peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市川崎町&東山町のボタンヅル(牡丹蔓)

2010年08月23日 | 植物図鑑

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一関市東山町「唐梅館森林公園」のボタンヅル(牡丹蔓 ) 2010年8月19日(木)

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2010年8月19日(木)、一関市東山町長坂の唐梅館森林公園内にあるキャンプ場の中に生えているボタンヅル(牡丹蔓)が、花を沢山咲かせていました。

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(上)和名の「牡丹蔓」は、葉がボタンの葉に似ていることによるという。

ボタンヅル(牡丹蔓) キンポウゲ科 クレマチス(センニンソウ)属 Clematis apiifolia

日当たりのよい山野に生える木質のつる性多年草。茎は長く伸びて、まばらに枝分かれする。葉は小葉が3個ある3出複葉、時に2回3出複葉で対生する。小葉は卵形で長さ3~6㎝、先は尖り、縁に不揃いの鋸歯がある。8~9月、茎の先や葉の腋から花序を出し、白色で径1.5~2㎝の花が群がってつく。花には花弁はなく、花弁状の萼片が4個ある。萼片の外側には白くて長い毛がある。果実はそう果で、狭い卵形。先端に花の後延びて羽毛状になった花柱が残り、風に乗って散布される。和名は葉がボタン(牡丹)の葉に似ていることによる。分布:本州、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DC%A5%BF%A5%F3%A5%C5%A5%EB [peaの植物図鑑:一関市狐禅寺のボタンヅル(牡丹蔓)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/f8cad6310e2df5841cfd96bb7cbaeca8 [peaの植物図鑑:平泉町長島のボタンヅル(牡丹蔓)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/c6ec5c4ad0fd97f35da21cd29f1fef50 [peaの植物図鑑:一関市千厩町小梨のボタンヅル(牡丹蔓)]


一関市川崎町のシナヤマボウシ’ミルキー・ウェイ’

2010年08月22日 | 植物図鑑

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2010年8月22日(日)、川崎公民館(一関市川崎町薄衣字諏訪前)の研修室で、みちのく中央総合博物館市民会議:主催の学習講座が開催されました。この講座では、「なぜカクベツ(覚鱉)城がここに」という演題で、この市民会議の常任顧問である高橋富雄先生(東北大名誉教授)の講話がありました。先生の話では、第一級史料「続日本紀」に「カクベツ城」の名が出ているが、それがどこにあったのかずっと分からずじまいできていたが、その「まぼろしのカクベツ城」は、河崎柵跡と同じ所に、河崎柵と重なるかたちで、カクベツ(覚鱉)城が造られていたというもの。

会場の川崎公民館に隣接して建てられている川崎図書館の前に植えられているシナヤマボウシが実を沢山つけていました。実が大きくなって萼片が落ちてしまっているのが目立ちました。

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シナヤマボウシ(支那山法師) ’ミルキー・ウェイ’ ミズキ科 ミズキ属 Cornus kousa Buerg.ex Hance var.chinensis Osborn cv.Milky Way


一関市磐井町のナツズイセン(夏水仙)

2010年08月21日 | 植物図鑑

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2010年8月21日(土)、一関シネプラザ2(一関市磐井町)で上映中の映画「必死剣鳥刺し」を、あまり気がすすまない妻を誘って見てきた。この映画は、藤沢周平の短編時代小説シリーズ「隠し剣」の一編「必死剣鳥刺し」を原作とした時代劇であり、同シリーズの映画化としては「隠し剣鬼の爪」、「武士の一分」に続いて3作目である。

あらすじなどは、下記のWebサイトを見ていただくことにするが、終盤15分の凄まじい殺陣は一番の見どころである。”鳥刺しとは、必死必勝の剣で、その剣が抜かれる時、遣い手は半ば死んでいるとされる。”の意味が最後にようやく理解できるのである。

http://www.cinematoday.jp/movie/T0008712 [映画「必死剣鳥刺し」- シネマトゥデイ]

http://www.toei.co.jp/movie/details/1190667_951.html [必死剣鳥刺し/東映「映画」]

http://shownai.retroalley.net/archives/283273.html [「必死剣鳥刺し(藤沢周平)」あらすじ(ざっくり):鶴岡/庄内レトロ散歩道]

一関シネプラザの駐車場そばにある民家の庭に植えられているナツズイセン(夏水仙)が花を咲かせていました。

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ナツズイセン(夏水仙) ヒガンバナ科 リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris squamigera

中国原産の多年草で、古い時代に中国から入ってきたと考えられている。庭に植えられているほか、人家の近くに野生状態で生えているものが見られる。8~9月、外皮が暗褐色をした径4~5㎝の地中の鱗茎(球根)から高さ50~70㎝ほどの花茎が伸び、直径10㎝近いラッパ状の大きな花を3~7個開く。花の色は紫がかった淡いピンク。タネはできない。秋になると長さ30~50㎝の青白い線形の葉を出し、翌年の5月頃には枯れてしまう。この葉がスイセンに似ていて、夏に花が咲くので夏水仙の名がある。

近縁種のキツネノカミソリも同じ頃に咲くが、花はオレンジ色で小さい。栽培:葉のある時期は日当たりで管理するが、葉が枯れてからは日陰で乾き気味に育てる。肥料は葉のある時期に、有機質肥料を多めに与えて肥培する。植え付けは開花前の枯葉中に行う。赤玉土・鹿沼土などの用土を混合して深鉢に水はけ良く植え付ける。増殖は分球による。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%CA%A5%C4%A5%BA%A5%A4%A5%BB%A5%F3 [peaの植物図鑑:一関市東山町のナツズイセン(夏水仙)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7f6e34cbb4e962388c7ead5ac913f6c6 [peaの植物図鑑:一関市東山町のナツズイセン(夏水仙)]


一関市東山町「唐梅館森林公園」のツルボ

2010年08月20日 | 植物図鑑

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2010年8月19日(木)、一関市東山町長坂にある「唐梅館址」に登りました。頂上の館址から一段下の平地の草地にツルボが花を沢山咲かせていました。花は茎頂まで達していて盛りを過ぎているように見えました。

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ツルボ(蔓穂) ユリ科 ツルボ属 Scilla scilloides

別名:スルボ山野の日当たりのよい草原などに生える多年草。地下には卵球状のりん(鱗)茎があり、、長さ2~3㎝になる。外皮は黒褐色を帯びる。葉は線形で長さ10~25㎝、幅4~6㎜あり、内側は浅く窪み、厚くて柔らかい。

8~9月、細長い葉の間から20~40㎝の花茎を伸ばし、その先端に4~7㎝にわたり穂のような総状花序をつけ、淡紫色の小花を沢山つける。花被片6個は平らに開き、長楕円状倒披針形で長さ3~4㎜ある。雄しべは6個あって花被片とほぼ同じぐらいの長さである。花糸は糸状で下半部は広がる。分布:日本全土。

四国・九州には大型で、葉幅が2㎝にもなるオニツルボがある。栽培:年間を通してよく日の当たる場所で管理し、灌水は一日一回を目安に過湿にならないように行う。肥料は春と花後に有機質肥料を1~2回与える。硬質赤玉土と硬質鹿沼土を混合した用土を使い、中深鉢に水はけ良く植え付ける。増殖は春に植え替えを兼ねて分球する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]


一関市東山町「唐梅館公園」のクサギ(臭木)

2010年08月19日 | 植物図鑑

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2010年8月19日(木)、一関市東山町長坂にある唐梅館森林公園に行きました。久しぶりに頂上にある「唐梅館址」まで登りました。磐井里まで通じている自動車道沿いに生えているクサギ(臭木)が、芳香を放ちながら今を盛りと花を咲かせていました。

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(上)猿沢川と東本町の住宅街、手前が安養寺。真ん中に見えるのが本町橋。10年程前のことだが、この川が氾濫して水浸しになったことがあった。

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(上)東山町長坂字町を中心とする東山町の繁華街。郵便局、信用金庫、書店などがある。

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(上)東山町長坂字久保&柴宿地区。東山町一大きな住宅団地になっている。

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クサギ(臭木) クマツヅラ科 クサギ属 Clerodendron trichotomum

山野の林縁や川岸などの日当たりのよい所に普通に生える落葉小高木。高さは普通3~5m、時に9mになる。樹皮は灰色で丸い皮目が多く、老木では縦に浅い割れ目ができる。葉は対生し、長さ8~20㎝の三角状心形または広卵形で、先は尖り、基部は円形。縁にはまばらに浅い鋸歯があるか、ほとんど全縁。脈上に軟毛が散生することがある。葉柄は2~10㎝と長い。枝や葉を傷つけると独特の臭気があるのでこの名がある。

8~9月、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、直径2~2.5㎝の香りのよい白い花を多数つける。花冠は長さ2~2.5㎝の細長い筒状で、先は5裂して平開する。雄しべ4個と雌しべ1個は長く花冠の外に突き出て、先端は上向きに曲がる。白い花冠と赤い萼との組み合わせがユニーク。葯は黒紫色で丁字形につき、花粉は花の匂いに誘われて集まるガ(蛾)やチョウ(蝶)の体について運ばれる。萼片は長さ約1㎝の卵形で、果期には平開して美しい紅色になって、大きく開き、果実とのコントラストが美しい。分布:日本全土。

果実は直径6~7㎜の球形で、光沢のある藍色に熟す。若葉は食べられる。果実をわら(藁)の灰汁で煮出した液で布を染めると浅黄(あさぎ)色になる。根は薬用にする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/49708252d3daff4dd2eb5b2d03920aa1

[peaの植物図鑑:クサギ(臭木)の実]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%AF%A5%B5%A5%AE[peaの植物図鑑:クサギ(臭木)の花]