そして先月のこと。
とら母(嫁)と習い事に行く途中、またこけました。
習い事から帰ってきた娘に「傷はちゃんとなおしてあげるから」
そう言うと私に抱き着いて、こみ上げるように泣いてました。
自転車はまたカゴが少し変形し傷が付いていました。
一緒に直そうな。そう言って週末直すことにしました。
変形したカゴを何とか直そうとする娘。ですが娘の力では直せませんでした。
傷を見る娘。
こけたときもこけたことよりもまた傷つけちゃったことを心配していたそうです。
遊び心も大切かと思って今回は元のシルバー色ではなく紫色をアクセント代わりに塗ることにしました。
荷台の傷隠しに塗った色のあっていない紫色のところも、塗ることにしました。
絵を描いたり色を塗ったりするのが好きな娘。
色合わせのために買ってきた白色の塗料を混ぜながら、「色が合わないね」なんて言いながら一緒に塗るのは楽しいものです。
筆で塗っているので刷毛目が出てしまい、私的にはガンでムラなく塗った仕上がりとは違っているだけに「これでいいかい?」と心配になりましたが
娘は「うん。これでOK」そう言って、これで十分のようでした。
ちっぽけなことを一緒に刻んでいく。
娘のためというよりも、私がそうやって大きくなっていく娘との思い出を刻みたいだけなのかもしれません。
翌日、遊び心でまたハートマークを書くことにしました。
自分だけの自転車。
何時の日か、こんなことをしたと思い出すことがあればいいなと、お父さんは思っています。
とら母はアシスト自転車があって、娘はこの自転車
次はチラッと写っている私の自転車の話を書きたいと思います。
ではまた
ハートマークしか思いつかないところがイタイです。
もっと絵心があれば。
コーナンの大型扇は電源がいるので空調ファンでやってみたいとおもいます。
書いてる顔を見たかったです。
次回の店長の面白自転車が気になりますね。
背中にコーナンで売ってる大型扇風機を背負って走る写真が早く見たいです。