紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

新刊が出ました!

2010-10-18 07:00:02 | 2・仕事の周辺
先週、10月15日付けで、新刊が出た。
題名は、下のブログにも書いたけれど、「あの夏、ぼくらは秘密基地で」(あかね書房)

このところ、ちょっと今までのとは違う傾向のものを書いていた。
それぞれに思い入れはあるのだけど、これからの私が書いていきたい中心となるのは、こういう話だなあと思う。
自然の中で、子ども達が生き生きと駆け回る話。
表紙の絵からもわかるように、山を舞台にした物語だ。
とにかく、書いていて楽しかった。
あまりに楽しすぎて、とても長くなってしまい、小学校中学年でも読めるように、もうちょっと原稿枚数を減らしてくださいといわれたほど。
それには、けっこう苦労した。

登場するのは、3家族、6人のいとこ達。
と書くと、私の身近な人ならもうわかってしまうと思うが、モデルは我が家のまわりの子ども達である。
ジュン、ケン、亜季子、剛、若葉、哲平、小学校3年生から中学1年生までの6人。
もちろん、創作である。けれど、書きながら、小学生の頃のみんながやりそうな行動、いいそうな言葉を思い浮かべていた。

ここには、実はおばさんも登場する。
この人は、名前はトキ子おばさんというが、モデルはなく、全くの想像上の人物である。これはほんとう。

大勢の子ども達に読んでもらえれば、次の話があるのだけど。はたして・・。



あの夏、ぼくらは秘密基地で

2010-10-18 06:55:49 | 1・作品紹介
 あかね書房

 2010年10月

 絵・水上みのり



「山登りが大好きな小学生のケンは、お父さんと妹のジュンとともに、夏休みに山荘に行くことになった。
山荘は、亡くなったおじいちゃんのたった一つの遺産。
行ってみるまで、どんなところかだれにもわからない。
期待と不安を胸に、山荘に着いたケンたち。そこでは、思いがけない出会いが待っていた……。」
(本のカバーより)


◆ あかね書房の紹介サイト