WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

老いること 1

2004-12-03 | 人生妙なり
ぎっくり腰寸前になりました。
ほんとのぎっくり腰になったことがあるので、あのツラさに比べたらマシです。
20リットルの灯油を運んでいて、痛めました。とほほほ…
パンツやソックスをはくのが痛いよぉぉ~~(ToT)
前屈みやひねりがツライので、お風呂掃除、寝返り、食事を運ぶ…などにかなりの支障をきたしています。

昨年、ガソリンスタンドで灯油20Lを買って運んでいて腰を痛めたので、それ以来
18Lにして貰ってます。スタンドのお兄さんが「間違えて20L入れちゃいました。お金は18L分で結構です」と明るく言うのを「すみません、腰が悪くて運べないんです。減らしていただけませんか」と食い下がっていた私です。
1年経って、そんなことをすっかり忘れてしまってました。
同じスタンドにいって、「灯油お願いします」と20Lタンクを渡して「しまった」と思ったときはもう遅かった。
そしたら、案の定…
たった2Lの差が致命的なのです。顰蹙かもしれないけど、この場合、勇気を出して2L減らして貰うべきだったな。「お金は20Lぶん、払いますから」

でも「ぎっくり腰」というのは実際には「座骨神経痛」だったかなあ…
「ほんとのぎっくり腰」なんていうのはないんだそうですが。

先日風邪を引いて鼻がつまった時には、両方の鼻で息ができるって、なんて素敵なんだろう…と思ったけど、
このずーんという鈍痛に耐えていると、「腰を意識しないで日々を過ごせるのって、なんて素敵なんだろう…と思います。

先日、お友達と久々に連絡をとりました。
お友達といっても、私の養父と同世代の男性ですが、暫く連絡がなかったと思ったら、身体を壊されていたとか。そして、留守電に「今は元気だけれど、月イチで病院に通っている、お酒は飲んでない日々です」とメッセージが入っていました。
あんなにお酒が好きだったのに。
入院でもされていたのかもしれない。長く生きていれば、身体のどこかここか、故障することも自然なことだと思います。

身体って、だんだん衰えていくもの。それが当たり前です。
衰えていく自分の身体と、死ぬまで付き合っていかなくてはいけません。
風邪も治ったし、今回の「座骨神経痛」も、4、5日も経てば治るでしょう。
でも、そのうち、治らない痛みを抱えて生きていかなくてはいけないときも来るかもしれません。
海外旅行をすると、紫外線と乾燥でシミや小皺がイッキに増えたりしますが、ひと冬越せば、元通りになっていたものだった、、、けれど、
二度と元にもどらなくなった自分の顔とも一生付き合っていかなくてはいけないし。
「いつまでも若く美しくいたい」
みんな、これが本音でしょう。老いて、枯れ枝のようにしわくちゃになって、しかも思い通りに動かせない自分の顔や手足を想像するのは恐い…これも本音です。

けれども、私に年老いていく勇気をくれた女性がいます。
尾口 都さん。友人のお母さまです。

つづく
Comments (3)
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