■ 2日目(8月15日):北葛乗越し~北葛岳~七倉岳~船窪小屋
10:10 北葛岳に向かって登り始める。暑くて、きつい。

後ろには、蓮華の大下りが見える。

だんだんと山頂に近づいてゆく。

下には大町が見える。

11:20 北葛岳山頂
ここでも、グレープフルーツを食べる。去年も食べたのだった。

トウヤクリンドウ。

いよいよ、その日の核心部。そこからの下りで、去年滑落事故が起こった。

このような所を下って行く。

そして、滑落現場。良流娯(ラルゴ)さんが立っているあたりで、バランスを崩して、つかまったシャクナゲが抜けて、斜面をころがり落ちていった。

斜面は、こうしてみると、かなりの急角度だ。
少し行くと、ハシゴがかかり、そこをおりてゆくと、最後に、Sさんが寝かされていた場所に出る。

コキンレイカやイワシャジンが咲き乱れる斜面に、心が和む。最期の場所が花いっぱいだったことに、少し救われる。


ここで、ご家族から預かってきた写真、それに好物や、ビールを供え、お線香をあげる。

心よりご冥福をお祈りし、別れを告げて、そこをあとにする。

13:00 七倉乗越し

ホタルブクロ。

イブキジャコウソウ。

そこから、七倉岳に向かって登る。去年、ここを救助の連絡をするために、走れる所はすべて全力で走ったというOさんは、わずか30分で船窪小屋にたどり着いたという。
ハシゴはあるし、両側がすっぱりと切れ落ちた歯渡りのような細い所も通るし、危ない道だった。何事もなくてよかったと思う。
ちなみに、今回はのんびり登って、ゆっくり山頂で過ごしたので、同じ所を1時間35分もかかった。
ハシゴ。


oさん。

14:15 七倉岳山頂 去年は記念撮影をしなかった。


14:35 船窪小屋着 登山客がくると、鐘を鳴らして迎えてくれる。山小屋のお父さん、お母さんが去年のことを覚えていて、暖かく迎えてくださった。

そして、カンパイ! 雄大な北アルプスを眺めながら、ビールを飲める幸せを思う。

どこかのサイトで見つけた山の断面図。北葛岳の最後が急だというのがよくわかる。

夜は、ネパールティーを飲みながら、ミーティング。Oさんと良流娯さんと私の3人が参加した。
それぞれが、自己紹介をした後、まっちゃんによるアコーディオンの演奏がある。写真撮影、録音は禁止とのこと。そんなこんなの、おしゃべりも楽しい演奏者であった。

アルハンブラの思い出、チャールダーシュ、アンダンテカンタービレなどなど、どれも心に染みいる演奏だった。
その中の一曲、少年時代を聴いている時に、ふいにSさんの少年時代からの夏の日々に思いを馳せ、涙がこぼれた。
◆ 針ノ木~蓮華~北葛岳~七倉縦走・1・2・3・4・5
10:10 北葛岳に向かって登り始める。暑くて、きつい。

後ろには、蓮華の大下りが見える。

だんだんと山頂に近づいてゆく。

下には大町が見える。

11:20 北葛岳山頂

ここでも、グレープフルーツを食べる。去年も食べたのだった。

トウヤクリンドウ。

いよいよ、その日の核心部。そこからの下りで、去年滑落事故が起こった。

このような所を下って行く。

そして、滑落現場。良流娯(ラルゴ)さんが立っているあたりで、バランスを崩して、つかまったシャクナゲが抜けて、斜面をころがり落ちていった。

斜面は、こうしてみると、かなりの急角度だ。
少し行くと、ハシゴがかかり、そこをおりてゆくと、最後に、Sさんが寝かされていた場所に出る。

コキンレイカやイワシャジンが咲き乱れる斜面に、心が和む。最期の場所が花いっぱいだったことに、少し救われる。


ここで、ご家族から預かってきた写真、それに好物や、ビールを供え、お線香をあげる。

心よりご冥福をお祈りし、別れを告げて、そこをあとにする。

13:00 七倉乗越し

ホタルブクロ。

イブキジャコウソウ。

そこから、七倉岳に向かって登る。去年、ここを救助の連絡をするために、走れる所はすべて全力で走ったというOさんは、わずか30分で船窪小屋にたどり着いたという。
ハシゴはあるし、両側がすっぱりと切れ落ちた歯渡りのような細い所も通るし、危ない道だった。何事もなくてよかったと思う。
ちなみに、今回はのんびり登って、ゆっくり山頂で過ごしたので、同じ所を1時間35分もかかった。
ハシゴ。


oさん。

14:15 七倉岳山頂 去年は記念撮影をしなかった。


14:35 船窪小屋着 登山客がくると、鐘を鳴らして迎えてくれる。山小屋のお父さん、お母さんが去年のことを覚えていて、暖かく迎えてくださった。

そして、カンパイ! 雄大な北アルプスを眺めながら、ビールを飲める幸せを思う。

どこかのサイトで見つけた山の断面図。北葛岳の最後が急だというのがよくわかる。

夜は、ネパールティーを飲みながら、ミーティング。Oさんと良流娯さんと私の3人が参加した。
それぞれが、自己紹介をした後、まっちゃんによるアコーディオンの演奏がある。写真撮影、録音は禁止とのこと。そんなこんなの、おしゃべりも楽しい演奏者であった。

アルハンブラの思い出、チャールダーシュ、アンダンテカンタービレなどなど、どれも心に染みいる演奏だった。
その中の一曲、少年時代を聴いている時に、ふいにSさんの少年時代からの夏の日々に思いを馳せ、涙がこぼれた。
◆ 針ノ木~蓮華~北葛岳~七倉縦走・1・2・3・4・5