◇ 恐怖指数がじわり上昇 = ダウ平均株価は先週185ドルの値上がり。4週間ぶりの反発で、ウォール街は一息ついた格好。いぜんとして米中貿易戦争が暗い影を落としているが、6月の雇用統計が予想以上に好調だったこと。政府部内で追加の減税案が検討中のニュースなどを支援材料に、下値を拾う動きが活発になったようだ。しかし今後の見通しについて、市場で楽観論は聞かれない。
日経平均は先週516円の値下がり。こちらは3週連続の下落となった。主たる原因は、やはり米中貿易戦争。中国向けの輸出が多い企業、中国で生産・販売している企業が売り込まれている。さらに上海市場をはじめアジア各国の株価が大幅安を演じたことも、東京市場にはかなり影響した。
米中両国は先週末、関税引き上げ競争を開始した。ともに相手国からの輸入品340億ドル分に、25%の関税を上乗せしている。それが両国の経済、さらに世界経済にどんな影響を及ぼすのか。これから出てくるであろう悪材料に、市場は身を固くしている。日経VI(恐怖指数)も先週は23台にまで上昇した。この夏は熱中症と株安に、厳重注意である。
今週は9日に、5月の国際収支と6月の景気ウォッチャー調査。11日に、6月の企業物価と5月の機械受注、第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、6月の生産者物価。12日に、6月の消費者物価。13日に、7月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、6月の消費者物価と生産者物価。13日に、6月の貿易統計を発表する。
≪9日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週516円の値下がり。こちらは3週連続の下落となった。主たる原因は、やはり米中貿易戦争。中国向けの輸出が多い企業、中国で生産・販売している企業が売り込まれている。さらに上海市場をはじめアジア各国の株価が大幅安を演じたことも、東京市場にはかなり影響した。
米中両国は先週末、関税引き上げ競争を開始した。ともに相手国からの輸入品340億ドル分に、25%の関税を上乗せしている。それが両国の経済、さらに世界経済にどんな影響を及ぼすのか。これから出てくるであろう悪材料に、市場は身を固くしている。日経VI(恐怖指数)も先週は23台にまで上昇した。この夏は熱中症と株安に、厳重注意である。
今週は9日に、5月の国際収支と6月の景気ウォッチャー調査。11日に、6月の企業物価と5月の機械受注、第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、6月の生産者物価。12日に、6月の消費者物価。13日に、7月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、6月の消費者物価と生産者物価。13日に、6月の貿易統計を発表する。
≪9日の日経平均は? 予想 = 下げ≫