パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

裁判員制度に向けて

2008年10月08日 | おでかけ
10月8日(水)雨
昨日は、Aちゃんママに誘われて、家庭裁判所での「模擬裁判」を傍聴に行く。
裁判員制度を迎えるにあたっての企画だろう。
それゆえ、もし、「裁判員に興味がある」とか前向きであると認識され、来年度いきなり選出されたらどうしよう・・・
こんな優柔不断な人間なのに。
自分のことですら、どちらが良かったか悪かったか、人生の選択すら迷い続けているというのに。
ひと様の人生に関わるような度量は持ち合わせておりません。
しかし、ちょっとだけ、面白そうな企画ゆえ、まさしく興味本位だけで、参加。
1時半開廷に、なんと、1時25分に、霞ヶ関の駅に到着。
ぜーぜー息を切らして駆け込むと、ワタクシ達がラスト2名ってことで、
傍聴席一番前と一番後ろに2席空いている。
Aちゃんママを一番前に押しやり、ワタクシは一番後ろに座る。
模擬審判は、複雑な家庭(出た出た!)の少年が、家出を繰り返し、
万引きで逮捕、保護観察処分を受けるも、
また家出して万引きをして捕まったという設定。
裁判所にお務めの方々がキャストなので、劇がたどたどしいのはご愛嬌。
TBSに共同通信、朝日、毎日、○○日報などなど、報道関係者のフラッシュが
パチパチたかれ、気が散ってしょうがない。
最前列のAちゃんママなんて、カメラに意識が行き過ぎて、
審判の内容をほとんど聞けなかったとか。
第一回審判終了後、別室で「試験観察」等の説明を受ける。
そして、その試験観察が終わった後の第二回審判という設定で開廷。
少年は、試験観察中に、義父との仲も改善され、少年院に収容される事なく、
家庭において更正を図りましょうという判決に。めでたしめでたし。
質疑応答の後、希望者は法廷見学できるとのこと、当然見学に行く。
をを~っ、こちらは、裁判官席が高い位置にある、テレビドラマでよく見る光景。
先ほどの模擬裁判でも裁判官を演じた方が、黒い法服で登場。
まだペーペーですみたいなことをおっしゃるが、本物の裁判官であった。
Aちゃんママ曰く、「カメラ写りの良い人をチョイスしたわけね。」
ワタクシは、堤真一を柔和にした感じに思え、
Aちゃんママは、安住紳一郎アナみたいだという。
社会学を専攻し、卒論で少年審判をとりあげているという大学生女子が
家裁から地方裁に移される~云々の質問をしたりするなか、
隣のAちゃんママが「この裁判官のかたに、いつ、裁判官になろうと思ったか、
どこの大学を出たか、どういう育ち方をされたか聞いてみようかしら。」とささやく。
Aちゃんママ「だめ?やめたほうがいい?」
ワタクシ「うん」
Aちゃんママ「そうよね~、じゃ、後から個人的に聞いてみよ~っと」
ワタクシ・・・ホッとする。
しかし、裁判官は、その後すぐ、裁判官席のすぐ後ろにあったからくり屋敷のどんでん返しのようなドアから退出してしまった。
その後は、法服を着ての撮影会をして、
クリアファイルに、マーカー付きボールペン、シャーペン、メモ帳、ペンケースの入った、エコバッグをいただき解散。
Aちゃんママと、日比谷公園内の日比谷松本楼へ行く。
そこで、延々と喋り続け、気がつけば外は暗くなっている。
電車で帰宅し、自宅前でもまだ喋り続け、やっと自宅に帰り着き、
大慌てで夕食の準備をしていると、張さんから電話。
「わ~~~~っ!今日、ウォーキングの日だったっ!」と内心焦るワタクシに、
張さん「ちょっと今日体調が悪いので、ウォーキングお休みにしていい?」
いいですいいです、また来週ね!
それにしても、今日は、まったく縁のなかった空間をのぞき見れた気がして、
おもしろかったな。
「家裁の人」をまた読みたくなったな。
でも、裁判員には、なりたくないな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする