紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

あの日に帰りたい

2005-12-13 17:43:35 | 20・日々のできごと
「あの日に帰りたい」は、松任谷由実が荒井由実だった頃の曲である。

今回の山行に参加した、K太君は小学校の4年生。
小田原から、一緒に小田急ロマンスカーで帰ったのだけど、ああ、子どもって、大人と(私と?)は感じ方がはちがうなあ。
と、思う言葉をいった。帰りがけに。

「きのうにもどれればいいのに。」
大勢で湯河原の幕山に登って、温泉旅館に泊まったのが楽しかったから、また最初からやり直せたらいいなあ。
ということらしい。

そうか。そんなに楽しかったのね。もう一度戻って、やり直したいなんて思うほど、楽しかったなんて、すごい良かったよね。
と、思った。

そして、私がいったのは、
「今度は、2月の初めにスキーに行こうね。」
「そ~んなの、まだまだ先じゃない。」

そうか。子どもにとって、2月は果てもなく先のことなのか。
私にはあっという間だけど。

でも、話しているうちに、思い出した。
「私は行けないけど、お正月山行というのがあるよ。」
来年は奥武蔵の「多峯主山」(とおのすやま)だそうである。
「僕、行けるかどうかわからない。」
今時の小学生は忙しいのだ。

来年5年生になるK太君にも、楽しいことがたくさんある1年だといいね、と思った。