パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

博士の愛した数式

2005年03月24日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月23日(水)雨
今日も雨。
大地震のあった福岡も雨だそうだ。
被害が広がらなきゃいいけど・・・
先週夫の要望で「博士の愛した数式」を図書館から借りてきていた。
少し読んだ夫が絶賛!
私も読み始めてみたら、本当にいい!
久々に綺麗な文章を読んだという気がするし、
登場人物の魅力に引きづり込まれた。
天才数学博士と家政婦とその息子の3人が主な登場人物。
立場的には家政婦にのりうつる・・・(私はいつもそうやって本を読む)
いつもなら動物と子供に弱い私だが、今回はこの少年√君もかなり魅力的だか
博士の魅力にやられた。
もうページがなくなると思ったとたん、自分で最後を予想して
(それは基本がネガティブな私らしく悲劇なのだ)
涙があふれる。
しかし実際のこの小説の終わりはとてもいい終わり方で
また涙するのだ。
飲み会だった夫は予想外に早い帰宅。
この小説の話で盛り上がる。
まだ2/3を残す彼は「余計なことをしゃべるなよ」と私に釘をさしながらも
二人で勝手にこの本をドラマ化し、
配役を考える。(この血が確実に娘に流れてるわけね)
博士役はむつかしいよという私に、
彼は「博士を演れるのはイッセー尾方(あれ?尾形だっけ)しかいない」と言い切る。
じゃー家政婦さんは?
私は石田ゆり子あたりかと思ったが
彼はもう少し若いだろう、小西真奈美でどうだ!?と言う。
夫は小西真奈美が最近ごひいき。
しかし私のイメージではもう少し薄幸そうな雰囲気がほしい。
彼女は健康的すぎて素直すぎて・・・
「う~む・・・オーディションするか」
いったい何者だ私たちって・・・
今夜のメニューは夫不在につき恒例手抜き料理
餃子に焼きそば、鶏の唐揚シソ風味、わかめスープにサラダ。
今日は習字の清書日でもあったのだが
娘は「希望の星」私は「梅發雪盈樹」が課題。
提出した残りを彼に見せると、彼が褒める褒める。
また「博士」を思い出す。
そうなのだ。私はこれを読みながら
どこか彼を博士と重ねていた気がする。
博士の穏やかなところ、√を可愛がる様子、人を気持ちよく褒める様が
夫にとてもよく似ている。
博士役は彼にやってほしいくらいだわ。
それなら家政婦役はわたしがやろう(をいをい!あんたは40歳だ)
で、√は娘でどうだ!
富豪刑事も原作は男だったのをドラマでは深キョンだったではないか。
いやぁ~ホントにいい小説でした。
今夜は夫に会えないまま寝た娘は当然「お父さん」とは呼べなかった。
コメント
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