peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市青葉1丁目のルリタマアザミ(瑠璃玉薊) 2011年7月19日(火)

2011年07月22日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市青葉町1丁目にある民家の庭に植えられているルリタマアザミ(瑠璃玉薊)が、瑠璃色でアザミに似た花を沢山咲かせていました。

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キク科 エキノプス(ヒゴタイ)属 Echinops:地中海沿岸から中央アジアにかけて約120種が分布する二年草及び多年草。属名は「ハリネズミに似る」の意で、頭花の形にちなむ。日本には同属のヒゴタイEE.setiferが九州に自生する。

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) キク科 エキノプス(ヒゴタイ)属 Echinops ritro

ウラジロヒゴタイとも呼ばれる。

7~8月、茎上に直径4~5㎝の球形の頭花を単生する。開花前は針坊主状で痛いが、筒状花が開くと青紫色(瑠璃色)のボールのようになる。刺毛状の総苞片がある。舌状花はない。切り花のほか、ドライフラワーにもよく利用される。また、3cmほどの小輪多花性の品種もある。学名のエキノプスはハリネズミ(エキノス)に由来する。栽培:容易。5~6月に播種すると、翌年の7~8月に開花する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


稚内港北防波堤ドーム&ホテルおかべ汐彩亭&白花ハマナス 2011年7月12、13日

2011年07月22日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その12) 2011年7月12日、13日

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2011年7月12日(火)、この日最後の見学地である稚内(わっかない)公園を散策した後、宿泊するホテルおかべ汐彩亭(稚内市中央1丁目5-16)に向かいました。ホテル到着は午後5時10分頃で、予定より20分も早く着きました。ホテルから200mほどしか離れていない所に北海道遺産に指定されている北防波堤ドームがありました。

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(上と下)稚内公園のトイレ付近に植えられていたフランスギクと思われる草花が、花を沢山咲かせていました。

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稚内港北防波堤ドーム:全長427m、高さ13.6m、70本の円柱が連なる半アーチ型のこのドームは昭和11年に完成。古代ローマ回廊を思わせる世界的にも類を見ない建造物として注目されています。稚内港のシンボルとしてイベントなどでも活用されており、平成13年に北海道遺産に選定されています。(稚内駅から約500mで徒歩7~8分。車なら約3分。)

稚泊航路記念碑:1945年の終戦の年まで、稚内とサハリンのコルサコフ(大泊)との間には連絡船が就航していました。

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(下)しおさいプロムナード:北防波堤ドームから延びる遊歩道。潮風を浴びながらの散策がおすすめ。

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(上と下)ホテル おかべ 汐彩亭 : http://www.hotel-okabe.co.jp/

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(下3つ)ホテル おかべ 汐彩亭の花壇で咲いていた白花のハマナス。

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(下5枚)ホテル おかべ 汐彩亭の宿泊した部屋(洋室ツイン)から眺めた稚内港方面。P1840899

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2011年7月13日(水)朝 ホテル おかべ 汐彩亭を出発して稚内港のフェリーターミナルへ(車で3分)。


一関市幸町のモクゲンジ(木槵子) 2011年7月19日(火)

2011年07月21日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市幸町の国道284号線の歩道を散策していたら、山目小学校のそばにある民家の門口に植えられているモクゲンジ(木槵子)が、黄金色の小さな花を多数咲かせていました。花弁の基部にある赤いハート形の付属体がよく目立ちました。あまりお目にかかれない樹木です。

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モクゲンジ(木槵子) ムクロジ科 モクゲンジ属 Koelreuteria paniculata

別名:センダンバノボダイジュ。本州(日本海側、宮城県、長野県)、朝鮮半島、中国に分布する落葉高木で、高さは10mほどになる。山地の日当たりの良い所に生えるが、庭園、公園、寺院などに植えられていることが多い。野生状態のものも本当の自生かどうかはよくわからない。樹皮は灰褐色。冬芽は円錐形で芽鱗の縁には毛がある。葉痕はハート形。葉は互生し、長さ25~35㎝の奇数羽状複葉。小葉は3~7対、卵形で長さ4~10㎝、縁には不揃いな粗い鋸歯がある。小葉がさらに全裂するものもある。裏面の脈上には軟毛が生える。

7~8月、枝先に長さ15~40㎝の大形の円錐花序を直立し、黄金色の小さな花を多数付ける。花は直径1㎝ほど。花弁の基部には赤いハート形の付属体がある。

果実は蒴果で長さ4~5㎝の三角状卵形で、先端は尖る。果皮は洋紙質で風船のように膨れ、10月頃に熟すと褐色になる。種子は直径約7㎜、黒色でかたい。用途:数珠(種子)。

[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑4・樹に咲く花(離弁花2)」より]


稚内公園(その2)&アルケミラ(レディスマントル) 2011年7月12日(火)

2011年07月21日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その11) 2日目 2011年7月12日(火)

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バスが駐車している所から展望休憩所やトイレのある方に登って行くと、南極観測樺太犬訓練記念碑南極観測樺太犬供養塔などがありました。その辺りにもアルメリアが沢山植えられていて、ピンク色の花を咲かせていました。また、トイレ近くの花壇に植えられたアルケミラ(レディースマントル)が、黄色くて小さな花を沢山咲かせていました。

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南極観測樺太犬訓練記念碑:日本初の南極観測に貢献しながらも、悪天候でやむなく置き去りにされ、1年後、奇跡的に生き伸びて生還したタロとジロ。この2頭を含む多くの南極観測用樺太犬の訓練地であった稚内公園に記念碑建てられています。

http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/rekishi_kankou/nankyoku/ [南極観測樺太犬記念碑・樺太犬供養塔(稚内観光協会公式サイト)]

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もう少し奥の方へ行けば開基百年記年塔・北方記念館があるということでしたが、時間がないので行くことができませんでした。

http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/rekishi_kankou/hyakunen/ [開基百年記念塔・北方記念館(稚内観光協会公式サイト)]

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アルケミラ バラ科 アルケミラ(ハゴロモソウ)属 Alchemilla vulgaris

別名:レディースマントル、ミラー、デューカップ。ヨーロッパ全域から、グリーンランド、シベリア、中国中部などに広く分布する耐寒性多年草。イングリッシュガーデンではグラウンドカバーとしてよく植えられる。日本にも近縁のハゴロモグサがある。

高さ30~50㎝前後で、株全体に軟毛がある。葉は腎臓形で幅5cm前後になり、浅く5~7裂する。根出葉には長い葉柄がある。夏に花茎を伸ばして、黄色い小さな花を円錐状につける。けば立った葉の様子から、英名は「聖母マリアのマント」。中世ヨーロッパでは、ある種の霊力を秘めた女性によいハーブとされていたようだが、今でも、全草を薬用に使い、女性の健康や美容に役立つハーブとして知られている。開花期:6~8月。利用法:薬用、飲用。

 根にタンニンを含み、収れん性があるので、煎じ液は止血に利用される。葉を使ったティーは、脂性の洗顔用に、また、月経不順や更年期の症状を和らげる。葉は乾燥して保存できる。

 栽培のポイント:初期生長が遅いので、根茎を株分けして植え付ける。日当たりが良く、夏は半日陰になる場所を選び、あまり肥えていない、水はけのよい、弱酸性土壌に浅植えする。耐陰性はあるほうなので、夏は遮光するほうが良い。高温多湿を嫌うので、夏は乾かし気味に管理する。鉢植えは表土が乾いたら水やりし、庭植えも乾燥期は水切れを起こさないように気をつける。花持ちが良いので切り花にも向く。タネ播き適期:4~5月。株分け適期:3~4月、10~11月。

[主婦の友社発行「美しい花と香りを楽しむ ハーブ図鑑」&同「色がわかる 四季の花図鑑」より]


稚内公園&アルメリア/ハマカンザシ(浜簪) 2011年7月12日(火)

2011年07月20日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その10) 2日目 2011年7月12日(火)

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2011年7月12日(火)、野寒布(ノシャップ)岬の見学散策をした後、本日最後の見学散策地は稚内市街のすぐ西側の丘の上にある稚内公園です。

 稚内市街地を一望できるこの公園は、小高い丘の上にあり、JR稚内駅から約2.0㎞、車でなら約5分で行けます。11月頃から4月中頃までは、道路の除雪がされないため完全閉鎖されるそうです。徒歩の場合は、稚内駅から北門神社行き、「短歌の道(公園への遊歩道)」を通り氷雪の門の横に出るコースがあるので、約1.5km、20分ほどで行けるそうです。

ここに着いたときには雨が一時止んだりたので、散策時間は40分ほどでしたが、それぞれ写真を撮ったりして思い思いに散策しました。この丘の広い範囲に植えられたものすごい量のアルメリア(花簪)が花を咲かせていました。

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(上と下2枚)氷雪の門(樺太島民慰霊碑):樺太で亡くなった人々の慰霊と、異国になってしまった樺太への望郷の念を込めて建てられた巨大なモニュメントで、傑作の誉れ高い作品です。

http://pucchi.net.hokkaido/spot_north/wakkanai_park.php [稚内公園:氷雪の門]

http://www12.plala.or.jp/k-hirao/kankou/04_19.html [稚内公園]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%9A%E5%86%85%E5%85%AC%E5%9C%92 [稚内公園(Wikipedia)]

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(上2枚と下2枚)九人の乙女の碑:1945(昭和20)年8月、旧ソ連軍の侵攻により自ら命を絶った真岡(現ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑です。

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(上と下)行幸啓記念碑:1968(昭和43)年、昭和天皇・皇后両陛下が稚内を訪れ、九人の乙女の悲話のご感銘を詠んだ御歌・御製が刻まれています。

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(上)稚内市街地。(下)教学の碑:P1840819

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イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria :北半球を中心に約80種が分布する常緑の多年草。

アルメリア イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria maritima

ハマカンザシ(浜簪)という和名があるが、ふつう属名のアルメリアで呼ばれる。イギリスを含むヨーロッパの海岸に多く自生する多年草で、春の花壇の草花として広く栽培されてきた。花壇の縁どりとしてよく植えられている。葉は艶のある針状で長さ5~8㎝で、はっきりした1脈があり、丸く盛り上がった株をつくる。花期は3~7月。高さ15~20㎝ほどに伸びた花茎の先に頭状の集散花序を形成する。小花序は1~3花からなり、乾膜質の苞が3個あり、外側の苞は緑色。花の色はピンク(紅紫色)で小さな花のかたまりが可愛らしいカンザシ(簪)のように見えるので、この和名が生まれた。

園芸品種には、7ドワーフ・スプレンデンス’cv.Dwarf Splendens、’ロゼア・コンパクタ’cv.Rosea Compactaなど白色や濃紅色の品種がある。栽培:乾燥には強いが、高温と長雨には弱い。日当たりがよく、排水、風通しの良い場所に植え付ける。繁殖は種子または株分けだが、日本では種子はできず、秋の株分けで殖やす。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]