peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町摺沢の白花ムクゲ(木槿) 2011年7月28日(木)

2011年07月29日 | 植物図鑑

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2011年7月28日(木)、一関市大東町摺沢の国道343号線と456号線の重複区間沿い(宍戸家具店から100mほど裏の方)にある崖下に植えられているムクゲ(木槿)が真っ白い花を沢山咲かせていました。蕾が多数付いていたので、未だ暫くの間咲き続けることでしょう。

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ムクゲ(木槿) アオイ科 ハイビスカス(フヨウ)属 Hibiscus syriacus Linn.

特徴:庭木や生け垣として植えられている落葉低木。茎は根元から多数出て直立し、高さ2~4mになる。枝はよく分かれて細く灰白色で、若い枝には星状毛がある。葉は短い柄があり互生する。葉身は卵形または菱形状卵形で、先は浅く3つに裂け、縁には粗い鋸歯がある。両面には、まばらに毛がある。花は径5~7㎝。7~9月に枝の先や葉腋に咲く。花弁は紅紫色、白色、白色で底が紅色のものなど、多くの園芸品種がある。

分布:中国原産で花期が長く観賞用として世界各地に植えられ、韓国では国花にしている。岩手県では庭や生け垣に植えられている。特に東北自動車道の水沢~花巻南インターまでのムクゲの植えこみは見事である。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]


一関市大東町摺沢のムクゲ(木槿) 2011年7月28日(木)

2011年07月28日 | 植物図鑑

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(上と下)一関市大東町摺沢の県道19号(一関大東)線沿いにある、フードパワーセンター・キリンヤと隣接する熊谷歯科医院の庭にムクゲ(木槿)が沢山花を咲かせていました。花は「紅紫色で一重、底紅の基本タイプ」で同じように見えましたが、熊谷歯科医院の方の花は、花弁の色がかなり白くて、「白花底紅タイプの日の丸」に似ていました。

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ムクゲ(木槿) アオイ科 ハイビスカス(フヨウ)属 Hibiscus syriacus

別名:ハチス。中国原産の落葉低木。庭木や生け垣として古くから植えられ、多くの園芸品種がある。韓国では無窮花(ムグンファ)と呼び、国花になっている。ムクゲの名は韓国名に由来するといわれる。よく分枝して高さ2~4mになる。葉は長さ5~10㎝の卵形で、縁に粗い鋸歯があり、浅く3つに切れ込むことが多い。

7~10月、枝先の葉腋に直径6~10㎝の花を開く。花弁は5個。多数の雄しべは合着して筒状になる。花の色は紅紫色、赤、紫、白などがあり、半八重や八重咲きの品種もある。花は1日で萎む。蒴果は直径約2.5㎝の球形で、熟すと5裂して長い毛のある種子を多数出す。用途:庭木、花材。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


利尻島・沓形港、沓形岬公園&レブンソウ(礼文草) 2011年7月13日(水)

2011年07月27日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その18) 3日目 2011年7月13日(水)

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(上と下)礼文島の香深(かふか)港を14:10時に出港したハートランドフェリー社のフェリー宗谷は、定刻通り14:50時利尻島の沓形(くつがた)港(利尻町)に着きました。礼文島の香深港からフェリーの着く港は鴛泊港(利尻富士町)と沓形港(利尻町)の2つがありますが、沓形港は5~9月の季節運航なそうです。岸壁には「ようこそ利尻島へ」の横断幕が掲げられていました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E5%B0%BB%E5%B3%B6 [利尻島(Wikipedia)]

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(上と下)フェリーからは、沓形(くつがた)港のすぐ傍にある沓形公園(キャンプ場)が見えました。公衆トイレも、土産物店も見えました。

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(上と下)船の上から見えた四角形の特徴がある沓形岬灯台も良く見えました。

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(上)沓形(くつがた)港フェリーターミナルの前に定刻に接岸しました。

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(上と下)このマップにある通り、フェリータミナルから左側に出てアプローチ園路を上がって行くと、アプローチ広場があり、「出船の港」で有名な時雨音羽(しぐれおとわ)の詩碑がありました。

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(上と下)案内板に同行者たちが群がっていたので、私も覗いて見たら時雨音羽(しぐれおとわ)に関することが書かれていました。

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(上)公園の売店店頭にあったカラフルな花マグネット。ブローチかと思いました。

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http://kankou.rishiri.jp/drivecourse01.html [利尻島の観光と自然]

(下4つ)売店の前に展示されていたレブンソウ(礼文草)と思われる鉢植えにされた植物が、紅紫色の花を咲かせていました。

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レブンソウ(礼文草) マメ科 オヤマノエンドウ属 Oxytropis megalantha

北海道の礼文島に分布する特産種で、日当たりの良い礫地に生える多年草。草全体に白色の絹毛を密生する。根茎は太く木質で分枝する。葉は根生し奇数羽状複葉、小葉は長楕円形。自生地では6~7月にかけて、10~20㎝の高さの総状花序に、多くの紅紫色の花をつける。

栽培管理:通年風通しの良い、日当たりで管理する。過湿に弱いので、長雨時には雨が当たらないようにする。冬は特に保護の必要はない。水やりは春・秋は1日1回、夏は2回を目安に、乾き具合を見て灌水する。肥料を好むので、元肥の他、春と秋に液肥をまめに与える。

植え付けと植え替え:毎年3月に行うが、10月でも可能。根回りの土はあまり落とさないようにして植え替える。増殖は実生、株分け、挿し芽で殖やせる。タネは蒴果の先が割れ始める5月下旬頃に採り播きし、1cmほど覆土する。約1カ月で発芽する。栽培では4月と8月の2回咲くので、夏のタネは保管して葉春播いても良い。共に実生苗は生長に合わせて移植する。株分けは分けやすい所からわける。[栃の葉書房発行「育てる調べる山野草2525種」より]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-rebun-sou_large.html [レブンソウ(礼文草)]

http://town.rebun.hokkaido.jp/hanazukan/6-7/rebunso.html [レブンソウ(礼文花図鑑)]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/leguminosae/rebunnsou/rebunnsou01.html

[レブンソウ]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6 [レブンソウ(Wikipedia)]

http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/riben/mame/rebunsou.html [レブンソウ(礼文草)]

http://homepage1.nifty.com/y_misa/rebun/rebun_38.html [レブンソウ(マメ科)]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/rebunsou0.htm [レブンソウ(オクシトロピス属)]


礼文島・香深:味の酒壷の写真&利尻島・沓形港へ 2011年7月13日(水)

2011年07月26日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その17) 3日目 2011年7月13日(水)

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(上と下)礼文島の観光も終わり、予定通りの時間に香深港のすぐ傍にある味の酒壷という所に行きました。周りには三井観光ホテルなどの大きなビルも建っていました。ここで昼食休憩のため12:40~13:30時まで過ごして、利尻島観光のため、ハートランドフェリー会社のフェリーで香深(かふか)港から沓形(くつがた)港に渡ります。

http://warawara.cocolog-nifty.com/diary/2011/07/post-fc9d.html  [味の酒壷(さかつぼ)]

 裏側から入って裏側から出たから表側は全然見てません。

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(下)この港に向ってかなり大きな船がやってきました。ハートランドフェリー社のフェリーと違って、大きすぎるため岸壁に横付けできないようです。

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味の酒壷の店内には、礼文島で見ることができる山野草の素晴らしい写真が沢山掲示されていました。

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(上)レブンシオガマ(礼文塩竈)/ヨツバシオガマ(四葉塩竈) ゴマノハグサ科 Pedicularis chamissonis var.japonica

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(上)チシマゼキショウ(千島石菖) ユリ科 Tofiedia coccinea

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(上)キバナシャクナゲ(黄花石楠花) ツツジ科 Rhododendron aureum

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(上)レブンハナシノブ(礼文花忍) ハナシノブ科 Polemonium caeruleum ssp.laxiflorum f.insulare

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(上)ヒメイズイ(姫いずい) ユリ科 Polygonatum humile

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(上)エゾハクサンチドリ(蝦夷白山千鳥) ユリ科 Orchis aristata

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(上)レブンキンバイソウ(礼文金梅草)キンポウゲ科 Trollius ledebourii var.polysepalus

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(上)レブンコザクラ(礼文小桜) サクラソウ科 Primula modesta var.matsumurae

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(上)エゾゴマナ(蝦夷胡麻菜) キク科  Achilea glehnii

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(上)ノビネチドリ(延根千鳥) ラン科 Gymanadenia camtschatica

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(上)チシマギキョウ(千島桔梗) キキョウ科 Campanula chamissonis

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(上)レブンアツモリソウ(礼文敦盛草) ラン科 Cypripedium macrantum var.rebunense

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(上)レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)/エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草) キク科 Leontopdium discolor  

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(上)エゾツツジ(蝦夷躑躅) ツツジ科 Therorhodion camtschatium

http://www.youtube.com/watch?v=G2ls8nAfySo [「野に咲く花のように」ダ・カーポ 花の浮島 礼文島 礼文島シリーズ(You Tube)]

http://www.youtube.com/watch?v=ye6GtiEEQuM&feature=related [利尻・礼文島の花]

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(上と下)ハートランドフェリー会社のフェリーサイプリア宗谷が、定刻通りやってきて(13:50時頃)接岸しました。

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(上と下)乗船口の列に並びながら、フェリー会社の作業員が移動式のタラップを取り付ける様子を終始眺めていました。

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http://www.heartlandferry.jp/rishiri/ship.html [稚内~利尻島・礼文島 就航船舶:ハートランドフェリー heartlandferry]


礼文島・桃岩、猫岩&オニシモツケ(鬼下野) 2011年7月13日(水)

2011年07月26日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その16) 3日目 2011年7月13日(水)

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2011年7月13日水)、礼文島・スコトン(須古頓)岬の見学散策を予定通り終えて、行ったときに通った道を一路南下し、南西部にある桃岩。猫岩に到着。(予定時間は12:20~12:30時)。

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(上)桃岩展望台駐車場には予定通り到着。立派な公衆トイレがあり、きれいでした。周辺、特に山側の斜面にはオニシモツケ(鬼下野)の大群落があり、芳香のあるピンク色を帯びた白い花を沢山咲かせていました。

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(上)「猫台・桃台」と書かれている長い椅子がある傍に桃岩展望台への登り口があり、同行者たちが皆登って行きました。

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(上)説明板:猫岩(左側)は海面に突き出た岩で、桃岩は、背後の山側にある岩で、桃の形に見えるとのこと。地蔵岩は遥か遠くにあり、ここからははっきりとは見えないようです。

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(上と下)猫岩:海中に突き立った岩で、猫が背中を丸くしているように見えることからこの名があるといわれます。

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(上)「桃岩荘利用者以外立入禁止」の立札が立ててありました。

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(上の左側と下)桃岩:標高は250mで、桃の形に似ていることから、この名があるそうです。周辺はお花畑が広がっており、北海道の天然記念物に指定されているそうです。利尻富士の展望、西海岸一帯、眼下に見える猫岩など礼文の代表的ビューポイントとのこと。

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(上)昼食休憩した香深・味の酒壷に掲示されていた「冬の桃岩」の写真。

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(上と下)駐車場の端から北にある元地、メノウ浜方面を見下ろした風景。四角い堤防の突き出た所が元地港で、地蔵岩はさらにその先にあるとのこと。

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(上)昼食休憩した香深・味の酒壷に掲示されていた「冬の地蔵岩」の写真。

http://www.youtube.com/watch?v=U2WH2M_qc3E [礼文島 桃岩 レブンウスユキソウ スライドショー] このスライドショーには、見ることができなかったレブンウスユキソウも写されています。

http://www.youtube.com/watch?v=IUQmdnmRZmg [動画:礼文島 桃岩遊歩道]

http://www.alternative-tourism.com/Japan/Tourism/Natural_places/Hokkaido/Dohoku/Rebun_1.html [礼文島(道北の旅)]

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オニシモツケ(鬼下野) バラ科 シモツケソウ属 Filipendula kamtschatica

山地~亜高山の沢沿いなどに生える多年草。高さ1~2mになり、群生することが多い。葉は互生し、奇数羽状複葉だが、頂小葉が特に大きく、側小葉はごく小さいので、羽状複葉のようには見えない。頂小葉は長さ15~25㎝で、掌状に切れ込む。托葉は基部が耳状に張り出して茎を抱く。6~8月、茎の上部に直径6~8㎜の小さな白色または淡紅色の花をびっしりとつける。花弁は5個。見上げるほど大きくなることから「鬼シモツケ」の名がある。分布:北海道、本州(中部地方以北)。

,strong>栽培:草姿がかなり大きくなるので、庭植え向きの植物である。半日陰でやや湿度の高い場所に植え込む。根茎は太く丈夫で、特に用土は選ばないが、庭土に腐葉土や有機質肥料を入れておくと良く育つ。また活着してしまえば、管理に手間もかからず、良く殖える。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]