2011年10月30日(日)、(財)奥州市文化振興財団・奥州市埋蔵文化財調査センター(奥州市水沢区佐倉河字九蔵田96-1)の所長日曜講座「『吾妻鏡』を読む」(全5回)の第3回目がこの日行われたので行ってきました。
埋文の正面出入り口の方に植えられているコギク(小菊)が、黄色い花を沢山咲かせていました。
キク(菊) キク科 デンドランセマ属 Dendranthema × grandiflorum
中国原産の耐寒性多年草で、別名:イエギク、観賞ギク。キクの学名は、従来Chrysanthemum×morifoliumが用いられてきたが、現在は表記のように改められた。ただし、一般的に栽培ギクをいうときはChrysanthemumとする。別名:ポットマム、クッションマム。
鉢物は周年流通するが、日本の秋を象徴する植物。花形や花色豊富。小菊は頭花の大きさが直径9cm未満の小形のもので、庭や畑でごく普通に育てられている。よく枝分かれして沢山花が咲くのが特性である。花形としては一重、八重、千重、丁子咲き、ポンポン咲きがあり、特異なタイプとしては伊勢菊に似た薊菊、ポンポンタイプの魚子(ななこ)菊、貝咲菊がある。
切り花を主体とする営利栽培の場合は、畑植えや温室植えで、1年中生産されている。これに使われるのは実用菊と呼ばれる品種群で、中菊と小菊の中で、花形がまとまっていて育て易く、荷造りや輸送がし易いタイプが育成されてきた。
小菊の実用菊としては、最近スプレー菊が市場に多く出回っている。これは花形が単純でよく枝分かれし、手間をかけないで多くの花が咲くような系統と、その栽培法を指している。キクは日が短くなると花をつける短日性の植物なので、日照時間と温度の調節によって、開花を早めたり遅らせたりして、1年中切り花生産が行われている。
育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。鉢植えはひと回り大きな鉢に植え替えて根詰まりを防ぐ。花がら摘みをこまめにして蕾を全部咲かせる。冬は強い霜に当てない。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&講談社発行「四季の花色大図鑑」より]
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E8%8F%8A [スプレー菊とは:植物図鑑Weblio辞書]
http://floralpark.city.nanto.toyama.jp/webapps/chr/picturebook.html [スプレー菊図鑑(南栃市園芸植物園)]
http://www.shioyamum.com/pamph/pamph2011_10.png [塩谷のスプレーマム]
http://www.afftis.or.jp/kiku/kiku03-4.htm#4 [日本の華「キク」(社)農林水産技術情報協会]
http://item.rakuten.co.jp/hokoen/c/0000000342/ [楽天市場:寒咲きスプレー菊(菊の豊幸園)]