WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

食卓の思い出2

2004-12-01 | 美味礼讃
今日は仕事が夕方から1つだけだったので、昼間、ちょっとだけドライヴしました。
…といっても、用達しに、府中~八王子を往復しただけというものですが。
でも、まっすぐ延びる甲州街道のいちょう並木はまさに金色。ああ、今年も終わるんだ…
と、毎年この季節は切ないです。
最近朝は電車通勤なので、車で道路を走ることが少ないです。
春夏秋冬を、車で走っていて感じるのが好きなのに。

さて。昨日のブログにはたくさんのコメント、ありがとうございます。
今日は別の「お題」にしようかと思っていたけれど、「食べる」ことにまつわるいろんな人の思いを読んで、みなさん、淡々と、またおもしろおかしく書いて下さいましたが、私にはどれも、とってもしみじみしてしまいました。
(後日うるさいほどレスしたく思っております。あしからず…)
続きを書きたくなりました。

私が子供の頃、いちばん好きだった「おかず」は、「コンビーフのシチュー」でした。
実際には、全然「シチュー」じゃなくて、スープです。
作り方はものすごく簡単!じゃがいも、玉葱をスライスして、コンビーフの缶詰めとともにフライパンで炒めて、コンソメスープで煮る。牛乳を入れて、塩、胡椒で味を整える。…というものです。(←想像ですが、これ以外に特別な手を加えているワケがない)コトコト時間をかけて煮込んだ形跡はなく、とにかく、イモが薄い!
このメニューの日は、いつもごはんとこれオンリー!!副菜というものがなにもない!! 色的にも、コンビーフが赤いだけで、あとは全部白!見た目も美しくないし…
今思えば、こんなに簡単な料理なのに何故だ?栄養バランスってのはどうなってんだ!? ほうれん草とか、人参とか、他にも入れたらいいじゃん…
と思うのですが、たぶん、時間がないときに、「え~い、TAKAMIも喜ぶことだし、今日はコレでいいや」っていうことだったんではないかと思います。そんなこととは知らない私はとにかく「コンビーフのシチュー」が匂ってきたら、もう大喜びでした。
あたりまえだけれど、子供って、高級な食材だから嬉しいとか、手をかけた料理だから嬉しいとかって全く関係ないもんです。そんなものを作るのは親の自己満足ってものだろう。まさに私がそうかも(-_-;) いえ…高級な食材は使えませんが。
でも私、これを書きながら懐かし思いに浸っている反面、たぶん今、あれを食べたら、「なんでこんなものがあんなに好きだったんだろう」と思うような気がします。
熱を出して学校を休んだ日、母に食べたいものを聞かれたら「イカのおすし」と答えていました。握りの「イカ」だけ10個入りを、「おみや」にして持って帰ってきてくれたっけ。木の皮の折り詰めです。病児の特権(#^_^#)
私は今、握りでいちばん好きなものといえば「あなご」かもしれませんが、あなごを10個食べたいとは当然思いません。鯛もハマチも、あれもこれも食べたいしな~♪
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