peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

礼文島・スコトン岬のヨツバシオガマ(四葉塩窯) 2011年7月13日(水)

2011年07月25日 | 植物図鑑

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岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その15) 3日目 2011年7月13日(水)

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(上と下)この表示板は「民宿スコトン岬」と書いてあります。スコトン岬展望台に行く途中に立っていましたが、現在は休業中のようでしたが、下の写真の右側(海に近い所)にありました。

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(上と下3枚)スコトン(須古頓)岬展望台に行く散策路の脇の草地で、少数ながらヨツバシオガマ(四葉塩窯)が紅紫色の花を多数咲かせていました。

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ヨツバシオバマ(四葉塩窯) ゴマノハグサ科 シオガマギク属 Pedicularis chamissonis var.japonica

北海道や本州の中部地方以北の高山の草地に生える多年草。高さは10~40㎝。葉は羽状に切れ込み、ふつう4個ずつ輪生するが、5~6個のこともある。茎の上部に紅紫色の唇形の花が多数付く。花期:6~7月。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

礼文のヨツバシオガマは大きい。花付きが良く、葉も4枚どころか6枚も7枚もあり、中には枝分かれして咲くものまであります。礼文のヨツバシオガマはたくましい。高山帯はもちろんのこと、車道の法面にも帰化植物と競って咲きます。ある時は高山植物らしく楚々として、ある時は園芸種のルピナスみたいに艶(あで)やかに、島の申し子のような花です。ヨツバシオガマのピンクの穂が立ち上がるころに、お花畑はもっとも礼文らしいにぎわいを見せます。北海道新聞社発行「新版 礼文 花の島 花の道」”ヨツバシオガマのころ”より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%82%AC%E3%83%9E [ヨツバシオガマ(Wikipedia)]

レブンシオガマ(礼文塩釜、学名:Pedicularis chamissonis var. rebunensis
礼文島に分布する。ふつうヨツバシオガマは葉が4枚ずつ輪生するが、レブンシオガマは葉が5~6枚輪生する。また、個体全体が大きく壮大になる。 花期は6~7月で、薄紫色の花が数段から時には十数段に重なり輪生する。

http://www.geocities.jp/ykoeis/siogama.htm [ヨツバシオガマ(7/2 礼文島)]

http://trace.kinokoyama.net/flower/2gomanohagusa-ka/yotuba-siogama.htm [ヨツバシオガマ 野の花、野草手作り図鑑]

http://blogs.dion.ne.jp/capucino/archives/3682799.html [Photo and Essay:ヨツバシオガマ]


礼文島・スコトン岬&オオハナウド(大花独活) 2011年7月13日(水)

2011年07月24日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その14) 3日目 2011年7月13日(水)

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礼文島・香深(かふか)港のフェリーターミナルから東側の海沿いの道(40号線)を、スコトン岬目指して一路北上します。

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礼文島のスコトン岬の展望台付近には、群生したオオハナウド(大花独活)が花を沢山咲かせていました。

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(上)香深井(かふかい):ここから島の西側にある宇遠内(うえんない)という所に通じている林道があるようです。

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(上)内路(ないろ)・船泊(ふなどまり)の表示がありましたが、内路からは礼文岳(標高490m)に登る道があるようです。(約2.3km)。

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(上)船泊(ふなどまり)から島の北側海沿いの道を通ってスコトン岬を目指します。スコトン岬まで後13km。

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(上と下)スコトン岬に着きました。バスを降りた人たちが沢山歩いています。

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(上)スコトン岬展望台:礼文島の最北端にあるスコトン岬展望台からは無人島のトド島(写真1つ上の岩)が一望できます。この島には海馬(トド)が群れ、冬から春の間はゴマフアザラシもやってくるそうです。

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(上と下) 売店や公衆トイレが見えます。トイレには「最北限のトイレ」と書かれていました。

「最北端のトイレ」と書かないのは、「最北端のトイレ」は宗谷岬にあるトイレだからだそうですが、「最北限」と「最北端」は日本語としては同じだと思いますけどね。

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(上)全国各地からやってきた観光客を乗せた観光バスが並んでいました。

http://www.youtube.com/watch?v=YP77z30bU5I [動画:礼文島・スコトン岬:YouTube]

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オオハナウド(大花独活) セリ科 ハナウド属 Heracleum dulce

山地~亜高山の草地や林の縁に生える大形の多年草。北海道や本州の北部では平地にも見られる。茎は中空で太く、節に毛が密生している。高さは1.5~2m。葉は大きく、ふつう3出複葉で、小葉は欠刻状に切れ込む。

6~8月、枝先に大形の複散形花序をつける。花序の縁を取り巻く花は中心部の花より大きく、また外側の花弁は特に大きく、2つに切れ込んでいる。分布:北海道、本州(近畿地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

http://www.tabi-hokkaido.co.jp/rebun/ [*礼文島の観光*旅!北海道*]

http://www.rebun-island.jp/ [礼文町観光協会のホームページ]


稚内港から利尻島を経て礼文島へ 2011年7月13日(水)

2011年07月24日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その13) 3日目 2011年7月13日(水)

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(上)ハートランドフェリー株式会社:北国の豊潤な日本海に浮かぶ離島、利尻島・礼文島への運行航路を担うフェリー会社で旧名称は東日本フェリー。

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2011年7月13日(水)、稚内港のフェリー埠頭から出ている利尻島経由礼文島行きのフェリーにバスごと乗るため、ホテルおかべ 汐彩亭を予定通り6:30時に出発。ハートランドフェリー株式会社のフィルイーズ宗谷は接岸していました。

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(下)稚内港フェリーターミナルの待合室には稚内しんきんの利尻富士(利尻山:標高1,721m)の大きくて美しい写真が展示されていました。残念ながら一度も姿を見ることができませんでした。

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(上)利尻島、礼文島への改札乗船口。私たちは、7:30時発の利尻島鴛泊(おしどまり)港経由で礼文島の香深(かふか)港まで行きます。

稚内~利尻(鴛泊)約1時間40分から50分。稚内~礼文(香深)約1時間55分から2時間5分。礼文(香深)~利尻(鴛泊)約40分。以上は通年運行。利尻(沓形)~礼文(香深)約40分。季節運行。

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(上)改札乗船口の真上には礼文島のポスターが目立ちました。

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(上)稚内港北防波堤ドームが見えました。

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http://www.youtube.com/watch?v=0YGRbFudtl0&NR=1 [動画:ハートランドフェリーで稚内港出港(稚内市)]P1840978

(上と下)利尻島の鴛泊(おしどまり)港には定刻に到着しました。前方に見える山はペシ岬で、旅館のすぐ近くでした。ここでは、降りる人たちを眺めながら出発を待ちました。この日、礼文島を見学散策した後、礼文島の香深港からフェリーで利尻島の沓形港に戻り、利尻島を見学散策の後、この鴛泊港近くの料理旅館に来て宿泊しました。

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(上と下)利尻島の鴛泊(おしどまり)港からたまたま見えた風景。この日宿泊する料理旅館・かのう亭(利尻富士町鴛泊字港町)がある辺りでした。

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<(上)鴛泊(おしどまり)港(利尻郡利尻富士町)のフェリーターミナルを眺めながら、礼文島(礼文郡礼文町)へ。

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(上と下)礼文島の香深(かふか)港には予定通り10:10時頃到着しました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B7%B1%E6%B8%AF [香深港(Wikipedia)]

http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_kowan/bayport/profile/kabuka.html [香深港:北海道開発局・港湾空港部]

http://www.youtube.com/watch?v=8kuL_4XR1IE [動画:ハートランドフェリーで香深港入港(礼文町)]

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(下)向い側の山の斜面には「歓迎 ようこそ礼文島へ!」の横断幕が掲げられていました。

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(上)礼文島の香深(かふか)港のフェリーターミナルの正面に掲げられた「お帰りなさい」と大きく書かれている横断幕が目立ちます。これは礼文島旅館民宿組合が「礼文島は家みたいなもの。自宅に帰ってくるように気軽に来てほしい」との願いから1970年代の離島ブームの頃から始められたとのこと。

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(上と下)いち早く下船して、同行者たちが下船する様子を撮りました。礼文島の香深(かふか)港。

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(下3つ)香深港フェリーターミナルの前にある環境省の大掲示板。

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(上)下船の15分前頃には船内のトイレに行くことができなくなったため、これからのことを考えて心配していたら、バスが待つ近くに公衆トイレがありました。ほんとうに良かったです。

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(上)岩手県交通のバスが待っていて、10:30時頃には礼文島観光に出発できました。


一関市東山町のサルスベリ(猿滑り)/ヒャクジツコウ(百日紅) 2011年7月22日(金)

2011年07月23日 | 植物図鑑

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2011年7月22日(金)、一関市の柴宿団地(東山町長坂字久保)にある民家の庭に植えられているサルスベリ(猿滑り)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

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サルスベリ(猿滑り) ミシハギ科 サルスベリ属 Lagerstroemia indica

中国南部原産の落葉小高木。日本には江戸時代以前に渡来したといわれ、庭などによく植えられている。高さは3~9mになる。淡褐色の樹皮は薄くて剥げ易く、樹皮が剥げ落ちた痕が白くすべすべしている。葉は長さ3~8㎝の卵形または倒卵状楕円形で全縁。

7~9月、枝先に円錐花序を出し、直径3~4㎝の花が群がってつく。花の色は淡紅紫色、ピンク色、紅色、白色、紫色などいろいろある。花弁は6個で丸くて皺が多く、基部は急に細くなる。萼は6裂する。雄しべは多数あり、外側の6個が長い。雌しべは1個。蕾を沢山つけ、次々に長い間、花が咲き続けるので、ヒャクジツコウ(百日紅)の名もある。蒴果は直径約7㎜の球形。用途:庭木、街路樹。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市幸町のキョウチクトウ(夾竹桃) 2011年7月19日(火)

2011年07月23日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市幸町の国道284号線沿いにある民家の門口に植えられているキョウチクトウ(夾竹桃)が、辺りに芳香を漂わせながら白い花を沢山咲かせていました。

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キョウチクトウ科 ネリウム(キョウチクトウ)属 Nerium:は、インド原産の常緑低木で、1種が知られ、園芸品種が多くつくられている。丈夫で耐寒性があるため日本の各地に植栽されている。

キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科 ネリウム(キョウチクトウ)属 Nerium oleander var.indicum

従来、セイヨウキョウチクトウ(西洋夾竹桃)N.oleanderとは別種とされたが、新しい分類ではその変種として扱われる。花冠部分の付属突起が4~7裂に深裂し、花に芳香があることが相違点。

日本には江戸期中期に渡来したといわれ、観賞用に暖地に植えられるほか、最近では公害に強い花木として都会や工場の多い場所の緑化に風致木として広く植栽される。高さ3~4mになり、よく枝分かれする。葉はふつう6~20㎝の線状披針形(細長く)で縁は全縁。厚い革質で光沢があり、3個ずつ輪生する。

6~9月、枝先に集散花序を出して、花弁が捩れた花が多数集まって咲く。花は直径4~5㎝ほど。花冠は筒状で、先は5裂して平開する。裂片は螺旋状に重なる。花筒の上部には糸状に細かく裂けた付属体がある。雄しべは5個で花筒の上部につく。葯は長い毛状となり、互いに接して柱頭と合着し、基部にはかたい刺状の付属体がある。萼は5裂し、萼片は長さ5~6㎜の披針形で先端は尖る。

花の色は変化が多く、淡紅色のほか、白や紅色、黄色、覆輪、八重など多くの品種が育成されている。果実は長さ10~14㎝の線形の袋果で直立する。種子の両端には淡褐色の長毛が密生する。有毒植物。

キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)Thevetia peruvianaはキバナキョウチクトウ属の常緑小高木で中南米原産。

用途:庭木、公園・街路・緑化樹、強心剤。栽培:特に土質は選ばず、乾燥、過湿にいずれにも強い。繁殖は一般的に高温期に挿し木する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]