パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

声で届ける向田邦子

2024年12月15日 | おでかけ
12月15日(日)晴れ

ひと月ほど前だったか、ひょんなことから、とある朗読会の開催を知る。
「声で届ける向田邦子」
〜食と猫とテレビと、時々音楽と♪〜
向田邦子さんのエッセイを小泉今日子さんが朗読する・・・らしい。
あのキョンキョンが、鹿児島に来るのか???
後日、今度はそのパンフレットを入手する。
「声の出演」というニュアンスが微妙である。
とはいえ、音訳ボランティアをライフワークにすると心に誓っている不肖nである。
朗読の勉強になるだろう。例え録音であったとしても。
向田邦子さんは大好きで、エッセイもすべて読んでいる。
新春のドラマだって欠かさず見ていた。
キョンキョンの声ももちろん好きだ。例え録音であったとしても。

いや、なぜにそんなに疑うかと言うと・・・
向田邦子さんは、鹿児島を第二の故郷みたいに思ってくださってて、我が街の文学館は郷土の文豪よりも大事に扱っていると言っても過言ではない。
常設展はもちろん、企画展も色々やられる。
数年前には向田邦子さんのエッセイを、岸本加世子さんの朗読でという会が催され、その時には、わが町の一番大きな文化ホールで開催されたのだ。
岸本加世子さんが市民文化ホールで、キョンキョンが小さな文学館のホールってあり得ない!!!と思ったのも、録音だろうなあと思う要因。

その数日後、幼なじみもんちゃんからライン。
カクカクシカジカ、こんな朗読会があるけど、娘たちからは「文学館の入場料300円で、キョンキョンに会えるはずがない」って言われてる。
どお思う?と。
そこなのだ、もっと大々的に「キョンキョンが来る〜〜〜っ!!!」的なチラシならわかりやすいのだが、おとなしめというか、どちらかというと「向田邦子」推しなので(そりゃそうだ、主催が文学館なのだから)どうにもわかりづらい。
自虐的に「鹿児島くんだりまで来てくれるわけないよね〜」なんて思う。
キョンキョンの行動を追ってみると、ちょうどツアー中で・・・
はっ!この朗読会の1週間前に鹿児島にライブに来ることになっておる。
きっと、そのライブの時にでも録音するのよ。
だって、あのキョンキョンが、二週続けて鹿児島に来ると思う???
もんちゃんは「でも、前にテレビで、今、社長業をしているから、どんな仕事でも受けてますってな事を言ってたよ」
まあ、何にせよワタクシは申し込むよと言うと、もんちゃんも申し込むよと言っていた。
そして・・・
当選メールが届く。
きっとキョンキョンが来るならすんごい競争倍率だったろうから、やっぱり録音よね〜なんて思いながらじっくり当選メールを読み進めると・・・
サイン会はありませんとか、プレゼントやファンレターの受け付けはできませんってな事が書かれている。
え?え?え?キョンキョン、来る?
もんちゃんも当選しており、鹿児島県民はまさかキョンキョンが来るとは思わずに、応募者数が少なかったのかもねえと話す事であった。

そして、今日がその朗読会。
元同僚M嬢と向かう。
彼女も、夫から「たった300円でキョンキョンが見られるわけがない。」と言われたと。
でも・・・
キョンキョンでした。
素敵な声で向田邦子さんの素敵なエッセイを読んでくれて、素敵な音楽が流れて、間に猫の話とかもしてくれて・・・
狭い会場(200名の定員に3000人の応募だったとの事)の、真ん中あたりの席だったが、ちょうど進行役がわたくし達の列の横におられたため、キョンキョンと彼女のやり取りが続く時、まるでこっちを見てくれてるようでしたねえとM嬢。
素敵なひとときでありました。
コメント
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