パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

老化

2020年07月17日 | からだのこと
7月17日(金)雨
先日まで見ていた韓流ドラマ「まぶしくて」


25歳の女の子が、不思議な時計で時間を巻き戻しているうちに、いっきに歳をとってしまい・・・
驚き嘆き、泣きわめく女の子(のおばあさん)
でも妙に可笑しみもあって笑えたりして。
と言うのも、ファンタジーなドラマとして、最後には必ずまた25歳に戻って、イケメン君とハッピーエンドなのだと思いながら見ているから。
ところが!!!
もう、いよいよ終盤に差し掛かり、さすがにもうそろそろ25歳に戻るんでしょ?と思った頃
ぢつは、「25歳だったのに70歳になってしまった!」と思っている彼女は、痴呆症にかかった老女だったという衝撃的なエンディング。
言葉の一つ一つに重みがあって、ドラマとしてもかなりのインパクトがあって、レビュー読むと絶賛している人も多く、事実いろんな賞も受賞したドラマなのだが・・・
ワタクシ的には、こういう「見せ方」はあまり好きじゃない。
前半、あんなにワクワクして、コミカルな感じも面白かったのに、全てがどんよりとしてしまった。

・・・と、なぜ、もうドラマが終わってだいぶ経ってるのに、今さら書くのか。
今日、自分の老化をしみじみと感じたから。
いや、今年に入って膝やら小指やらの怪我に始まってから、「老化」については考えてはいる。
で、このドラマを見ながら、時々、25歳の主人公ではなく、70歳の主人公寄りの考え方をする自分にハッとしたりした。
さっさと歩けない老人を馬鹿にする25歳の友人達に「わざと遅く歩いているわけじゃない。体が痛いのだ。」という彼女。
そうなの。
膝が、腰が、肩が、首が、痛いのよ。

ワタクシ、一日一善を心がけている。
些細なことだ。郵便受けの並んでいるマンションの玄関には、チラシが落ちたりしている。
特に、水道屋さんのマグネットは郵便物の隙間から落とされやすいのであろう。
それを見かけたら、拾ってゴミ箱へ。自分ちの郵便受けの近くじゃなくてもわざわざ拾いにいってゴミ箱へ。
自転車小屋で自転車がメチャクチャに混み合っていたら、綺麗に並べ直してみたり。
イマドキのママチャリは電動はもちろん子供乗せるイスやらカバーやら重装備で、重いったら。
それを並べようとしてたら、自転車のスタンドが跳ねて、ワタクシのむこうずねを直撃。
ウッ!一日一善を心がけているワタクシに、何の罰をお与えになるのですかっっっ。
 
夕方、お風呂の掃除をしながら排水溝の蓋を取ってたのを忘れて、そこに足を突っ込み、よろめいて蛇口で脇腹を強打。
腹で良かった。
これが、胸だの背中だのだったら、危なかった。
腹は、脇腹でさえ十分にクッションをまとっている。
でも、痛かった。

お風呂に入って、最後に洗顔をした時のことだ。
今は、固形の洗顔料を使っている。
これを顔にクルクルと乗せながら塗りつけるというもの。
なかなかに面白く気持ち良いので調子に乗ってクルクル、だんだん力も入ってしまったら、勢い余って目の中に。
これが痛いのなんの。
目を開けられない。
でも、水で洗いながさねば。
でも、目が開かない。
傷がついてしまったのか?
激痛を感じながらシャワーを顔に浴びせ、手で強引に目を開いて洗う。
痛い。石鹸が入っただけで、こんなに痛いものか?
クルクルしたのが、眼球に傷をつける勢いで目に入ってしまったのか?
「ほうほうのてい」とはこのことだと思いながら、片目ウインク状態でお風呂から上がる。
しばらくはずっと目を開けられない状態だったが、しばし安静にしていたらなんとか目があいた。
久しぶりにみる「充血」した目。
CMに使えそうなくらい見事な充血だ。

少し、おっちょこちょいなところはある。
気持ちが焦って、慌てることはよくあるし、それが言動に表れやすく、病院やスーパーで若い女の子に「ゆっくりでいいですよ〜」とまるでおばあちゃんに言う口調で言われることが増えた。
自分で自分に「落ち着け」と諌めるようになった。
あの膝の激痛は二度と味わいたくないとか、ギックリ腰になりたくないとか思って、用心するようになった。
湯船に入る時や出るときの動きは特に、しみじみと老人だ。
うちの自慢のお風呂の大きな鏡が見事にそれを写し出してくれる。
太った腹や盛り上がった背中の肉もさることながら、昔、よく行ってた温泉で見かけてたおばあさん達の動きが、そこに写っている。

56歳のワタクシは、70歳のヘジャが言った言葉を素直に受け入れられるほど若くなく、
25歳のヘジャが絶望するほど「老いること」に驚愕はしない。
だってじわじわと確実に老いてきているから。
でも、今日のように、あっちこっち身体のいたるところで痛みを感じると、情けなくなる。落ち込む。
雨のせいだ。
それに、「二度あることは三度あって」、もうその三度目の痛い目にも遭ったってことで、明日も元気に生きよう。
コメント
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