紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

10月10日は母の施設へ

2010-10-12 17:07:03 | 22・両親のこと
朝のうちは雨が残っていたけれど、昼前に晴れたので、午後は母のところに行くことにした。
娘の結婚の報告に。
どこに住むのか聞かれたが、引っ越しはまだもう少し先だと答える。
今度二人の写真も持って行かなくては。

母は、大正13年生まれである。(誕生日は1月11日)
大正12年9月1日の関東大震災の時には、母は祖母のお腹の中にいた。
身重の祖母は、大きくなりはじめたお腹をかかえて、逃げたそうだが、その時に胎盤が赤ん坊の首に巻き付いてしまい、母は、ことよると、生まれる時に命を落とす危険性もあったそうだ。首にその時の傷は残っているが、幸い、無事に生まれた。
母がその時に死んでいたら、私もこの世に存在しないわけで、娘も存在しなかったことになる。
というのを、先日「日本沈没」の映画を見ていて思い出した。

そう思うと,祖母ががんばって逃げてくれたおかげで、めでたい日を迎えられたのだった。

一昨日のY会の庭。