紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

巻機山(まきはたやま)

2007-09-01 09:51:37 | 8・山と旅の思い出
しじゅう山に登っているけれど、一番好きな山は? と聞かれれば、迷わず「巻機山」と答える。このブログにも何回かそのことは書いてきた。

先日、朝日の「人」欄に、巻機山で30年間も、木道の整備などにたずさわるボランティア活動をしている人の記事が出ていた。最初に登ったのは40年前ということだから、私より少し前ということになる。私が初めて登ったのが、18歳の時だから、37年前。



私は大学生の頃は、春、夏、秋、冬と年に4回くらい登っていた。それから、山から離れ、しばらくぶりに三十歳の時に登った時、巻機山山頂付近の池塘がかなり少なく、小さくなっているのに気づいた。
それより少し前から、記事の松本さんたちはボランティアで植生回復につとめ始めていたことになる。
松本さんたちの地道な努力のおかげで、今では、巻機山の山頂は、再び、池塘もあるきれいな草原地帯になっている。
この記事を読んで、また今年も登りに行こうかなあという気になった。

三十歳の時、幼子二人を置いて、なぜ登りにいったかというと、最初の本「ぼくらの夏は山小屋で」を書くためだった。その本は、多少ちがえてはいるものの、巻機山を舞台に書いている。

(トップの写真は、昨年娘と行った巻機山の山頂付近。)