◇ 第3波の死亡者数に注目 = 新型コロナ・ウイルスの“寄せる波”。その高さは何で計測したらいいのだろう。その一つに重症者数があるが、重症者はICU(集中治療室)に収容した患者をすべてカウントするかどうかで、数値が違ってくる。そこで死亡者数で計ってみよう。死亡者数ならば、誤差はほとんどない。また死亡者数が極端に低ければ、その影響度はふつうの風邪と同じだということにもなる。
1週間の死亡者数をみると、第1波のピークは4月24日に終わった1週間の137人だった。今回のピークはまだ確定できないが、これまでのところでは9月4日に終わった1週間の94人となっている。もし、これが第2波のピークならば、第1波よりも大幅に低下したことになる。政府や東京都が規制緩和に踏み切ったのも、このためだろう。
ただ経済活動が活発になれば、ウイルスはまた息を吹き返すに違いない。これが第3波となるわけだが、こんどはウイルスが好むといわれる冬の乾燥期に差し掛かる。さらにインフルエンザの流行期とも重なるから、油断は禁物だ。もし第3波の高さが、第1波や第2波を上回るようなことがあると、コロナ鎮圧作戦は失敗ということになるだろう。
そこで登場する魔法の杖がワクチンだ。いま世界では26社ほどが、ワクチンの開発に努力している。そのうちの数社は、年末から来年初にかけて実用化できるという。このワクチンの有効性が高く、コロナの第3波に間に合うかどうか。もし間に合わないと、コロナ鎮圧作戦は来春に予想される第4波まで持ち越されることになる。
≪16日の日経平均 = 上げ +20.64円≫
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
1週間の死亡者数をみると、第1波のピークは4月24日に終わった1週間の137人だった。今回のピークはまだ確定できないが、これまでのところでは9月4日に終わった1週間の94人となっている。もし、これが第2波のピークならば、第1波よりも大幅に低下したことになる。政府や東京都が規制緩和に踏み切ったのも、このためだろう。
ただ経済活動が活発になれば、ウイルスはまた息を吹き返すに違いない。これが第3波となるわけだが、こんどはウイルスが好むといわれる冬の乾燥期に差し掛かる。さらにインフルエンザの流行期とも重なるから、油断は禁物だ。もし第3波の高さが、第1波や第2波を上回るようなことがあると、コロナ鎮圧作戦は失敗ということになるだろう。
そこで登場する魔法の杖がワクチンだ。いま世界では26社ほどが、ワクチンの開発に努力している。そのうちの数社は、年末から来年初にかけて実用化できるという。このワクチンの有効性が高く、コロナの第3波に間に合うかどうか。もし間に合わないと、コロナ鎮圧作戦は来春に予想される第4波まで持ち越されることになる。
≪16日の日経平均 = 上げ +20.64円≫
≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ≫