紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ニセコスキー・2日目

2011-02-22 06:41:47 | 4・テレマークスキー日記
2月17日は、スキーツアーに行く日だ。
前日、コヨーテの古市さんから、8:30にホテルに迎えに来てくれると連絡が入る。


ニセコの山も、羊蹄山も、山の東西南北の向きによって、雪が降っていたり、降っていなかったり、風が強かったり、弱かったり、かなり違う。
それで、いつも前日の天気予報を見てから、翌日行く場所を決めてくれる。

その日は、チセヌプリスキー場をリフトであがって、ヴィーナスの丘を通り、シャクナゲ岳の北面の無名峰(通称オッパイ山)に登ることになった。

8:50 チセのスキー場の下で、板をはく。




9:10頃、リフトの上で、板にシールをつけ、ビーコン(雪崩などでうまった時の、位置探査機)のスイッチをいれる。いよいよツアーの開始。




チセヌプリ方向に向かって歩き出す。




あまり人のいない、こういう雪原を歩いて行く。
めったに出会う人もない。
テレマークスキーをしていなければ、こんな景色を見ることもないだろうな、といつも思う。

チセをかわして、ヴィーナスの丘に向かい、雪庇をさけて、登って行く。




先を行く人が見える。




だんだんと目ざすオッパイ山に近づいていく。くもっていて、うっすらとしか見えない。






山頂付近には、エビのしっぽがついた木が、わずかにはえているだけ。荒涼とした世界である。




10:45 山頂で



そこからの雪は、前日暖かかったせいか、難しかった。

このような所を滑って行く。




11:30頃  行動食を食べて休憩。

あたりの景色は寒々としているが、実際は山を登っているので、それまでは暑いくらいだった。
けど、立ち止まって、食べていると、すぐに寒くなる。




その後、またシールをつけて、チセヌプリの斜面を登って行く。



2年前も滑ったところなので、安心して滑ることができた。




1:00頃  ビーコンを使って、古市さんのザックを探す訓練。私とさとさん、それぞれで行う。





このような訓練は初めてなので、知らないこともあった。
役に立つような場面に遭遇するのは避けたいが、雪山に行く以上、こういうことも必要だ。

プローブの扱い方も教わった。


1:30 ツアー終了。なかなかうまく滑れなかったが、雪山に登っただけでも楽しく幸せな一日だった。

その後、ニセコヒラフの方の「松風」さんにいって、和菓子をごちそうになった。




ほんのり甘く、おいしかった。いついっても、とても静かな雰囲気のすてきなお店。店主まりさんのお人柄によるものだろう。




そして、夜のお楽しみのカンパイ! 



さて、もう一日、翌日のツアーは、羊蹄山の麓、喜茂別から羊蹄山の途中まで、登って行くことになった。


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