peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市山目字泥田のドクダミ(蕺草) 2012年6月20日(水)

2012年06月23日 | 植物図鑑

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2012年6月20日(水)、一関市山目字泥田の広い車道沿いにある民家の駐車場の隅に群生したドクダミ(蕺草)が、白い花びらのように見える総苞片を広げていました

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ドクダミ(蕺草)ドクダミ科 ドクダミ属 Houttuynia cordata

民間薬として良く知られ、虫さされ、切り傷、胃腸病など10種の薬効があるということから「十薬」とも呼ばれる。日陰や湿り気のある所に普通に生える多年草。全体に特有の臭気がある。高さは20~30㎝。葉は互生し、長さ約5cmのハート形で先は短く尖る。花期は6~7月。白い花びらのように見えるのは4個の総苞片で、その上に花弁も萼もない小さな花が黄色い穂になってつく。分布:本州~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑・夏の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37745136&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「サハラガラスパーク」のドクダミ(蕺草)]


一関市山目字中野のヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み) 2012年6月20日(水)

2012年06月23日 | 植物図鑑

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2012年6月20日(水)、一関市山目字中野の車道沿いに街路樹として植えられているイチョウ(公孫樹)の根元にヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)が群生していました。花びらのように見える白い八重の総苞片を多数広げていました。

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ヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み) ドクダミ科 ドクダミ属 Houttuynia cordata 'Flore Pleno'

ドクダミ(毒痛み)Houttuynia cordataは、山野の木陰や庭の日陰などに生える多年草。地下茎は細長く横に伸び、茎は高さ15~35㎝になる。葉は光沢のない暗緑色、長さ3~8㎝の心形で互生し、先は尖る。6~7月、白色で楕円形の花弁のように見える4枚の総苞片の中央から、長さ1~3㎝の花穂を出し、多数の小花を咲かせる。

一般的なドクダミの栽培は少なく、「五色ドクダミ」Variegata formなど何種類かの斑入り品や「八重咲きドクダミ」などの変わり花種が小さな鉢で栽培される。

ヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)は、普通のドクダミの総苞片が4枚なのに対し、10枚ほどもあるドクダミの変種。

栽培:春は日に当てるが、初夏以降は半日陰で管理する。肥料は有機質肥料を置き肥する。非常に丈夫で繁殖率も旺盛で、用土は特に選ばないので、深鉢に赤玉土・硬質鹿沼土で植え付ける。増殖は株分けが容易。庭に植えると、別名:ジゴクバナ(地獄花)とも呼ばれる通り、根が長く伸び、まるで地獄の傍らまで行く勢いで伸びるため、殖えて困るようなこともある。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/a6a9d362b91361611e14611b1038ef2d [peaの植物図鑑:一関市川崎町のヤエザキドクダミ(八重咲き毒痛み)]


一関市地主町(じしゅまち)のジューンベリー 2012年6月14日(木)

2012年06月22日 | 植物図鑑

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2012年6月14日(木)、一関市地主町(じしゅまち)にある民家の庭に植えられているジューンベリーの木が、赤く色づき始めた果実を沢山つけていました。

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ジューンベリー バラ科 ザイフリボク属 Amelanchier canadensis

別名:アメリカザイフリボク。日本から朝鮮半島にかけて分布するザイフリボク(シデザクラ)の近縁種で、カナダの東部からアメリカ東部にかけて分布する。高さ5~10mになる落葉広葉小高木。4月、葉が半ば開いたころ、総状花序をなしてさわやかな5弁の白花を多数つける。6月ころ赤い果実が紫黒色に熟すことから英名は「ジューンベリー」、果実は生食でも、ジャムや果実酒などに加工しても、おいしく食べられる。秋の紅葉も美しく、欧米の庭では花木として盛んに栽培されている木で、近縁多種との交雑種もある。品種:グランディフローラ、スノーフレーク、バレリーナ。

栽培・楽しみ方:シンボルツリーとして単植する。テラスの脇などに植えて緑陰樹として利用してもよい。果実が熟す頃には、もちろん野鳥たちも訪れる。日当たりと水はけの良い場所であれば、土質を選ばずよく育つ丈夫な木で、植えつけの適期は11~12月上旬、または2~3月。充実した新梢の葉腋に花芽ができる。翌春、花芽は萌芽して短果枝となり、その先端に開花結実する。

花や実を楽しむなら、できるだけ剪定はせず、時々、冬の間に、不要な枝を枝元から間引くようにする。1本でも実を結ぶが、人工授粉を行うと、確実に実をつけることができる。株立ちになる性質があるが、剪定して1本に仕立てることも可能。鉢植えの場合、特に6~8月の夏場は、1日に2回水やりを行う。栽培適地:北海道南部~九州。実がなるまでの期間:庭植え/2~3年目、鉢植え/2年目。病害虫:うどんこ病、アブラムシ。

[主婦と生活社発行「早わかり花と庭木550種・園芸12か月」&成美堂出版発行「わかりやすい果樹の育て方事典」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38091080&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「サハラガラスパーク」のジューンベリー/アメリカザイフリボク]


一関市山目字泥田のガクアジサイ(萼紫陽花) 2012年6月20日(水)

2012年06月22日 | 植物図鑑

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http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.5.160N38.56.6.100&ZM=&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E3%80%80%E5%B1%B1%E7%9B%AE%E3%80%80%E5%AD%97%E6%B3%A5%E7%94% [一関市山目泥田の地図]

2012年6月20日(水)、一関市山目字泥田の「イオン」(旧・サティ)の南側にある民家の門口に植えられているガクアジサイ(萼紫陽花)が、花を沢山咲かせはじめていました。萼の色が淡いものと濃いものが植えてありました。

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「イオン(旧サティ)」の南側150mほどの所を流れている堰(農業用水路)沿いにつくられている花壇に植えられているガクアジサイ(萼紫陽花)が、花を咲かせはじめていました。真っ白い花(萼)をつけたものもありました。用水路は前日の雨で水量が豊富に流れていました。

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ガクアジサイ(萼紫陽花) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea macrophylla form.normelis

別名:ガク、ガクハナ、ガクソウ。暖地の海岸沿いに生えるほか、古くから園芸化されている落葉低木。高さ2mになる。葉は長さ5~15㎝の広卵形または倒卵形で、質は厚く、表面は光沢がある。

6~7月、枝先の散房花序に小形の両性花多数と装飾花をつける。両性花には10個の雄しべと花柱が3~4個あり、結実する。花の色は淡紅色、淡青紫色、紫色、まれに白色。用途:庭木、鉢植え、花材。分布:本州(房総半島、三浦半島、伊豆諸島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市山目字泥田のシロバナヤエウツギ(白花八重空木) 2012年6月20日(水)

2012年06月21日 | 植物図鑑

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2012年6月20日(水)、一関市山目字泥田の「イオン」(旧・サティ)から200mほど南側にある民家の庭に植えられているシロバナヤエウツギ(白花八重空木)が、白色で八重の花を沢山咲かせていました。

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アジサイ科 Hydrangeaceae:従来は「ユキノシタ科Saxifragaceae」に入れられていたが、花形の違いにより「アジサイ科」として独立した。17属170種が北半球に分布し、高木、低木、蔓性、草木がある。葉は対生、単生、托葉はない。花は両性、集散花序または単生、花弁4、5。萼が花弁状(装飾花)になる種類がある。一部の花が不稔性になる。

アジサイ科 ウツギ(ドイツィア)属 Deutzia:60種がヒマラヤ、アジア、メキシコなどに自生する落葉、常緑低木で、幹が剥げる。

ウツギ(空木) アジサイ科 ウツギ(ドイツィア)属 Deutzia spp.:葉は短柄で鋸歯がある。花は総状花序、集散花序、円錐花序、散房花序、単生などにつき香りがある。花弁5。雄しべは花弁の倍数になる。花はすべて稔性があり種子が付く。

ウツギ(空木)D.crenata:本州(関東地方以西)に分布し、日当たりの良い渓流の岩上などに自生する。ウツギは一般に「卯の花」といわれ、古文書にもよく登場するが、里近くに群落があり、昔から知られている。繁殖力が旺盛な植物で、昔から卯の花として親しまれてきたウツギの名の由来は、古株になると木の中心の髄がなくなって空洞になることによるといわれている。髄は灯火として昔の生活には大切なものだったので、人里近くに見られるのもこのためと思われる。

ウツギの仲間にはヒメウツギ(姫空木)D.gracilis、マルバウツギ(丸葉空木)D.scabra、バイカウツギ(梅花空木)Philadelphus satsumiなどがあり、日本で普通に栽培される。

ウツギには八重咲きの品種・シロバナヤエウツギ(白花八重空木)D.crenata f.candidissimaや弁の外側がピンクに色づく八重ウツギの変種・サラサウツギ(更紗空木)f.plenaがある。マルバウツギの白散り斑品種も普通に栽培される。栽培:いずれも強健で、繁殖は挿し木。花期:5~6月。

シロバナヤエウツギ(白花八重空木) アジサイ科 ウツギ(ドイツィア)属 Deutzia crenata form.candidissima

高さ1~3mになる落葉低木。山野に生えるウツギ(空木)の八重咲きの変種で、白花のもの。5~6月、枝先の円錐花序に八重の白い花を咲かせる。分布:北海道、本州、四国、九州。英名はDouble deutzia。

 外側の花弁が淡紅色のものはサラサウツギDeutzia crenata form.plenaと呼ばれている。

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37760538&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市博物館のシロバナヤエウツギ(白花八重空木)]

山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ」ほかより]