温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

チアトル温泉 グラシア・スパ

2017年03月19日 | インドネシア

前回記事で取り上げたチアトル温泉「サリ・アテル」を出発する際、貸切車のドライバーが私の気持ちを斟酌し、同温泉でもう一軒行ってみないかと提案してくれたので、ありがたくその提案に乗っかって別の温泉施設へ立ち寄ることにしました。施設の名前は「グラシア・スパ(Gracia Spa)」。


 
路地に入ってなだらかな山の斜面を下ってゆきます。あたりにはジャワティーの美しい茶畑が広がっていました。



坂道を下りきってゲートをくぐると、目的地のリゾート施設に到着です。もちろん宿泊もできますが、今回は入浴のみ。上画像は本棟です。


 
駐車場に面して温泉専用のゲートがあり、ここで入場料を支払います。


 
ゲートを通過すると、すぐ目の前にアメーバ型の露天プールがお湯を湛えていました。個室風呂の有無は確認しませんでしたが、多くのお客さんで賑わっていた「サリ・アテル」とは対照的に、こちらは私の他にお客さんが誰もおらず、湯口からお湯が滴る音、そして緑の茂みの中から小鳥の囀りが聞こえてくるばかり。まるでガーデンのように綺麗に整備された構内は静寂に包まれていました。落ち着いた時間を過ごすには最高の環境です。


 
湯口には温泉成分の結晶がこびりついており、お湯の吐出温度は38.3℃でした。お湯は無色透明ですが、僅かに緑色を帯びているようにも見えます。


 
温泉プールは臍下ほどの深さがあり、水中ウォーキングするにはもってこい。槽内にステップがあるので、そこに腰掛けてると良い塩梅で湯浴みできます。湯船の温度は37.5℃で、pH値は2.38。泉質としては前回記事で取り上げた「サリ・アテル」と同じく酸性の明礬泉かと思われ、お湯は酸っぱいのですが、ぬるめなので、湯当たりを気にせず長湯できるかと思います。


 
 
奥には楕円形の露天プールもあり、こちらの湯温は38.4℃。個人的にはこの楕円形プールの方が好きかも。加水など湯使いに関しては不明ですが、れっきとした温泉であることには違いありません。


 
一角には四角い浴槽も設けられていましたが、アメーバ型や楕円形のプールと比べると、ステップが多くて浅いので、子供やご老人向けのプールなのかもしれません。

有名な「サリ・アテル」と比べると入場料金が倍以上ですが、それゆえお客さんは少なく、それでいて綺麗。プールには本物の温泉が張られていますから、ゆっくり寛げる温泉リゾートとして穴場的な存在と言えるでしょう。おかげさまでのんびりとしたひと時を過ごすことができました。ここへ連れていってくれたドライバーさん、ありがとう! 今回は立ち寄り利用のみでしたが、次回訪問する機会があれば宿泊してみたいところです。




温泉プール入場利用料Rp70,000
ホームページ

私の好み:★★+0.5

コメント (4)
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