パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

最後の時 食べたいもの

2013年08月21日 | 本・マンガ・テレビ・映画
8月21日(水)晴れ

今朝の朝日新聞。
大阪のホスピスで、週に一度、患者さんのリクエストに応える食事を出す。
故郷の味をリクエストする人あり、自分の得意料理だったものをリクエストする人あり、
家族との思い出の食事をリクエストする人あり。
泣ける。
ワタクシは、最後を宣告された時、何を食べたいと思うだろう。

5月から、以前働いていたお教室に復帰。
ここの指導者のO先生、ワタクシと同じ病に罹られた後、白血病も発症。
入院中、教室はD先生とN田先生を中心にして、なんとか続けてきた。
復帰のお誘いを受けた時、N田センセが「もう、以前の、厳しいO先生じゃないわよ。
週4日のうち2日しか出てこられないし。
すっかり丸くなられたわよ。」
しかし、復帰してみると、O先生は非常にお元気で、ビシビシ子供にも厳しく、ワタクシにも厳しい。
冗談めかしてN田センセに「話が違うじゃないのっ!O先生めっちゃお元気じゃん。」
N田センセも「おかしいわ。こんなはずじゃなかったんだけど。nさんが入ってからよ、前みたいにお元気になられたの。」
どうやら、ダメダメnセンセを教育しなきゃ!と意気込んでおられるようだ。
まあ、お元気が何よりよね。
と、思いながら3ヶ月が過ぎようとしていたお盆開け。
O先生が白血病を再発されたとの連絡。今日入院されるとのこと。
電話を受けたD先生によると、O先生は淡々と「おそらくもう出てこられないと思う。
仮に退院できたとしても教室へ戻る体力はないと思う。」
O先生は、D先生に教室を引き継いで欲しいらしい。
ワタクシも、N田センセも、それが一番いい。
しかし、経営まで考えないといけないとなると、D先生も簡単に引き受けるというわけにはいかないようで
「大きな岩を抱えている気持ちだわ」とおっしゃる。

「再発」「転移」
これが、ガン患者にとっては一番嫌な言葉だ。
教室に復帰した時、O先生とお互いの病気のことを語りあったことがある。
その時先生が「もう少し、生きていていいってことになったようだから、頑張るわ。」
先生!頑張って下さい。
ワタクシも頑張る。
まだまだ、ワタクシ達は、最後の食事を考える時ではない。
退院したら、ぱーっと退院お祝いパーティをしましょう。
その時に食べる食事を考えておきますね。
コメント (4)
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