peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり(その4) 2012年6月24日(日)

2012年06月26日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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本堂のすぐ脇の道(上)を50mほど進んだ所から奥の方にある開山堂(順路⑦)の近くまでハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。(下)

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ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので品種名がわからないものが多かったのですが、下記の画像(2つ)はハナショウブ(花菖蒲) ’晴間の響’(江戸系)だと思います。

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ハナショウブ(花菖蒲) ’晴間の響’ Iris ensata cv.Haremanohibiki

系統:江戸、開花期:極早、花の色:薄紫・濃い紫筋、花の大きさ:大輪、花弁:三英、特徴:垂れ咲き、草丈が高い。

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/ringyo/iris/data/haremanohibiki.html [石川県:はれまのひびき(晴間の響)]

http://www.city.ome.tokyo.jp/koen/documents/126haremanohibiki2.jpg [青梅市:ハナショウブ写真集(1)「極早生」より’晴間の響’]

http://blogs.yahoo.co.jp/fumi_1199/4788296.html [花の郷・滝谷花しょうぶ園:Yahoo!ブログ]

http://sky.geocities.jp/shirasato99/profile_japaneseiris_ha.html [植物図鑑:花菖蒲 は]

http://eko-earth21.at.webry.info/201206/article_2.html [しょうぶ園で撮影したハナショウブ きまま日記:ウェブリブログ]

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(上)開山堂の近くにあるハナショウブ(花菖蒲)を見た後、広大な境内にある臨池伽藍跡と浄土庭園を見て歩きました。かつて金堂円隆寺をはじめ、嘉祥寺・講堂・常行堂・経楼・南大門などの堂舎が並び、その前庭に大泉が池を中心とする浄土庭園が配されていたとのことです。

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(上)見学順路⑧嘉祥寺跡。(下)ハナショウブ園の方角を眺める。

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(上)見学順路⑤大泉ケ池(おおいずみがいけ)の方角を眺める。

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(上)⑭常行堂(じょうぎょうどう):現常行堂は享保17年(1732)に再建された建物で、本尊は宝冠阿弥陀如来、脇士は4菩薩、奥殿に摩多羅神を祀る。祭礼は正月20日で、古式の法要の後「延年の舞」が神仏に奉納される。

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(上)地蔵菩薩:

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(上)桜の古木:

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(上と下)鐘楼堂:

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(上2つ)⑮常行堂・法華堂(ほっけどう)跡:常行三昧・法華三昧という天台宗の修業の場である。平安時代創建の建物は、慶長2年(1597)に焼失した。

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平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり(その3) 2012年6月24日(日)

2012年06月25日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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本堂のすぐ脇の道を50mほど進んだ所から奥の方にある開山堂(上)の近くまでハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので品種名がわからないものが多かったです。

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(上)開山堂の近くにあるハナショウブ(花菖蒲)を見た後、広大な境内にある臨池伽藍跡と浄土庭園を見て歩きました。かつて金堂円隆寺をはじめ、嘉祥寺・講堂・常行堂・経楼・南大門などの堂舎が並び、その前庭に大泉が池を中心とする浄土庭園が配されていたとのことです。

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(上)⑧嘉祥寺(かしょうじ)跡:二代基衡公が工を始め三代秀衡公が完成させた御堂で、本尊は薬師如来であった。基壇は亀腹式の土壇である。嘉勝寺ともいう。

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(上)⑨講堂(こうどう)跡:仏法を説き仏法を聞く堂舎。内陣の仏壇の下部は厚い粘土層で造られている。

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(上)⑩金堂円隆寺(こんどう・えんりゅうじ)跡:基衡が万宝を尽して建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来であった。毛越寺の中心的伽藍で、東西に廊が出て南に折れ、その先端には鐘楼、経楼があった。基壇は石造り壇上積である。

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(上)⑬遣水(やりみず):山水を池に取り入れるための水路であるが、谷川を流れ下り更に蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現している。水底には玉石を敷きつめ、流れに水切り、水越し、横石などの石を配していて、「作庭記」に記されているこれらの技法を目の当たりに出来る貴重な遺構である。

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名札が付いていないので、品種名がほとんどわかりませんでしたが、下(4つ)の画像はハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’だと思います。

ハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’ Iris ensata cv.Aichinokagayaki

下記のWebサイトなどによると「1962年、愛知県の大杉隆一氏によって作出されたもの(キショウブとハナショウブとの交配によって生まれた種間雑種)で、黄花~クリーム黄色の三英咲き小輪、早生、葉は黄緑、やや短幹。花期は5月下旬~6月下旬。

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http://papageno620.chat-jp.com/sub5/june/aitinokagayaki.htm [ハナショウブ(愛知の輝・伊勢系)]

http://takaoka.zening.info/Tonami/Iris_ensata_Festival/Japanese_Iris/Aichi_no_kagayaki.htm [雑種系ハナショウブ・愛知の輝:いこまいけ高岡]

http://news.walkerplus.com/special/hanasanpo2/photo04.html [花菖蒲「愛知の輝(あいちのかがやき)]

http://www.tabi2ikitai.com/japan/j1120a/a01058.html [智光山公園の花菖蒲:黄色い花、愛知の輝]

http://www.japan-iris.org/No28/shimizu02.html [キハナショウブの新時代(相模原市・清水弘)]


平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり(その2) 2012年6月24日(日)

2012年06月25日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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本堂(上)のすぐ脇の道を50mほど進んだ所にハス(蓮)やハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので、品種名は不明です。(下)

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(下)毛越寺の広い境内を散策していて心配なのはトイレの場所ですが、表門の傍にある「宝物館」の下とここにあります。

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名札が付いていないので、品種名がほとんどわかりませんでしたが、下(4つ)の画像はハナショウブ(花菖蒲) ’小町娘’(江戸系)だと思います。

ハナショウブ(花菖蒲) ’小町娘’(江戸系) Iris ensata cv.Komachimusume

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ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。

花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。

花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://hsm.on.coocan.jp/syobu.htm [花菖蒲:いずれがあやめかきつばた] 
 あやめ、かきつばた、花菖蒲の一番簡単な見分け方は、花びらの付け根の部分の色を見ればよいようです(あやめは白と黄の網目、花菖蒲は黄、かきつばた白)。たしかに、写真でも花菖蒲の花の付け根は全部黄色になっています。
 また、あやめが乾燥地に咲くのに対し、花菖蒲、かきつばたは湿地で咲きます(花菖蒲は畑地も可)。
 咲く時期は、かきつばた(5月上旬)、あやめ(5月中旬~下旬)、花菖蒲(5月下旬~6月下旬)の順に咲きます。
  あやめ、かきつばた、花菖蒲はすべてあやめ科ですが、しょぶ湯などで有名なしょうぶだけはさといも科で、これらとは全く別物で、花もずんぐりむっくりした全然別の形状をしています。
 菖蒲と書いて「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むし、ほんとうにわかりにくい。これらのことは、日本花菖蒲協会のホームページに詳しく書いてあります。]

http://ranjyounomori02.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/12/post_f618.html [頼成(らんじょう)の森だより:ハナショウブ「小町娘」]

http://aobahigashi.web.fc2.com/hanasyoubu3.html [花菖蒲3:江戸系花菖蒲の生みの親は誰ですか?]

http://www.guitar-mg.co.jp/title_buck/27/shirokita_syoubuen/shirokita_hanashobu_2.htm [城北菖蒲園の花菖蒲2]


平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり 2012年6月24日(日)

2012年06月24日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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(上)毛越寺有料駐車場の所に建ててある毛越寺案内図には、入場するときに渡されたパンフレットに記載されている「臨池伽藍跡と浄土庭園」とほぼ同じものが描かれていました。入場口(拝観券発行所)を入り、左側にある①宝物館から⑰出島と池中立石(ちちゅうたていし)までが順路になっているようです。

http://www.motsuji.or.jp/ [特別史跡・特別名勝 毛越寺]

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http://www.motsuji.or.jp/matsuri/data04.html [毛越寺:祭り・あやめまつり]

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(上)①宝物館:毛越寺一山に伝わる平安期の仏像、書籍、工芸品、発掘遺品、調査資料、延年の舞用具などを陳列している。

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(上)②芭蕉夏草の句碑:元禄3年(1689)旧暦5月13日、高館を訪れた松尾芭蕉は、悲運の武将源義経公主従を偲び次の句を詠んだ。「夏草や 兵どもが 夢の跡」。

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(上)新渡戸稲造氏が英訳した芭蕉の句「夏草や兵どもが夢の跡」を刻した句碑。

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(上)③本堂:毛越寺一山の本坊。本尊は薬師如来(平安時代作)、脇士日光・月光両菩薩を安置。

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(上)④南大門跡(なんだいもんあと):毛越寺の正門であり、両脇に仁王像を安置し、正面に「金堂円隆寺」の勅額が掲げられていた。また門の左右には築地塀が廻らされていた。礎石12個が完存する。

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(上)毛越寺伽藍復元図。

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(上)⑤大泉ケ池(おおいずみがいけ):塔山を背景に仏堂の前に造築された庭園で、池には南大門から中島、さらに円隆寺へと続く2つの橋が架けられていた。池は海を表現していて、汀には洲浜、荒磯、築山など海浜の景趣が配されている。

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(上)⑥築山(つきやま):洲浜・出島と対応の位置にあり、海岸に迫る岩山を表現している。

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(上)開山堂(かいさんどう):毛越寺開山慈覚大師をお祀りするお堂で他に両界大日如来像、藤原三代の画像を安置。

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(下)5つハナショウブ(花菖蒲)の’古代紫’Iris ensata cv.Kodaimurasaki ではないかと思います。

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アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris:北半球の温帯を中心に約300種が分布する。主に根茎または球根をもつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。

ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。

花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。

花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


一関市竹山町のシモツケ(下野) 2012年6月20日(水)

2012年06月23日 | 植物図鑑

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2012年6月20日(水)、一関市竹山町の「平野ビル」の前庭に植栽されているシモツケ(下野)が、ピンク色の小花を沢山咲かせていました。

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バラ科 シモツケ(スピラエア)属 Spiraea:アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどに約80種の落葉低木が分布する。

シモツケ(下野) バラ科 シモツケ(スピラエア)属 Spiraea japonicum

別名:キシモツケ(木下野)。日本から中国に分布する落葉低木で、日当たりのいい草地や礫地などに生え、高さ20~100㎝になる。地際から枝を多数出し広がる。葉は長さ1~8㎝の披針形、楕円形、卵形、広卵形で先は尖り、縁に不揃いの鋭い重鋸歯がある。裏面は淡緑色または粉白色。

5~8月、枝先に複散房花序を伸ばし、直径3~6㎜の花を多数開く。花の色は濃紅色、紅色、淡紅色、白色などがある。花弁は5個で雄しべより短い。雌しべは5個。小さな花を拡大すると違う花のように見える。袋果は5個で光沢がある。用途:庭木、鉢植え、盆栽。強健でこぼれ種子で広がる。分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国。

多くの品種が近年育成されている。たとえば、葉が黄金葉で桃色花の’ゴールドマウンド’cv.Goldmoundや’ゴールドフレーム’cv.Goldflame、白花品種の’アルビフローラ’cv.Albiflora、白と桃色の花が混ざって咲く絞り咲き、矮性品種など数多い。栽培:繁殖は実生、挿し木。花期:初夏から夏。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「同・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34925770&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市・県立磐井病院のシモツケ(下野)]