紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

昨日の日記

2009-11-16 06:27:18 | 22・両親のこと
週末用事があって東京にきていた息子が、昼過ぎに長野に帰っていった。

さとさんのブログで、イチゴを食べたというのを読んで、そうだ、そうだ。もうすぐ息子の誕生日だというのを思い出した。
子どもの頃は、誕生日にはイチゴのショートケーキを毎年作ってあげた。
11月半ば過ぎ、ケーキを作るのに、ぎりぎり間に合うように、イチゴはお店に並ぶのだった。

一緒に住まなくなって10年以上、そのことを忘れていた。
昨日はもちろん、ケーキは作ってあげなくて、買ったケーキで、一足早い誕生日を祝った。

息子が帰ってから、母の施設に向かった。
昨日の野川。野川は、一日中、ウォーキングする人、運動する人、ワンコ連れの人などが行き来している。




そして、ここは、母の施設に近い、玉川上水。

 


ここも都内にはめずらしく自然が残っているところで、夏に通ると、気温が何度か下がる。
いつもたくさんの鳥の鳴き声も聞こえている。
そこまでは、東八道路や車道を通ってくるので、玉川上水沿いの道に入ると、いつもホッとする。野川よりも、ゆったりと歩いている人の姿が目立つ。


近頃は、通る度に、一軒、また一軒と家がこわされていく。

壊されたあとは、こんな看板がたつ。

 


この更地になったところからみても、相当広い道路ができるのだ。こんなに広くて片側車線。玉川上水をはさんだ反対側も同じ幅の車道が通る。

 


両側を車がびゅんびゅん走って、確実に自然は失われていくだろう。私が子どもの頃から守られてきた自然を、わずか数年で失うだろう。ほんとうに残念なことだ。

昨日は、穏やかな日で、Y会の庭にはたくさんの人が出ていた。けど、母はまだ完全に回復していないようで、外には出て行けない。