紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

バロメーター

2005-12-19 06:52:01 | 3・山の日記
巻機山は、大学時代最初に登った山である。
頂上付近の、のびやかな山稜が好きな山だけど、それ以外にも登りたい理由がある。

大学時代から、四季折々、20回くらいは登った。
そんなに何度も登っているので、巻機山に何時に登頂できるかで、自分のその時の体力がわかる。
つまり、私にとって、体力を測るバロメーターになる山なのだ。
最近、かなり体力がついてきたので、どのくらいの時間で登れるか確かめてみたい。

たいていは、朝4時半ふもとを出発。
登り口通過が5時頃で、登り着くのが、10時から11時頃だ。
夏だと、一番暑い時間帯に、頂上前の一番きつい登りになる。
巻機山は、途中の樹林帯が暑く、あまり景色もよく見えないので、尾根に出るところまで登らないと、登った甲斐がない山だ。
そして、山頂の見えるニセ巻に出ると、あっと声をあげてしまう。今まで見えなかったすばらしい眺めが、一気に目の中に飛び込んでくる。

ああ、来年はまた登りたいなあ。
夏は他に登りたい山がたくさんあるので、春まだ雪の残る頃か、秋の終わりだろうか。