紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

昨日は母の施設へ

2012-09-10 17:23:56 | 22・両親のこと
今年、カナダでヘリ入山して山登りをしてきて思ったのは、何か連絡がきても、次のヘリコプターまで3日間山を下ることができない、というようなところへは、しばらく行けないなあということだった。
とくに、今年になって、母が2度入院して、食事もほとんど摂れないでいるような時には、行くことを考えるのも難しい。

今年の予定は、実は去年の今頃立てた。1年がかりで調べたり、予約をとったりして、ようやく実現できた山旅だった。

行く前は、母もだいぶ食事もとれるようになっていたので、少しは安心できたが、それでも高齢だし、いつ何が起こってもおかしくない。

でも、昨日施設に行ってみて、母はひところより、ずいぶん回復したのがわかった。
私を見て笑いかけてくれたし、「今日は暑いよ。」というと、「そう。暑いの。」
とちゃんと反応もあった。笑ってくれたのは、すごく久しぶりだったので、嬉しかった。

昨日行った時は、食事がすんでいて、自分のベッドで寝ていて、私が行くとすぐに眠ってしまった。
しばらく手足をさすってあげているうちに、目をさました。

帰りに「バイバイ。」というと、ふとんから手を出して、「バイバイ。」といって、手を振ってくれた。
もうちょっとすずしくなったら、車椅子で外を散歩させてあげたい。