経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (26)

2020-09-05 07:31:30 | なし
◇ 最悪の状態に陥ったインド = 日本時間4日午前0時の集計。アメリカの感染者数は611万人を超え、ブラジルは400万人に接近している。死亡者数はアメリカが18万5766人、ブラジルは12万3780人となった。両国とも1週間の死亡者は6000人を超えていて、コロナの危険度はいぜん高い。ただ死亡者の増加数はやや減少しており、危険度は高止まりの状態になっている。

状態の悪化が続いているのはインド。感染者数は385万人、死亡者数は6万7376人に達した。1週間の新規死亡者も6900人となり、アメリカやブラジルより多い。主要な都市部で実施した抗体検査の結果、陽性率は26%に達したという報道もある。4人に1人が感染者ということになる。インド政府や地方自治体は部分的な地域閉鎖も断行しているが、いまのところ効果はみえていない。

人口100万人当たりの死亡者数をみると、アメリカは568人、ブラジルは592人と、きわめて多い。これに対して、インドはまだ57人と低い。これはインドの人口が13億人と多いためだ。逆に言うと、インドの死亡者数はまだまだ増える余地を残している。同じように人口の多い中国は強権を使ってコロナの封じ込めに成功したが、インドでもそれが出来るかどうか。

日本ではコロナの第2波が峠を越えたという見方が強くなっている。しかし死亡者数でみる限り、まだ勢いは衰えていない。感染者数は7万0394人。死亡者数は1348人で、この1週間に94人増えた。第1波のときのピークだった4月上旬の137人よりは少ないが、ここ3週間は80人を超えている。まだ安心するわけにはいかない。

                            (続きは次の土曜日)

       ≪4日の日経平均 = 下げ -260.10円≫

       【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】     

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