8月5日(月)晴れ
テスト期間が終わり、娘が帰っていった。
寂しい・・・
結構ずるずると長く居たので、荷物も多く、せっかく図書館で借りた本もキャリーに入らないといい置いていった。
母が読んでみる。
まずは・・・吉田修一著『春、バーニーズで』
彼の「横道世之介」はとっても好きだったが、これは・・・ふつーー。
次に・・・島本理生著『よだかの片想い』
ぢつは、この方のことは存じ上げておりませんでした。
ゆえに、期待も何もなく読み始めた。
あらら。結構おもしろいっつーか深いっつーか。
恋愛ものからはすっかり遠ざかっているので、そういう点は少しめんどくささを感じるが
もっと大きな視点っつーか、上から見下ろす感じ(上から目線という意味ではない)で読んでみるとおもしろかった。
今、江國香織著「やわらかなレタス』を読み始めた。
我が娘は、彼女の文章がとても好きだ。
母は、オシャレ過ぎ綺麗過ぎな気がするので少々苦手だが、娘が好きなものは母も好きになりたい。
よって我慢して読むつもり(・・・我慢してまで読んで下さらなくて結構です←江國香織氏心の声)
そして、母は母で、娘にいろいろおススメする。
マンガにしろ小説にしろ映画にしろ、ワタクシは、基本、自分と同世代のものを好む。
よって、知命を目前に控えている今、愛だの恋だのキャンパスライフだのオフィスラブだの
全くもって興味がない。
これは今に始まったことではなく、20を少し過ぎた頃「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ時に
ものすごく衝撃を受けたことに始まる。
こんなに面白くないってどういうこと!???と思ったのだ。
これは、多感な10代の頃に読んでおくべきだったのだと思いしらされたのだ。
だから娘には今、是非とも宮本輝著「青が散る」を読め読めとうるさく言っておった。
大学生のうちに読んでくれと懇願した。
そして・・・先日読了した娘が「すっごく良かった!」
でしょ~~~っ!
数日前の朝日新聞に、芥川賞、直木賞受賞のお二人が「賞を受けて」というエッセイがあった。
直木賞を受賞された桜木紫乃さん。
受賞後、ホテルに戻るとお花が届いていた。
お花の贈り主は、『羊の目』(伊集院静著)の主人公神崎武美からだった。
彼女は書く。
直木賞とは、わたしに「人間の価値観」という大きな課題を与えたご本人から、
お祝いが届くほどのできごとなのだと思った。
ことの重大さに心が押しつぶされそうだ。
ここを読みながら、娘と悲鳴を上げる。
これってすごいことだよね。
娘が「わーーーーっ、あたしだったら、誰から花が欲しいかなあ。」
母も悩む。
決められないっっ!(・・・賞をとるような行動をとってから悩みなさい)
彼女のエッセイは続く。
「あなた大丈夫だから」という言葉をもらった。あのひとことを支えにして書き続けている。
一度だけ会った伊集院静氏からもらったという言葉。
くーーーーっ。確かに、こういう一言が染みるんだろうねえ。
母はね、もし何か賞をもらったら(・・・だから、賞をとるような行動をとってから言いなさい)
「この喜びをほぼ日の永田さんに伝えたい。彼が、ワタクシの拙い投稿文を褒めて下さった。
その言葉をささえに今まで書いてきました。」って言うつもり。
・・・このあたりから、だんだん娘が引き始めるので、一人で妄想を楽しむ。
永田さんが望むなら、ワタクシの、受賞後最初の作品はほぼ日から出していただくことにします。
あまり表に出たくはないけど、永田さんが望むなら「糸井氏」と対談してもいいです。
そして、賞を取った後のスランプに悩むワタクシに、永田氏が名編集者としてアドバイスをくれるわけだ。
そして、二人三脚で次から次に名作を・・・
と、さすがに一人で妄想してるのもつらくなったのでここらでやめとこう。
今日の一枚は・・・
娘と出掛けた吉祥寺で飲んだティーソーダ。綺麗な色。
テスト期間が終わり、娘が帰っていった。
寂しい・・・
結構ずるずると長く居たので、荷物も多く、せっかく図書館で借りた本もキャリーに入らないといい置いていった。
母が読んでみる。
まずは・・・吉田修一著『春、バーニーズで』
彼の「横道世之介」はとっても好きだったが、これは・・・ふつーー。
次に・・・島本理生著『よだかの片想い』
ぢつは、この方のことは存じ上げておりませんでした。
ゆえに、期待も何もなく読み始めた。
あらら。結構おもしろいっつーか深いっつーか。
恋愛ものからはすっかり遠ざかっているので、そういう点は少しめんどくささを感じるが
もっと大きな視点っつーか、上から見下ろす感じ(上から目線という意味ではない)で読んでみるとおもしろかった。
今、江國香織著「やわらかなレタス』を読み始めた。
我が娘は、彼女の文章がとても好きだ。
母は、オシャレ過ぎ綺麗過ぎな気がするので少々苦手だが、娘が好きなものは母も好きになりたい。
よって我慢して読むつもり(・・・我慢してまで読んで下さらなくて結構です←江國香織氏心の声)
そして、母は母で、娘にいろいろおススメする。
マンガにしろ小説にしろ映画にしろ、ワタクシは、基本、自分と同世代のものを好む。
よって、知命を目前に控えている今、愛だの恋だのキャンパスライフだのオフィスラブだの
全くもって興味がない。
これは今に始まったことではなく、20を少し過ぎた頃「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ時に
ものすごく衝撃を受けたことに始まる。
こんなに面白くないってどういうこと!???と思ったのだ。
これは、多感な10代の頃に読んでおくべきだったのだと思いしらされたのだ。
だから娘には今、是非とも宮本輝著「青が散る」を読め読めとうるさく言っておった。
大学生のうちに読んでくれと懇願した。
そして・・・先日読了した娘が「すっごく良かった!」
でしょ~~~っ!
数日前の朝日新聞に、芥川賞、直木賞受賞のお二人が「賞を受けて」というエッセイがあった。
直木賞を受賞された桜木紫乃さん。
受賞後、ホテルに戻るとお花が届いていた。
お花の贈り主は、『羊の目』(伊集院静著)の主人公神崎武美からだった。
彼女は書く。
直木賞とは、わたしに「人間の価値観」という大きな課題を与えたご本人から、
お祝いが届くほどのできごとなのだと思った。
ことの重大さに心が押しつぶされそうだ。
ここを読みながら、娘と悲鳴を上げる。
これってすごいことだよね。
娘が「わーーーーっ、あたしだったら、誰から花が欲しいかなあ。」
母も悩む。
決められないっっ!(・・・賞をとるような行動をとってから悩みなさい)
彼女のエッセイは続く。
「あなた大丈夫だから」という言葉をもらった。あのひとことを支えにして書き続けている。
一度だけ会った伊集院静氏からもらったという言葉。
くーーーーっ。確かに、こういう一言が染みるんだろうねえ。
母はね、もし何か賞をもらったら(・・・だから、賞をとるような行動をとってから言いなさい)
「この喜びをほぼ日の永田さんに伝えたい。彼が、ワタクシの拙い投稿文を褒めて下さった。
その言葉をささえに今まで書いてきました。」って言うつもり。
・・・このあたりから、だんだん娘が引き始めるので、一人で妄想を楽しむ。
永田さんが望むなら、ワタクシの、受賞後最初の作品はほぼ日から出していただくことにします。
あまり表に出たくはないけど、永田さんが望むなら「糸井氏」と対談してもいいです。
そして、賞を取った後のスランプに悩むワタクシに、永田氏が名編集者としてアドバイスをくれるわけだ。
そして、二人三脚で次から次に名作を・・・
と、さすがに一人で妄想してるのもつらくなったのでここらでやめとこう。
今日の一枚は・・・
娘と出掛けた吉祥寺で飲んだティーソーダ。綺麗な色。