ボードレリアンさんとフラメンコLIVEにいきました。
「いや~やっぱり日本っていいな、いながらにしてこんなにグレードの高いショーを見られるなんて…」と思いましたが、彼も全く同じことを考えていたそうです。
10年以上ぶりに見たフラメンコは、新しさと伝統の両方を味わうことができて、
よかった~~~~!鳥肌たちました。
↑この「よかった~~」の解説はボードレリアンさんにお任せしたいと思います(^_^;)(mixi参照)
以前ヨーロッパに旅行したとき、マドリッドで超有名なフラメンコのお店に行きましたが、そこの空気は忘れられません。
もうお店の名前も忘れてしまったけど、「観光客相手」とあんまり期待しないでいったら、とてつもなく濃密な空気の店でした。
お店の支配人??といったら、人を平気で殺しそうな目をして店の隅に立っていて、店員は真っ白のテーブルクロスを、お客が帰るたびに、わざと灰皿の灰をこぼして汚してから片付けて取り替える…そんなテンションの店でした。
観光客が訪れるのは、早い時間帯で、店のLIVEが盛り上がるのは、観光客が帰ったあとから深夜~と聞いていました。
早い時間に出演する、若い、エネルギッシュなダンサーも素晴しかったけれど、夜が更けていくにつれて、年輩のベテランのダンサーが次々に踊りました。
うまく書けませんが、夜が更けるにつれて、ねっとりとした、体にまとわりつくような空気が、酒の酔いとどろどろに溶けあっていくような、すごい体験でした。
新宿の夜は、「ねっとり」となるには時間が足りなすぎました。
「マドリッド」と「新宿」とは、やはり時間の流れ方が違う。
けれども、「酔い」は、同じようにやってくる。
…ああ、この酔い。私の周りで飲んでいる人が消えていく。
ポッ、ポッ。と、灯りが1個ずつ消えていくように遠くからひとりずつ。
そして最後には隣にいる「ボードレリアン」も消える。
今、私の五感で感じることができるのは、グラスの周りに白く水滴のついた
ギムレットの透明度。
尻尾を掴まれた爬虫類のようにうねる、ダンサーの真っ白な腕。
私に絡みつく乾いたギターとタップ。
今はたとえあなたが傍にいても私には見えない。
総てを滅却するとか、そんな大袈裟なことじゃなく、
これまで生きてきた、1万数千日のオモミ(といって許されるなら)を
ほんの暫くの間、コトッと横に下ろして酔いに身を任せる。
オモミの中には沢山の人たちがいる。
Takも生徒もバンドの仲間も
ポッ、ポッと消えていく。
…この酔いは私だけのもの‥‥
ショーが終わって、懐かしい新宿の雑踏をボードレリアンさんと歩いて、
スタバのコーヒーを立ち飲みしました。
新宿雑踏は、青いイルミネーションがきれいでした。
「スタバ」と「きれい」は、私にとってものすごく久々の夜の新宿東口雑踏の
キーワードです。
この意味がわかるのは、人生折り返している人かも~(^_^;)
「いや~やっぱり日本っていいな、いながらにしてこんなにグレードの高いショーを見られるなんて…」と思いましたが、彼も全く同じことを考えていたそうです。
10年以上ぶりに見たフラメンコは、新しさと伝統の両方を味わうことができて、
よかった~~~~!鳥肌たちました。
↑この「よかった~~」の解説はボードレリアンさんにお任せしたいと思います(^_^;)(mixi参照)
以前ヨーロッパに旅行したとき、マドリッドで超有名なフラメンコのお店に行きましたが、そこの空気は忘れられません。
もうお店の名前も忘れてしまったけど、「観光客相手」とあんまり期待しないでいったら、とてつもなく濃密な空気の店でした。
お店の支配人??といったら、人を平気で殺しそうな目をして店の隅に立っていて、店員は真っ白のテーブルクロスを、お客が帰るたびに、わざと灰皿の灰をこぼして汚してから片付けて取り替える…そんなテンションの店でした。
観光客が訪れるのは、早い時間帯で、店のLIVEが盛り上がるのは、観光客が帰ったあとから深夜~と聞いていました。
早い時間に出演する、若い、エネルギッシュなダンサーも素晴しかったけれど、夜が更けていくにつれて、年輩のベテランのダンサーが次々に踊りました。
うまく書けませんが、夜が更けるにつれて、ねっとりとした、体にまとわりつくような空気が、酒の酔いとどろどろに溶けあっていくような、すごい体験でした。
新宿の夜は、「ねっとり」となるには時間が足りなすぎました。
「マドリッド」と「新宿」とは、やはり時間の流れ方が違う。
けれども、「酔い」は、同じようにやってくる。
…ああ、この酔い。私の周りで飲んでいる人が消えていく。
ポッ、ポッ。と、灯りが1個ずつ消えていくように遠くからひとりずつ。
そして最後には隣にいる「ボードレリアン」も消える。
今、私の五感で感じることができるのは、グラスの周りに白く水滴のついた
ギムレットの透明度。
尻尾を掴まれた爬虫類のようにうねる、ダンサーの真っ白な腕。
私に絡みつく乾いたギターとタップ。
今はたとえあなたが傍にいても私には見えない。
総てを滅却するとか、そんな大袈裟なことじゃなく、
これまで生きてきた、1万数千日のオモミ(といって許されるなら)を
ほんの暫くの間、コトッと横に下ろして酔いに身を任せる。
オモミの中には沢山の人たちがいる。
Takも生徒もバンドの仲間も
ポッ、ポッと消えていく。
…この酔いは私だけのもの‥‥
ショーが終わって、懐かしい新宿の雑踏をボードレリアンさんと歩いて、
スタバのコーヒーを立ち飲みしました。
新宿雑踏は、青いイルミネーションがきれいでした。
「スタバ」と「きれい」は、私にとってものすごく久々の夜の新宿東口雑踏の
キーワードです。
この意味がわかるのは、人生折り返している人かも~(^_^;)