WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

人生の「夢」

2004-12-14 | 人生妙なり
私は今、転職して間もないので、仕事のための研修を受けているところで、
「資格試験前」4日間の研修が今日おわりました。
要するに、資格試験に受かるための研修なのですが、
ひとことでいえば、楽しかった~♪

◆自宅から錦糸町ラッシュアワーの往復、早起き、帰宅後の家事、犠牲になるTak…
◇美味しいランチやコーヒータイム、同期の人たちとのお喋り、わかりやすくたのしい研修…
これらを差し引きすると、結構プラスって感じ?(#^_^#)

資格試験は、殆どの人が合格する簡単なものだそうですが、点数は派遣会社にも通達されるようなのです。なので、なるべくなら高得点で合格したいものです…
しかし試験まであと1週間。
LIVEが日曜日、試験は火曜日。
LIVEまでは、せっかく今日までお勉強したことはすべて忘れて、
LIVE最優先にするつもりです。
LIVEの翌日、一夜漬けして火曜日の試験に臨もう…
今の時点では、もう「試験」のことはそれまできっぱり忘れることに決めました。
…というか、それ以外どうしようもない!!

ところで研修ではいろんな人と出会いました。
日々の生活では、何故かわりと出会うことのない同世代の人たち…。
研修の中で、プライベートな「夢」について…など指名されて語るというのがありましたが、「人生折り返し」の周辺にいる人たちは、もう既に、ずっと以前から立てている人生設計を着実に実行してる…というのが普通です。
「老後、夫と二人で住む海の見える家を建てる」
「10人の大家族で住める家を建てる」
「リビングに大きな液晶TVを設置して、映画も楽しむ」
などなど、とっても具体的で、あとちょっとで実現よ~~!という夢。
いいな~~~
…と、正直思いました。
みんな、結婚して、出産して、20年なりの長い時間を、夢や目標を定めてそれに向かって生きてきたんだなあ…というところが、私にはできなかったことです。

「あなたの夢はなんですか?」
と聞かれたとき、何と答えますか?
実現可能な範囲の夢を語るでしょうか?
可能、不可能にかかわらず、とりあえずありったけの希望を語るでしょうか?
私は前者です。残念ながら。
でも、逆にいうと、自分にはどんな夢が、残された時間にギリギリ実現可能なのかって、たぶん、いつでもどこかで真剣に考えているということなのかも。
「夢」は叶えるためにみるものですからね~~…
以前の職場でも、「夢」について話題になったことがありました。
その時、私は冗談でこんなことを語ったものです。
「私は出無精なので、家にいながらにしてすべてが事足りるのがいい。
ひろ~い芝生の庭には地下からグランドピアノが迫り出してきて、野外コンサートやアウトドアパーティーがいつでもできる。
室内にはバーカウンターのあるパーティールームもあって、ミュージシャンを招いてLIVEもできる」…などなど
しっっっかし、さすがにこんな生活は、残りの人生で実現するのは不可能だと思います。
そのかわり、経済力にモノを言わせずに、豊かな人生とはどうやったら送れるのかも、少しわかってきたかも。

この研修で、同世代の人たちと知り合って感じたことのひとつは、「私って、ほんとにビンボーなんだなあ~~」ということでした。
でもでも、その割には、私、そんなに不幸だとおもってないよなぁ~
もちろんこれでいいとは思っていません。
離婚してまだ3年足らず。これからの人生設計、徐々にちゃんと組み立てていかなくてはというところなので、このまま超ビンボーのままで終わるつもりはありません(^_^;)
「全部自分で選んできた」というところがポイントかも。
選んできたのか、流されてきたのか…それは考え方の違いかもしれません。
自分の人生を自分で選ぶことができるというのは、とても恵まれているのだと思います。

…とか思いながら、研修から帰ってきて、ひじきごはんとミートローフを真面目に作ったのでありました。

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コーラス隊最終練習日(ネタバレ)

2004-12-13 | アーティスト魂
クリスマスLIVEにむけての、バンドの「コーラス隊」の練習やりました。
ここでこれをあんまり書いてしまうと、見にきて下さるお客さまに、「ネタバレ」になってしまうのですが、、、

めっちゃ楽しかった!

今回は、いちおぅ、とっても簡単に作ったつもりです。
私のつくるコーラスは、いつも「超絶技巧」とか言われてしまうのですが、
なにしろ時間がないし、これ1回限り…ってことで、簡単に、やさしく…と意識してつくりました~~
いんやぁ~~とってもいい感じ(#^_^#)
ゆみゆみもかずみちゃんも、すっかり自信もって声だしてくれるので、
とっても美しい天使の賛美歌ができあがりました(#^_^#)

…しかし、その反面、部屋がむちゃくちゃです(-_-;)
明日からまた仕事の研修だし…本番まで休みないし…
誰か私の部屋を片づけにきてください、、、、、

(本日の画像は現在のワタクシのデスクでございます)
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エル フラメンコ

2004-12-12 | よしなしごと
ボードレリアンさんとフラメンコLIVEにいきました。
「いや~やっぱり日本っていいな、いながらにしてこんなにグレードの高いショーを見られるなんて…」と思いましたが、彼も全く同じことを考えていたそうです。
10年以上ぶりに見たフラメンコは、新しさと伝統の両方を味わうことができて、
よかった~~~~!鳥肌たちました。
↑この「よかった~~」の解説はボードレリアンさんにお任せしたいと思います(^_^;)(mixi参照)

以前ヨーロッパに旅行したとき、マドリッドで超有名なフラメンコのお店に行きましたが、そこの空気は忘れられません。
もうお店の名前も忘れてしまったけど、「観光客相手」とあんまり期待しないでいったら、とてつもなく濃密な空気の店でした。
お店の支配人??といったら、人を平気で殺しそうな目をして店の隅に立っていて、店員は真っ白のテーブルクロスを、お客が帰るたびに、わざと灰皿の灰をこぼして汚してから片付けて取り替える…そんなテンションの店でした。
観光客が訪れるのは、早い時間帯で、店のLIVEが盛り上がるのは、観光客が帰ったあとから深夜~と聞いていました。
早い時間に出演する、若い、エネルギッシュなダンサーも素晴しかったけれど、夜が更けていくにつれて、年輩のベテランのダンサーが次々に踊りました。
うまく書けませんが、夜が更けるにつれて、ねっとりとした、体にまとわりつくような空気が、酒の酔いとどろどろに溶けあっていくような、すごい体験でした。

新宿の夜は、「ねっとり」となるには時間が足りなすぎました。
「マドリッド」と「新宿」とは、やはり時間の流れ方が違う。
けれども、「酔い」は、同じようにやってくる。
…ああ、この酔い。私の周りで飲んでいる人が消えていく。
ポッ、ポッ。と、灯りが1個ずつ消えていくように遠くからひとりずつ。
そして最後には隣にいる「ボードレリアン」も消える。
今、私の五感で感じることができるのは、グラスの周りに白く水滴のついた
ギムレットの透明度。
尻尾を掴まれた爬虫類のようにうねる、ダンサーの真っ白な腕。
私に絡みつく乾いたギターとタップ。
今はたとえあなたが傍にいても私には見えない。
総てを滅却するとか、そんな大袈裟なことじゃなく、
これまで生きてきた、1万数千日のオモミ(といって許されるなら)を
ほんの暫くの間、コトッと横に下ろして酔いに身を任せる。
オモミの中には沢山の人たちがいる。
Takも生徒もバンドの仲間も
ポッ、ポッと消えていく。
…この酔いは私だけのもの‥‥

ショーが終わって、懐かしい新宿の雑踏をボードレリアンさんと歩いて、
スタバのコーヒーを立ち飲みしました。
新宿雑踏は、青いイルミネーションがきれいでした。
「スタバ」と「きれい」は、私にとってものすごく久々の夜の新宿東口雑踏の
キーワードです。
この意味がわかるのは、人生折り返している人かも~(^_^;)
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まっかな秋

2004-12-11 | よしなしごと
今日、仕事(レッスン)にいったら、家の鍵が閉まっていました。
まあ、細かく書くとややこしいので…とにかく、その鍵を持ってきてもらうまでの間、私はそこの家の庭で紅葉狩り?をしました。
庭には落ち葉が積もっていて、その中から、色とかたちのきれいなもみじを
探して集めました。
忙しい、忙しいといってバタバタしている日々の、たった10分余り。
なんだか違った時間と空間でした。

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いそがしい!!

2004-12-09 | よしなしごと
来週末、LIVE本番です。
その日まで、休みがありません。土日も仕事。その間にTakのクリスマス会、
仕事の研修、もちろんLIVEのリハなどもあって、
落ち着かない気分が部屋に反映しています…
あ~~~~1日でいいからのんびりしたい~~!!
…といっても、のんびりする時間があったら片付けなきゃいけないし!

今日は以上おわり!!
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どよぉん

2004-12-08 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
Takがこのところ、「靴や上履きを靴箱に片付けない」「ソックスを脱ぎっぱなす」「カバンを所定の位置に置かない」などなど、生活の基本的なところが乱れています。
以前からだったけれど、最近特に目立つようになりました。
保育園の先生にも、「目についたら注意してください」とお願いしたのですが、
先生も気になっていたらしく、「その他にも、落ち着きがないところが多くて…」と言われてしまいました(T_T)

あ~~私も自分に思い当たることが多々あって、反省~~
いつもいつも「早くしなさい!」といって、結局間に合わないので私がやる、
ギリギリに準備して、忘れ物をする、
散らかしたままで出かける…
などなど。
自分が時間に余裕を持たないことが、全部Takの生活習慣に現れているってことだ。

子供のこういう生活習慣は、その場ですぐに直せるものでなく、
時間のかかることです。
「すぐに結果がでない」「根気よく…」
育児って、これが当たり前だけれど、せっかちな私は超苦手!
しかし、、、今からでも何とかしなければ…

ずっしりと重い課題です。

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電車通勤

2004-12-07 | よしなしごと
昨日、今日と、仕事の研修で、久々に通勤ラッシュのJR中央線に乗りました。

数年前、永田町に勤務していた頃、国分寺から荻窪までの7駅を利用していました。
三鷹で地下鉄に乗り換える人が降りるまでは、駅ごとに乗る人が増えて、身動きできない状態が続きます。

その頃を思い出して、なんだか妙に懐かしいような、妙な気分になりました。
「人の壁に身を委ねて、脱力している」のがいちばん楽です。荷物はあらぬ方向にいってしまわないように、乗る前に両手で胸に抱える…など、いろいろコツがあったなあ。
過酷な通勤を少しでも楽に過ごす妙なコツを、いつのまにか身体で覚えていたものです。
私の場合は荻窪で丸の内線に乗り換えていました。
少し早起きして、始発駅から座っていくほうが、時間がかかっても楽でした。
乗る位置もいつも決めていて、座ったら即寝る! 議事堂前に着いたとたんにぱっと目覚める。
帰りの電車を寝てしまって降り過ごすことはたま~にあっても、朝は絶対目が覚めます。そういうものなんでしょうね~~

最近また「電車にのって仕事にいく」という生活になって、
「都会の人はすごいことをしているなあ」と、今さらですが思いました。
というのも、Takが生まれてから、私は「育児」を最優先にしてきたので、
殆ど子供の行動範囲が自分の行動範囲という生活でした。
当たり前ですが、通勤電車に乳幼児を連れた人は乗っていません。
ところが、乳幼児が全くいない「通勤電車」や「駅のエスカレーター」の人ごみは、私にとってはなんだか異様な場所なのでした。

でもでも、研修そのものは、わりと楽しいし、オフィスの最上階のカフェでみんなで食べるランチもとっても楽しいし、こんなオフィスなら、毎日通勤してもいいかもね~♪という感じでした。
「会社員」とか「OL」の生活とは全く縁がなかったので、ちょっと新鮮な体験でした。
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祝1ヵ月!?

2004-12-06 | よしなしごと
ブログを始めてから、1ヵ月が経ちました。
…ので、この1ヵ月を振り返ってみました。
最初の頃と比べて、文章が長くなってきたなあ。
私は放っておくと、すぐずるずると長くなる傾向があるのです。
挙げ句の果てには、3夜に及ぶヤツとか書いてるし。
このへんで、初心に帰って、簡潔にまとめる努力をするかなー。

「ハイペースでよくがんばるねー」とか、言わていますが、私にとって
こんな感じで雑文を書くことはとっても楽しいので、まだまだいくらでも書けそうです。
「ネタ」はまだまだいくらでもあります。(でも、たぶん食べ物ネタが多いと思う)
ですが、もともとこのブログを書こうと思い立った目的は、
「創作活動」のためなのです。
詞をつくることに行き詰まってしまっているので、日常を、アンテナを伸ばしていろんなことを感じながら過ごして、書いたものを人々に晒すことを日課にしてみよう…
というところから始まったことなのですが、そちらのほうにはどうもあんまり結びついていないような気が…( ̄_ ̄;)
でも、いろんなことをじっくり掘り下げて考えることができました。
掘り下げたことを書くと言うより、書きながらモグラのように、あらぬところにもぐっていってしまう…と言う感じなのですが。…すみませんm(_ _)m

それから、少数ですが、「毎日楽しみに読んでいます」という人がいて、
ちょっと嬉しいです♪
コメントがあったりすると、かなり嬉しいです。

読んで下さっているみなさま、コメントを下さったみなさま、ありがとうございます。
これがとっても励みになります。
日記というとってもプライベートなものをネットで公開するのって、
最初はかなり身構えていたけれど、慣れてくると、これはかなり私に向いているかもとと思うようになりました。
たぶん、これからもこんな感じで続けられるような気がします。
本来の目的から脱線してしまうかもしれないけれど、それはそれ(#^_^#)

これからも宜しくお願いします。
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老いること 2

2004-12-05 | 人生妙なり
 (つづき)

都さんは、02年、1月3日に88歳で人生を終えました。
彼女の息子さんとショットバーで出会ってから15年以上… 
初めて都さんにお会いしたのは、彼のお宅でした。
出会ったときにただならぬオーラ??を感じる人っていますよね?
「うわぁ~~!この人はすごい!!」って。
彼女はまさにそうでした。ものすごく美しくて、透明でした。
お話をさせていただいたのは、全部あわせてもほんとに短い時間だったのです。
言葉を交わさなくても、彼女とお会いして、まさに「お姿を拝む」だけで私は満たされたものです。
あまりにも素敵で近寄りがたいのです。
「おばあちゃん」なんて、絶対呼べません。
もちろん、都さんのそれまでの人生については、ある程度のことを息子さんから聞いていました。中でもいちばん印象に残ったのは、富士山にふもとから歩いて登頂したという話。私は富士山登頂は2回していますが、2回とも5合目からです…とっほほ。
それから、都さん自身からきいた言葉では
「歳をとると、毎朝目覚めたとき、天井をみながら、あらまあ今日もまだ生きてるのね…と思うのよ」
まだお元気だった頃です。
言葉というよりも、そう語る都さんの明晰さ、深さに感銘を受けました。
会話というより、存在そのものが荘厳で美しくて、なお女性で、愛おしかった都さん。当時70代でありながらほんとにキュートな女性でした。
彼女が病の床に伏してからいちどだけ彼女のところに訪れました。
文字どおり「寝たきり」という状態で、自分で自分の身体が動かせないのです。
言葉も話せません。
それなのに、力強く私の手を握りしめて、
私にありったけのパワーを下さいました。
その秘密はどこにあったのでしょうか?
わかりません。
初めから魂が澄んだ美しい人だったのか、それとも、人生紆余曲折の間に、フィルターで濾過されるようにして、こんな澄んだ清らかな女性になったのか…
どうして私はこの人に会うとこんなに幸せで満ち足りた気持ちになるのか
私だけじゃなくて、たくさんの人が彼女の周りに集まってきました。

都さんが亡くなったという知らせを受けたのは、帰省している時で、
そういう日が来る前に、まだまだお会いしたかったのに…最後のお別れすらもできない…と、ぼう然となりました。
それからずいぶん経って、息子さんから都さんのアルバムが送られてきました。
プライベートな、限られた人への形見分けのようなもので、彼が母、都さんを撮った何千枚の中から、病との共存の日々をまとめたものです。亡くなる直前まで、いえ、この世の人でなくなってもなお、都さんの表情は豊かにキュートに、力強く、優しく、写真の中からもたくさんのパワーを発信し続けていました。

サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ

どうやったらなれるのか、わかりません。でも、こんな人に出会えて、私は老いる覚悟や、勇気や、ある意味では楽しみや希望を貰うことができました。

今日の画像は、都さんの息子さんから頂いたアルバムの中で、私が都さんのところに最後に訪れたときの写真を「寝たきりダンス」というタイトルにして掲載してくださったものです。

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老いること 1

2004-12-03 | 人生妙なり
ぎっくり腰寸前になりました。
ほんとのぎっくり腰になったことがあるので、あのツラさに比べたらマシです。
20リットルの灯油を運んでいて、痛めました。とほほほ…
パンツやソックスをはくのが痛いよぉぉ~~(ToT)
前屈みやひねりがツライので、お風呂掃除、寝返り、食事を運ぶ…などにかなりの支障をきたしています。

昨年、ガソリンスタンドで灯油20Lを買って運んでいて腰を痛めたので、それ以来
18Lにして貰ってます。スタンドのお兄さんが「間違えて20L入れちゃいました。お金は18L分で結構です」と明るく言うのを「すみません、腰が悪くて運べないんです。減らしていただけませんか」と食い下がっていた私です。
1年経って、そんなことをすっかり忘れてしまってました。
同じスタンドにいって、「灯油お願いします」と20Lタンクを渡して「しまった」と思ったときはもう遅かった。
そしたら、案の定…
たった2Lの差が致命的なのです。顰蹙かもしれないけど、この場合、勇気を出して2L減らして貰うべきだったな。「お金は20Lぶん、払いますから」

でも「ぎっくり腰」というのは実際には「座骨神経痛」だったかなあ…
「ほんとのぎっくり腰」なんていうのはないんだそうですが。

先日風邪を引いて鼻がつまった時には、両方の鼻で息ができるって、なんて素敵なんだろう…と思ったけど、
このずーんという鈍痛に耐えていると、「腰を意識しないで日々を過ごせるのって、なんて素敵なんだろう…と思います。

先日、お友達と久々に連絡をとりました。
お友達といっても、私の養父と同世代の男性ですが、暫く連絡がなかったと思ったら、身体を壊されていたとか。そして、留守電に「今は元気だけれど、月イチで病院に通っている、お酒は飲んでない日々です」とメッセージが入っていました。
あんなにお酒が好きだったのに。
入院でもされていたのかもしれない。長く生きていれば、身体のどこかここか、故障することも自然なことだと思います。

身体って、だんだん衰えていくもの。それが当たり前です。
衰えていく自分の身体と、死ぬまで付き合っていかなくてはいけません。
風邪も治ったし、今回の「座骨神経痛」も、4、5日も経てば治るでしょう。
でも、そのうち、治らない痛みを抱えて生きていかなくてはいけないときも来るかもしれません。
海外旅行をすると、紫外線と乾燥でシミや小皺がイッキに増えたりしますが、ひと冬越せば、元通りになっていたものだった、、、けれど、
二度と元にもどらなくなった自分の顔とも一生付き合っていかなくてはいけないし。
「いつまでも若く美しくいたい」
みんな、これが本音でしょう。老いて、枯れ枝のようにしわくちゃになって、しかも思い通りに動かせない自分の顔や手足を想像するのは恐い…これも本音です。

けれども、私に年老いていく勇気をくれた女性がいます。
尾口 都さん。友人のお母さまです。

つづく
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食卓の思い出3

2004-12-02 | 美味礼讃
ボードレリアンさんのコメントを読んで、「ろくなものを食べていなかったのですが、贅沢できなかった分何でも食べました、本当に飢えていたので。美味求真という気迫はまるで養われませんでした。」というところが、ある人物(^ ^;)とオーバーラップしてしまいました。
私は食べることが大好きだし、こだわりもありますが、決して美味求真というような、または美食を追求する…というようなだいそれたものでもないつもりなのです…
まあ、巷でいう「B級グルメ」にちょっと近いのかな。とにかく、誰かと一緒に時間を過ごすとき、「一緒に食べる」っていうことをかなり重要に思っているのかも。
(だから、私はひとりの時は、実はロクなものを食べていません。丼1つでできるもの、鍋ひとつで作れるものが主です。)
私の友人も、同じような人が圧倒的に多いのです。「なに食べる~?」と、会うと決まればいつも言っていたような気がします。
気のおけない友人と、突然一緒に夕飯を食べることになるときも、「今日はうちのメニューは◯◯なんだけど、そんなんでいい~?」もちろん「じゃあやめた」なんてことには絶対になりませんが、「一緒に◯◯を食べて過ごす」ってことは重要なポイントなのです。ただ豚肉を焼くだけの料理でも、ケチャップをかけるだけじゃなくて、ソースは簡単でもいいからなるべくソテーしたフライパンで手作りしたい…とか、そんな程度です。
ところが、「ある人物」は、そういうこれまでの私の友人達と違っていました。
何を作っても「わぁ~すごい!」と言ってくれるのですが、「出されたものはなんでもありがたく残さず食べる」これが重要らしいのです。当たり前にいいことなのですが、このセンテンスの中で、強調するところは「なんでも」です。
つまり、私がその人の口に合わないマズイものを作ったとしても、手を抜きまくってたとえスーパーのトレイからそのままテーブルに出しても、「手に入った食材や、作っていただいたものは、感謝して食べる」これが彼の「食」に対する根本的な姿勢のような気がしました。彼は「何が食べたい?」と聞かれても、何も答えることができないのです。
ボードレリアンさんと同じ世代の人には、もしかして、こんなところに共通点があるのでしょうか?
roさんのお母さんの料理についてのコメントも、やはり同世代の共通したものを感じました。でもroさんは、結構食にはこだわりあるよね。
私達の母親の時代って、戦中、戦後を経験していて、彼女達の「食」に対する考え方を、みんな受け継いでいるのかな…と思います。
女ということで料理をする機会の多い私は、そこを原点としながらも、さらなる道を開拓?していこうとでもいう感じでしょうか? からだを元気にする「栄養バランス」と、心を豊かにする「美味しくてきれいな料理」を目指したいのですが…

でも、マッキーがネパール時代に食べた「稗の粉を練ったもの」っていう話も、しみじみしました。「今日は何をたべる?」なんていう選択肢がないんですよね。
ネパールやアフリカの人たちの日常食が、フォアグラや霜降り肉を作る為に飼料になっている…というのも、、言葉に詰まる。
だからって、みんなで粗食に戻しましょう…っていうもんでもないと思うんだけれど。「豊か」なことは罪ではないと思います。そうではなくて、「すべての人が豊かになれる」ことを目指せばいいのだとおもいます。
あまりにも現実離れしているかもしれないけど、考え方としては、これでいいのでは?
欧米には「いただきます」に相当する言葉はないと聞きました。
手をあわせて「いただきます」って、日本人のとてもいい習慣だと思います。
目の前に出された海の幸、山の幸に敬虔な気持ちで手を合わせて、ありがたく謹んでいただく…っていう気持ちを忘れてはいけないと、改めて考えさせられました。

なんだか、日本人としては相当貧乏なはずの私なのに、食生活に関しては、相当恵まれている気がしてきました。
じゃあ、私はどこが貧乏なんだろう…
「明日の貯えがなにもない」コレだな(^_^;)
私は、今日月謝をいただかなければからっぽになった灯油を買うことができない生活をしてるのです~~!!!お米もだった~~! こんどのレッスンで月謝を頂けなければ、お好み焼きや、パンケーキの生活に突入するんだ!!
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食卓の思い出2

2004-12-01 | 美味礼讃
今日は仕事が夕方から1つだけだったので、昼間、ちょっとだけドライヴしました。
…といっても、用達しに、府中~八王子を往復しただけというものですが。
でも、まっすぐ延びる甲州街道のいちょう並木はまさに金色。ああ、今年も終わるんだ…
と、毎年この季節は切ないです。
最近朝は電車通勤なので、車で道路を走ることが少ないです。
春夏秋冬を、車で走っていて感じるのが好きなのに。

さて。昨日のブログにはたくさんのコメント、ありがとうございます。
今日は別の「お題」にしようかと思っていたけれど、「食べる」ことにまつわるいろんな人の思いを読んで、みなさん、淡々と、またおもしろおかしく書いて下さいましたが、私にはどれも、とってもしみじみしてしまいました。
(後日うるさいほどレスしたく思っております。あしからず…)
続きを書きたくなりました。

私が子供の頃、いちばん好きだった「おかず」は、「コンビーフのシチュー」でした。
実際には、全然「シチュー」じゃなくて、スープです。
作り方はものすごく簡単!じゃがいも、玉葱をスライスして、コンビーフの缶詰めとともにフライパンで炒めて、コンソメスープで煮る。牛乳を入れて、塩、胡椒で味を整える。…というものです。(←想像ですが、これ以外に特別な手を加えているワケがない)コトコト時間をかけて煮込んだ形跡はなく、とにかく、イモが薄い!
このメニューの日は、いつもごはんとこれオンリー!!副菜というものがなにもない!! 色的にも、コンビーフが赤いだけで、あとは全部白!見た目も美しくないし…
今思えば、こんなに簡単な料理なのに何故だ?栄養バランスってのはどうなってんだ!? ほうれん草とか、人参とか、他にも入れたらいいじゃん…
と思うのですが、たぶん、時間がないときに、「え~い、TAKAMIも喜ぶことだし、今日はコレでいいや」っていうことだったんではないかと思います。そんなこととは知らない私はとにかく「コンビーフのシチュー」が匂ってきたら、もう大喜びでした。
あたりまえだけれど、子供って、高級な食材だから嬉しいとか、手をかけた料理だから嬉しいとかって全く関係ないもんです。そんなものを作るのは親の自己満足ってものだろう。まさに私がそうかも(-_-;) いえ…高級な食材は使えませんが。
でも私、これを書きながら懐かし思いに浸っている反面、たぶん今、あれを食べたら、「なんでこんなものがあんなに好きだったんだろう」と思うような気がします。
熱を出して学校を休んだ日、母に食べたいものを聞かれたら「イカのおすし」と答えていました。握りの「イカ」だけ10個入りを、「おみや」にして持って帰ってきてくれたっけ。木の皮の折り詰めです。病児の特権(#^_^#)
私は今、握りでいちばん好きなものといえば「あなご」かもしれませんが、あなごを10個食べたいとは当然思いません。鯛もハマチも、あれもこれも食べたいしな~♪
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