温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

原鶴温泉 光泉

2012年03月23日 | 福岡県

原鶴温泉では前回取り上げた「愛泉一」と並んでお湯の良さに定評のある「光泉」へ、立ち寄り入浴してきました。こちらは日帰り入浴施設なんだそうですが、玄関には「光泉の湯」と染め抜かれた暖簾が掛かっていますが、その「湯」という字が無ければお風呂というよりお蕎麦や和食を出す料理屋ではないかと思ってしまう外観。



甘味処なのかしらと勘違いしてしまうそうな和風の小洒落た館内。玄関を上がるとご主人と思しきおじさんが現れたので、500円を直接払って入浴をお願いしました。玄関入って左手が浴室です。



お風呂は男女別の内湯が一室ずつ。脱衣室は木材の多用とベージュの壁紙により、室内からはぬくもりが伝わってきます。よくお手入れされており清潔で気持ち良く使えました。



明るく清潔感漲る浴室。床から腰部1.5mまではチャコールグレーの御影石のような石板貼りで、そこから上は木材が使われています。また浴槽の縁は黒御影石のような素材がゆるいS字を描いている一方、浴槽内部は白いタイルが貼られているため、白黒のコントラストが明瞭です。木のぬくもりを活かしつつ、黒色系の石才を多用することにより、シックで落ち着いた大人の雰囲気が醸し出されていました。
浴槽は湯口側(右側)の約1/3が浅くなっていますが、そこを除くと4~5人サイズといったところ。湯口とは反対側の浴槽縁に排水口があり、お湯はそこから排出されていますが、人が湯船に浸かればしっかりオーバーフローしていきます。



浴槽の隅っこに設けられた湯口から源泉が投入されていますが、その隣にがウサギのお人形さんが置かれた小さな湯口も併設されており、その様はウサギがオシッコしているように見えなくもありませんでした。なお、湯使いは完全掛け流し。

お湯は無色澄明無味無臭ですが、口に含むとアルカリ泉によく見られる弱い収斂が感じられました。また、ネット上でみられた情報の通り、ヌルヌルに近いツルツルスベスベ感がとっても強く、あまりに気持ち良いため、入浴中は何度も自分の肌をさすってしまいました。癖の無い優しいお湯です。湯加減は42~3℃あたりでしょうか。ぬる湯が多い原鶴の中では比較的熱い方ではないかと思います。



洗い場にはシャワー付き混合栓が3基。カランから出てくるお湯にはヌルヌル感があるので、間違いなく源泉使用でしょう。

館内は落ち着いた雰囲気でまとめられており、綺麗で使い勝手も良好。そしてお湯の質も素晴らしい。お湯の質を楽しみたい方にはとっても向いている施設だと思います。


源泉名:光泉
アルカリ性単純温泉 49.5℃ pH8.8 50L/min(動力揚湯) 溶存物質684.4mg, 成分総計684.4mg,  
Na+:182.3mg(99.53mval%),
Cl-:95.5mg(29.25mval%), HCO3-:317.2mg(56.39mval%),
H2SiO3:39.4mg,

西鉄朝倉街道駅より西鉄バス「杷木」行(41番)か日田バス「日田」「高塚」行で原鶴温泉バス停下車、徒歩6分(約360m)
福岡県朝倉市杷木久喜宮1870-3  地図
0946-62-0715

9:00~19:00 水曜定休
500円
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★★
コメント
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